元米国防長官は、高出力短距離球電光兵器を装備した人類艦隊を編成し、三体艦隊に必死に接近して最終決戦で自爆攻撃を仕掛ける計画を立てていた。
タイラーは日本の神風特攻慰霊碑やアルカイダを訪れ、身の安全を顧みないこの攻撃方法が最終決戦まで人類軍に残されることを願った。
しかし、タイラーの「ウォールブレーカー」が現れ、タイラーの真の目的は最終決戦で地球艦隊を球電光兵器とマクロ原子兵器で攻撃し、無数の量子ゴーストで構成されたマクロ量子状態の地球艦隊へと変貌させて三体艦隊に抵抗することだと指摘した。
さらにウォールブレーカーは、量子ゴースト艦隊の編成が成功しようと失敗しようと「神は気にしない」とタイラーに告げた。
計画の全容は瞬く間に暴露され、タイラーは最終的に失敗と未来への絶望に屈し、自殺した。