ef - the latter tale. demo movie
ttps://www.youtube.com/watch?v=Wm8ec5U2bvU&feature=youtube_gdata_player
これは凄いパワーありますよね。
リリックを感じるセリフに、圧巻の情景、それにゲームとは思えないアニメーション。
がんがんと隙のない手間を感じつつ、突出した凄まじさを感じます。

最初の雨がぽつんと落ちて天気雨な情景、光覆われる雲と雨。そこから中盤でリピート? と思いきや、そこから更に時を進めて、雨から晴れ渡る瞬間をサビに持っていく。
凄くリアルだと思いました。
ここで「リアル」なんですが、私なりに感じたリアルっていうのは、ちょっと「現実」って直訳とは違って「実際にありそうな感じ」なファンタジーっぽさなんです。
この作品での、草原なんて精緻でとんでもない存在感があるんですが、現実ならそこらへんの野っ原にそこまで感動なんてしないわけで。
あと、この晴れたり雨降ったりな空模様なんて、こんな高いところから実際に見たこともないし、見れないだろと思います。
そういうのはファンタジーなんですが、迫真性が凄まじくこちらの肌に迫って来る、って感じでのリアルでした。

あと、アニメはほんと良く動いていて。
カメラが動く驚き、そのスケールを感じる視点とか。
女が空の階段にいてそれをぐるりと回り込むカメラ、駆け出す感じの動きの迫力に更に地を這うカメラ。
細かな部分もビシビシしていて、走る女の子のツインテールに結んだ髪の毛をかたまりから束に分解して動かすその細やかさ。
髪と言えば海辺のシーンで、突然の浜風に吹かれて的なのを、髪の動きで表現するとか、こういうのは技術もさる事ながら世界を見つめる視点の鋭さも感じました。

これは本当にゲームなのか、と思わせてくれて。アニメ映画の予告として出しても感嘆してしまうような。