佐藤亜紀がいうところの「明るい未来を描くSF」というのは、別に楽観的なハッピーエンド志向に限った話ではなくて、
未来が予測可能であり物語として表現することができるという観念それ自体を指してるんじゃないかな。

つまるところ、佐藤亜紀にとってはクラークや小松に代表されるような「本格SF」というやつがとことん性に合わないんだろう。