キリストを包んだとされる「聖骸布」はやはり偽物だった?...中世の時点で既に告発されていた
キリストの遺体を包んだとされる「トリノの聖骸布」。新たに発見された14世紀の文書で告発されていた内容とは

 イエス・キリストの磔刑後に遺体を包んだと信じらている聖遺物、「トリノの聖骸布」。
 この長さ4.3メートルの亜麻布には、大昔からその真贋に疑念が投げかけられていた。
 新たに発見された中世の文書によって、早くて1355年の時点で既に本物かどうかが疑問視されていたことが明らかになった。
 英学術誌『中世史ジャーナル(Journal of Medieval History)』に8月28日に発表された分析によると、この文書は1355年から1382年の間に執筆された可能性が高く、とりわけ1370年以降の成立が有力視されている。
後略