2018年2月8日
日本の科学者が、脱毛症(禿げ)の治療法を発見したかもしれない。
秘密は、マクドナルドがフライドポテトを作る際に使っている化学物質にあるという
マウスの毛の再生を試みた横浜国立大学の研究チームは、「ジメチルポリシロキサン」
というシリコンの一種で、マクドナルドがフライドポテトを揚げる際に
油が泡立つのを防ぐために加える化学物質を使った。
予備的実験によると、この方法は、人間の皮膚細胞に用いた場合でも成功する可能性が高いという。
2月1日付けで学術誌バイオマテリアルで発表されたこの研究によると
研究者らは、全く新しい方法で「毛包原基(HFG)」の大量作製をするというブレークスルーに成功した。
毛包原基は、毛包(毛を産生する器官。
毛包のうち、皮膚表面から見ることのできる部分は一般に毛穴と呼ばれている)の発達を促す細胞であり
脱毛研究の重要なカギだ。研究者たちによれば、ジメチルポリシロキサンを使用したことが
今回の成果を決定づけたという。