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There She Is!! step4
ttp://www.newgrounds.com/portal/view/456643
ここでもう、完全に最初の方の持ち味というかシリーズの予想を覆す、ほのぼのからの急転直下シリアス。
1話ではスパイスとかコミカルな障害物的なイメージだった異種族間の交わりへの強い拒否反応。人種とか民族とか、もっとそれよりも激しいのかな。私は安全なところにいるなって思います。
それでその反対者たちな世間でうさぎさんが傷つくんですが、傷ついて二人の交際は終わりってんじゃなくて。
傷ついてお互い想い合っていて、憤って抵抗して、そしたら余計二人が傷ついて(こっから先は私のイメージですが、自分が傷つくよりも恋人が傷ついてしまうのが苦しい的な)、それで離れてしまう。
力に屈するだけなら絶望感はそんなにないんですが、愛ゆえに離れなければならない的な、そんな浪花節に胸が詰まるものがありました。
このパラドックスというか矛盾というか、世界ってそんなに単純じゃないんだよ的なのを、この二人のドタバタラブストーリーから展開するなんて、思わなかった。
でもだからこその驚きだし、当たり前が実は儚いものだった的な、揺れ動きにシビレるんだと思います。 There She Is!! final step
ttp://www.newgrounds.com/portal/view/474311
熱くて泣ける。濃縮された展開です。
何が好きかって言うとこれまでの物語で貼られていた展開、追いかけるダッシュラブ(例えばStep2と呼応してたり、そこで障害だった敵が味方になってくれる胸熱)やシリーズを通して徐々に姿を現した世間の視線、群衆の反対の凄み、
今までの見守ってくれていた仲間、チケットの行方、色んなものが混ざり混ざって、カタルシス。そして出会いの自販機に帰ってくる。
これは文句なくプロットで、それも各話のエピソードとしての面白さ、総合としてのダイナミックな展開、どちらとも美しいほどに燃え滾って、心が動きましたよ。
特に、二人が心を通い合わせる場面、そこでウサギとネコの恋愛禁止×マークの看板が、○マークに変わっていって、そこでエンドかなと思ったら、
看板そのものが壊れていって消えていく。
つまりシンボルを塗り替えるのでも付け替えるのでもなくて、そのものを破壊していく、偏見ってそうやって解決していくのかなってこう、思わされました。 それで偏見をふたりの間で消し去ったわけですけど、それに釣られて大衆も皆も考え方を改めたかというと、そうした描写はなく。
最後には悪口書かれた自動販売機を二人で掃除していく、それも綺麗にぬぐい去るんじゃなくて、汚れがまだ目立つけど、二人で手を取り合って。
そういう描写に、その世間というか二人が立ち向かっていく壁のようなもの、そして大丈夫だよって言う強い二人の意思を感じられて、だからベストエンディングってわけじゃないけど、それよりも感動してしまうハッピーエンディングなんでした。
私にとって。
もう一つ、泣かせポイントがあって、二人が自販機でジュースを飲むんですが、一話とは逆にお互いに自分の属しているニンジンうさぎ、サカナねこの飲み物を飲んで、それでも幸せそうな姿に、どうしてかな。泣けました。 うすっぺらいねこ
ttps://www.youtube.com/watch?v=Pns5nJay6m0
手法自体は実は何処かであったような、切り絵のような世界を描くっていうのは、確かに。ペーパーなんたら。
だけど、言葉の持つ響きの広がり。
うすっぺらいねこ。
比喩です。
私は優れた比喩は解釈に広がりと豊かなイメージを与えるものだと思います。
うすっぺらい。
これを2chに当てはめていて、うん、私はこの書き込みは薄っぺらいし、あなたの書き込みも、どんな書き込みも薄っぺらい。
このFlashだって薄っぺらい。いや、すべてのFlashは薄っぺらい。3DCGだって、実写だって薄っぺらい。
あの、物理的にです。
平面じゃないですか。あのモニターで観ているのって。
そこから脱するには彫刻家になったり壺師になったり、個展を開いたり、OFF会で目立ったり。
そういうのしか無いじゃないですか。
私はOFF会にはいかない2chネラーだから、あなたとは間違いなく薄っぺらい接触しかできない。
時代も薄っぺらくなっていきますよね。携帯もパソコンのモニターも薄型TVも、画面に付随していくのが、作品を発表してから、そのトレンドは加速している気がします。
でも、今作では薄っぺらくないものが登場します。薄っぺらい世界の向こうにあるもの、というニュアンスのセリフも出てきます。
そこにも比喩の投げかける、豊かな解釈の楽しさがあります。
私は随分、無駄な話をしているのですが、そういうのを促すのが、この「うすっぺらいねこ」と言うタイトルの持つ広がり、2chを舞台に使った世界の描写のメタファー、これも比喩の一種で。
scqさんの持つこの作品の味は。なんというか。優しく温かく可愛く、でも切なく、哀愁が漂う。 ☆Fukuoka Ramen Eating Spree ★ ONLY in JAPAN
https://www.youtube.com/watch?v=KGe45KeY-kY
飯テロ的なラーメン動画。
特に中盤のラーメンが作られる過程をテンポよく紹介し、実食する食レポ。
ここには胃袋を刺激する破壊力がある。
テレビ的な装飾や過剰さが英語で上手く薄められていて、それでも興奮を抑えきれない。
言葉の意味は伝わらなくても、ニュアンスは伝わってくる。
そういう控えてるけど、溢れてくる感じが好き。 ☆コンビニの缶ビールと焼き鳥が極上に美味くなる動画
https://www.youtube.com/watch?v=C5-cjm7WfzA
飯テロ動画2。
葛藤、解放、雪だるま式の堕落。
大げさに日常を切り取っているのだけど、嘘くさくない。
嘘くささを所長のキャラが吸っていて、非日常を醸し出しているからか。 クレヨンしんちゃんの超美味そうな焼肉
https://www.youtube.com/watch?v=GUCuoExp4ag
飯テロ3.
適度なデフォルメが却って現実よりも肉感を出してる。焼ける感じ。檸檬とか薬味とか細かいところもいい。 ☆PINK☆
ニコニコ動画から
第一回紅白Flash合戦に提出されたFlash。
随所にあるFlash板ネタは確かに内輪ネタなのだが、物語の根幹はぶっ飛んでいるようでしっかりしているので、けっこう楽しめる。と思いたい。
うん、2chと言う日陰だからこその味というか「俺たちのもの」と言った独占欲みたいなものがあるのも確かだが。
これをもっと世間で認められている題材で作っていたら、どんな評価を受けたのだろうとの勿体なさもある。
日本刀のインパクトは強い。
カブトムシは意外にもファンシーで不気味可愛い。
それも一発ネタではなく、ストーリー展開で果たす役割は大きい。
そうした電波っぽい装飾がありながら、ストーリーを転がすのにそれらが上手く機能していて、奇術のように展開に乗せられてしまう。
色々と寓意性の高い比喩の解釈の楽しみは大きい。
例えば。
オチの温泉を掘りあてる。
というのは額面通りハッピーエンドだろうか。
確かにこれを才能の発露、表現の開拓、居場所を作ると言う比喩にもとれる。
だが、温泉を掘り当てるのは偶然性の高い、もっとはっきり言えば運が良かっただけとも取れる。
何というか、墓になっていた、掘り当てたのがマグマだった可能性も残っていたのだ。
そうした危うさ。
中途半端に状況に流され続けて生きていく主題は、変わっていない。
この危うさは、翌年の紅白Flash合戦で「Dead(PINK2)」に引き継がれる。 ☆タイムスリッパ
ニコニコ動画から
ほろりと温かいものが滲む快作。
思わず欲しくなるタイムスリッパのフィクションを餌に。
描かれるのは、成長によって失われるものもあるが、一方で手に入るものもあるという優しい肯定。
逃げ出すから、踏み出すへの力強い転換。
と言った、人の在り方への実直な問いかけだ。
それが絵本のような優しい音楽、表現と不思議とマッチしている。
しかし、目隠しはいただけない。
無暗に神様への怪しさ、犯罪者や容疑者へのそれを高めるだけだ。
あし、と言う野暮ったい説明も、お粗末だ。
定まらない表現と抜群のストーリーテリングとの間のギャップが大きい。
それもまた魅力なのかもしれない。 ☆赤い部屋
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/4358/red_room1.html
当時はうざいくらいに流行っていたポップアップ広告。
その苛立ちをホラーに転換するワンアイディアが光る。
作品が怖すぎない、カジュアルな出来。
というのは決してマイナスなだけじゃなく、気軽に夏の清涼剤として勧めれる、作品同様に都市伝説のように広まった一因じゃないかな。 ☆WALKING TOUR
https://www.youtube.com/watch?v=SRVFNGVnJWY
ヘタウマな絵。
絵だけを観れば糞フラボンジュールに一歩寄りかかりそうだが、これが悟り系文章を押し付けずに、柔らかく包んでいる。
立ち止まってしまう者もいる。
しかし、彼らはそこで私たちを見続けている。
だからそれに恥じないよう歩き続けるのだ。
立ち止まってしまったら。
人一人が歩ける距離など、たいしたことはない。
何だもっと歩けばよかった。
と、ある意味、冷徹で厳しい事実。
だが、何故か優しく胸に響く。
歩き続けることの意義、それを他者に託し立ち止まる意義、のようなものが作品そのものを超えて透ける。
考えさせられる広がり、のようなものが豊かに横たわっているのかも。 ☆Tactical Force
https://web.archive.org/web/20021208094208/http://dempa.2ch.net/tv/monak/vol1.html
https://web.archive.org/web/20021208093513/http://dempa.2ch.net/tv/monak/vol2.html
https://web.archive.org/web/20021208094204/http://dempa.2ch.net/tv/monak/vol3.html
https://web.archive.org/web/20021217015318/http://dempa.2ch.net/tv/monak/index.html
無慈悲な戦争と人間ドラマに、打たれる。
2話目が素晴らしい。
勇ましい音楽の中、描かれるのはギコパイロットの挫折だ。
しかし、大局から見れば作戦は成功。
最後の一矢がチャフだった絶望感、しかし攪乱弾だったからこそ生き延びれた皮肉。
皮肉が重なった、アイロニー溢れる重厚な物語展開に息をのむ。
作品はアスキーアートである必要は無い。
画も今一つ迫力に欠ける。
作品のスケールに比してボリューム不足だ。
作者のオリジナルに拘ったもっと長尺にした全力投球を観たかった。
が、その全力投球をして来た先人のシリーズものの殆どがいまだ未完ということを考えると、この低燃費が良かったのだろう。 orisinal
http://www.ferryhalim.com/orisinal/
余りにも有名な海外の老舗Flashゲームサイト。
柔らかな色彩と目覚めの光のような音楽。それらが、マウスひとつで出来るゲームに指揮され、癒しにも似た快感を奏でます。
pocketful of stars
http://www.ferryhalim.com/orisinal/g2/stars.htm
どのゲームも極上の雰囲気を放っているのですが、中でもやり込んだのがこれ。
時間制限があるのですが、得点を貯めれば、延長し続け、果て無きゲーム体験となります。
Timeを気にせず、流れ星を着実にゲットするのがコツ?
ポケットを星屑で一杯にする。メルヘンのような設定をそのままゲームへと落とし込んだ、深夜の不思議さが詰まったゲームです。
現実ではちょっとしか飛べないんです。でも、湖上では高く高く何処までも。柔らかな夢を観ているような。
沢山のコンボを狙う楽しみに加えて、ジャンプゲージの待ち時間と流れていく星との微妙な緊張感があります。
勝手がわかると、何十分も。ハマる。 ☆ピアノ教室 「ホワイトアルバム」
https://www.youtube.com/watch?v=e-x3h8czsuo
シリアスな序文の設定と、中身のギャップに笑いが。
笑いは元ネタの声芸によるところも大きいが、それを殺さない控えめな加工に拍手。
投げやりなオチが素敵。 ワルツを、アントーシャ
ttp://www.geocities.jp/napowhis01/waltz.html
◎ポーシロスチ
わかりきっている事柄を「真実だから」というだけの理由で
場所もわきまえず心も通さずに口にする愚鈍、俗悪ぶり
◎ソストラダーニエ
悲しみや苦しみ、悩みをともにする心 ☆砂漠の蜃気楼
http://nzambi.com/dm/sabaku/
パソコンの←→キーで、非常にテンポよく進むデジタル漫画。
このテンポの良さと言うのがとてつもなく大きな武器。
と言うのも作者の過去作に限らず、この手の漫画ってじれったいテンポだったりしがち。
音楽やアニメや間を使った映像的アプローチで魅せるのは良いが、それは漫画の手軽さを諦めることになっていた。
これはページをめくるリズムで読める。
と同時にカラーの良さ、画面のアクセサリ的動き、音楽や効果音と言った、デジタル漫画的加工も、しっかり行われている。
話はワクワクとする。
砂漠の厳しさ、そこに佇む遺跡の謎、制限のある特殊能力と、前フリは好調だ。
けど、この第一話で連載は止まっている。
デジタル漫画はもはや時代に求められていないのか。
その発展の先端と限界を映す。 ☆Yogurting Opening Movie (HD)
https://www.youtube.com/watch?v=TLPC0-zUZro
シンボルで魅せるプロモーションビデオ的アプローチと、滑らかに動くアニメーションの融合。
なのだが、明滅が激しいのが玉に傷か。
濃密な映像なのだが、リプレイが躊躇われる。
刺激物になっている。 ☆うる☆8つら
https://www.youtube.com/watch?v=4koMTSN5yKo
甘い歌声と8等身AAのキモさのギャップにくすり。
畳みかけるネタとスローな曲調もいい。 ☆Yogurting - Always MV
https://www.youtube.com/watch?v=YAyu9_NInDA
日常の街並みと、鮮やかなモーショングラフィックの併用。
可愛らしさとクールさを併せ持つ。
壁の落書きが素敵。
映像は緩急が意識されている。
にも関わらず読後感には全体的な忙しなさが残った。
常にシンボルを動かし続けねばと言う強迫観念のようなものに囚われているのではないか。 ☆宇多田ヒカル traveling
https://www.youtube.com/watch?v=tuyZ9f6mHZk
旅感が出ている。
映像は極彩色だが、そこに一抹の暗さがあって。
それもひらすらに明るい歌と重なって。
でも妙な切なさもある。
そうした微妙な振幅が心地いい。 ☆DAOKO × 米津玄師『打上花火』MUSIC VIDEO
https://www.youtube.com/watch?v=-tKVN2mAKRI
夏の空気が良く出ている。
真昼の感じ、夜の感じ。だけじゃなく、夕焼けと夜の間、夜と朝焼けの間の微妙な空気の色合いも表現されている。
映像は見応え十分だけど、歌の持つほのかな哀愁みたなものまでは映し出せていないかな。
最初のカットで顕著だが、男主人公の眼がちょっと女の子っぽい場面がある。
なよなよとした感じがあるというか。 ☆愛をこめて
https://www.youtube.com/watch?v=aazChwoCAaU
何だろう。痛い、と感じてしまう表現がお見事。
話はここから、ってところから、捻りもなく着地してしまった。 ☆Love story of two couples
https://www.youtube.com/watch?v=uVDABiqYlRE
コミカルにしかし同じ展開で失速していく、と言うのを作品の主人公の心情とシンクロさせているのが上手い。
オチは強引だが、それをタイトルがカバーしている。
水族館の見せ方はお洒落。 ☆Lucky Lou
https://www.youtube.com/watch?v=OuJ4BBQ0nhc
3DCG。緻密な背景は元より、アニメーションが抜群。
時に細かいジャスチャーまで映し、時にアニメらしい大胆な動きを魅せる。
リアルと嘘が織り交ぜられた表現の本作は、幸せ過ぎないハッピーエンドと言う絶妙な落としどころに落ちる。 ☆The Wishgranter
https://www.youtube.com/watch?v=zON0wDD7VJY
温かい3DCGアニメと音楽と、スリリングな展開の駆け引きが楽しい。 ☆Japanese Cheesecake
https://www.youtube.com/watch?v=TeoS_fQWvkY
魔法のように出来上がるチーズケーキ。
絶妙な緩急が心地よい。 ☆今日も今日とてテープは回る
https://www.youtube.com/watch?v=qlJNMQOvqcY
この作者はタイトルのつけ方が上手いね。
「終わらない鎮魂歌を歌おう」
「英雄にはなれない僕らだから」
と、ある程度長くて、でも印象に残るカッコいいタイトルをつける。
このタイトルもコミカル系日常モノと言うのが伝わってくる。
設定もまた、ありそうでない、その感じがユニークだ。
ただハートウォーミングで終わらせたのは良しとして、大オチは蛇足極まりない。
今までの作品の持つリアリティーを減ずる作為的な偶然になってしまっている。
作者から感心しろと言われてるみたいだ。 ☆英雄にはなれない僕らだから
http://www.niseyono.com/posts/1821451
さらっと見れるのが好き。反対に言えば深みが足りない。
一話目は惹かれた。
上手な謎かけだったと思う。
でもそれは二話目でおいおいとなり、三話目で裏切られる。
と言うのも主人公が馬鹿すぎるのだ。
怪獣になれると本気で信じる。ここ、かなり幼稚。
説得力を高める描写が出るかと思えば、何のフォローもなく当然のこととして劇は進行する。
更に三話目で魔女、怪獣になれる薬。
普通、信じないだろ。
きっと尺的な都合で、読者を説得するのを省いたのだろうけど、それで真剣に悩む主人公を見つめ続けるのには、冷めた目線を伴うことになった。
魔女の正体も伏線なしでもバレバレだ。
ただ悩む姿とか言いたいこととか、何となくそういうのには共感する。何となく。 ☆Sushi for Cats
https://www.youtube.com/watch?v=zGcYabz3hYg
アイディアも料理過程も素晴らしい。
出汁を取るところなんて、ニンマリとする。
猫にも美味しそうなのは勿論、人が食べてもそうなんじゃないかと言う出来栄え。 ☆johnny express
https://www.youtube.com/watch?v=cSGZyRBpMBE
笑える。破壊が大胆で、でも可愛らしくコミカルだ。
ネタとしてはシンプルに思えて、考えさせられるものもあった。
自分たちの生きている地球も宇宙人にとってはアリの巣のようなミニマムなものに過ぎないんじゃないか。
悪意のない侵略者ほど怖いものはいない。とか。
そうした作品が反転して身近なものに当てはめてしまう不思議。 ☆とらぶるウィンドウズ
http://inmhosg208.web.fc2.com/html/swf/troubled_windows.html
マウスクリック要素ありのPVアニメ。
映像だけだと、切り張り的な要素が強い。
統一感は薄い。
しかし、インタラクティブになったことで、ごちゃごちゃ感に介入できる面白味になっている。
散らかった玩具というか。 ☆夜明け前のレゾナンス
https://www.youtube.com/watch?v=XU_3ZxkDO7U
ドット的なわざと荒くした画風と色調。
それが作品に流れる空気を作っていて、電子音の曲と一体になっている。
最後のシーンは美しい。
控えめに美しい。
キャラ紹介でのキャラが歪んで溶ける。のは演出だけなら見応えがあるが、それによって出るキャラの存在の危うさは作中では消化不良か。
演出過剰気味? ☆Alice
https://www.youtube.com/watch?v=G_NYcAeTmOs
平面的な塗りと立体的な演出の掛け合わせの妙。
反復がこの場合、不安感を煽る。 ☆チルリ
https://www.youtube.com/watch?v=_VK2il0LnOY
荒廃とSFとファンタジーの世界。表情豊かな少女。
アイディアの素晴らしさ。
圧倒される迫力と同時に、考えさせられrる余白を残す。
のだが、手放しで褒めるには抵抗がある。
と言うのも、社会的な捉え方、多面的な話や世界の構築に、欠けるように思えるからだ。
少女が泣く。ここで物語が動く。わかる。(女の子の涙って時点であざとさはあるが)
少女が泣く。それだけで事態は解決。
えっ? 根本の貧困はちっとも解決してないんじゃないのか。
最後の笑顔で解決したと錯覚させる、そんな感じ。
物語が泣く笑うという内的な行為で閉じられていて、社会的に何々をする、抗う、影響することもなく終わる。
それは社会の役割の第三者を、典型的な疲れたサラリーマンとして画一化していることからも明らかだ。
要するに、凄いのはわかるんだけど、その凄いのが自分の好みとは大きく外れている。もどかしい。 ☆in japan
https://www.youtube.com/watch?v=9sxoCLdcMZw
静と動、緩と急、賑と寂が織り交ぜられていて、ダイナミックな映像となっている。 ☆仮面の国のアリス
https://www.youtube.com/watch?v=Vi0S014yGnk
ストーリーテリングを武器に女王と渡り合う主人公。
しかし認められたのはその博識だけではない。
恐れられる女王に対して一人の人間として、温かみのある個人として接したからだろう。
それが鮮明になる山場では委員長は自らを亜里沙として、女王はヴェロニカとして、立ち現れる。
のだが、主人公のネーミングはどうか?
