・全体的にオリジナリティに欠ける。
・唯一のオリジナリティと言える三都構想もフル活用できているとは言い難い。 さらに「国家として独立した上での国家間の戦争状態」なのか
「日本国内における内乱状態」なのかはっきりしていないため公式内で矛盾している(本編内では国家間戦争ぽい描写があるが各国家名が「〜都」、劇場版パンフでも国家として扱ってないなど)
・表面的な猿真似+つぎはぎ状態となっている所が多い。
・歴代ライダーの失敗からは学習・対処していない(例:主役ライダーにキーアイテムが集中し過ぎ)。
・設定と物語の関連性が弱く、「仮面ライダービルドの世界観」が出来ていない。ライダーやキーアイテムを全部変えてもストーリーは成り立つ。
「特に二つの能力を掛け合わせる」要素が「結局掛け合わせるより同じ能力2倍の方が強いラビラビタンタン」「消しゴムが有機物扱い」など矛盾している。
・全てのライダーの個性が弱い。蒸気や歯車モチーフに対する回帰が無く、変身の際のプラモ描写や「組み合わせて作る」コンセプトが活かせていない。
その結果戦闘シーンはいつもワンパターンで負ける方が地面にゴロゴロ転がる描写ばかり。
・フルボトルが多過ぎ、差別化が出来ておらずただ出せばいい状態となっていた。結局すべて出さなかった。
・各フルボトルの特性が不明なものが多い。
・一番の売りである筈のベストマッチに特に意味が無い。
・ふりかけボトルなど、ライダーシステムも含め「何が出来て何が出来ないのか」の枠組み(基本設定)が曖昧。
・大抵のパワーアップが「葛城の残したデータ」頼み。そしてそれを既に握っているスターク頼み。
・フルボトル使いまくりビルド < ロボゼリーのみ使用のグリス < 西都の三ライダーなど、パワーアップの理由が不明でバランスがおかしい。

・「科学」に対する取り組みが圧倒的に足りず、子ども達が科学者に憧れる内容とは到底言えない。
・「戦争」に対する取り組みも足りず、ヤンキーの抗争レベルで何もかも浅い。

・キャラクター全員に明確な目的が無い。
・戦兎は「ライダーとして戦うもの」「人類の技術を超越した科学を利用するもの」の両方を担っているが、どうしてそう思うのか理由を述べない。
・「ライダーは兵器ではない」の一方で「ライダーは兵器」として扱っている。
・「人を助けるのに理屈はいらない」 はそう考える背景が無いため説得力不足。
・マスターは謎解きを無効にするレベルの超能力を色々持ち過ぎ、一人で暗躍し過ぎ、謎抱え過ぎ。
・全員「良い意味でのキャラの役割固定」が弱く、動かし方が全体的に下手。

・最終回までの目的(ファウストの壊滅?)が不明、引っ張っている不明な要素も多過ぎ。
・どこで一息ついて話をまとめていいか分かりにくく、 毎回倒される怪人といった良い意味でのルーティンも無い。
・ドラマ部分とアクション部分の繋がりが悪い。あからさまな「良い話ノルマ」がある。ライダーの変身時の決め台詞やキャラの名言も上滑り
(「負ける気がしねぇ!」 と言った後に敗北するパターンが多いなど)
・悪逆非道を尽くしても結局いい人でしたエピソードを後付し味方に引き入れる
・暴走する味方を止めるためにより暴走するフォームに変身し、敵を殺してうろたえる。暴走を抑えるためのアイテム開発などは一向にしない
・使いこなせていないのに2号がいるから暴走フォームに躊躇無く変身、「仕留めきれなかったか」という恐ろしい言動。
・北都で変身・戦闘するのは侵略行為(侵略行為の結果戦争になるからダメと発言)、でも東都まで入ってきたら撃退してもいいという謎論理。
さらに北都で非人道的行為を侵略になるからといって見逃しながら体面上東都の兵器でなければいいと抜かして西都に侵略行為を行う。

・主人公その他を成長したことを示す描写がない。
・怪人の扱いが悪い。個性が無い。
・粗筋紹介の掛け合い漫才が寒過ぎ。 前話で死んだ東都首相を茶化すなど行いながらも本編に繋がる伏線を入れるなど良心を疑う編集がある。
・命の描写が軽い。
・隠れているのに素顔でネットアイドル、そのファンによる怪人出現通報など安易過ぎる設定や矛盾した設定、破綻した設定が多い。
・スタッフ間に「良い化学反応」も「ベストマッチ」も感じられない。