ガンダム Gのレコンギスタ

さしもしぶといおハゲ様のディレクター生命にも、さすがに致命的ダメージを負わせるんじゃないかと思われるクズ中のクズ。
そも面白いだとかつまらないだとかいう以前に、本作は文芸作品ではない。
では何なのかと言えば、せいぜい「ボクの考えた緻密でカッコイイ(笑)未来社会」の設定紹介でしかない。
よって登場キャラ中、人間としてふるまう者は誰一人としていない。全員が、陳腐極まりないクソ世界を懸命に解説するための
石碑としてのみ登場するのだ

オンエア中、「誰と誰が何のために戦っているのか分からない」と戸惑う声がネットで多く見られたが、分からないのも道理、
石碑は人間ではないのだから、戦う理由など最初から持ち合わせていないのである。
ただ世界の解説をして突っ立っているだけではさすがに怒られるから、せめてもの賑やかしに戦争ごっこをして見せているだけ
なのだ。

そのファナティックさから「富信」などと揶揄されている彼らはさしずめ、まともなモノを一度も食べさせてもらったことのない
底辺の子供だ。だから例えば、ポテチとネコ用カリカリを練乳とリステリンで和えたようなモノを「料理」だとしてモリモリ食べ
まくるのみならず、作った者の企図を何だかんだ忖度して有り難がったりする。滑稽というか哀れというか、本人の味覚やオツム
を云々するよりも、御家庭や学校に、も少しキチンと子育てを出来んかったのかいと質したくなるよね。

結局富野氏の不幸というのは、そこそこに味のあるコンテマンに過ぎなかった者が、文芸屋も出来ると誤った評価をされ、自身も
よしそうかと勘違いをしてしまったことに尽きるのではないか。
作劇の才など無いのにシノプシスを書き脚本を書きとやらかしまくり、その演出センスも時代と完全に乖離してしまった今、元々
のおバカさんぶりや俗物ぶりばかりが際立ってしまっているわけだ。

と言ってあたしは氏に、いい加減年相応の分別を弁えよなどと求めたいのではない。そんなのは富野氏らしくなくてつまらないではないか。
要はアニメ作りに関わらないで欲しいだけであって、講演その他での痛々しい言行は今後も大いに披露されるがよろしい。
「見た目はハゲ老害、頭脳は子供」の逆コナンとして、最後まで全力で世間の物笑いになり続けていただきたい。