アリスをもじった亜里沙は、物語の都合と言うか作者の視点を感じて、山場の自由さや開放感を弱めてはいないか。
ここはちょっと安易なチョイスに思える。
かと言って物語を壊さないネーミングは確かに難しそうだが。
しかし些事は置いといて、全体としておいてけぼりにしないテンポで、すらすらと滑らかに進む進行は、魅力的だ。 ☆アニメ映画 - はじめの一歩 特別ロードショー
https://www.youtube.com/watch?v=kGFiCSWePeQ
デンプシーロールVS飛燕。
ボクシング漫画っぽい硬派なベースに、必殺技の応酬って取っつきやすい燃えがブレンド。
見所となるボクシングシーンからは、息を呑む目まぐるしい展開が続く。
恋愛パートは余りにベタ。
だけど、割り切りが上手。
彼女が応援しているシーンは、ボクシング場面では一切描かれない。
故に応援者からの声援で勝つ、なんてメルヘンで作品内のリアリティが減じられる心配はない。
やっぱりエイドリアーンってやりたくなる誘惑を完全に吹っ切った、冷静さというか作品を貫く信念に拍手を送りたい。
ボクサーと会長との絆は練習シーンや前振りの比重が少ないせいか、単体では余り感じられない。
ここら辺はシリーズを知っている人の特権なのだろう。 ☆出川哲朗の充電させてもらえませんか?
https://www.youtube.com/watch?v=9VXSrA8nY8Q
かなり緩い作り。
それは演出面にも出てる。
出川哲郎がセリフを噛む。どもる。
そんな普通ならカットするところを、平然とオンエアに使う。
どころか、むしろテロップにして文字化して強調している。
これは中々に画期的だと思う。
出川だから許せるって面もあるけど、親しみがぐっと増すんだよ。
洗練だけがプラスってわけじゃない方向性を示す。 ☆のらねこ日和7/17 海の日
http://noraneko-studio.com/flash/nb/07-17.html
ほのぼのとする。
丁寧な絵の漫画を基調として軽いアニメが作られている。
爆発力があるネタではないけど、くすりとするまたーりな雰囲気が嬉しい。
背伸びしない日常感がAAの可愛らしさとマッチ。 ☆灯台守の夜
https://www.youtube.com/watch?v=sulCfRw_ARw
人間は矛盾に満ちた生き物だ。
眠り続けている夫をかいがいしく看病し続ける妻。
しかし願いが叶うのならば、その回復ではなく、見られるのに恥ずかしくないような自身の容姿、若さを求める。
この利他的なのか利己的なのか、その境目。目標の倒錯。
何だろう。理解しがたいが感じることができる。その人間らしさ。
途中のセリフも光る。
「君が思っているほど…君は不幸じゃないと思うよ」
これだけで一つの短編を作れそうだ。
人の矛盾を醜さを描いて、哺乳類から魚介類へと転換する物語へと持っていく。
これもまたあり得ないファンタジーのように思えるが、それを補佐するのが「描かない」ということ。
犬が魚を助けるシーン、魔法か何かで魚になるシーンをカットする。
結果だけを暗示することで軽いインパクトと、説得力を出している。
が、繋ぎの場面がやや薄いかもしれない。
「魚は自由ですよ……」からその結末まで、もう少しタメが必要だったように思える。 会話については、青池良輔著「Create魂」が面白い。
>『キャッチボールは友情を冷めさせる』
会話はプロレスだ、ドッヂボールだ、とか言うと言い過ぎかもしれないけど。
一言にキャッチボールと言っても、ストレートだけじゃなくて、変化球、落球、ワンバン、死球とあるんじゃないかなとか。
例示が非常に分かり易いので、無断転載。
男「お前はいったい?」
悪者「俺は、殺し屋だ。何で俺が来たのか、心当たりがあるだろう?」
男「そんなものはない!」
悪者「ムキになるのが、何よりの証拠だよ」
→
男「お前はいったい?」
悪者「オモシレェなぁ。必死なやつは」
男「俺は関係ない! こ、殺すつもりか?」
悪者「……久しぶりに見たよ。あんなに怒ってるボス」
店員「当店のおにぎりは、専属契約農家から仕入れた、無農薬の最上級米のみを使用しています」
女「それで、こんなにふんわりしているんですね。香りがいいですねぇ」
店員「炊き方にも最新の注意を払って、かまどで炊いています。違うでしょ?」
女「違いますね。電気釜だとこうはいかないんですね」
店員「そうですね。なかなか難しいですね」
→
店員「当店のおにぎりは、専属契約農家から仕入れた、無農薬の最上級米のみを使用しています」
女「なにこれ、ふわふわ! いい香り」
店員「炊き方にも最新の注意を払って……」
女「昔、おばあちゃんの家でこんなの食べたような気がするなぁ」
店員「かまど炊きだけが出せる風味ですね」
女「え〜!? おばあちゃんに電気釜プレゼントしちゃったよ」 今までの中で台詞回しが光る作品は。
>>37 ちびせみ 第二話 :成立していそうでギリギリに届く言葉のキャッチボールが楽しい。
>>48 紙兎ロペ 肝試し編 :会話のやり取りで笑わせる。シリーズもののマンネリ、疲弊も感じられない。
反対に、イマイチだったのが。
>>81 やわらか戦車
やわらか戦車7
https://www.youtube.com/watch?v=0W5ZErWRtA4
ネタそのものは定番ながらも笑えるけど。何というか中途のやり方が、キャッチボールすぎる。というかストレートのやり取りなので重く長く感じる。 ☆はやくも2005年をあきらめた人
http://www.geocities.jp/fookky104/fla/kouhaku.html
セリフのやり取り、プラス脳内会話で笑ったのが本作。
長いけど、考えられた構成、音楽の配置で、ダレルことなくテンポよくネタが詰め込まれている。
単体のネタのアクの強さに目をひかれがちだけど、全体の構成も考えられている。
独身男のドク男の殺風景な部屋とファンシーなヒロインの部屋の対比。目のメリハリにもなるし、報われない恋を嫌が応にも予感させる。
戦車男(電車男)に憧れて恋に落ちるドク男。
しかし障害として聳え立つのが正しくその本に出てきそうな人物という悲壮な展開。
それでも抵抗するドク男の結末や如何に? と、ドラマチック。 >>65
も、遊び心に富んだ会話のやり取りが楽しい。
マスター「察するところ年齢は26歳……」
みさえ「惜しい! 28歳です」
マスター「ああ! これは失礼を……」
しんちゃん「30だぞ」
みさえ「29よ!あっ」
マスター「カフェオレ! コーヒー抜きでございます」
しんちゃん「おお! ただのミルクみたい」
みさえ「ただのミルクだって!」 面白いセリフには、「嘘をつく」っていうのも適度なら効果的かな。
何だろう。状況や心情とセリフの間に、ギャップが生まれるとイイ感じ。
>>11
のテンシ。
そのままなら純粋メンヘラ自己犠牲って感じだけど、肝心なところで嘘をつくことでキャラに深みが出た。
嘘であってくれ、と言う気持ちとか。
ああこの娘、嘘をついてるな、このすれ違いどうなるのだろうかな的なハラハラ感とか。
その中間辺りの気持ちを。 ☆ボクシング ギコ×モナー
http://web.archive.org/web/20040404105328/http://www.geocities.jp/tom_pebble/fight.html
http://www.geocities.jp/tom_pebble/fight2.html
糞Flaボンジュール第三弾。
捻りのない台詞回しが悪いわけじゃない、ストレートで純粋なのが出ている、とは言っても、この最底辺の絵柄と選曲と急テンポによって色気のないセリフの弱さが浮き彫りになっている。
嘘が配置されてない。
恋人二人の関係やボクシングで劣勢の際に、強がりみたいなのが滲めばなどと思ってしまう。 ☆10minutes
http://www.geocities.jp/katono7/flash/tenm.html
こちらは逆にシチュエーションの妙が出ている。
セリフや行動と心情のギャップが効いている。
二人きりで溢れ出す恋心、告白の気持ちと、そうは問屋はおろさず、現実のありふれたものになってしまう一場面の落差。
もどかしくも先が気になる微妙な推進力がある。
この場合、ドラマが起こらないのが、作品に無造作な10分の切り抜き的感触、あるある感を与えている。余韻がむず痒いと言うか。 寿司を握ってくれ
ttp://www.geocities.co.jp/HeartLand-Yurinoki/9963/susi.htm
寿司の注文ネタ、それ自体は珍しくありませんが、そのかぶせ方、天丼がビシッと決まってます。
最後にも、ひと笑いネタを持っていくところもミソ。
と日本食スタイル。
前述の天丼(一タイプのネタを重ねる)ですが、これは画を大雑把に表現している、絵だけでは何のネタかわからない、
そんな盲点を巧みに利用しています。
寿司を握る場面を緩やかにして、音同期の楽しみとちょっとした焦らしを与え、緩急を演出しているのも上手く。
美味しくいただきました。
これはキャッチボールで言う暴投が笑いを誘う。 このように、以前からあるように、ネタ切れ+振り返り反省も込めて、某スレからレビューをそのままコピペ。あの時が一番、脂がのっていた。
手抜き使用。 クリスマス(森井ケンシロウ)
ニコニコから
全部で27分。長っ。
ただすっごくストレートな時間展開で、その捻ってないのが捻ってる的なのがあります。
これくらいの尺があると、時間軸に細工して流れを操作したくなる、ぶっちゃけ回想を入れたくなる。
特にこの作品の設定は、幼い頃からの昔馴染。誘惑は大きそう。
しかし、入れない。
だから私は迷うことなく流れに身を委ねられる。
それと、このストレートな時間の流れの良さは、この作品でのタイムリミットにも通じるんです。
つまり、終りが宣告されている。
それで真っ直ぐに時間が進んでいく、イメージで言えば空っぽへと砂時計が流れつづける、決してひっくり返されることはない。
これが切なくて、眩しくて。
この作品では其れがあっている。時間軸をいじるというのは、刺激を盛り込むための一つの基本っぽいのですが、それを外しても楽しめる。そんな感じ。
と、過去話がないのに、じゃあ何でそこまで長いかというと。
すごくまどろっこしく、遠回りして、ユーモアを入れながら、シリアスに陥りがちな死の病と離別と命の終わりを描いているからです。
ストレートに持っていくと、こんな話になると思います。良くも悪くも青臭さとか、が出てしまうんですね。
ttps://web.archive.org/web/20080226094251/http://muzo.jp/up/01/publish/musamusa/index.php
それで結構こういうのは人気だから、いろんなところで、だから、まー、見飽きた的なものが入ってくる。
だからこのユーモアとか微妙な表現って、一つの個性になってて、時間大幅増も止むなしな楽しい工夫だと思うんです。
「好きだ」は、照れてしまうけれど。
「とても大好きだ。年収が500超えたらすぐにでも結婚して欲しい」だと、いいねーって成る。
こちらは時間軸をいじって、ちょっと前に。
この好きだの前に予告として、健太くんへの好感情をさりげなくほのめかしている文があります。
「腐れ縁だって言って、健太君と私は、よく笑う。……もうここまで来たらずっと同じでもいいのだけど」
だから、大好きだ、に唐突感を余り受けなかったんだろうと。 あと、語りとか、会話のキャッチボールが、とんでもなく上手いですよね。
コミュ障の私にゃ、羨ましい限り。私だって密かに語るように書くようにしてるんですよ。だから、ここまで凄いのはほんと凄い。
これってTNTさんのニュアンスを汲めるプロ声優さんが声を当てて、それでTNTさん本人も声入れにアドバイスを入れつつ現場に入って。
そうなったら、すっごい作品作れるんじゃないかな。
あっ、でも、もうちょい。あの女の子が眠っていて、健太くんが語りかけるシーン。
今まで女の子が聞いたこと考えたことのみに、主観視点っぽさを貫いて描写してるからドキドキするんですね。
健太は寝てると思ってるけど、女の子はたぬき寝入りしてる? 起きてる? って感じで。
最後は卑怯ですよ。あー。ひきょー。 黄色い桜を探して
ttp://serenite.s53.xrea.com/flash/2004RW/yellowcherry.html
この作品は転部が異常なまでに鮮やかで。
崩しが入るんですが、それは「崩した」のか「崩れてしまったのか」、そういう作者の意図はともかく、私はすんごく驚きました。
二人がもう会えない。それも老人の方から別れてしまう。
余りにも意外じゃないですか。
私は計算とか推理とかをしながら見るクセがあって、それは意識しなくても多くの方はそうだとは思うのですが。
あの、待ち合わせ場所に来る、この物語はOLさんと老人の癒し系ストーリーとしてほのぼのと続くのだなと、まるで疑ってませんでした。
なのに、何故かモノ悲しい音楽、早く来すぎたから、うんその通りだよ、と思いつつ、うおーっと。
これが凄いと思うのは、別れる伏線をこれみよがしに入れていない点。
たとえば二人との交流の不協和音や嫌な感じは全くなく、これからどうなるんだろう! ってところで関係をぶつりと断ち切る。
交通や居住地、健康問題、家族とのしこり、老人の心境の変化、と言ったそれらしい伏線は入れてない。
例えば最後のデートとなった別れ際、何かしら劇的なセリフとか用意して、とドラマ脳な私は思ったりするのですが、それも無し。
次のデートを提案したのも老人。だから、まさか老人の方から関係を絶つ、なんて予想もしませんで。
それで、「ない」という、これが本当に素晴らしい展開の仕方で大好きです。
と言うか、こういうの私は好きだったんだ、ってこの作品にふれることで発見させられた、くらいに心の使っていない部分を刺激しました。 ただ、これは何かパワー、センス?(あいまいー)みたいなのが無いと、「稚拙ぅ」「へたぁ」「失敗作」ってなるかもしれないです。
当作品でも観る人、観る環境、例えば流し見とかだと、そう思われるかもしれない。
センス。ここは踏み込みたいです。
あの、キャラに物凄く「リアル」というか「地に足のついた感」があるんです。
それは本当にあのOLさんが居そうな感じがする。わざとらしく演技するのではなく、そこに居る。
例えば愚痴をこぼしながらの同僚との会話、なんて、詰まらないものですよね、多くのFlashでは中だるみポイントとして削られる部分だと思います。
ただ、だからこそ、これを入れることで、創作物っぽさを消し、現実にありそう感を生んでいるようにも思います。
私に隣り合ってくれるキャラとして感情移入もしましたし、好ましくもありまして、あの社会に精一杯立ち向かって進んでいる、愛おしさが。
この愚痴シーンを、場面転換とともに、会話と心境を並行させて密度濃くぽんぽんと展開し、そこを決定的に退屈とは思わせないで通過した時点で、
この作品の迫って来るもの、伏線なぞなくとも伝わる説得力、みたいなのが確約されたんじゃないでしょうか。
(ただ、やっぱり愚痴はテンションが下がる場面なのは確かだと思うので、ここで閉じた方もいらっしゃるだろうとは思いますが)
と、女性側に感情移入させつつ、主観(OLが見たこと思ったことだけを描写している)視点を守り、老人側にはミステリアスさを持たせる。
更に、OLと老人の関係を、いささか怪しく互いに踏み込みきれない秘密の関係にしたことで、女性も必要以上にその謎を暴かない、暴かせない。
この二人の微妙であやふやな関係は転部の再確認でインパクトとなりますが、物語全編でもムーディに彩りを加えています。そう思う。
思えば、主題の桜だって、季節のほんの一時期に関係するものですし、和み、華やか、祭り、切ない、散ってしまうと言った印象があり、作品にマッチ。
と、そういうのが不意打ちになったのかな。 秒速5センチメートル My Little Lover 風と空のキリム
ttp://www.youtube.com/watch?v=T6xyZQNSyAI
>あなたに逢えたことがいちばん
>今まででうれしいと思った
>かんしょの緑が揺れる音の
>その先に沈む夕日を見た時
>いい事だけの空気を吸おうよ
>いらないものは持たないでいいよ
>多分 全部は無理だと知ってる
>だけど希望が込み上げてきてる
>どうして光さしてくるの
>訳もしれずに涙こぼれる
>あなたのことを感じる全てで
>からだをとりまいている空気まで
>海が夕日でざわついてきたら
>高まるこころポケットに詰めて
>今日はここを離れていくけど
>イメージの中には花が咲いた
>どうして人は生きていくの
>問いかけてたら涙にじんだ
>あなたのことを感じる全てで
>からだをとりまいている空気まで
>かんしょの海が手をふってた ここで言う「かんしょ」は、さとうきびの草でしょう。使われた映画が沖縄とそれを舞台にしているから。
これはメロディと歌手のakkoさんの声から、「切なさ」が漂っていて、そこから嫌でも失恋をイメージさせます。雰囲気が抜群。
でも、少しだけ歌詞は捻ってます。でも私なりになぞってみると、歌われてるのはやっぱり失恋じゃないかと思います。
少しだけの捻りなので、わざわざ開く意義もなさそうですが、私だけのために。
妄想しましょう。
「会えたこと」が「いちばん今まででうれしいと思った」
過去形の文末から、この人は思い出を振り返っているのだと匂わせます。
更に両想いだったら、「会えたこと」よりも「心と身体が通じ合った、一緒に過ごしたこと」の方がいちばんな気がします。
なので、片思いで終わったようにも思わせます。強引かな?
かんしょが揺れる。風が吹く。その先の夕日が沈む。何かが終わろうとしている。
「いいことだけの空気を吸おうよ」
ここは励ますようなフレーズですが。私には、逃げ、に思えました。
何故ならサビがこうなんです。
「あなたのことを感じる全てで からだをとりまいている空気まで」
この「からだをとりまいている空気」は「いいことだけの空気」とは違うように思います。対が「全部」とあるように。
だから、これはあなたとの関わりのいいことだけの空気を拾い、辛かったり悲しい部分だけを捨てようとしている場面じゃないかな?
