【AFP=時事】オリオン座の赤色超巨星「ベテルギウス」に、はるかに小さな伴星が存在することが分かった。研究論文が21日、米科学誌「アストロフィジカル・ジャーナル・レターズ」に発表された。

ベテルギウスは、夜空に輝く最も明るい恒星の一つとして古代エジプト時代から知られてきた。近年では明るさが周期的に変動することが観測されており、研究者の間では、ベテルギウスを周回する小さな星がその「変光」の原因になっている可能性が指摘されていた。

米航空宇宙局(NASA)のスティーブ・ハウエル氏が率いる研究チームは今回、ハワイにあるジェミニ北望遠鏡を用いて、この伴星の存在を確認した。
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