>>212 >>214
閃2013の時にも感想を書いてくださったということですが、確かに思い当たる方がいますね。
その時にも確か「ベテランの観客」と名乗っていたような……。覚えてます。

>メッセージ性と、抽象性……シュールさというものでしょうか。
>そのかみ合わせが、今一つこの作品の印象をぼかしている気がします。

>今作においてもせっかく良いテーマを扱っているのだから、もっと「伝える努力」は出来たのではないか。
>そのような意味を込めて、「分かりにくさ」を難点としてあげさせてもらいました。

これらを読んだ時「しまった」と思いました。メッセージがあるのに難解にしているとしたら、
矛盾というか、二律背反的な部分があるように見えますね。
ただ今回は、必ずしも「内容を分かってほしい」と思って作った訳ではなくて、
こういうのをネットにぶつけた時、どういう反応が来るか試したかったというのもあったんです。
こう言うとアレですが、何かご褒美が欲しければ、地方のコンテストとかの方に出してたかもしれませんし……


>奇しくも、それは「大量生産・大量消費社会」の軛から逃れられていない気がしています。
>もちろん、それは必然なのかもしれません。ただ、そうですね……。
>私は、少し寂しく感じたのです。ただ、それだけです。

重いテーマなので仕方ない、とはあまり言いたくないのですが……。NHKの朝ドラで「あまちゃん」というのがやってましたよね。
あれを見た時には結構衝撃を受けまして、その頃にちょうど自分の「あの日からの〜」の構想も練りはじめていたのですが、
あまちゃんを見た時に「ああ、別に被災地を応援するのに、無理して震災を描く必要は無いのか!」と思って、相当悩みました。

結局、その時に思った事は特に今作には活かさなかったのですが、少し現実的に考えすぎていたのかもしれません。
せっかく見てくれたのに暗い気持ちにさせてしまった方も当然いたと思うのですが、それは申し訳ないと思っています。
とは言え、震災は「人間の感情に関係なく振舞うのが自然」というのをまざまざと見せ付けてきたものでもありますし、やはり難しいテーマです。

まあ当分、震災からは距離を置こうと思っています。