この人がビブリオバトル部で書いた
「世の中で最も危険な思想は、悪じゃなく、正義だ。
悪には罪悪感という歯止めがあるが、正義には歯止めなんかない。
だからいくらでも暴走する。
過去に起きた戦争や大量虐殺も、たいていの場合、
それが正義だと信じた連中の暴走が起こしたものだ」
って主張は、一見的を射てるようでそうでもないと思うんだよな

問題は正義そのものよりも、
自分たちと対立する相手に向ける恐怖や憎悪だったり、
欲望や利益を満たそうとするエゴイズムに正義という皮を被せる事にあるのだと思う

山本は自戒としてこの台詞を書いたけど、
自分の非を認めずに相手の非を攻める人間が目立ちやすいSNS時代で、
この言葉それ自体が本来の意図を離れて暴走してしまったのは皮肉としか言いようがない