ガオレンがもたらした変化というか、俺が強く感じたもの(ある意味違和感)は、
「世代の変化」だな。

>>608
>CGの大々的な導入によるメカ描写

これについてだが、当時は戦隊に限らず一般社会全体(映画とかCMとか)でも、
今ほどCGが身近なものではなかった。ちょっとオーバーに言えば、
CGというだけで「未来風だ! SF風だ!」と思わせるものだった。

だから、
メガレンに使われるなら似合うが、ギンガマンには似合わないとか、
ファイズに使われるなら似合うが、クウガには似合わないとか、
そういう感覚が(少なくとも俺には)強くあった。

そこでガオレンだ。バリバリのファンタジー戦隊でありながら、
CG使いまくり。そして、「ファンタジー戦隊なのに変身アイテムが携帯電話」を
やったのは、確かガオレンが初。俺はここに結構な衝撃を受けた。

で、
「ああ、これからはCGも携帯電話も、別にSFイメージなものではなく、
ごく普通のものとして、ファンタジー世界にも溶け込んでいくのか。
それで、みんな違和感ないのか。時代が変わったんだなあ……」
と思ったよ。

以後は、「魔法」だの「侍」だのも、平気で携帯電話を使ってたしな。
俺もそれで何も感じなくなっていった。

ま、今の子らには、ガラケーは既に「未来・SF」どころか、
ヘタすりゃ触ったこともないほどにレトロなものなんだろうが……