Thaumiel性を議論するのにThaumielのこと全然知らんなと思って英語WikipediaのThaumielの和訳を試みたけどこれで合ってる…?
著者が別々なソースから切り貼りしたからか知らんがKeterとKetherで表記揺れしてる…日本語圏でちゃんとカバラとか神秘主義とか研究してる論文探して読んだほうが正確そうだな…

Thaumiel (神の双子) はカバラにおけるクリフォトのひとつ。カバラ的な意味での「生命の樹」の、影の側面。セフィロトのKeter (王冠) の影。Keterが神の唯一性に関連づけられるのに対し、Thaumielが表象するのは二側面を持って相争う力、すなわち抗争。巨大な双頭かつ、蝙蝠の翼をもつ姿として描かれる (下のURLを参考)。

クリフォトはセフィロトの対ではない。影なのである。クリフォトは混沌の力であり、この力が解放されるのはセフィロト内に不均衡が生じた時。つまりKeterは神の唯一性に関連づけられながらも、その在り方が神の二面性を示唆している。KeterはEin Sof (下のURLを参考)、すなわち広大な虚空に晶出した有意点から、最初に放出されたもの。他のクリフォトの力、中でも「樹」最下部にあるMalkuthの力が存在せず、Keterのバランスが保たれていなければ、これはEin Sofすなわち神の完全性から切り離された何かになっていただろう。しかしながらKeterを通し解放された、矛盾を孕み競合するこれら力すべてがMalkuthにおいて最終的な安寧と解消に至ることで、均衡そして神の唯一性は保たれているのである。

>>495