ダイソン球を理論的に安定化させる方法を発見

 太陽のような恒星を丸ごと覆い、そのエネルギーを余さず活用するという壮大な構想「ダイソン球」。
 SF作品でもしばしば取り上げられ、未来文明の究極兵器やエネルギー源の象徴として描かれてきました。
 しかし、理論的には「中心からわずかにずれるだけで構造全体が崩壊しかねない」とされ、長らく実現は不可能だと思われてきたのです。
 ところがイギリスのグラスゴー大学(UofG)で行われた研究により、ダイソン球を安定化させる理論的枠組みが提示されました。
 はたして、私たちが夢見るこの“恒星スケール”のメガストラクチャーは、本当に安定して存在しうるのでしょうか?
 研究内容の詳細は『Monthly Notices of the Royal Astronomical Society』にて発表されました。
後略