ものの値段というのは商売にとっては一番重要な要素の1つなんだけど、現在の文庫本の値段はすでに本の客離れを増加させる領域に踏み込んでしまっていると思う。

おそらく現在も読書から離れつつある若い世代を、いったいどうやって読書に引き戻すことができるのか、出版はこの先どういう方向へ進んでいくのか。
日本の場合、再販制度が崩壊してからじゃないと新しい方向は見えてこないような気がしている。