科学の場合は積み上げた論理性があるから、その気さえあれば論理の道筋を追うことができる。
生物学のような数学的な論理で道筋を追えないようなものでも、実験による再現性でそれが正しいかどうか確認できる。

一方、芸術の解釈の場合は、厳密な論理の道筋は追えないし、実験による再現性の確認もできない。
そういう意味では、解釈のおもしろさや魅力はあっても、それが正しいと証明し共有できる厳密な根拠は存在しない。
結局は、創作物の評価は、権威側の認定や人気投票で決まるとしか言いようがないんだよね。

我々パンピーにできることは、いくら権威に守られた作品でも、つまらないと感じたものは正直につまらないと言うことだと思う。
逆に、多くの人がバカにするようなものでも、自分がおもしろいと感じたらおもしろいと言うこともできる。