「ヒーローネズミ」が人々の命を救う、結核検査で驚きの大活躍
結核を嗅ぎ分け、地雷を見つけるアフリカオニネズミたち

 彼女はずっと月曜日から金曜日まで働き、週末は休みをもらっていた。
 11月の引退式では、同僚たちが列を作って拍手を送り、ケーキで祝福した。
 7年間のキャリアの中で、診療所が見逃した3000件以上の結核を発見し、その結果として、3万人以上の感染を防いだとされる。

 彼女の名前はカロリーナ。
 だが、普通の従業員ではない。
 結核について20分で100件の唾液(痰)のサンプルをスクリーニング(選別)できるアフリカオニネズミだ。
 顕微鏡で同じ情報量を処理するのに4日かかる人間よりはるかに速い。
後略