培養筋肉でロボットハンド 世界最大、義肢への活用期待―東大など

東京大と早稲田大が開発した人の培養筋組織を使用したロボットハンド。腕の部分に筋組織を束ねた装置が五つ取り付けられている=12日、東京都文京区

 東京大と早稲田大の研究チームは13日、人の培養筋組織を使用したロボットハンドを開発したと発表した。5本の指が独立して動く仕組みで全長18センチあり、同種のロボットハンドでは世界最大。まだ物を持ち上げるまでの力は出せないが、将来的には義手や義足などへの応用が期待されるという。論文は米科学誌サイエンス・ロボティクス電子版に掲載された。
後略