となると、ここから先の「希望」や「光」は、決して明るいだけの見通しには思えません。
諦めよう、忘れようとしつつ、そうはさせない「涙までこぼれさせてしまう」そんなもの。
何か? と言うとそれこそが「あなたの全て」で「取り巻いている空気」なのではと思います。
もう見たくない、持っていたくないのに、込み上げてくる痛く辛い心や感情が今までの蓄積にあって、都合よく忘れることを許さない。
そのもがきが一番のシチュエーション。うん、強引。 二番はそれを解決へと向かわせます。
夕日が落ちようとする。どうしようもなく過ぎ去っていく時。
その中で、この人は決意をします。心は捨てない。ポケットに詰める。
「今日『は』ここを離れていくけど」で、別れを決心しつつ、何時かは、再訪を胸に秘めます。
そこで「イメージの中には花が咲いた」。決断を後押ししてくれる。
でも、それは簡単なことではない、と思わせるのが。
「どうして人は生きていくの」
と問いかけずにはいられない。
あなたへの想いは、生きていく理由、人生そのもの、と匹敵するくらいに大きかった。
だから直視することは、涙なしでは出来ない。切なさ全開です。
この苦しみつつ、離れていく、足音が、失意と希望と葛藤がないまぜな、乱れつつ前へ進む歩みが、私の心を揺さぶるのでした。
最後の。
「かんしょの海が手をふってた」
空気を動かす風を感じて、心をざわっと震わせます。
ここでの手をふるは、「バイバイ」かな。
これはかんしょから私へのさよならとも取れるし、かんしょからその先に沈む夕日へのさよならとも取れるし、
わたしと夕日の両方を結んで別れさせるのが、かんしょとも取れる。
さよなら、です。 この歌で、感慨深いのは。
「あなたのことを感じる全てで からだをとりまいている空気まで」
なのに、ここまで分かっていながら、別れてしまうことなのですが。
これはわかったからこそ、別れたと思えます。
つまり、想い人はこの人のことを好きじゃない、別に好きな人がいる、別の夢を見ている、別の世界を見ている。
そうした空気を知ってしまったからこそ、別れは必然的にやって来る。
わたしの想いとあなたの想いは違っていた。
そういう間接的な関係、直にふられたわけではないからこそ、その気持ちを断ち切るのに惑い苦しんだ。とも取れます。
えーと、この強引な解釈は、この映像に使われているまさに「秒速5センチメートル」の「COSMO OUT」から、連想したものでした。
それを知ってか知らずか、MADの作者はこの歌と映像を組み合わせている。
凄いです。うわー、と。
「秒速」はあの主題歌の「One more time,One more chance 」のインパクトが強いんですが、
「COSMO OUT」に関しては、とてもヒロインの視点に寄り添っていて、とんでもない切なさでした。
ヤヴァイ選曲センスです。 だれかのまなざし
ttp://www.youtube.com/watch?v=dSKPjZyiCs8
・死別の先にある、家族への想い、満たされる幸せ
別れ、特に死は悲しく、重く、辛いものです。
だから、悲しくて「泣ける」。
同時にそこを強調しすぎると、あざとさを感じます。
不用意に、泣けるから、大衆受けするから、この入魂の作画と熱いメッセージと叙事的な音楽で、「泣け」っていうのがあって。
そういうのには、私、距離を置いてしまいます。いや、さ、なんというか。
でも、この作品は死そのものは、描いてないんです。
猫のみーさんは、老齢で弱っている。それからナレーションでふと語り手への予感が走り、死んだとの連絡が鳴る。
この死までの詳しい過程は、省かれています。ぞぬ号のように子供を庇って死んだとか、キミボのように院内感染の病気にかかってとか。
ただそこに佇んでいて、何時の間にか消えていく。死体も死に際もナッシング。
かと言って、ねこさんを、おざなりにはしていません。
>「他の人間の誰が死んだって、こんなに悲しくはならないと思う」
>「家族だったもん」
飾ったりドラマチックなセリフじゃない分、実感があって、心に響きます。
またその中で猫が出てくる夢を見た。と語られますが。
あの、製作者側への、物凄い誘惑として、どんな夢か描きたくなる、セリフ内で明確に示唆、或いは夢そのものを描写したくなる。
実際、ドラマチックな離別の話なら、ここでもうファンタジーなんだからナレーションのように直接家族へと最後の言葉を話しかけたりとか。したくありません?
(例えば「め組の大吾」というサンデーの長編漫画があるのですが、この作品だと死んだ愛犬が夢の中で日本語で主人公に語りかけるんです。
それが物語のテーマな才能の開花、成長を象徴していて、「ああ、ここまで来たんだな」とこれはこれで心動かされたんですが)
本作の描かない、と言う選択は怠惰でも逃げでもなく、生産的な決断に思えます。 ここで話を戻して、「家族だったもん」という言葉。つまり本作は「死」を通した「家族」がテーマにあるように思います。
距離の離れてしまった父と娘。
皮肉にも二人をもう一度向き合わさせ、距離を縮めたのが「二度と帰ってこない家族の死、そこから思い知る大切さ」だった。
ここらへんをさり気なく補佐しているのが、猫の写真が映し出されるアルバムの場面。
そこには猫だけじゃなく、次いでそれを囲む父と母と娘の姿が映されていきます。家族写真なんです。
物語としても泣き所は、死んでしまった喪失感ではなく、それが埋められていく再生への過程でした。
泣けそうな歌がかかってきて、「あなた」とナレーションが呼びかけ始めます。
「あなたたちが忘れてしまったことは沢山ある」
からの、語りと音楽の心地よさ、二人が不器用に想い合っているのを知り、それでも一人立ちし始め、その先で幸せを分かち合う過程へと至る路。
そして「いろいろ思い出しちゃったなー」の呼応。
ここでもう、わー。です。私は。
泣きのクライマックスの死んだ猫と家族の写真で締めていたなら、もう号泣したんじゃないかと。
でも、新しくペットを飼う、死を乗り越えて受け止めて、娘のために飼った猫を今度は自分のために。っていうとこまで飛んで。幸せで終える。
だから、これは「死」というより「修復と克服」の感じで、このあたたかい余韻は心から祝福したいです。泣かすのが絶対正義じゃないって感じで。 ・ディティールが宿る世界観
あとは、小物が細かいです。
女の子の部屋のごちゃっとしつつも、整理された感じ。憧れの生活をしています。
スポンサーもにんまりでしょう。
新海さんの作品には余りくわしくないのですが、そうしたディティールや光の射し方にコダワリを感じていましたが。
ところどころ絵本調というか淡いパステルで囲んだ一枚の画だけで、綴る場面も見受けられました。
あーちゃんの幼年時代とか。
妥協せず精緻な風景で全体を統一したのが味というか作風だと思っていたのですが、でも、こういうのはむしろアリだと思います。
メリハリになって、疲れないというか。常に全開よりこっちの方が好み。
あと、猫を追い回して時と心を経過させる演出は、さり気なく、わかりやすくて、好きなシーンです。
個人的に「んー」だったのが、SFな近未来な要素って必要なのかな? でした。
調理道具がガスコンロから電気になってたり、時の経過も感じるんですが。
が、父さんよりに共感していた私は、どちらかというと過去⇒現代で見たかった。
でも、これは娘の話として、少年少女の方を向いて現代⇒近未来って視点の方にウェイトを置いたのかな。
・だれかのまなざし
あとはナレーションの視点です。
種明かしにびっくりしたのですが、ミスリードとなってるのが語り手が「猫のみーさん」って猫を呼んでるんですね。
だから違うのかな、って思いこんで、でもこうなって。
あと、「あーちゃん」から「あなた」に呼び方が変わってるんです。第三者的に距離を置いていたのが、あなたと呼びかけ始める。
視点がぶれてます。小説だったら、違和感が大きい初歩的なミスにもなりかねません。
でも、先の驚きは心地よいものでしたし。私のうおーポイントは。その、あなた、と話しかけていく。その距離が縮んだところだったのも確かで。
そこで何とも……タイトルが迫ってくる。
これはアニメだから出来る凄い表現なのでは、と思いました。
死生観とか世界の捉え方、みたいなそんなのまで感じるショート作品。打たれました。うん。 或る旅人の日記 6 花と女
少しだけ色調は明るめに、朝日で物語を閉じる。
終わりの寂しさと共に、どことなく希望を感じました。
「夜が明けた」からのナレーションは、このシリーズ全体を日記の一部っぽさへと閉じ込めていて。
これまでもこれからも続くだろう描かれなかった日を感じさせ、短編アニメとは思えない世界の広がりのような豊かな余韻を残します。
ナレーション部分は終いだけにして、最後の挿話、女とのやり取りには文字による補足はつきません。
なので、ちょっと曖昧気味な感じもするのですが、それは霧の中のような幻想的な雰囲気を引き立てていて。
花がわっと咲く場面、演出次第ではとても華やかなシーンになると思います。
色鮮やかな花畑や涅槃の蓮のような情景を描くのも可能だったでしょう。
けど、そこはそこ、緑の色調を徹底していて。
だからこそ際立つ幻想の中の一輪の花の桜色。
シーンの展開に、工夫を感じます。
眠っているロドルくん。光射す教会のような建物。女がふっと息を吐く。一面の花畑。と展開していきます
このシリーズの傾向として幻想から現実へと戻るだろうな、との予測があったんですが、
カメラワークで回り込みながら背景を変えて、旅の丘へと連れ戻す。
ここで面白いのが、戻し方でした。
「夢オチ」的な繋ぎ方にするとしたら、待合室で眠っていたロドルくんに戻すのがオーソドックス。
でも、敢えて旅で野宿していただろう平野へとワープさせる。
夢なのかな、回想だったのかな、異世界だったのかな、などと解釈を楽しめる描写でした。
そのカメラワークのシーンで、緑の花だらけの世界に咲いた鮮やかな一輪の花、が散っていき、次には沢山の緑の花の一つになってます。
現実へのシビアな目線も感じるのですが、ロドルくんはそれでも大切な記録の一部として日記に挟む。
こうしたカメラワークシーンのように、一つの場面で複数の筋を凝縮しているのは、ワンダフル。
噛み締めるほどに、観返すほどに楽しみや発見があって素敵です。
あと音楽というか、一つ一つの音と映像がシンクロし、一体となっていて、その滑らかさは筆舌に尽くしがたい。です。
強固に団結したチームで作品を作っているように感じました。 CATMAN RUNS
CATMANのエピソードの中でも、とびきりに私のツボをついたのが、これです。
笑い→ホラー→カッコイイ
と感情が大きく揺れながら、ぶれながら、何処か爽やかな余韻の風が吹いて来る、凄い逸品だと思います。
「払うって言ってんだろ」と言いながら、全力で逃げ続けるCATMANは、何処か愉快さがあるし、
決して立ち止まらずに投げ捨てる形でリンゴを返したり、代金を払ったりするシーンもまた味があります。
それで果物屋がリンゴを持っていて(CATMANから受け取った?)その大事な商品のリンゴをCATMAN目掛けて投げて潰してしまうシーンなんて
人の矛盾した感情の機微を話にする巧みなストーリーラインです。
そんな笑える一場面ですが、妙な不安も付き纏うのもまた事実。
前半部、何というかカメラはCATMANばかり映してるんです。追ってくる果物屋は最後の最後まで出さない。
だから本当に逃げてるのか? っていう不安がじわじわと染みてくるんです。
そして遂に登場する恐怖の本体。水に打たれたみたいにどっきんどっきんする場面です。 絵本のような小説で。読みの例。
「さきちゃんとお母さんの日々を綴った」北村薫『月の砂漠をさばさばと』。
母娘の食卓で交わされる、通学路の帰り道で出会った犬たちに名前を付ける話
白くてふわふわ⇒マロ マシュマロみたいだから
黒くてウォーウォーと鳴く⇒オペラ 鳴き方がテレビで見たのと似てたから。
???⇒アオリン
?は何でしょ。
答え:青い犬ではありませんよ、ダンボールに居たからです。ダンボールがアオリンゴのそれだったから。
ここで話は飛ぶ。団欒終了。
1の見方。
このような謎かけに、北村薫のミステリ作家としての観察力が……
殺人事件に使われるミステリの手法を……北村薫は日常のふとした会話の中で……
2の見方。
あー、なんか楽しそうだ。ほわほわ。なんか楽しそうで口が食べ物にも会話にも軽快に動くシーンだよ。こうやって体も心も成長してくんだな。素敵。
3な見方
いや、もやもやするぞ。
楽しそうな食卓のやりとりだよ。これって。子供っぽい、純情な感じがするよ。
でもさ、ダンボールに入った犬って。捨てられたってことじゃん。
これって悲しくない? それを美味しい食卓に入れるなんて。こいつを飼い犬の、恐らく血統書つきだろう、白犬と黒犬と並べて話す、残酷な子供らしさよ。
更にはこの短編集には、さきちゃんと野良猫との、楽しそうな、それでいて切なげな交流も描かれるんすよ。
自転車の荷台に野良猫を乗せて、飼えないのはわかってるけれど、連れてってウチの近所の野良猫になってもらおう的な。
母は目頭を熱くしつつダメだよと諭す的な。
ここ、滅茶苦茶、泣ける場面です。
でもね、おんなじさきちゃんが、捨て犬に名前つけて(更には一方的に名前をつけられることへの悲しい話もあり)、そのまま素通りして、食卓の話種にする。
うわー。さきちゃん、えげつな。そこまで猫派かよ。なんて純粋子供話。 ☆終わらない鎮魂歌を歌おう
https://www.youtube.com/watch?v=PUHlFJme8uY
一話一話に起伏のあるストーリー。
回想シーン、特に受験場面は切羽積もったものがあった。
それらが解けて行って、タイトルへと帰っていく構成になっている。
見方1
何もできない無力感。
主人公は自殺を止めようにも出来なかった。寧ろ死神に騙されていた。
その通底する敗北感、虚無。
だからこそ生まれる、そこから始まる出発を静かに印象付ける。
志はあれど、実態は伴わない、しかし何者かには成りたい。
という青年特有のある種の願望に沿った、読者層に合った物語と言える。
見方2
足りないのはパッションだと思う。
ここまで飛び降り自殺に対して辛い過去を抱えている主人公。
ならばそれを試す、試験として利用する死神に対して怒りのような感情が出ない方が可笑しい。
それが無くとも、前半で死神が主人公に対して見せる死への反応は冷めた、死に慣れ切ったタスク的なものだ。
なのに、後半の死神のもっともらしいセリフに打ちひしがれありのまま受け入れる。その弱さ。
試験後、死を見世物にした死神への怒り、死の危険に対して何もできなかった己の無力への怒り、そうしたパッションの爆発があってしかるべきだった。
妹が止めてくれたで、良かった良かったと脱力、いじいじとまた俺は今回も失格なのか〜、などと歪なものではなく。
パッションこそが死神の試験に真の意味で合格する、求められたものではないだろうか。
ルールを破った、死神になることよりも大切なものを知っていた、だけでは死神(と言うか応援できる主人公)の適正としてはいささか説得力に欠ける。
鎮魂歌を歌えるようで良かったね。
状況に流されるがままの主人公に魅力を感じない。 或いは、主人公は姉妹の結末に、よかったよかったと心から安堵し喜び、試験のことを忘れてしまっている。など。
パッションだ。
少なくとも
「なぁ、これ、どういう事なんだよ?」「初めからこうなるって知ってたのか?」「おい! 試験はどうなるんだよ!」
は、何というか熱さに欠ける。 ☆WONDER GARDEN
https://www.youtube.com/watch?v=iwZWK2WoogY
現実からファンタジーへの転換がテンポ良いので、すいすいと世界に引き込まれる。
妙に現代的なものを残しつつ、非現実感もあるファンタジー世界は不思議の一言。
後半のメインとなるロボクマへの結果を明示しなかったせいか、読後感が定まらず、妙にふわふわとした楽しい後味。
それも味か。 ☆On Your Mark
https://vimeo.com/75179415
昭和から見た近未来、と言うか。
お馴染みの未来像に何処となく漂う80年代臭がアクセントになり、今から見ると却って面白い。
平たいメルヘンに偏りがちな物語を、死体が横たわる映像でピリリとしめている。
二人の警察官の説明、何処にでもいそうだけれどアウトローな二人の人物への焦点の当て方。
一見、無駄とも思える居酒屋での駄弁りシーンの使い方が上手い。
長編向けのスケールの物語だが、破たんなく短くまとまっている。
使い古されたストーリーは、反面わかりやすさも提供しているようだ。 ☆Out of Sight
https://www.youtube.com/watch?v=ys2OQXLVx6M
ファンタジーな世界観。
のように見えて、子供が主役ということもあって、自分の幼年期、初めて隣の町にやって来た時のような、ドキドキ感があった。
世界を手さぐりに探検し、それが徐々に広がっていく喜び。
異世界を探検する、そこには何ら介入することはなく。
活劇は起きない。
というのはファンタジーの中でも現実的な動き。
この位の子供は大人の世界では無力なのだ。 ☆世界一不幸な男の世界一の幸福
https://www.youtube.com/watch?v=vt12zSmgcmg
街を滑車で走る場面、対向車や人間のリアクションが欲しくなる。
もっと描き込めば、より見ごたえのある映像になるだろう。
だが、主軸である怪我をする痛さの表現。
びっこ足で進む一場面でそれは叶っている。
痛みを共感させた時点であちらの勝ち。
より深い衝撃にあっ、となった。
先が読めそうで読めないのにハラハラし、ベタに落ちて安堵感がある。 ☆あした世界が終わるまえに
https://www.youtube.com/watch?v=JYOkelZTG2Q
世界が終わる際の描写、例えばメディアの動きや社会の動きと言ったマクロの視点からの描写が足りない。
が、それは「言いたいこと」ではないのだろう。
世界が終わる、を、個人の歴史が終わると対置させたストーリーの手腕。
広義の社会が描かれなくても、魚屋や男爵が出てくるだけで、人生の価値の大きさと喪失感が出ている。
荒っぽい声と筋立てなのに、何故かほろりとしてしまった。 世界消滅系では、名作Flash「あと一週間で消えるとしたら」が忘れられない。
日本が消滅するという事象を広く、社会風景を、マスメディアや軍隊込みで淡々と映しこむ。
自分が身の回りの世界ごと消滅する。
それに対して主人公は何もできない、どうしようもない無力感、無情さが染み出ていた。
あと一週間で消えるとしたら
現在では観覧不可。
映画的な構造やクラシックの曲、締めに写真を用いても、しっくりと来る強さ。
生半可な覚悟や労力でこんなのをやろうとしも、この重厚感は出せないだろうなー。
電車の乗客数を減らしたり、ラーメン屋とかの街の景色や天気の移り変わりで伝える
文字に出てこない情報量も圧倒的で、凝った視点の使い方と共に、凄く見応えがあった。
兄の死体や自衛隊員とか、迫真の見せる画が要所要所に配置されてるのもいいね。
街を歩く所とかに、力の抜き加減が大き過ぎる感もするけど。
アパートの外観とか少年の部屋の雑貨とか、架空の世界の生活感や日常感が良く出ている。
なんと言うか「存在している」って感覚が土台にあるから
それが変わっていって、「消えていく」って設定の怖さや儚さが増しているのだと思う。
