ちょっと聞きたいことがあるんだが 長くなるけれども
エンデの本とか絵本とかに出てくるような世界観が「理想の形」への最小経路を通っているように見えるんだ
今手元にそれっぽい本が無いから引用とかできないんだが、たとえばギリシャ神話でクロノスがレアとの間の子供を飲み込む時の描写をするとき、
普通の作品ならクロノスの頭が大きくなるとかそういう理屈をつけるだろうが多分絵本やそれに着想を得た作品では「通常人が物を飲み込むことから類推すれば普通にあり得ること」のように書くと思うんだよ
そしてその動作の終着点は「主人公の正しい運命」をなぞる形にならなければならない クロノスの子は噛み砕かれず生きていなきゃいけなかった訳だ
通常ファンタジーといえば「突飛なこと」「面白いこと」についてその原因や社会への影響を考えることで「嘘でないように見せる」ことを主眼に入れているようだが、上のようなのはそれと無関係に何らかの「理想の形」へ至る経路を主にレトリックを使って「まるであり得ること」のように描いている
この違いは何を意味するのか? またこれらを両方満たすような作品は存在し得るのか? それが知りたい