このもやもやした気持ちは罪悪感を同伴しているから厄介なんですよ。国旗や国歌ですら嫌悪感が払しょくしきれてないんですよね。
もう高校生の子供のいる歳なのに。幼少の教育はその後の人生の価値観を固定するほど重いものということを実感してますよ。

原作者はそこまで意識していないとは思いますが、大人になって改めて読み直したとき、旧同盟が帝国領に併合された際の施政上の深刻な問題は、帝国臣民の旧同盟に対する憎悪感と優越意識なんだろうなと思いましたよ。
戦争をしていたので親兄弟、夫、恋人が同盟軍相手に戦死したという人も多いからさらに厄介ですね。憎悪が憎悪を産み、内乱の可能性もあります。教育を全面的に見直しても一応の改善には数世代はかかるでしょうね。