こうして見ると勢力の均整や
政治体制の存続って暴力たる軍事力が
あって初めて実現し得る事が判るね。
カブールでアフガン女性が女性の権利を唱えて
タリバンを批判する事が出来たのは
アメリカ軍と言う暴力が彼女達が唱えれる
安全場所を提供してたからであり、
その暴力が消滅したら女性の権利の主張など
便所紙にすらならん無価値な物となる。
彼女達は女性の権利を唱える前に
自動小銃を持ちその扱い方を学び、
アメリカ軍に代わって実際にタリバンと戦って
戦果を挙げ続け、アメリカ軍が撤退しても
タリバンを駆逐し得る暴力を保持し育てるべきだった。
そして将来に渡って手放さない政策を取るべきだった。

こうして見るとヤンやユリアンは現実を顧みない
夢想の極みでしかないね。
帝国に対してある程度の戦果を挙げても
交渉して武装解除したら丸裸も同然。
ラインハルトやヒルダ、又はアレクの
胸先一つでユリアン一行やハイネセン、
自由惑星同盟市民は強制収容所送りで
全員皆殺しされる事もあり得る。