まず前提として、相手(B)が自分(A)を攻撃する可能性が少しでもあるなら、Aがどれだけ平和主義でもBが動く前にAが攻撃を仕掛けるしかないというのが公理
Bが自身が無害であることを宣言し、何らかの方法でAがそれを真実だと認識できれば、あとはAが何も手を出さなければ話は終わると思うかもしれない
しかし、BからすればAがBの無害宣言を真実だと認識してくれたかどうか分からない
AがBの無害宣言を嘘だと認識するとAはBを攻撃することとなる
その可能性を想定するならAにやられる前にBも攻撃を仕掛けなければならない
また、AがBの無害宣言が真実だと認識し、Bもそのことを認識できたとしても、今度はAからすればBがそのように認識してくれたことをどうやって把握するのか、という問題となる
という訳で互いの頭の中の探り合いで無限ループになってしまうというのが猜疑連鎖