これも酷い

自己最高 三原2位
合計200点越えの目標達成を確認すると、三原の目から涙があふれた。優勝が必要だったファイナル進出には一歩届かなかったが、GP自己最高の2位。
4戦連続4位の呪縛を解き「4位コレクターから抜け出せてうれしい」と、泣き顔は笑顔に変わった。
SP首位として最終組で滑る重圧はなかった。ライバルのミスで手にした小差のリード。「点数的に1組目で滑ると思っていたから」と、謙虚なスケーターらしい。
演技前、温かい声援に迎えられて「泣きそうになった」という。SPで回転不足と判定されたルッツ―トゥループの2連続3回転を成功。
最後のサルコーが2回転になったミスが、もったいなかった。
全身の関節が痛む病気と付き合いながら、トップでの戦いを続けている。
疲れやすい体を鍛える努力も怠らない。歩みはゆっくりだが「もっと成長できる」と信じている。(共同=井上将志)