人間に愛されて育ったラットは正義感と善悪判断を芽生えさせる

 愛されたネズミの物語です。

 愛媛大学によって行われた研究により、人間に愛されて育ったラットには人間に似た正義感や善悪判断を思わせる行動がみられること判明しました。
 実験ではラットたちに「いじめ」の現場や溺れている子供が提示されたときに、どのような行動をとるかが調べられました。
 ラットたちは加害者マウスに接近して行動を制止するような動きを見せたり、溺れている子マウスに接近する行動を示しました。
 また愛されて育ったラットに、安楽死させられたラットと麻酔により昏睡しているラットの両方を提示すると、昏睡しているラットの体を心配しているように揺さぶる行動を見せることが明らかになりました。
後略