建物などに自サイト名とかを使っていて、極自然に溶け込ませてはいるけれど
いっそのこと、そうした日本のどこかに実在している様な雰囲気を出すものに代替してもと。
語り口のスタイルにも魅かれた。
色んな人やメディアから危機のシグナルを知らされ、主人公も動揺して独白してるんだけど
あるべき筈の先生やクラスメートや家族内の会話のやり取りとかが、省かれてるんだよね。
日本の消滅の仕方から始まって、何もかも主人公に一方通行に圧し掛かってくる変な圧力があって
最初の方で、むなしーと思えたチャットの交流に、最後にはなんだかグッとキタ。 ☆AA「布団祭り」人生は楽しい
http://atablo.jp/twoyah/huton/047.jpg
人の死を描いた場面で、心を動かされたAAがこれだ。
誰かの死に対して立ち直れない二人、仲をこじらせる子供。と病床で死と向き合うことで生を知る大人が対比的に描かれる。
ギャグを入れつつも、その死生観は成熟している。
季節の変わり目、春に暖かい予感を抱かせるが。このシリーズは一筋縄ではいかず。泣ける。 ☆TVで放送されていないACのCMが可愛くて面白い件(猫と女子高生)
https://www.youtube.com/watch?v=KIKyDdsfMrM
テンポよく、適度にデフォルメして、わかりやすく展開していくCM。
ほのかに好感を残す作り。 ☆公共広告機構 CM 『黒い絵』
https://www.youtube.com/watch?v=SNv4hBbu8K4
子供の極めて柔軟な発想を大人の手によって潰すな、という警句が胸を打つそうだが。
感じるのは狂気のほうが大きいかな。
何かを表現したいとき、それが一般の器を超えるものの場合、そこに映るのは理解不能ともいえる天才と狂気の領域。
この作品の場合、クジラの絵ということでほっとするけれど、表現があと一歩、一般化されなければ、わけのわからない病んだものとして見做されるわけで。
このCMが奇しくも訴えかけるように、一握りの環境に恵まれた才能以外の多くのそれは最後のオチに至る前に潰れてしまう。
そういう社会が悪いとかじゃなくて、表現する際の微妙なニュアンスの厳しさ、修羅の門を感じた。
個性や才能が、大人の社会によって普通化、一般化することへの抵抗、というCM本来の意図を超えて、先のよう歪な考えさせるものが残る。
それが深みになっているというか。 めちゃイケ 箱根で温泉造り 6月11日
https://www.youtube.com/watch?v=v5J5V1YFYFY
糞動画ボンジュール。
開始7分弱で閉じた。
これは酷すぎてレビューに残したくなった。
めちゃイケってここまで堕ちたのか。
このネタは、よいこの濱口とオアシスの大久保という、前ふりに使われているように、他番組では主戦力にも使える芸人を配す。
のに、それを差し置いてメインを張る岡村がダメ。
岡村は一時と比べて劣化が激しく、往時のような動きの切れもない。
演技力も落ちている。
素のキャラも面白みがなく、長期休養で焼きが回った。
リアクション芸の弱さは、温泉の源泉をかけられても、何ら笑いにつながる反応もセリフも持ってこれないことからも明らかだ。
更に岡村が演じているE村P自体、意味不明臭が濃い。
これはめちゃイケのプロジューサー飯村氏をモチーフにした。って一視聴者が知るかっ、んなもん。
パロディーの良さは、知識の差異を利用することにある。
つまり誰しも知る有名人の物真似や、特徴的な個性を持っている人物のその個性の過度の強調。
言わば、読者がそのオリジナルを知っているからこそ、アレンジが生きるのだ。
のにこの一般人とは。
企画を通すスタッフ以外はわからない極度の内輪受けだ。
また、パロディーは既存権力の皮肉、揶揄に使われることもある。
が、テレビ業界そのものを皮肉るわけでもなく、一サラリーマンの飯村氏の権威を落とすという方向に使われている。
それにテレビ的な加工。
観客のお笑い声(これが所かまわず使われる)やテロップ(これも明らかに過剰)などが、元ネタのチープさもあって、発信者と受け手の温度差を際立たせる。 ☆風の城の8ピュタ
ニコニコより
既存権力をパロったのがこれ。パロディーを主とする作者の例に漏れず黒いので、ニコニコ以外では音が削除されたが、これも著作権制度への強い皮肉、光の当たらないアングラ臭に一役買っている。
導入が宮崎アニメでも最も有名な場面の一つに数えられるシーン。
他の箇所も、浮かびやすい、前後を連想しやすい名場面を押さえている。
故に宮崎ファン以外のアニメファンでも、置いてけぼりにしないのではないか。
美麗で愛らしいジブリに対して、キモい8頭身の対比。
痛烈なアンチテーゼだ。
しかし愛ゆえにキモイ。
作者の原作へのリスペクトと丁寧な作画が、楽しさの土台にある好感を支えている。 ☆わたしとウサノオ 脳トレ
http://www.geocities.jp/fookky104/fla/iandusanoo02.html
脳年齢はー? とか一時期流行った脳トレを強く皮肉る、脳トレパロディー。
そう、クイズっぽいのに、知識の証拠とか数値化してしまう、うさん臭さが一時期のバラエティーやゲームソフトや知育教材に確かにあった。
中身は脳のグロさと下ネタを使う。
後者は女子高生と可愛いマスコットがはしたない、と個性付けにはなっているが、前者は無駄にグロくないか。
もうちょっとマイルドな絵にぼかしてもと。
しかし縫いぐるみにカモフラージュされたオチは見事だ。
ネタのテンポが、セリフの掛け合いがとても軽快で、クイズ場面で程よくためを作る。
クイズに正解しようと赤ん坊の写真を凝視してしまった時点で、作者の術中か。 ☆陣内智則 脳トレ
https://www.youtube.com/watch?v=4VemssGMF_0
脳トレパロディーではこれが連想された。
クイズ番組によくあるフリップネタを超えた動く映像と、切れの良い突っ込みの話芸の融合。
4chなのにサザエさんネタを入れるあたりチャレンジャー。
ギラギラとしている。
一時期の機械音声や映像と実演の芸人の融合という、デジタルでも大きく先端を行っていた陣内智則の一連の芸風は、今でも追随を許すものがいない。
強い独創性があった。 ☆イシツミ
http://www5f.biglobe.ne.jp/~card-card-book/isitumi.html
力の抜けた女の子テキストだが、凛とした張りのある文章だ。
それが多彩にモーションし、補佐的に美しい挿絵が添えられる。
物語のキーとなるイシツミの塔のキービジュアルの存在感、それに反してまるで趣味で積まれたかのような実用とは離れた無意味さを煽るテキスト。
その不安定感と、誰にでもある、例えば一銭にもならないFlashやレビューを生み出させる行為のような、寓意性が面白い。
のだが、話の山場は正体不明なものに追い回され、石の塔が崩壊する場面でピークとなってしまう。
オチは現実バージョンの流されて生きていた主人公。
夢のなかでさえ流されていて、石を自らの意思で壊したわけではない。
これでは夢をきっかけに、足場をしっかりと堅実に一歩一歩歩いていく成長に説得力がない。
ましてや夢バージョンで笑いながら石を何時までも積み続けるというのは、某所で触れられたようにそれまでのキャラと行為の相違が激しい。
しかし石を積む、そこに露になる狂気。
これは地獄のさいの河原を連想させる。
現実とはかけ離れた夢。
しかし、生と死のように、二つは危うい関係にある。
一つ踏み外せば抜け出せない死の深みにはまるような。
ファンタジーと現実の危うい関係。
と深く考えてしまうのだが、作品内ではやはりオチのとってつけた感は否めない。
最後の最後で、急ぎ足になりすぎて、説明不足に陥ったか。
この手のものに、説明が野暮ったいのはわかるが。適切な描写の追加でねじ伏せてほしかった。 ☆大日本昔話
http://www.geocities.jp/nnmtondayanemadetonda/mukasi.htm
シンプルな絵と音楽に、侘び寂びまで感じてしまうが、笑わせるところはしっかり笑わせる。
この作品は豪華アニメーションでリメイクされた覚えがあるが、それだとこの鋭さが失われていた。
笑いのメインとなる刑事の登場。
昔話に昭和風刑事と、取り合わせの妙、発想の奇抜さが笑いを誘う。
だけではない。
ストーリー上、一寸法師のギャグを伏線に使うという、こう来るかという驚き。
古臭さという(この場合昔話や刑事をギャグものに使うという作品そのものの使い古されたお馴染み感も含め)二つの共通点。
刑事と昔話の発想の突飛さ、だけならまだしも、その飛躍が結びつき二つの離れた点が線になる快楽、まで提供するネタ選択のチョイスが光る。 ☆セトウチ夏便り
https://www.youtube.com/watch?v=RXc_HOZgSgY
情景を中心につづられる。
何気ない日常がきらきらと眩しい。
嘘のような理想郷。
電車の座席に足を横たえる。
田舎らしい大らかな雰囲気を伝える場面だ。
最後に眼鏡をかけるところに、女から少女に戻ったような安心感。
この世界が変化しそうで変化しないことへの。 ☆木の葉化石の夏
https://www.youtube.com/watch?v=y2CdzAdOMp4
生きている風景と、子供らしいデフォルメの絵日記の取り合わせが面白い。
話は少年が一番掘り出したかったものとは。というのがしみじみと伝わってくる。
オチはわかりきっていた。
が、それを承知の上で、含みを持たせたストレートな終わらせ方が上品。 ☆SLIDE
http://www009.upp.so-net.ne.jp/counterq/rw03fl/cq.html
マウスクリックで遊べる映像。
動くおもちゃ箱のような趣向。
随所のAAは懐かしさもあるが、それ以上にアスキーアートの組み立て方、線画そのものを出したり、縦にキャラをズラしたりと、AAは記号の集積だと再認識させられる出来栄えだ。
映像としても細かい動きを散りばめながら、要所では背景も含めた大きな動きを与えていて、飽きが来ない。
これまでにも無いし、これからはもっと出ない、そういう作品だろう。 ☆アイマリンプロジェクト(後編)
https://www.youtube.com/watch?v=T6ZHKtRZv5g
>>41 前半
後半は失速かな。
前半部分の祭りやその雰囲気が全く後景に退いてしまったのは残念。
また人のクジラ化は、今までの世界観を広げるというより、何でもありのごった煮感を強調することになった。 ☆失恋
http://www.geocities.jp/xxxswfxxx/5/onb.html
手の所作を繊細に捉えている。
想い出を愛おしそうに抱く、平手打ち、パントマイム、手紙をびりびりと破るなど、何気ない動きの連続が、物語への没入度を劇的に高める。
それは表現だけに留まらない。
最後のシークエンス、携帯電話でのデリート。
思い出を断ち切るために心の中ではあれだけ動き葛藤していた。
しかし、現実では指先一つで関係は断ち切られてしまう。
その心と外の冷徹なギャップ。
だからこそ決心したはずなのに、最終決定に右に左に躊躇い惑う。
その動きに込められた万感の思い。
動作に思いが込められていて、それが伝わってくる出色の出来だ。
しかし、返す返す、このレトロと新しさを併せ持つ色彩はお見事。
難は指摘されている通り、冒頭の二人のシーン。カップルのそれというより親子の関係に見えてしまう。 ☆相棒 ボーダーライン
http://tvpot.daum.net/clip/ClipView.do?clipid=29192651
http://tvpot.daum.net/clip/ClipView.do?clipid=29192652
長寿番組、「相棒」の全盛期作品。
胃の内容物と三本の鍵をミステリの覚え書きに、社会の暗部を切り抜く。
ラスト三十分は被害者役者の熱演もあって、見逃せない。
犯人のいない殺人。
刑事ドラマとしては重く横たわる異物感、重い内容もあって影を落とす。
救いとしては、右京が言うように彼は単なる自殺と処理されるのではなく、死を通して誰かに殺人者を訴えてほしかった、と言うのが警察によって明らかにされていく過程。
それも取り立てて社会で報じられることもないだろう闇なのだが、それをこうした鬱屈した気持ちも含め、視聴者が体験し、共に知ることができた。
その、ドラマ内の世間は知らずとも、俺達は知った的な共有感覚。
作り手と読者の間の密やかな救いが、ビターな後味に僅かな明かりを添えている。 ☆レモナと白いイルカ
http://web.archive.org/web/20050310040604/http://www.h7.dion.ne.jp/~guchio/a7.html
糞フラボンジュール。に近いものがある。
背景の手抜き仕様と技術力不足は確かだ。
癒し系にしても、全体に起伏が足りない。
最後の音楽垂れ流しは逆効果だ。
が、数あるFlash作品の中でも抜群のインスピレーションを与えられたのも本作だ。
何だろう。
凄いと、沸いてくるものがあるとは少し違うんだなと。言い訳。
言い訳ついでに。
凄くなる素地はある。
背景の点々が星空だと分かった時の驚き。
イルカと少女に絞り、夜空を中心に持ってくる構成。
レモナがきちんと水着を着て優雅に泳いで、イルカも対比的にすいすいと水を流れ、光と魚の間を揺らぎ探索し、
水面から一気に空に上昇し、星空で種明かし、オーロラが眩しく、水しぶきをあげ、空を跳ねて、レモナが満面の笑みを見せ、イルカの声が響く。
と、ひとつ目を閉じて想像に任せれば、豊かな情景が広がる。
磨けば光る原石なんだろう。きっと ☆土煙高田馬場
https://www.youtube.com/watch?v=zLxqJdUE_ps
滑らかに動くアニメーションが心地いい。
物語はこれから、で終わるのだが、殺陣のシーンを是非とも見たかった。
作者の照れの表現は賑わいにはなれど、時代感を損なうか。 タイムパラドックスについて。
タイムリープものは、どうしても矛盾ができてしまう。
けれど、それに対して、作者がどんな態度を取るかによって、納得の幅が変わる。
タイムワープするという設定上、それは神様に向かう、祈りのようなものに向かわざるを得ないのだろうけど、
それでも描こうとする姿勢が個人的に好きだ。
小説「僕は明日、昨日の君とデートする」
は、中盤の時を使った入り組んだ設定の種明かしで、今までの伏線と時の積み重ねの無情さ愛おしさを際立たせる作りだ。
切なさは、五年に一度、二か月間しか会えないという設定も重なり、倍加する。
のだが、これは設定が、ただ恋の切なさを強調するための道具立てに使われている印象を受けた。
並行世界や設定の、読者や主人王への合理的な説明、説得を全く放棄しているのだ。
語らないストーリーテリングによって瞬間には騙される、この二人は切ないと。
だが冷静な思考が邪魔をする。これ雰囲気だけだろうと。何の裏付けもない薄っぺらさ。
或いは騙されたふりをして楽しむという楽しみ方もあるのかもしれないが、そこに至るまで諦観できない自分がいる。
題材は「君の名は」だが、このレビューに個人的に共感。
【熊猫映画不評#1】「君の名は。」の巻【感想語っちゃうよ】
https://www.youtube.com/watch?v=A6_gC_PPehI クロノトリガーにおけるタイムリープの説明
で上手いところは語らない姿勢は確かなのだけど。
クリアには必要ないサブイベントの会話シーンで、そこに迫っている点。
「カクシンは持てませんが、誰かが何かを私達に見せたかったんじゃないかと……
ゲートを通して色んな時代の何かを。
もしくは、その誰か自身が見たかったのかもしれません。
自分の生きて来た姿を思い返すように……」
「エイラ、それわかる。
人 死ぬとき 今までの思い出 全部 見る 言い伝え」
「きっと『あの時に戻りたい』『あの時ああしていれば』……
という強い思いが記憶を呼び起こすのでしょう」
と語られるが、更に上手いのは、ここで終わらせて読者に必要以上に哲学させるのではなく、
それに関連した仲間のショッキングな事件を続けて描くことで、適度に中和されている点。
そして最終タイトルの「星の夢の終わりに」
クロノトリガーはゲームだからできる大胆なデザインで原始時代から超未来までタイムリープする壮大な作品だ。
映画「バックトゥザフューチャー」では、せいぜい近未来、西部開拓時代が限界だったのと比べて壮大なスケールだ。
それは尺的な問題もあるし、ゲーム内でフィールド移動を簡素化したなどのデザイン的な工夫もある。
それだけ大きなタイムリープはやはり同映画や小説「夏への扉」などの、科学では扱いきれないスケールに及ぶ。
タイムマシーンも登場するけど、当作のタイムマシーン開発に支払った科学力や犠牲は、他作品を大きく超えている。
となると、この時代劇を受け止めるには縦の時のスケールや科学力に並ぶ、宇宙への星という空間の圧倒的スケールが説得には必要だったのだろう。
最後まで明示されることなく仄かに推察されるタイムワープの主。
それが物語に壮大さと、奥行きを与えている。 北村薫「ターン」
そしてどんな一日を過ごしても、定刻がくると一日前の座椅子に戻ってしまう。ターン。いつかは帰れるの? それともこのまま……
同じ一日を繰り返す。ただし他の人間や生命がいない無人島のような街並みの世界で。
と言った設定のターン。
この作品は、主人公が時の繰り返しに対して疑問を持ち、自問自答をするのだけど、これは重大なタイムパラドックスに及ぶ。
(個人的にアウトなのは、タイムリープで当然持つべき疑問を、主人公が持たない。作者が持たせない。キャラが必要以上に幼稚でバカっぽく思える作品)
定時期になると、時は今までの人の営みの余韻を残し、無人の世界が続いている。
じゃあ、今まで火を使っていた家庭があったら、火のつけっぱなしで火事にならないか。
これは読者でも深読みしなければ、たどり着かない疑問だが、設定上どうしても生じる矛盾だろう。
それに対する回答が、本書75ページから76ページ。
神様のような意思だから。
それだけでは納得しないだろう対話者に向けて、テレビ番組での「水は固まると氷より重くなるか?」という疑問から説得する。
要するに。
タイムリープ自体、非科学的でファンタジーに属するために、理論的な説明はもはや不可能だ。
だが、だからこそ、そこにスケールの大きな意思や神様の采配や運命と言ったものが描かれると、胸を打つものになる。
それ以上に、ファンタジーだから、で説明を片付けない、作者なりに設定に重厚さや奥行きを持たせようとするもがき、のようなものが心を打つ。
幼い時からドラえもんでタイムリープに飼い慣らされた世間かもしれないが、この点は譲れない。
これは時を扱った設定に限らない、個人的好みだが。 ☆mile stone
http://web.archive.org/web/20050114120841/http://www.geocities.jp/somelife_akasiro/milestone.html
タイムリープそのものを明確に説明しないで、外堀から説得力を出す手法もある。その例。
何よりも狭間の世界、の演出が上手い。
見慣れた夢落ちと錯覚するベッドから、それがぽつんとある広大な砂漠への飛躍。
更に蜃気楼をイメージさせる走馬燈のような断片。
「シュレーディンガーの猫」を連想させる案内人の猫も、道案内人に相応しい。
