北九州線、利用増へ知恵 名古屋空港、搭乗率9路線で最低
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20180303/CK2018030302000059.html

県営名古屋空港(豊山町)で唯一定期便を運航するフジドリームエアラインズ
(FDA、静岡市)は北九州線で苦戦を強いられている。全体の旅客数は順調
に増加しているが、北九州線の搭乗率は54・3%(二〇一六年度)にとどまり、
九路線の中で最も低かった。空港関係者は、お得な料金プランを用意するなど
知恵を絞る。

北九州空港は「九州で唯一の二十四時間空港」の特徴を生かして、FDAに機材
を駐機してもらうよう働き掛けてもいる。

北九州空港は、国産初の小型ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の
飛行試験の拠点でもある。昨年一月に完成した格納庫はMRJの整備や駐機に使
われる予定だ。

田代担当課長は「MRJの量産が始まれば、名古屋からの出張も増えてさらに活気
づくはずだ。それまでに集客に励んで、名古屋線を安定させたい」と話す。