原作改変は仕方がないとしてもファンタジーが分かってないのは致命的過ぎる。
例えば、人間とは違う価値観、寿命、運命を持っているエルフと人を対比させることによって、人とは何か、死とは、真実とは、と考えさせることができる。これがトールキンの説くファンタジーのちから。
なのにエルフを単なる耳の尖った人間に改変して、種族間の違いを現代の人種差別に置き換えたり、オークにも生きる価値があるとか、稚拙にもほどがある。