また事故場面を直接描かないのも生々しくなりすぎないで、救いに希望を抱かせる。
これらの工夫は、後半のちょっとしたタイムリープに説得力を持たせている。
これらだけで十分だ。
十分なのに、台詞で文章で、説明しようとし過ぎている。
「まだ死んでないってことは、生き返れるのか?」
に対する返答は、ぼかしたり含みを持たせたほうがストーリーは魅力的になるのではないか。
生き返る前提で努力をするよりも、それがわからないで狭間の世界から脱出しようとしてもがく、と言うほうがドラマチックだ。
「あと、十回」「これで生き返れる」も説明過多。
帰れるのが前提にあるような気がして、緊張感を削いでしまうセリフだ。
しかし異世界での特殊条件での奮闘に、テンポよく平凡な二人の回想が添えられる。
これによって大切なものに主人公は気づき。
こちら側も自然と感情移入してしまい、ファンタジーに良かった、と救いを感じる作りは記憶に残したい。 ☆KUROKO
https://www.youtube.com/watch?v=RTkGe69XNgY
現代社会をユーモラスに活写。
身の回りにある当たり前を、それが誰かしらの犠牲や献身によって成り立っていることを、上手に視覚化している。
平凡は本当にたくさんの人によって支えられている。
テレビの画面や駅の改札口は観ていて楽しい。
日常が楽しくなる、貴重なものに思えてくる、そういう見ている側に反射してくる教訓的なものがある。
が、本作ではそういうのを説教としてではなく、娯楽として提示していて、見ていて楽しい、振り返ると考えさせられる、という塩梅に留めたのが出色。
オチも中々に楽しく、と思いきや、思わぬ不意打ちを食らう。 ☆【G2R2014】 Altale 【MV】
https://www.youtube.com/watch?v=ikr59Iplnlo
SFとファンタジーの幸せな結婚。
余韻に満たされたものがあって、でも何処か一抹の寂しさもまた残される。
気品がある。 ☆スターマイン
https://www.youtube.com/watch?v=E2KfnAuXp8w&spfreload=1
SFとファンタジーが結実。
魔法のようなほうきが面白い。
タイトルはミスリードだが、やはり華やかな花火を期待させてしまっては、分が悪いか。
よく動くが前半の寂しさは、街の住人などの描写、住んでいる暮らしの跡が見れなかった点にありそうだ。
また音楽が惜しい。
この手のクラシックは古さがどうしても出てしまうし、壮大さが大袈裟っぽいものになっている。
作品とは決定的に合ってない。 ☆Travel of Art
https://www.youtube.com/watch?v=j5whkXx_emE
徐々に動く絵画的な趣を見せ始める。
フランスでの息とともに切り替わる演出が好きだ。
どうしても尻すぼみ感が拭えないのは、徐々に一つの国に費やす時間が短くなっている為だろう。
テンポアップ以上に、物足りなさが出てしまう切り詰め方をしている。
長尺で観たかった。
しめの、旅は程々に、的なオチには好感。作者の作品を作っている過程のもやもやが出たのだろうか。 >>203
どもども。
嬉しい。やはり嬉しいものだー。
こちらこそ、何か、参考になりそうな映像やレビューを募集中。
或いは今までのレビューの中でも、「ここは違う」「ここは漏れはこう思う」的な異物感があったら、コメントがあると、すっきりしそう。
わりかし「自由きままに使ってね」、ってスタンスです。 ☆モノラル
https://www.youtube.com/watch?v=LRMVQaR_0NM
良くある題材、良くあるオチと思いきや、鑑賞後の余韻の豊かな広がりは、語りすぎないしかし迫力あるラスト一分にありそうだ。
この作品の解釈は二つ(以上)に別れると思う。
1 楽しく演奏していた二人は、やがて別々の道を行き、望まない結末を迎える。
最後のシーンは病床の死ぬ間際の、走馬灯のようなもの。
そこに老人の最後の意思で、ありえない未来を描く。
数えきれない後悔と、あの頃への帰ってこない愛着が滲む。
老人はそのまま息を引き取る。
現実は無情だ。
2 或いはそうした気づきが、二人の若者に奇跡を起こさせた。
或いは典型的な勧誘に、成功者を夢見た主人公、しかし想像力が働きすぎて悲惨な結末まで夢見てしまったという夢オチ。
二人の若者の未来はまだ定かではないが、始まったばかりだ。
個人的には2であって欲しい。
音楽を、お互いがお互いを、好きであり続けてほしい。
そう強く願うのは作品の切り方が絶妙な点。
また老後の描写がリアル、という点だ。
そして、現実にはこんなヒッピーな生活にハッピーエンドはあり得ないというちょっと冷めた考え方もある。
だがそれがあるからこそ、二人の幸せが眩しく、続いていってほしいという日向への願望も大きくなるのだった。 ☆積み木の家
https://www.youtube.com/watch?v=i8qWn3cZ41E
動作の一つ一つが細かく、生きているよう。
ベッドから起きての一連の所作は無駄に見えて、流れるような動きが染み込んでいく。
水に沈んでいく街を、読者に一目で説得する。
映像のマジック。
水がなぜ侵略するのかという原因ではなく、煉瓦が積み重なって街が高く伸びていくという過程を描くことで、街の現状を活写する。
そこに温かな、それでいて生きていくことへの強い意志のような作者の視点を感じる。
煉瓦を積み重ねることは生活の、侵略する水はあらがえぬ時の、水没した街は帰ってこない在りし日のメタファーだろうか。
水浸しにならないように、窒息しないように生きていかねばならない。
しかし、ふとそこへと深く潜る意味を問いかける。
昔のアルバムを見返したくなった。 ☆或る旅人の日記 光の都
https://www.youtube.com/watch?v=n1B9h3rU2Oc
遠方の背景に見える街。
引いた画面で旅人と街を映して、到着して何が待っているのだろうと期待させる。
ところが、豚の様子がおかしく、とおややと来て、街そのものが水辺に逃げるという発想の一つ上を行かれた驚き。
インパクトが大きすぎて、忘れられない。
初見の印象をまた味わえないのが残念にも思える。
最後の文はまた味わい深い。
「その夜の光景は、宿に逃げられた私に眠ることさえ忘れさせてくれた」
焚き火で一人寂しく暖を取る旅人。
しかしその心はマッチの芯のように仄かに燃えている。
一見強がりともとれるが、シリーズを通して観ると旅先のファンタジーに対して愚直なほどに素直に反応するその人柄に嘘はないことがわかる。
世間的な評価はアカデミーに輝いた「積み木の家」に軍配が上がるのだろうけど、個人的には旅人の日記のファンタジー感が好きだ。
作風は違うし個人の好みなのだが、「或る旅人の日記」はshockwaveでは、ジグゾーパズル、サイトのTOPページも含め、一つの広い世界を描いていた。
インターネットならではの作品としての、強い輝きを放っていた。
webの賞味期限が悲しい。 ゲームグラフィックの進化について
この一年はゲームグラフィックの進化を象徴する二作が出た年だった。
FF15とゼルダbotwだ。
http://jp.ign.com/final-fantasy-xv/11898/news/pcxv
FF15の目指すグラフィックは極めてシンプル。
髪の毛一本、岩肌一つ、おにぎり一個に至るまで、細密に描いたフォトリアル路線だ。
FF7で度肝を抜き、以後続いたムービー路線、実在感のあるグラフィックを進化させたと言ってもいい。
しかしゲーム内容が伴わず高い評価には至らなかった。
が、この種のグラフィック向上はもう限界に来ているような気がする。
目新しい見た目の刺激は、必ずしも心地いい時間を提供するものではない。
それをユーザーも感じ取り始めた。
最早、はったり、は通じなくなったのだろう。 反対に、今までのゲームでネットが普及して以来、国内外、2ch内外で空前絶後の評価を受けているのがゼルダbotw。
高く評価されているのは崖を登れる何処へでも行けると言った自由度が中心だ。
一方グラフィックに対する評価はジブリみたいと評価は一定数あるものの踏み込んだものはなかった。
が、やはり面白い作品には、面白いグラフィックの工夫があることが、発売からおよそ半年、任天堂側からベールを脱ぐことになった。
このゲーム奥が深い。
http://www.4gamer.net/games/341/G034168/20170901120/
ゲームデザイン、表面的なざらざらつるつるつやつやを超えた、3D空間をより生かす、効果的に見せるためのグラフィックデザイン。
というのが、ここには示されている。
それも偶然技ではなく、作業メソッドとして体系づけられている。
これからグラフィックは綺麗、繊細から、よりダイナミックな動的なゲームそのものに位置づけられるものに変わっていく。
そんな未来を予感させる。
これを個人アニメ、ゲームにも当てはめるとするならば。
綺麗な絵、筆力の高い絵とは別次元で、動的に効果的な絵、構成に生かされる絵と言った、そういう方面が求められる時代に片足を突っ込んでいるんじゃないか。
と無理やりこじつけて了とする。
ゼルダ、遊びたい!
「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」レビュー
https://www.youtube.com/watch?v=dkLj2Eh9kCE ☆ハナミズキ
https://www.youtube.com/watch?v=x0NEu1ECjpc
発想が面白い。
ファンタジーなのに、和の情緒、夏に涼しいものが吹いた。
楽しそうなのがこちらまで漂ってくる。
音との動機も展開と一体となり、心地いい。 ☆オバケのウィリー
https://www.youtube.com/watch?v=p9WlKT0ADeg
導入部分、タイトルまでの不安定なカメラワーク、ドキドキ感がたまらない。
のだが、本編はそれとは離れてどちらかと言えばコミカルでハートフルものになっている。
個人的には、おいおい違うだろ、的な思いが濃かった。
冒頭部分が素晴らしいとは、罪作りでもある。 ☆だっぴするためにひつようなこと
https://www.youtube.com/watch?v=gnmr0guZARg
幻想的な内面と鬱屈的な外面との対比。
光の演出、ところどころの魅せるカットもあり、吸引力のある映像が展開される。
内面では爆発しそうな感情、しかし何も壊せない、出来ない、そのいじらしさと言うかフラストレーション故の緊張感が話を進める。
そこから半歩踏み出す、停滞でもなく一歩でもなく、劇終の鮮やかさよ。 ☆黄色い気球とばんの先生
https://www.youtube.com/watch?v=nM_OWvKoJSw
子供心を映像にしたらこうなるかと言う面白さ。
冒頭の声で、楽しさが溢れてくる。
どこにでもある出来事を、個性的な映像が引っ張るのだが。
気球が出てくるあたりで、ニュアンスが変わってくる。
大人になった時の小学生時代の回想のあやふやさ、不安定さ。と一言では言えない狂気にも似た感じ。
今までの話そのものが危うさと隣り合わせにあることを感じさせる。
子供の純真さとその純真ゆえの歪みというか。 ☆結婚してよかったな
https://www.youtube.com/watch?v=xUpM590VCgE
ハートウォーミング。
恋人よりも密な、夫妻というよりはフレッシュな、エピソードが綴られる。 ☆百足商店街
https://www.youtube.com/watch?v=nEshZ-HiGME
細部まで描きこまれた商店街、そこに行き交う雑多な住人に、にやり。
危うさとほのぼのが同居して進んでいく歩みに引き付けられるが、そのバランスが一気に崩れる最後にドキッとする。
ただ、ぎりぎりの生活感と冒険感は失われてほしくなかった。 ☆だいじょうぶ。
https://www.youtube.com/watch?v=Vp04cAXf37w
丁寧なアニメーションと大切に運ばれるストーリーライン。
「おはよう」を返せない内気な感じ。
それが「お前も入る」「うん」と言えるところで好転すると思いきや。
身につまされるリアリティ溢れるシーンだ。
小学生らしいコミュニティを描きながら、ふと現代社会の縮図を持ち出してくるよう。
長尺もあってメリハリはやや足りないが、品よく纏まっている。
個人的に、夢想のシーンはもっとイマジネーションをほとばらせても良かったかな。 ☆装脚戦車の憂鬱
http://iyasakado.com/steel/2leggedtank.htm
田舎の地蔵のシーンから戦場へと切り替わる。
二足歩行ロボという異色の素材を上手く作品現実に織り交ぜている。
戦闘シーンは多彩なカメラもあり迫力十分。
その分、終盤は密度が物足りなくなる。
表情や仕草など、何かしらの刺激を加えても。
メカや世界に比べて人物の描写が今一つなのか。 ☆Madame Tutli-Putli
https://www.youtube.com/watch?v=GGyLP6R4HTE
丁寧でありながら汚れまで描く3DCG。
後半の展開は個人的好みからは外れるが、それでも吸引力ある迫真性をもって進んでいく物語。
と物語と言っていいのか。
これは現実とそれ以外がどこからどこまでなのかと、考えをめぐらされた。
前提としての作品自体がフィクションということも忘れて。
一人旅の妙な現実感がある。 ☆カルタンの星人バッシング
https://web.archive.org/web/20060616104600/http://zeph.jp/swf/seijin/index.html
インタラクティブコンテンツ。
ゲームと呼ぶにはライフもリミットもゲームオーバーもない。
報酬も成否もスコアもない。
とないない尽くしだが、それがストレスを感じさせない遊具のようなほんわか感を作っている。
きれいな世界をスムーズに移動し、プチプチを潰すように敵を踏み壊す。
それ自体の快楽。
なのだが、タイムアタックモードは音楽がやや攻撃的で、フリーランモードで見せた牧歌的な雰囲気を損なっているのが勿体ない。 ☆深海のリトルクライ
https://www.youtube.com/watch?v=bldyRH_XrOM
繊細ながらも不安定な前半と、核たる人物が出てからの安定感が、余韻を心地よくする。
多彩なモーションタイポグラフィー(動く文字)と映像の凛とした緊張感は、確かに作品を支えているが、時に映像が勝ち過ぎている場面が幾つかあった。
その危うさも魅力といえば魅力だが、安定して歌(歌詞)を楽しむことからは逸れているように思える。
複数回見て味が出る映像なのは確かだ。
だが、それは一見目で不十分な余韻を与えるのとは同義ではない。ような気がするなぁ。 ☆サナナクション アルクアラウンド
https://www.youtube.com/watch?v=vS6wzjpCvec
おしゃれ心と、陽の方向の遊び心に、富んだPV。
歌詞を実写化する意義は、紙芝居の後の映像の文字だし、そこから溢れ出す文字の実体で際立つ。
ここ実写と紙媒体や映像とのミックスという意味でも面白い。 ☆サカナクション 目が明く藍色
https://www.youtube.com/watch?v=xOqvFHwh3rk
ストップモーション? コマドリ? な表現にしては珍しい素材を用いる。
花や服や人間の女性など、湿度のある艶のある感じ。
それらが多彩な変化をして、画面を埋めて、飽きさせない。
楽曲が「ライターの光」に入ってからは、映像も大きく趣向を変えて攻撃的になり破壊的になり、歌の転調をよりインパクトづける。
単純に映像としてもカッコいい。
提示、攻撃、破壊、再生と、起承転結が流れ、一見ばらばらの映像に一本のストーリーを見た満足感を与えている。 ☆BUMP OF CHICKEN Merry Christmas
https://www.youtube.com/watch?v=QJaareN2z00
クリスマスの街と人を映し出す歌と映像がマッチ。
オチに至る転調が鮮やかで温かい。 ☆Gorillaz - Feel Good Inc
https://www.youtube.com/watch?v=HyHNuVaZJ-k
アニメに実写がぶつかるパートが印象的。
両者が調和しながら、実写の男がアニメのキャラを圧迫する。
退廃的ながらも何処かスタイリッシュ。 ☆ホテル犬小屋
https://www.youtube.com/watch?v=rQUzupjaJDc
なんとも不思議。
コミカルなのか、不気味なのか、ドラッグなのか、色っぽいのか。
印象は一ところに収まらず、霧散する。
しかし、確かに異世界は描かれている。 ☆The Hunt for Pikachu
https://www.youtube.com/watch?v=u82ptblJvog
オーバーアクションが、大げさなのが、笑いを誘う。
悪ふざけに、愛情を感じる。 ☆小田急ロマンスカーCMソング
https://www.youtube.com/watch?v=RmSKeVOr4jo
小田急ロマンスカーのCM集。穏やかな情景に、キャッチーなコピーが色を添える。
「春は、ちょっとだけ大人に近づける季節だった」
入学式に卒業式。出会いと別れの春。
「だった」の過去形に、ほろ苦さが漂う。
「この旅行が終わると、みんな違う場所に行ってしまう」
卒業旅行の楽しさと切なさが出ている。切実な感じ。旧友に心を向かわせる。
「おじいちゃんを乗せてあげたい」
「会議は、箱根でやろうぜ」 Decorations
https://www.youtube.com/watch?v=NvWZjvy96z4
物が加飾されていく。
形作られていく楽しみがある。
途中、ちょっと汚いスポンジ絵を入れることで、出来上がったデコレーションの完成度を印象付けている。 ☆WARRIORS
https://www.youtube.com/watch?v=Ot9eMKoZpgY
アップの絵が迫力を与えている。
重さと熱を与える映像が続く。
のだが、アップの連続がくどいというか倦怠感というか失速感が出てしまっている。
引きの絵の大切さを思う。 ☆花芽
https://www.youtube.com/watch?v=Z0FLj2ZWNoY
イメージを映像にしたような手法。
妖艶で妖しく、しかし気品もあって、不安定で危うく、しかし見通すと妙な充足感がある。
春というのはそういうものかもしれない。
この作のイメージは、何処か自分の奥にも響くところがあった。 ☆コップの中の子牛
https://www.youtube.com/watch?v=zMTzb-Cz3gs
視点、その人ならこう見える、というのがアニメーションに生かされている。
ユーモアがあって飽きさせない。
自転車のシーンは、ドキドキとした感じが伝わってくる。
中身は。とても生活臭のする、他愛のない嘘の連続。
人の弱さや醜さが映し出されるのだが、不思議と憎めない。
時というもの。
時間の残酷さと同時に、積もってできるノスタルジーのような澱のようなものが、どこか温かい余韻を残す。
父と娘の間の信頼関係のようなものもスパイスになっているのか。 ☆and, end
https://www.youtube.com/watch?v=8ZGl3G8k8QQ
幼い時に持つ存在への不安と、言葉遊びが不思議な相性で、面白い。
