ウランを使用しない、中国砂漠上のトリウム原子炉が初成功

 中国が海のない甘粛省のゴビ砂漠に建設したトリウム溶融塩原子炉で世界で初めてトリウムをウラン核燃料に変える実験に成功した。
 中国が実験した原子炉はトリウムを「高温液体状態の塩」(溶融塩)とともに原子炉に注入して核分裂を起こして発電する原子力システム。
 溶融塩が冷却材の役割をするため、冷却水を供給する海の近くに原子炉を建設しなくてもよい。
 西側で技術的な限界のため放棄した最新原子炉システムの開発に中国が成功したのだ。
後略