第15話「普通戦隊サラリーマン」 脚本:大原清秀 監督:岩原直樹

夜中に山吹家に電話がかかる。恵が出る。フライドチキン男からで、お酉様の指令を伝えようとする。恵は間違い電話だと思って切る
電話がしつこく鳴るので、恵は電話線を切って冷凍庫の中に入れる。朝、三姉妹は冷凍庫からの電話の音に気づく。雪子が電話機に熱湯をかける
電話機がフライドチキン男になり、事件を知らせる。ある女子高生が家を出ようとすると、普通戦隊サラリーマンに普通じゃないと言われる
靴は普通は右足から履くのに、女子高生は左足から履いたから。普通戦隊サラリーマンは女子高生を追いかける。別の家に郵便配達人が速達を届けに来る
郵便配達員人は三拍子でドアを叩いた。普通戦隊サラリーマンは日本人は普通二拍子で叩くものだと言う
普通戦隊サラリーマンは、人とちょっとでも変わったところがある人を次々と襲う。お酉様の指令は、花子が篠山を見張ること。フライドチキン男は帰る
授業中、花子は篠山を見ていたので、篠山に気があると思われる。先生は、篠山に教科書を読むように言う。篠山は読めなかったので、先生に叱られる
授業が終わる。篠山は泣いてトイレに入る。篠山はトイレから出てくると、「未来、希望、幸福」と叫んで元気になって帰る
花子は、雪子と月子に篠山の事を知らせる。花子は篠山の秘密を突き止めようと目を離さなかった。篠山は理科室で鞄からクッキーの缶を取り出す
だが花子が物音を立てたため、篠山は缶をしまう。花子は、食べたら元気が湧いてくるクッキーを持っているに違いないと思う
普通戦隊サラリーマンは篠山の事を盗み聞きしており、三姉妹の前に出てきて自己紹介をする
普通戦隊サラリーマンは、幼き頃より家でも学校でも普通であれと教えられ育てられ、会社でも何でも決められた通りにしろと言われてきた
普通戦隊サラリーマンは、現代日本において普通でないことは最大の悪だと言って、何もかも人と同じでなければ気が済まない
普通戦隊サラリーマンは、普通でない篠山の居場所を三姉妹に聞く。三姉妹は知らないと答える
普通戦隊サラリーマンは、三姉妹を普通でないと思って脅す。花子は篠山の家を教える。普通戦隊サラリーマンは篠山の家に行く
花子は嘘を教えた。篠山はこの時間は塾に行っているはず。三姉妹は塾へ向かう。公園で加納と荒木は、篠山を追いかけて捕まえる
加納と荒木は、不思議なクッキーを分けてくれるように頼む。篠山はクッキーを持っていないと言って、鞄を持って逃げる
他のクラスメイトも来て、篠山を捕まえる。荒木が鞄を奪って、クッキーの缶を出す。普通戦隊サラリーマンが、巨大な磁石で缶を吸い寄せる
普通戦隊サラリーマンは、催眠術で子供達を眠らせて帰る。だが篠山は起きて、普通戦隊サラリーマンにしがみつく
普通戦隊サラリーマンは、篠山を坂から転げ落として帰る

三姉妹は塾から戻り、篠山を見つける。篠山は気づいて缶を取り返そうとするが、足を挫いている。
篠山は缶の中はクッキーではなく、誰にも見られたくない物が入っていると言う。三姉妹と篠山は、普通戦隊サラリーマンを捜して見つける
普通戦隊サラリーマンは、缶を開けるが何もない。普通戦隊サラリーマンは怒って篠山を問い詰める
篠山は落ち込んだとき、気泡緩衝材を持って誰もいない所に行き、気泡緩衝材を潰していた
プチプチを潰すとますます気が滅入るが、これ以上ないくらい落ち込んだら後は気分は上がる一方で、元気が出てくる
篠山は妙な癖が恥ずかしくて、誰にも言えなかった。三姉妹が篠山を連れて帰ろうとすると、普通戦隊サラリーマンが邪魔をする
プチプチを潰して元気を出す事を普通の子供はしないから。普通戦隊サラリーマンは、元気を出すには夕陽に向かって「バカヤロー」と叫ぶことだと言う
普通戦隊サラリーマンは、三姉妹と篠山を襲う。月子は篠山を逃がす。三姉妹は逃げて、シュシュトリアンに変身すして名乗りをあげる
花子『古人曰く、十人十色』。シュシュトリアンと普通戦隊サラリーマンは戦う。シュシュトリアンは、普通戦隊サラリーマンを取り囲んでパンチで倒す
だが普通戦隊サラリーマンは、シュシュトリアンの足元をすくって転がして逃げる
シュシュトリアンは、シュシュリサイクルで普通戦隊サラリーマンに廃タイヤをかぶせて、蹴って階段から転げ落とす
普通戦隊サラリーマンは、廃タイヤから抜け出て逃げ出す。山吹家では英三郎が、三姉妹はしょっちゅういなくなると説教する
恵に、どこで何をしていたのか聞かれるが答えられない。三姉妹は罰としてイワシの丸干しで、英三郎と恵は外へ食事をしに行く
三姉妹はプチプチを潰して元気を出そうとするが出ない。三姉妹は「未来、希望、幸福」と叫んでポーズを取る