粗削りなのも味があって、これは好きだ。 ☆Airy Me
https://www.youtube.com/watch?v=7DkPNgpdhZA
冒頭で感じた走る、果実の、瑞々しい解放感は、その後の病院の閉そく感で砕かれる。
注射針のほのかな痛さ、を思わず画面から感じる。
イメージ映像に近いが、一人よがり的な展開でも、圧倒的な技術と手間暇をかければ、それは独自の世界を作るのではないだろうか。 ☆やさしいマーチ
https://www.youtube.com/watch?v=-vQ5SwncXrY
危なっかしくも、POPに小気味よく展開する。
ごちゃっとせずに賑わいを見せる横にスライドする歩む場面、躍動的にカエルが飛び跳ねる場面など、見どころは多彩。
若さを感じる色使い、作品世界と、職人気質の丁寧なアニメーションが味。 ☆逢魔ヶパレヱド
https://www.youtube.com/watch?v=WX3VdkW5Dd8&feature=youtu.be
空気すらも感じる光彩と、描きこまれた街の情景が魅力的。
なのだけど、見終わった後に残るものは少なかった。僅かな違和感。
というのも、妖怪キャラが、ハイカラ過ぎないか。
月が人の顔に、というのはハロウィンを連想させる。
日本人がイメージする月に魔物は、もう少し情緒があるだろう。
骸骨のキャラも如何にも西洋風だし、携帯電話はいいのか、それで。
と、ノスタルジーを呼び起こす街の生活感と、洋風なノリの妖怪がアンバランス。
どちらを立たせるかというと、魅力的なのが街の情景なのだから、妖怪キャラに難ありか。
あと音楽も軽さに傾き過ぎているような。
なんだろう。
パレヱドではなく、パレードになってる。 ☆砲弾少女ザゼル
https://www.youtube.com/watch?v=VMM9P04DcbA
人間大砲というアイディアの面白さと、それで真剣にレースを組み立てる情熱。
ストーリーはわかりやすく、見た目で多少ごちゃついても、強引に引っ張っていく。
動の心地よさが詰まっている。
オチはもう少し華やいでもと思ったが、綺麗に纏まったか。 ☆さかなのうた
https://www.youtube.com/watch?v=Lx8ENuG3zNQ
骨っぽい無機質な魚と、鮮やかな風景の対比が決まっている。
空中のような水中の表現は面白いが、もう少し水中感を出しても、と ☆rain town
https://www.youtube.com/watch?v=cf7XOkNkB-8
最初に生活品や小道具を映す場面で、しけった積もっていく、腐敗のような雨を印象付ける。
しかし無人の街を大きくとって小さな少女を映すことで、徐々にそれは切実で物寂しくなっていく。
雨は鎮魂のように、或いは容赦なく降り続ける。
そこに作者は意味を込めていて、それは明確に主張こそはしないが、画面に緊張感と味わいをもたらした。
世界観を持っている作品は強い。
嘗ての明るい街を届かないと知りつつ描く場面で物語を閉じてもと思う。
しかし、何かしら救いを与えたい気持ちはわかる。 ☆クジラの跳躍
http://jp.channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ch_userid=noisypig&prgid=45904627
ファンタジーの金字塔。
独創的。
ユニークでありながら、挨拶してきそうな親しみのある世界観。
水晶の海、トビウオ、クジラ。
ロマンある世界を、抑えた色調ながら大胆に表現している。
水中に沈んだ時計にネジを巻く仕事は、何処か退廃的で、無駄に思えて、でもなにかいいなぁ。 ☆老人と海
https://www.youtube.com/watch?v=TvK-Bjzm3AQ
https://www.youtube.com/watch?v=66rB6k5Vab0
見応えたっぷりの有名短編の映像化。
魚と面した際の、静と動、緩と急が絶妙で、あれよあれよと映像を追っていく感覚。
ヘミングウェイの持つハードボイルドさ、簡潔な中でも虚しさと少しの希望を与える優しさに浸る。 ☆電車かもしれない
https://www.youtube.com/watch?v=BdVCW40EFfo
具体と抽象が混ざり合い、存在の不確かさとそれでも確固として進むアニメを強調する。
じわじわとしてみてくる不気味さだが、左右にリズムを取るなど何処か可愛らしくもある。それは音楽にも符合する。 ☆てんとう虫のおとむらい
https://www.youtube.com/watch?v=lECifE2zy0M
主人公の年齢から察せられる、カワイイとエロティックの中間を駆け巡る。
のだが、やはりテントウムシが、わさわする場面が印象的。
アニメ的な表現に、写実を加えることによる、違和感、嫌悪感にも近い不気味さが伝わってくる。
それが少女っぽい無邪気さを引き立てる。 ☆キャットウォーク
https://www.youtube.com/watch?v=JoAXPatP7JY
壁をよじ登る際の猫との攻防がコミカル。
オチはどうなるのだろう、と長靴の水しぶきである程度予想させておいて。
その上を行き、且つハートウォーミングな結びが心憎い。 ☆恋するユニバース
https://www.youtube.com/watch?v=HanKmpyFl7s
商品であるお菓子をシンボルにしたモーションデザイン。
企業CMという枷と作者のセンスのせめぎあい。
画面を覆うシンボルはスピード感を生みこそすれ、五月蠅くなることはない。
色彩、デザイン、攻めの姿勢と、一歩抜けた感。 ☆診療室
https://www.youtube.com/watch?v=OAtLEntTdkw
痛さに顔をしかめたくなる場面があるかと思えば、こちらまで笑ってしまうところもあり。
しかし総じて、むき出しの敵意を感じた。それも遠くから。
と、上手く言葉にならないが、言葉にすると消えてしまうものを取り扱っているのかな。
音が見事に雰囲気を作っている。 ☆around
https://www.youtube.com/watch?v=Ei8akL41Qnk
場面転換が、意外性に富んでいて、しかもスムーズで、何か別の次元へワープさせられたかのような錯覚に陥る。
映像テクニック集にも思えるが、ここまでテクニックで魅せるとは。 ☆Calm
https://www.youtube.com/watch?v=tzuNxR5U1ok
鮮やかな色彩の風景と、メタモルフォーゼの連続による存在への不安感。
その二つの間の凛とした緊張感は、転部で激化する。
明確なストーリーは語られないが、青春とはまた違う若さを表現すると、こうなるのかと思わせた。 ☆People In The Box「ニムロッド」
https://www.youtube.com/watch?v=LME2bCe3_J8
本をキャンパスにする発想は面白いし、そこに留まらず本から溢れ出す花々などが広がりがあって素敵。
女性が鮮やかで美しい。
飾りのない活字の本に、色気が覆う。 ☆People In The Box 旧市街
https://www.youtube.com/watch?v=S0TOzCdI2OQ
何故か切なさが残った。
塔の頂点、王というものの虚しさだけではなく、何か。
妊婦のマネキン、人の顔のドア、所々に普通とは離れた異化されたスパイスが散りばめられていて飽きさせない。
塔に向かうシーンで、奥に進む人物とは対照的に手前に引くカメラが好き。 ☆うごくえこよみ
https://www.youtube.com/watch?v=il0YbNOAU9A
わびさび、なのだろうか。
静かで穏やかに展開していく中での、さっと入る色彩や効果音にハッとさせられる。
今の生活とは離れてしまった和の風情。
なんか、もうちょっと丁寧に時を重ねられたら、とか思うのだけど。思うだけだけど。 ☆アカツキの詩
https://www.youtube.com/watch?v=L1ufHZR0Vh8
砂漠にロボ一人。
帰ってこない過去は、もろくも崩れ去る砂の城のようで。
最後にほろりと哀愁が漂い、このままで。
と思いきや、うーん、このオチは温かすぎる。 ☆こねこのぜんしん
http://www.geocities.jp/tanu_fla/fla/f02.html
脱力系。非常に緩い歌声に、緩いアニメがあっている。
背中がくっつくにゃーの無防備さ(それは制作姿勢にも)に、好感。 ☆ウシニチ
https://www.youtube.com/watch?v=vvzJJi6y7M0
小ネタ集かと思わされつつ。全てがつながり一つの結末へと導かれるさまは、軽い感動を覚える。
キリンの話が好きだ。 ☆悲しい朝ごはん
https://www.youtube.com/watch?v=FPFXlZzuVSE
食べるという行為の根本を問う。
生きるための動機、食欲。自分は極限の状況に置かれたときに、果たしてどこまで捨てれるのか。
オチが何処までもブラックで、しかし寂しくも清々しい。 ☆夜の灯
https://www.youtube.com/watch?v=3Sk0S__M1D8
気持ち悪さとユーモラスの狭間を行くストーリー。
圧倒的な闇の質感と光の表現。
深夜の映画館でコマーシャルを観たような、何というか、独特の余韻を残す。 ☆swimming
https://www.youtube.com/watch?v=5Nmq1onb3Yk
懐かしい効果音と心地いいアニメーションで、カルキ臭いあの空間へと開始三十秒で連れていかれる。
そこに引き込まれつつ観ていると、鮮やかな色彩とともに遠いファンタジーへと連れていかれる。
距離感が絶妙。
まず確かな読者と同じ共感の地平を築く。
そこに安住することなく、多少もたつかせ、そこから異世界へと運んでいく。
この現実感とファンタジーの距離感が、繰り返すが、快感の原動力にあるように思う。 ☆BUILDINGS
https://www.youtube.com/watch?v=1z5IPM8-UxU
高い、明るい。
持ってして生まれたものは確かなのだが、それ以上に輝くのはそれが有効活用し、誰かのために使われてこそなのだ。
と持って生まれた才能があってこそ、何かを成し遂げられる、無い人は黙って助けられてろい、というストーリーには少し抵抗がある。
その才能があるからこそ、背負いこまなければならないヒーローの定め、という所まで持っていってもとか。 ☆早春、最後の雪
https://www.youtube.com/watch?v=DAem-6FO7kc
ダイヤモンドダストから最後は、妙に揺さぶる映像が待っている。
物語的にはありふれているのだけど、北海道旅行とか変に現実感がある下地を作っていて、葬儀も雰囲気がある。 ☆ここにあること MV
https://www.youtube.com/watch?v=CvGXYtsbaL0
静止画のスクリーンショットでの期待値はとても高かった。
実際に動画を観てみるとそれ程でもない、特に人物の動きが。
人物は描きなれていないのか、平板なのが小道具と相性が悪いのか、今一つ印象に残らない。
なみのしぶくすがたや
からは見せ場なのだろう。
引き込まれる映像が展開されるが、ここまでが遠い。
前半部の弱さは後半集中型で納得しきれなく、どうにも密度がちぐはぐで薄い感じがする。
作りこまれたリアルな時計のグラフィックと、男の子の顔のアップのデフォルメ感とシンプルさが、バランスが悪い。
また、パンをくわえて駆け出すというのは余りにお約束で、しらっとした空気が流れてしまった。楽曲に忠実過ぎるのも考えものか。 ☆魚に似た唄
https://www.youtube.com/watch?v=SJWHNwKSzrU
最初のワイヤーで釣りました的な魚に失笑に近いものを感じたが、なるほど全体を通してみるとハンドメイドっぽさが強調されている。
その手作りの息遣いがあるからこそ、その労力に引き込まれ、その後の「だからどうした」的な虚しさ、消費のやりきれなさのようなものまで感じてしまうのだ。
歌というよりもなるほど唄が似合う。よくわからないけど。 ☆Orcbestra
https://www.youtube.com/watch?v=m4Xi-odhhZE
聞きなれたクラシック曲を、時に重厚に時に軽快に泳いでいく。
出演者、音楽の表現者がとても生き生きと、楽しく真摯に取り組んでいるのが伝わってくる。 ☆ちいさなあなたへ someday
https://www.youtube.com/watch?v=yTe8AyPRyuY
絶賛を送りたい。
これはダイジェスト版なのだけど、是非フルで見たい。
DVDを買ってしまうかもという出来。
イラストとアニメーションが豊かに結びついている。
暖かなタッチのイラストは目に優しく、動画は風の動きすらも匂わせる。
自転車のあの感じ、ブランコのあの感じ。この空気感。
幼い時のときめきを詰め込んでいる。 ☆火要鎮
http://www.le.com/ptv/vplay/20113259.html
火事の場面は、緊張感ピリリと進行する。
画面を覆う炎が艶めかしい。
鎮火方法に時代が匂う。
和服の女性を美しいと思うのは滅多にないこと。
オチはインパクト大だが、あと五分、この質で余韻に浸りたかった。 ☆くつした
https://www.youtube.com/watch?v=GUUVWkUoJQ8
人物の動きで背景が滲む演出工夫は、作品には生かされていないように思えるが、何だろうこれという注意材料にはなる。
作品はごく普通にありうることだけど、何というか意外性もある。
優しさというか家族というものの無言のキャッチボールというか、それを当たり前として、当たり前の毎日が続く。
そこに軽い安堵感とノスタルジーを感じる。
黒の使い方が効果的。闇が表現されている。 ☆ニュ〜東京音頭
https://www.youtube.com/watch?v=q3RsvTjJZjk
発想が一つ広く、面白い。ワクワクと進行する。
コミカルな中にも街の夜景など、ハッとする美しさも備えている。
夜に移る切り替え方が好き。
少しバタ臭い音楽がスピードを与えていて、良くあっている。 ☆天才万博2017 オープニングアニメーション
https://www.youtube.com/watch?v=MnI6UsLHilQ
色彩と動きとデザインで魅せる。
円の優しさ、柔らかさ、包容力に心安らぎながらわくわくとし。
ながらも終盤で色が混ざり合い、不安と圧倒で覆ってくる。 ☆東京ガスCM 家族の絆
https://www.youtube.com/watch?v=vNLXVWyyRHk
カツカレー美味しそう。
今は遠い愚直なスポコンと、何処にでもある特別な味という料理の取り合わせが妙。
試合の結果を明示しないのも、高みからの成功談には陥らず、爽やかな風が吹く。
☆東京ガスCM まとめる
https://www.youtube.com/watch?v=dRY2IljxjVM
非常にわかりやすくキャッチー。
と言うのも見せ方を変えながらも、3回も電気とガスを纏めるとお得、というのを明示している。
妙に印象に残るマスコットキャラクターも含め、手堅く伝えたいことを伝え、記憶に残している。
この東京ガスのCM戦略。
一方は企業イメージを向上させ、一方はメソッドを伝える宣伝を重視する。
双方とも新しく且つ親しみやすいものを感じさせながら、ユーザーに両極を揺さぶるものがある。
このCMの出来と言い、また片方に偏りすぎないバランス感覚と言い、上手いなと思う。 ☆青春おじいさん
https://www.youtube.com/watch?v=GojxmMi2TvI
高濃度のコラージュアート。
新しい表現で古いものを映すのが、妙に味があって趣き深い。
蕾から花に注視して、種から人が出てくるのが軽い驚きがある動きで好き。
それとワイパーで汚れを落とすように画面が切り替わるところ。 ☆スマートフォン版 どうぶつの森 Direct
https://www.youtube.com/watch?v=Em4zQ5Stug4
これは今年年末から来年のゲーム業界の話題を独占するキラーコンテンツになりそう。
紹介映像はどうぶつの森ユーザーを安心させるつくりになっている。
キャラや外装だけどうぶつの森を借りた別のゲームになる予感を覆す。
そして誰もが思いつく、家具類へのアイテム課金+ガチャ要素を覆す、時間課金。
時間課金と言っても、特別な施設を作る→膨大なお金が必要→大量のアイテムを売る必要がある→課金による鉱石発掘や投網などによる、軍資金集めが必要。
という導線は容易く思いつくが、それでも施設に直接課金よりは壁を感じない、別の方法でお金を稼ぐ道が示されている分、スマートだ。
個人的には、スローライフなユーザーは作品への拍手がわりに課金する、スローな作りを早解きしたいユーザー(これは一定数居る)が積極的に課金する作りだと、面白いと思うのだが。
とにかく他のスマホゲーにあるイメージ優先であったりガツガツした感じがなく、ゲーム画面を中心に展開し、ナレーションも解説と実況の中間にあり、音楽もデザインも緩やかなPVに期待は高まる。
作品のブランドを大事にする長期的な大らかな視点を感じる。
このダイレクトをswitchゲームのマリオオデッセイの前日にぶつける所からも、異例のダイレクトからも、マリオラン以上に力が入っているのは確か。
ユーザーの期待値も高いようだ。 >>272
全くもって恥ずかしくない
こういうのは大事だよ、記録をすること 最近は語る機会も少なくなったものだから、半ば一人語り用。
それよりも、映像作品の参考ネタが尽きてしまい。只でさえ停滞気味のレビューのペースダウンは必至か。
>>274
恥ずかしさ
1
うーん。何というかこれは自分の自己評価の低さ故のものなのだけど、これが無くなると、「凄くつまらない奴」になってしまいそうに思えるんです。
つーのも、自信ありげなレビュアーの面は自分には似合わないし、何事も初心者的な「はずい」という初々しさがあって、ぎりぎり「つまらない奴」で居られるんだと。
2
それにこれは映像(Flash作品じゃないですよね既に)作品の副産物、コメント的要素が大きくて。
そういう二次消費者が、製作者のように堂々とするのも、何というか抵抗があって。
でも、そういう消費者の異常な謙遜態度が、「クリエイター神話」(藁)の過剰評価、仲間内でワイワイやってるだけの風通しの悪さともなって、そういうのがこのFlash板に巣くう病魔の一つのような気もするんです。
反対に、閲覧者の、痛みも知らないポイズンや過剰な叩きも、確かに衰退の一つの原因で。
偏り方が極端なんですよね。現状では閲覧者の圧倒的不足が大きいような。なんだろなー。
3
けれど、そういう恥ずかしいような自己卑下は心の中に置いといて。
レビューでは無謀にも、感じたこと思ったことを、遠慮なく歯に衣着せずに書くようにしています。
最低限の、自分の中のモラルを持って。
ここが伝わっていただけたら。
4
記録すること。大切だよね。恥ずかしがりますが、躊躇いません。
こうした思考やレビューも含めて、青二才の自分ですが……
これを再び読み返したときに、やってて良かった的なものが込み上げたら、そしてやはり恥ずかしさを感じることができたら。と思います。
やりとおした後に、書き終えた後に、感性が少しも成長してなかったら、寂しい。 ☆ズドラーストヴィチェ!
