この長山氏の記事(>>7>>8)には大きな問題があると考えます

岡田史子のインタビューの「選者のひとり、竹宮恵子さんから手紙をいただきまして。作品自体の出来がよくない。あなたは漫画界の現状を知らなすぎるようですと書いてあった。それでマンガ家への道をあきらめたんです。私のマンガ家生活は、それで終わったんだと思いますね」
という部分だけで、なぜ長山氏は竹宮恵子が(岡田史子の復帰を)阻止したと言えるのか?
「阻止した」というからには、竹宮恵子自身の強い「阻止したい」という意思が必要であるが、一体どこからそれが読み取れるのだろう?

<参考>goo辞書より 2「阻止」は、自分たちにとって好ましくないことが行われないようにじゃまをしてやめさせること。特に、力でおさえるような場合にいう。

長山氏は岡田史子のインタビューのごく一部を切り取っているが、このインタビューの他の部分を読むと岡田史子が投稿した時点で本当に長山氏の言うように「心機一転のチャレンジ」だったのかとても疑わしい

「マンガを描こうというキッカケになったのは、二年前の離婚なんです。離婚して、一年くらいブラブラして、食い詰めたものですから、どこかにお勤めしようと思ったんですけど、身体が弱くてお勤め出来ない。自分にできることはマンガを描くことしかなくて、その時『アレ!』が新人賞を公募していたから、仕事としてマンガをやっていこうかと考え、30ページのマンガを送ったんです。火曜サスペンス風の、ヤクザと関わりのある女が傷つきつつ強く生きていくという話を」
「私、高校生の頃から実存主義に走りまして。なんか人生の不条理っていうんですか、そういう問題に対して問いかけるっていうか、そういうことがマンガを描くきっかけになることがありましたね。生きていくって、どうしてこんなに大変なんでしょうか? っていうような問いかけを。今は、それを神様に問いかけてるから、マンガを描く必要がなくなってしまったんです。」
(Quick Japan>Vol.17、1997年7月)(インタビュー日 1996年7月)