女性作家と言えば、佐藤亜紀から「まともな小説を書く才能はない」と評されたJKローリングは、
一見リベラルっぽいメッセージを書いているように見えて、実は内心でリベラルに対する
嫌悪感や、ミソジニーを抱えている気がする。
ハーマイオニーを見てるとそう感じる。
ハーマイオニーはまあ、「リベラルでインテリな女性」ってキャラクターの類型のように思えるのだが、
魔法使いたちの社会で差別されている異種族である屋敷しもべ妖精の置かれた境遇に同情して
して「屋敷しもべ妖精解放運動」なるものを始めるが、ハリーたち友人を含め、周りの人間は
誰一人として同意も参加もしてくれず、当事者である屋敷しもべ妖精たちにさえ「私たちは今のままで
幸福です」と迷惑がられてしまう

これは「リベラルってさあ、差別反対とか言ってるけど結局当事者の意志なんか無視したひとりよがりな
活動しているよねえ」というJKローリングのアイロニーと「女はこれだからダメなんだよな」という
ミソロジーを感じる