https://www.youtube.com/watch?v=Ze04URGuBKw
語りの良さ。
所々羽目を外しながらも、冷静な距離感と速度をもって進行するナレーションは、道中の小気味よさと読後の物寂しさを与えるのに奏功している。
ロシア人、なのか、本当はどうなのかと疑ってしまう親近感、おっさんくささと、語りからの軽い侮蔑のような距離感。
最後は 抜け出せない日常と高らかに歌い上げるハッピーエンドの体を取り、やるせない哀愁がアクセントとして、エンターテイメントを味わえる。
この作者は>>213のばんの先生の作者でもあったが、本作ズトラースヴィチェ! において更に高い評価を得ることになった。
確かに本作のほうがより一般を意識した目線を感じるし、エレガントな上品さがある。
が、ばんの先生の子供らしい下品さと無防備な他者を意識しない子供の目線も捨てがたい。
本作は、遠いロシア人やロシア民謡を、近くのものに引き寄せる力を持っていた。
一方で、ばんの先生は、近いはずの子供の記憶が、却って奇妙で歪で遠いことをどんと示す。
何よりもハゲネタで親近感を持たせながら、記憶の倒錯という突き放した感で終わらせる距離感のコントロールが、作者が意識していなかったとしても、絶妙に心地いい。
自分はばんの先生のほうに軍配をあげたい。 ☆プーキー
http://www.geocities.jp/tekitou_de_ikou/pookey.html
自作曲だからできるラジカセからの次々といった選曲。
大胆な未練のない使い方をしているのは数秒だけしかかからないことでも。
全体的に女の子の可愛らしさが際立つ、特に落下シーンからの存在の危うい魅力がよい。
取り換えっこのギャグは引っ張りすぎたか、そもそも異質なのか、場に収まらない感は強い。
全体的にどこか静けさや寂しさを沁みさせる間の取り方になっている。
その意味で冒頭の「プーキープーキー、朝ごはん目玉焼きが小さいと泣いた」のフレーズが活きている。 ☆端ノ向フ
https://www.youtube.com/watch?v=kcxFGeEqqgA
難解さがある。
親しみやすい木造家屋を土台に、戦争という極限状況、もやのような霞が浮かぶ魔都のような演出、子取りという怪しげなモチーフ、祭りではぐれたような不安感。
それらが爆発する山場。
やはり、その山場が曲者。
というのは今まで情を刺激して怪しげな雰囲気を作っていたのに、文明の利器としての側面を持つからくり屋敷は知の側面が強い。
例えば操縦者、設計者といった人の手を感じてしまう。
ここは子供の集団が纏わりつく様子がおぞましいだけに、この方向に舵を取ってほしかった。
戦車は作者の持ち味なのだが、相性が悪い。
ナレーションの弁舌者の意気揚々とした怪しさが、爆発しているシーンなので、子供の集団とこれだけで良かったかも。
欲張りすぎて、異様さが分散してしまった印象。
そしてオチも後日談が語られるかと思えば、歯が出てきてぶつり。
初見での印象は弱かった。
ただ、それも後日談を語れない程に壊れた主人公を提示することで、闇の深さ、もやもやした不合理感を与える演出とも取れる。
闇とは。後で知ったことだが作中に出てくる薬品、そして薬膳の肉団子は、人肉によるものではないか。とのこと。
確かに明示するにはショッキングだが、自力でそれを知るには壁がある。
ただ、DVDでの解説などもあるらしく、確かに深遠な闇は初見でも感じたし、わかりやすさを求められる映像作品に反して、一つのアンチテーゼなのかも。
とすれば、山場の戦車という異質さも、ありっちゃありかもしれない。が、何度考えても、ここは作者に殻を破ってほしかった。 ☆【黒板PV】ハルニキミト
https://www.youtube.com/watch?v=jdDJQsr1VCI
黒板という身近な素材だからか、手作り感や温かさ、作品との近さを感じる。
黒板に書かれた落書きと、儚げな歌が、いつか消されるが記憶には残る雰囲気としてマッチする。
少し消し跡が滲むのも、味があって好き。手抜きとは受け取れない。
サビでの工夫は、黒板という制約から思いがけない方向に一歩踏み出していて、驚きがある。 ☆カシスとアルルの物語
https://www.youtube.com/watch?v=sEjYRbIaV2k
ジブリスタッフが作ったパンのCM集。
開始数秒、街を走り抜ける自転車の数秒に街人のモブが描き込まれている。
中欧に本当にありそうな生き生きとしたレンガの街を形作っている。
自然、恋、別れ、を黄金色の小麦や花々の風景が彩る。
パンは匂いが伝わってくるよう。
焼き立てのパンに安らぎを感じ始めたのは何時からだろう。
ジブリと言えば魔女の宅急便で、その影響は色濃いが、そういうのに忠実なのをジブリと言うか王道アニメに求めているのだろうと思う。
カップヌードルのCMのKIKIやハイジと言ったら。酷い。 ☆Junction
https://www.youtube.com/watch?v=whWag7GdN-Q
ドラマやストーリーは起きない。
極力、排しているのだろう。
それでも鑑賞時間が満たされるのは、絵としての丁寧さ、光の増減で見ごたえを作っているからか。
夕焼けの物寂しさ、人工的な明かりの少し冷たい心強さなどが出ている。
動く風景画のよう。
ただ、音楽が、何とも残らない。 ☆オトシモノ
https://www.youtube.com/watch?v=Z6qJISeJzqM
濃厚に漂う死の匂い。
暗色に塗られた女子高生は、負というか未来を感じさせないものがある。
それに反して意志の強さを感じさせる瞳。
ストーリーは、あるのかな。
何かが思い止まらせたとも取れるし、このように続いてく日常の一場面に意味が込められているのか。
世界は健全そのものではなく、こうした憂鬱も溶かし電車のように流れていく。そんな考えが浮かんだ。 ☆僕は君の涙
https://www.youtube.com/watch?v=DvtoiSWLmSU
とてもミニマムで私的な涙と、雄大な自然を巡る旅の、マッチングが楽しい。
湿気ることなく、軽快な歌が沈みがちな心を後押ししているよう。 ☆日本昔話をギャル語に訳した結果
https://www.youtube.com/watch?v=s6gr7Ljl0x8
古典の昔話と最新のギャル語とのギャップ、の筈がギャル語自体の既に鮮度の落ちた感があって、笑いとしてはそれ程まで強くなかった。
何というか話し方とか既にダサいんだ。
それは最新のカッコいいと思われるものが、少し時を経ると却ってそのかっこ悪さが際立つという図式なのかもしれない。
時間の選別の厳しさよ。
でも、この試みは半分それを意識しているような節はある。
ダサさも笑いのような。
昔話というのも、そのまま使えば古文になるような現代とは離れたものだし、ギャル語に限らず現代語も何時か古語になりそうな、つまり言葉の鮮度が鮮明に映し出される。
言葉って生きているものなんだなと。その柔軟さと多様さとともに、その大切さにも気づく一品だった。 ☆千葉、滋賀、佐賀
https://www.youtube.com/watch?v=bDrmxbYb_R8
すっごく適当な絵だけど、これをコントで実際にやるのを観たり、アニメーションさせると、また違ったものになるのだろうな。
濃い口のしつこめなネタと、あっさりとシンプルな見た目の刺激が、はんなりと合っている あっ。有名だよね。千葉、滋賀、佐賀。
リズミカルで覚えやすい。
有名どころ無名どころ、所構わず、雑食気味に行きたいのだけど。
如何せんネタ切れでマイナー気味に。 ☆FlashBomb 03 オープニング
https://www.youtube.com/watch?v=mkeigRILzis
☆FlashBomb 04 オープニング
https://www.youtube.com/watch?v=P4iQ6nMP_k4
☆FlashBomb 05 オープニング
https://www.youtube.com/watch?v=n2shilcZhDI
(3:40秒辺りから これには当時未公開だったFB出展作品も並べれている)
スキマ産業の一連の作品はイベントどころか板の衰勢を色濃く映しているように思う。
03オープニングはピアノの情感的なメロディーの上にも、手探りの熱気が伝わってくるようだし、黄金の草原を歩くモナーはそのままFlash板黄金期の代名詞にもなった。
反して04オープニングは黄金の黄昏は去り、夢の扉は消え、代わりに職人個人の台頭を予感させる。
熱狂の場だった筈のここで、黄金期の終わりを予感しているところなぞ、先見の明があった。
そしてFlash板発イベントの限界と終わりが見られ始める05オープニングでは、観客は去りモナーは新天地へと飛ぶ。
これも、ニコニコやyoutube、Frenzなどへの板のメインストリームの変遷を予言しているようで興味深い。
この時代の先端と未来を走り続けるスキマ産業の姿は、正に流行作家そのもののようだった。 個別に取り上げるとすれば、04オープニングが印象深い。
殆ど無音、効果音と白地をベースにした導入でタメを作り、次いで星空と憂いを持ちつつも力強く美しいケルト音楽で情感を揺さぶる。
この構成もうまいし、次いで見せるアニメーションは、時に細かく時にダイナミックに動き味がある。
絵は下手めだけど、むしろヘタウマだろう。
最後のタイトルの出る引きの絵も、強い余韻を残す。 ☆ブレードランナー ブラックアウト 2022
https://www.youtube.com/watch?v=MKFREpMeao0
先へと進ませる吸引力のようなもの、画面の緊張感が最後まで機能する。
後半は見応えありのバトルシーンに派手な展開が続くが、辺りを漂う虚無感が凄い。
重厚な未来の世界観があり、お涙頂戴になっていない生死が冷酷に刺さる。 ☆Minion【mutabloop】
https://www.youtube.com/watch?v=e2c7qMBclR4
鮮やかで賑やかな街並みと、カフェでゆったりとする女性の対比が美しい。
のんびりとしている空気が、恋しくなる仕掛け。 ☆紙の上のパイロット
https://www.youtube.com/watch?v=0a8u6cFRYXA
現代風大正ロマンの趣き。
時代感と上品さと淡い恋心が程よくミックス。
爽やかな風が吹いた。
戦場に行く、とかじゃないよね。 ☆fox and the whale
https://www.youtube.com/watch?v=3nDWWY4_rNw
自然の色彩の豊かさ。緑覆う眩しさ、荒波の深い青が、最後まで画面を引っ張る。
一匹の狐を通して、スケールの大きい自然世界に心洗われた。 ☆SIAMES - "The Wolf"
https://www.youtube.com/watch?v=lX44CAz-JhU
白黒だけど、闇の演出がよく、メリハリが出ていて、緊張感がある。
特にカメラワーク、構図には惹かれるものがある。
女の子が逃げる時の追いまどうようなカメラが好き。 ☆Snail's House - Pixel Galaxy
https://www.youtube.com/watch?v=3nlSDxvt6JU
ハイセンスな色彩で描かれる日常とファンタジー。
ファンタジーの取り入れ方が巧みで、女性アイドルという虚構を売る職業で親和性を持たせ、女の子が出るときに音を止めるという演出で驚きと戸惑いを共有させている。
場面でカービィが出てくるけど、何だか全体的にカービィっぽい。
カービィポップというんだろうか。 ☆スカート - アンダーカレント
https://www.youtube.com/watch?v=F0WWHQ7XW6I
抽象と具体が入り混じるこうした映像は余り得意ではないが、これは妙な中毒性がある。
歌にも動きにも、重力とは離れた浮遊感のような、ふわっとした心地よさがある。 ☆ルパン三世オープニング映像
https://www.youtube.com/watch?v=dvaosZlQqrY
渋くてカッコいい。
お洒落な色彩とモーショングラフィックっぽい演出に、知名度抜群のおなじみの面々が映える。
ちょっとダサ目なルパンのコーラスが、何処となくダンディにハードボイルドに聞こえてくるから不思議。 ☆Fly
https://www.youtube.com/watch?v=gOY3FFObZx4
柔らかな光を透かしたかのような表現。
空気感が伝わってきて、女の子の動きはスムーズで多彩。生きている。
よく転ぶんだよね、五歳児くらいって。
ただ、無音なのと女の子一人のカットが続くので、寂しさというのかな寂寥感を思わず感じてしまった。
環境音、効果音、声などが加わっていたら。 ☆Mimi Carina - Emilie au pays des morts de Cedric Herole
https://www.youtube.com/watch?v=xtHQZSruIqg
飛びたいという普遍的な、でもありきたりな願望。
それを形にするときに、靴紐を利用したり傘を利用したり。
ありふれた表現にさせない一工夫が光る。 ☆花に赤い糸
https://www.youtube.com/watch?v=NJlUbuW54TA
ポップな曲とイラストに、紙芝居的な演出がマッチ。
ストーリー仕立てなのも好感。
画面手前の花がアクセントを添える。 ☆ママ
https://www.youtube.com/watch?v=m4bFAEL91o8
人の手触りを強く意識している。
ところどころの実写とイラストの融合。
かくついたアニメーションや定まらないカメラ。
ちょっと演出感情なのが鼻につくが、実験作的色彩を感じさせない完成度。 ☆タナタロ
https://www.youtube.com/watch?v=rsbye0B4uyQ
イラストを主体としたPVだが、所々のモーショングラフィック的な要素が低刺激で心地よく進行する。 ☆ツインズ
https://www.youtube.com/watch?v=_kZnvhKNY_E
明度の高いイラストを主体にしたPVで、モーショングラフィックが補佐的に使われる。
何処かで見た作風だと思ったが、エロゲのオープニング映像に近い。ような気がする。狭い知見だけど。
それも質の良いエロくない女の子を意識した感じ。
それってエロゲじゃないんじゃないか。
とはさておき、これもこの手には珍しい強固に進むストーリーが、映像を進める力になっている。 ☆可愛くなりたい
https://www.youtube.com/watch?v=o1WXFxHXieM
パステルな色彩に、イラストとモーショングラフィックが使われる。
ガーリー、可愛い、お洒落、モダン、トレンドと、普段の自分とは縁遠い単語を並べたくなる出来。
若い女の子が描かれていて、その若さが程よく眩しい。
性的な目線を殆ど感じさせないのも、お洒落なアイドル性を際立たせる。
雑誌の表紙、所々のファッションは、やはり彩り豊かで、ファンシーな印象を加速させる。
可愛さの詰まった作品だが、唯一そうではない箇所を見つけた。
タイトルの出し方が可愛くない。 ☆スーパーしぃるくちゃん
https://www.youtube.com/watch?v=3nYLAHVubSU
これは古い。
スーパーミルクちゃん、あなたはオオカミに変わりますか? 自分は対象年齢とは一つ差があるぞ。
更に、同オープニングをもじっているそうだが、パロディーにはなっていない。
少なくとも権威批判や笑える箇所は見つからない。
2ch風アレンジ、模写という方向が近いかもしれない。
この古すぎる元ネタ、歌、2chAAキャラ、極度の少女趣味というコアすぎるターゲットに向けた作品。
本作品を十分に楽しめたかは別として、それでも嫌味にならないのは異性を感じさせない作風と、丁寧に作りこまれたアニメーションの賜物。
力づくで納得させられてしまう。
このコアな作風の本作ををオフラインイベントで上映でき、一定のファンを獲得できた環境が羨ましくも、ここまで振り切った作品にコアな趣味の自分も何か後押しされるなー。 ☆Overwatch Animated Short | "Recall"
https://www.youtube.com/watch?v=I3WhdXPaUd8
英語がわからなくても、無理なくストーリーが追えるのは、ストーリーラインが丁寧で一つ一つのカットに意味がある為。
バナナを食べるゴリラの説明、から攻撃にバナナの皮などと、無駄なものを感じさせない。
作りこまれた3DCG、お手本のような構成と、ゲームにまつわる映像もここまで来たかという出来。 ☆CUPHEAD - Final Boss and all endings
https://www.youtube.com/watch?v=rDDDYaTv2iU
何といえばいいんだろう。
アニメ黎明期のトーキー映画を、実際のゲームで動かすことができるような。
そういうとてもハイセンスで、洒落っ気のあるグラフィックが特徴。
ゲームのグラフィックの発展過程で、アニメ調ではゼルダの伝説、風のタクトが有名だが、それとはまた一味変わったタイプのアニメっぽさ。
まだまだ多様な可能性あるジャンルだよね、ゲームって、と思わせる。 ☆ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド
買っちゃった。
このゲームは凄く可能性の広がりを持たせたゲームだなと思う。
オープンフィールド、オープンエアを瓜にしてるだけあって、フィールドが広大で、横に縦に広い。
その縦というのが面白くて、フィールド中の殆どのオブジェクト、柱だったり家だったり山だったりに好きなところから登山できるので、空間を自由に行き来できる感触に陥る。
行けないところがないと感じさせる。
更にそこに作りこみの丁寧さ、密度が濃く何らかの発見や遊びに満ちた仕掛けが盛り込まれる。
そこを自由に移動して、目的地から、好きな目的地まで或る時は町の噂話を頼りに、或る時は遠景に滲む巨大建造物を目指して移動する。
だから、フィールドを移動する際に、プレイヤーそれぞれの物語が生まれるし、その幾つかは思いがけなく、しかしきちりとゲームデザイナーの思い通りにいるような安定した楽しみを与えてくれる。
例えば、目的地の村に向かう際に、途中の宿屋、道筋から逸れ、迷いに迷い、おおざっぱなマーカーを頼りに方向に見当をつけ、山を越えて裏口から辿り着いた時の達成感。
なだらかな草原に環境音に似た控えめなBGM、そして相棒もいない一人旅。
思わず物寂しさを感じて、独りぼっちを感じる寂寥感が漂う。
そのままそれに少し酔って進んでいくと、楽の音が聞こえ、それが大きくなり、馴染みの人と出会えた時の安堵感。
そうしたこのゲームをプレイした自分と、ゲームフィールドを用意したゼルダの伝説との出会いがあったからこそ生まれる幸せな体験が、積み重なっていく。
ハイラルを旅している感覚。旅、です。 だから遊んだ人たちが口々にそれぞれのハイラル体験を語りたくなる気持ちは痛いほどにわかるし、自分も語ってしまってるし、これが異常に高いレビューと口コミに支えられているのもプレイするとわかる。
この作品はこれから高い評価を受けるだろう。
今年のゲームオブザイヤーはこの作品で独占されるだろう。
どころか、ここ数年、数十年単位で語られる作品になりそうだ。
http://www.geocities.co.jp/Playtown-King/4566/etc/gameetc/nagata1.html
比較対象に成りえるのは、同じゼルダの伝説の時のオカリナじゃないだろうか。
風のように永田氏のレビューから感じ取れる、語りたい情熱、ハイラル平原の魅力、それを縦にも横にも何十倍、ひょっとしたら何百倍にも増殖したのが本作じゃないか。
フィールドの美しさは、時間、天候、自然の森海湖砂漠雪山崖高地村と入り組んで、ゲーム体験したならば必ず出会うだろうその人その時の絶景を残す。
村人などのサブキャラも細かいタイムスケジュールで動きそれぞれの物語を背負っている人もいる。
コログという小さな成功報酬はコンプリートが無理なほどにあって所々のアクセントにもなるし、祠という中程度の成功報酬は見つけた時やクリアした後の達成感が(たとえ一部が攻略サイト越しであっても)嬉しい。
これだけの行数を費やしても魅力について語り切れないような部分もあるし、実のところ未だゲームクリアには至っていない。
このように語りたくなるような特別な(しかし計算された)体験を用意するフィールド、ゲームを通じて情報を共有する喜びを提供する膨大なゲームキャパシティ、それでいて目立ったバグも無理も感じさせない作りこみ。
やはり並のゲームではない。これだけの為にswitchを買う価値はあった。 ☆ちいさなあなたへ someday DVD
買っちゃったその2。
十分弱の映像。
締めのエンディング曲はフルを期待しただけに短く終わり、少し肩透かし。
>>263の紹介映像が、ほぼダイジェスト版で見どころを押さえている。
ので、買ってまで新しい刺激を期待すると×。
しかしこの品質で全体的にまとまっているので、暖かな動く絵本仕立てに感銘を受けたのなら、〇。
全体的に休日の昼下がりに観たい、出来るならお子さんに見せたいような、親子で観たりするのが良いような感触。
ちょっとのびやかで、思わずあくびをしてしまうような、それも心地いい充実感を味わう。
この二つの買い物の結果思ったことは。
エンターテイメントにおけるマイナスと見られがちな要素、寂しさであったり難関な道に迷い込んだりするのだったり。
あくびをするようなある種の退屈さであったり。
そういうのは決して否定的な色彩を伴うものではなくて、全体の完成度や配置が良ければ、喜びや達成感を加速させるプラス要素になりえる。
むしろ一つ飛びぬけた作品と呼べるようなものには、少なからずそうした部分があるんじゃないかな。とか思った。 ☆Loving Vincent Official Trailer
https://www.youtube.com/watch?v=CGzKnyhYDQI
画家ゴッホ。
アニメーションする色彩豊かな油絵。 ☆TOKYO COSMO
https://www.youtube.com/watch?v=3SEXokSxZBI
後半からは畳みかけるように、空想と現実が織り交ぜられ、展開する。
その飛躍が楽しい。
のだが、それまでの2分間近く、普通のOLのありふれた日常を、飽きさせずに持続しているのに好感。
環境音、それはレンジやテレビや洗濯機といった電子音が中心となるのだが、それによって寂しさが強調される。
そこにアンバランスなほどに精緻に描きこまれた生活道具、例えば使いかけのケチャップだったり、二人で撮った写真だったり、が奥行きを与える。
満たされた空間と一人ぼっちの対比が何とも哀愁を誘う。
そのままシリアスにしても良い前ふりから、エンタメに一気に傾くのはこんなにも爽快。 ☆FINAL FANTASY IX Movie Collections
https://www.youtube.com/watch?v=S1Zr4IfGybQ
ファイナルファンタジー9の全ムービー集。
適度にデフォルメしたグラフィックと派手なエフェクトや召喚モンスターが妙にマッチ。
特にキャラクターは思わず声が聞こえてくるような、感情が走るような疾走感がある。
FFはこの9を例外としてフォトグラフィック方向に映像を先鋭化させるのだけど、この方向もアリなんじゃないかと思わせる。
プレステ1のムービーでこれが出来るのなら、将来はこの映像美を保ちながら思うがままに動かすプレイアブルなものも可能性としてあったのでは。
何とも勿体ない。 こっから暫しエロゲオープニングが続きます。
苦手な場合は、飛ばしちゃってください。 ☆魔界天使ジブリール4 [Makai Tenshi Djibril 4] OP HD
ttps://www.youtube.com/watch?v=nBGWD-Ef8T4
ダイナミックに画面を有効に使っている。
ところどころ胸や臀部を強調したり、フェチっぽい目線を交えながらも、清潔感ある色彩構成とデザインが下世話さを感じさせない。
MG、アニメ、イラスト、PV表現を一本に詰め込んだ贅沢さ。 ☆「こんそめ!〜combination somebody〜」デモムービー
ttps://www.youtube.com/watch?v=7c7yDi5eg7s
ドラクエをリスペクトした演出は、なかなかに好み。
情報も無理なく詰め込めるし、レトロさ、この場合必ずしも古さとイコールではない、が妙に萌えソングと合っている。 ☆CURE GIRL PV
ttps://www.youtube.com/watch?v=LhuT8svlsIA
清涼飲料水のようなすっきり感。
お洒落でクールな印象に、オチが温かさを添える。 エロゲは遊んだことないけど、制作陣はオープニングに力を注ぐらしい。
中には表現が、昔のFlash板のPV系、MG系と通じるところがあって、観ていて楽しいっすな。 ☆はるのあしおと
ttps://www.youtube.com/watch?v=GnJFw5oKxPQ
起床シーンから着替え、朝食をテンポよく挿入することで、慌ただしさが良く出ている。
歌からも瑞々しい絵からも、春を待つ弾んだ心が伝わってくる。 ☆相州戦神館學園 八命陣 天之刻 オープニングムービー
ttps://www.youtube.com/watch?v=JLjyzcrXyWY
熱い。
キャラ紹介場面、背景絵とキャラ絵がセットで見応えがある。
如何にもな悪キャラと主人公キャラの、指を合わせて念じている場面は、決闘を匂わせる。
手を震わせる加減が好き。 ☆大番長 BIGBANG BEAT OP高画質版
ttps://www.youtube.com/watch?v=AuJHhwxDXMg
冒頭の日本刀を手に持つ女性に、冷たい妖艶さが漂ってきて良。 ☆オトメスイッチ 〜彼が持ってる彼女のリモコン〜
https://www.youtube.com/watch?v=rP3cX6cbqTk
男のロマン的なそんなスイッチ。
だが、下卑た印象を受けないのは、お洒落な色彩とモーショングラフィック的な装飾、画面展開や3DCGを工夫し、ごちゃっとした賑やかさを提供しているからだろう。 ☆フレラバOPムービー
ttps://www.youtube.com/watch?v=gOxfW38m3aI
水色や青を軸に、空や海を映しながら。
歌詞の入ってきやすい歌とともに、雰囲気が心地よく、手触りがよい。 ☆さかあがりハリケーン Portable PSP版OPムービー
ttps://www.youtube.com/watch?v=DpFGXTFpKQQ
キュートでハイスピード。活きが良くて元気で、健康的な感じ。
ゲームタイトルにセンスがあって、映像とも合っている。 すぴぱら Magical Happy Show!
