月は無慈悲な夜の女王の新訳が出ても別にかまわないけど、正直なところそれで何かが変わるとは思わないなぁ。
日本では、夏への扉 >> 月は無慈悲という人気も変わらないだろうし。

自分が新訳に対して冷淡なのは、最近の翻訳者の質が目立って向上したとは感じていない点が大きいかな。
早い話が、(下のTOEFLランキングを見ても分かるよう)日本人には翻訳者の人材が圧倒的に少ない。

ネットが利用できるようになりいくら情報が増えたからといっても、日本人の国語力が向上したという話は聞かないし、英語力に関しても相変わらず低空飛行が続いている。
ベテランの翻訳者を引っ張ってきたとしても、最初に矢野さんの訳で「月は無慈悲な夜の女王」を読んだときの感動以上のものを今さら味わえるとも思えない。

まあ、どうしても改訳が欲しい人は、早川に強く新訳を要望するなど好きにすればいいんじゃないでしょうかね。

TOEFLスコアの国別ランキング! 日本の順位は?
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