■ジャンプ失敗、樋口「悔しい」
 昨季世界選手権2位の樋口にとって、今季初の海外大会は課題の残る結果となった。現地に入ってからつるようになった右ふくらはぎの痛みが回復しない。
冒頭の3回転サルコーは手をつき、3回転ルッツはバランスを崩す。109.47点と得点を伸ばせなかった。
「ケアしても違う場所が痛くなる。滑り終わったときは悔しかった」。不安を抱えながらのシーズン序盤となる。

 ■松田、手術せず出場続ける
 松田は力を出し切れなかった。右足首痛のため、ジャンプの内容を落とさざるを得ない。3回転を2度続ける連続ジャンプは一度もなく、無難な構成になった。
6月に重度のねんざをした右足首は、完治には手術が必要と医師に言われているという。
しかし、「今年はグランプリシリーズに2度(スケートカナダ、ロシア杯)出られる」。保存療法で滑る道を選んだ。

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