かくして鉄郎は一人船に乗る。去り行く岸辺を男は振り返ろうともしなかった。「鬼葦毛、僕の道連れはお前とこの戦士の銃だけだ。宇宙港に行って航宙手続きしたら、一緒に星空を跳ぼう」