ttps://www.youtube.com/watch?v=0hcb-nBh9KE
見所は、書かなくても伝わりますよね。
歌声のピークとともに展開される魔法ホウキ飛行シーンのあの迫力と爽快感。
元々人気の出そうなシーンに加え、あの「魔女の宅急便」という巨大な先行者。
そこを、それなのに、抜群のスピードでの動きに、実写ではありえないアニメだからこそのグルグルグルンなカメラワーク。
飛んでいるだけでも素敵なのに、飛行機との交差、海の水面にしぶきと、緊張感のあるシチュエーションを用いていて、予想の一歩も二歩も先を行く驚嘆がありました。
見ていて、パソコンの前の私もジェットコースターのような浮遊感の欠片を感じたように思います。
それと、ルーズソックスを履くという仕草、それと靴下を直す感じとか、意外とそういうフェチっぽのに弱い自分というのも発見したムービーでした。 ☆パステルチャイム3 バインドシーカー [Pastel Chime 3 Bind Seeker] OP HD
ttps://www.youtube.com/watch?v=lyYnEOlgNWQ
おー、アニメアニメしている。後半の盛り上がりは良好。
それまでのキャラ紹介の止め絵から入ってそこから動くという演出が、静と動のメリハリになっていて良い。 ☆ef - the first tale OP
https://www.youtube.com/watch?v=iQtzt_1HpOM
空が主役。
空の大きさから、一人の寂しさと寄り添いあう人の温かさが導かれる。
その空をクローズアップする為に、紙飛行機が出てくるのだが。
この紙飛行機を飛ばす場面を出す前に、紙を折るところから始めているのがツボ。非常に丁寧に導火線を用意している。 ☆明日の君と逢うために OPムービー
ttps://www.youtube.com/watch?v=g8qckCFaNQo
冒頭の木に寄りかかっている女の子。
遠景から後姿を映して注意を誘い、カメラがズームアップしていく、そのまま空に上昇しながら滑っていく、そのすれ違いざまに女の子が振り向いて顔のアップが映る。
とても印象に残る演出だと思う。
途中のデカすぎる女の子はご愛敬。 『恋愛0キロメートル Portable』新規OPムービー
ttps://www.youtube.com/watch?v=QneanM8_LaE
画面切り替えの演出、モーショングラフィックが巧み。
のみならず、動きの心地よさというのかな、緩急が効いている。 ☆『オトメ*ドメイン』オープニングムービー
https://www.youtube.com/watch?v=piSLPUjwPdQ
モーショングラフィック表現と、SDキャラの漫画的掛け合い。
意外と相性が良いのが発見だった。 ☆ハンサムケンヤ とおりゃんせ
https://www.youtube.com/watch?v=2oF8gnRIUdY
鮮やかな和紙を張り付けたような色彩と、都会のビルディングとの符号。
全編に散りばめられた緑が統一感を生み不安感を煽る。
サイケな感じが素敵。
実写のみのパートはやや弱いかな。 ☆ハンサムケンヤ テヌート
https://www.youtube.com/watch?v=cjSkAYn7dt4
創作の苦しみと恋愛の悩みをミックスしたストーリーが展開する。
絵と実写の融合がお上手。
オチには微笑まざるを得ない。 ☆ハンサムケンヤ - ランダム
https://www.youtube.com/watch?v=AIk19cEWr3k
漫画の舞台を次々に変えて、遂には縦断していく。
パラパラと変わるのでストーリーはわからない部分があるけど、定番のネタなのでなんとなく掴める。
デジタル漫画的な試みとしても面白い。 ☆ハンサムケンヤ「黒う白」
https://www.youtube.com/watch?v=fnt3wGH2a_k
歌詞と共にハイテンポに変化する映像が潔くも気持ちいい。
白と黒の真ん中に体を合わせるのが可愛い。 ☆All Persona 4 Openings: 2008-2015
https://www.youtube.com/watch?v=U9haPthELro
お洒落な音楽とデザインと色彩。
にも拘らず、これはお洒落かと疑うような場面、例えばあくびをする、携帯をぽちぽちする、眼鏡をかけると言った場面がクローズアップされたりする。
が、これらのお陰で、洒落た感じに伴う気障っぽさへの不快感を軽減しているように思う。
アニメ化する際に省略されがちな何気ない日常の所作が、新しく映る。 ☆思い出は億千万
https://www.youtube.com/watch?v=mb2sX76tZwU
レトロブーム、例えば東京タワーやオールウェイ三丁目の夕日などには、懐疑的な世代の自分だけど、こういうのはわかる。
ウルトラマン、ファミコン。
確かに思い出の子供時代を形成していたものだし、懐かしいものだ。
こうした失われてしまったもの。
例えば本作の熱っぽいロック、それを支えていたFlash文化、ニコニコ動画なども、僅か十年ちょっと前とはいえ、帰ってこないものの象徴のように思える。
つまり、何だろう、思い出として残るもの、しかし形は消えていくものは、現在進行形であり続ける。
その何かしらを今のうちに書き留めておきたいというのが、レビューをしている動機にあるのだろう。 ☆むねキュン☆にゃんこ!
http://sv.kerosoft.com/~okkunet/mknyanko.html
可愛らしさの追及は、あざとい程に深い。
が、こびも躊躇いも恥じらいも感じないその作風には、一本芯が通っている。
子供が喜びそう。 ☆探偵 神宮寺三郎 夢の終わりに OPENING
https://www.youtube.com/watch?v=SZ45bFkjvIo
サイケで妖美な映像。
夢のような過去のような出来事に、その後どうなったのかの謎かけをする。
目で語る、ことが出来ている。 ☆サクラ大戦3 OP
https://www.youtube.com/watch?v=yL9fXYjrpWQ
超高予算オープニング。
きびきびと動くアニメーションと、アニメと3DCGが融合したロボットシーンが見事。 ☆コーポにちにち草のくらし
https://www.youtube.com/watch?v=ArpCGi2dbro
もう帰って来ない、みんなで楽しかった日々。
微妙な哀愁とビターテイストを伴って、静かに閉じられる物語だ。
時間経過を映像的アプローチで表現することに苦心の跡が見られる。 ☆FF10 HD 異界送り
https://www.youtube.com/watch?v=Jf7jVaeCC_I
艶めかしい。アジアンテイスト、個人的にベトナムを想起する、と和の融合。 ☆逆転裁判 6] ~ Dance of Devotion
https://www.youtube.com/watch?v=ffIk-RP_0xo
逆転裁判6より御霊の託宣。
死者の死ぬ寸前の映像を読み取ることのできる巫女の儀式。
と、明らかにFF10のパクリ、もとい大きな影響を受けている。
しかし、FF10と比べるとバックミュージック、厳かな雰囲気、独特の余韻、世界観と統一感など、劣化している。
元ネタの素晴らしさに、改めて感じ入る。
ゲーム中これと全く同じムービーが五回ほど繰り返される。流石にボタン一つでスキップできるが……。どうした逆転裁判!? ☆カラスは真っ白(A crow is white) "HIMITSUスパーク"
https://www.youtube.com/watch?v=h_26_gR7Vs8
スパークしている。
探求する、戦う科学者と言った体。
サビの疾走感に中毒性あり。 ☆Ohayo (オハヨウ) Satoshi Kon
https://www.youtube.com/watch?v=qYUFBnAmK28
精緻な小道具、生活音に支えられたリアリティ。
色っぽいシーンを映すのだが、女性は他者の目線を気にしていない無防備さ。
それが却ってエロチック。
何気ない生活の一場面だが、テレビニュースでテロ事件を映す物騒さ、一方で何事もなくあくびをする距離感が良い味を出している。 ☆少年と魔法のロボット
https://www.youtube.com/watch?v=j3Ua2ByrDQQ
先端科学の象徴のロボットと、郷愁のセピア色漫画の取り合わせの妙。
電子音で軽快に、少し温かい余韻を残す。 ナミ屋雑貨店の奇跡
読了。
タイムリープものなのだけど、やはり引っ掛かる矛盾があった。
物語を一から追っていくと、
奇跡の起こる場所Aへ来た→奇跡を起こす→奇跡の起こった結果、事件が起こり、Aへ来ることになる
っていう、矛盾が残る。
何だろうね。
少し考えると感動って作りなのはわかるのだけど、良く考えると納得できない、っていうのが、なおさら共感できないというか。
もやる。「昨日の僕とデートする」、程じゃないにしても、泣ける、感動、ファンタジー、で、何だかそれで胡麻化しているようなのは余り好きじゃないなぁ。何だろ。
タイムトラベルもので良いと思ったのは何だろう、となったら。
「リプレイ」
これは本当に上手くできている。
最終的に、時の矛盾を一切残さない劇終が鮮やか。
話も、最初に人生をもう一度やり直せるのなら、というありがちな話(未来も知っていて、過去から始まるとなるならそりゃ富豪になるわな)を持ってきて。
そこからの捻りが、設定の追加が、展開が面白い。
個人的に、自分の未来を知っているタイムトラベルを世間に公表したらどうなるか、その行く末は、タイムトラベルの原理は解明されるのか、の持っていきかたに涙を誘われる。
「ドラゴンボール 人造人間編、セル編」
殆ど思い付きのまま、設定が追加されていくように思えるドラゴンボールだけど、奇跡的にピースの嵌め方がしっくりくる。
(「精神と時の部屋」とか、すっごく後付けなんだけど)
未来からやってくるトランクス。
彼は過去を変えようとする。しかし、それで彼の未来は明るくなるわけではない。IFの「もしかしたら」の未来が、枝分かれし、生まれるだけだ。
主人公を未来の薬で生き延びさせても、彼の世界では主人公は依然死んだまま。変わらない。
この設定が非常に上手い。つまり自分の世界を良くしようという動機よりも、在りうるべきもう一つの世界に平和をもたらせばという犠牲的、悲壮な決意をトランクスに漂わせる。
じゃあ彼の未来はどうやって救われるかというと。
その繋げ方に唸るものが。 ナミ屋雑貨店の奇跡は読んだことがあるけど、そこまで深くは考えなかったなぁ うん、どうも考え過ぎちゃうんね。
ナミ屋雑貨店のオーナーが、病身をおして一日だけ帰りたい、そこで奇跡が起こるって知ってるからというのにも、何か理由がほしくなったり。
感動ものだと斜に構えてしまうというか、損な見方をしてるな。自分。 ☆がんつけ
http://29g.net/html/120106.php
緩い居酒屋の場面と、テンポよく進む後半。
音が黒曲も含め、ちょっと変わっていて、楽しめる。
妙に可愛らしく、微笑ましい。 ☆スラムダンクQoo
http://29g.net/html/121112.php
キャラの選択が面白いなー。
この一昔前のカッコいい曲に、等身大の元アニメと脈絡もないキャラの取り合わせ。ロボットの先行者が好き。
黒曲に黒キャラと、著作権がなんぼのもんじゃいな作風で、でもこういうの、もう帰ってこないよ、的な一つの時代を映す。 ☆ポレットのイス
https://www.youtube.com/watch?v=l03lLXvUx7k
物言わぬ椅子。
しかし、寄り添い続け力付けてくれる彼には、人情味を感じる。
木の椅子、壊れやすい椅子、というのも手作りの温かさを形作る。
アニメとしても静と動のメリハリがあって、感情移入の余地を大きく残す。
自分がファンタジーに求めるもの、それは奇想天外なもの、と言うよりも日常を少しだけ変えてくれる魔法、後押しのようなもの、なのだろう。 ☆のらねこ日和。12/25 クリスマス
http://noraneko-studio.com/flash/nb/12-25.html
笑うというほどではないけど、クスリとくる四コマ漫画のような後味。
これはFlash板のFlashとして、本当に「らしい」作品。
コマで進んでいくのもweb漫画的なアプローチだし、途中の分岐はワクワクする、Flashらしい仕掛け。
今ではすっかり見なくなったアスキーアート、それも定番を用いた作りは2chFlashらしさが漂う。
季節ネタを扱う、それ自体がタイムリーな時を連想させるし、それをシリーズ化して連作しているのも嘗てのFlashブームの熱を感じる。
個人ホームページを動画の発表の場にしていたのもFlash板的。
http://noraneko-studio.com/flash/nb/
という、一時期の2chFlashブームを象徴する大枠を持ちつつ、Flashだから出来た、Flash板だからこその要素が光る。 誰でも自分PCで稼げる方法など
参考までに、
⇒ 『政道のゴウイウセレイイ』 というHPで見ることができます。
グーグルで検索⇒『政道のゴウイウセレイイ』
JWZ1ULF8TV ☆空想少女
https://www.youtube.com/watch?v=YJi8zw2YvWg
豊かに広がるイマジネーション。流れるように展開する動的な魅力を、わずかながらも常に動き続けるカメラの刺激が補佐する。
適度にグロい。物質の中身をさらけ出すかのような生々しさがありつつ、嫌悪感を生む色彩や血などを排除している。
破壊を持ってくるが、死ではなく、本に、活字と絵に閉じ込める方向に持ってきたオチが洒落ている。 ☆ポックの友達
http://hanamushi.jp/flash/poc01.htm
ちょっとした余興程度のインタラクティブかなと思っていたら、かなりゲームしているので驚いた。
ゲームの難易度は、いらいらしつつも、クリアまで鮮やかに導かれたので、絶妙なラインにあるのか。
東欧的なグラフィックデザイン。
なので、日本語で綴られるのに少し違和感。
言葉を排して、映像だけで、より感性に訴える方向だったら面白いかも。
前半の最後に、選択肢的に木の実を取るか友達を取るかな感じがある。
ここで、ゲームで綴られるストーリー的な醍醐味が出たと思う。 もやもやとしたので吐き出す。とろとろの吐露。
バトン・トゥワラー
シェーン・マーティン著 村上春樹訳 を意訳
若いバトントゥワラー。わたしは幼くして頂点を経験し、怪我で失意を経験する。差別や偏見を持たれる職業だが、違う。
わたしは大会を九連覇した死の病にいた夭折のバトントゥワラーと話したことがある。彼女が言うには、バトンを投げる際に、空を割って神を見た。
冬至の日に集まる人知れぬ集いがある。そこでわたし達は雪の中で裸になり、カミソリを埋め込んだバトンを放り投げる。流れる血が雪に滴るのにわたし達もまた神を見る。
わたしが語り終えた後、最後にバトンが置かれる。あなたがこれを受け取ってくれるように。 見方1
創作の神髄を語っている。世間から認められるとは関係なく、何かを極める。クリエイトは冷たく痛みを伴うものだ。そしてそこには偉大な先駆者や友もいる。一人きりではない。バトンを受け取って、神へと向かうのはあなた次第だ。
見方2
酷い。難病と闘いながら世間でも成功したAという人物が見た神は、確かに存在するかもしれない。しかし、それが冬至の集いで主人公が見た神と同一のものかは別の問題だ。
ここには、Aという人は凄い、Aと同じものに所属しているわたしも凄い、私たちも凄い、あなたも私たちに加わって凄くなって。
という甘すぎる論理の飛躍がある。私自慢ならいいんだよ。私のアイデンティティーとか、自分探しなら、勝手にどうぞって感じだ。しかし、それに加わらないあなたは損な人だ。私たちに加わって。という無邪気な信心、布教活動に至ると、抵抗がある。
なんだかAを侮辱されたかのような憤りまで感じる。 そんな2の見方をする自分は、確かにクリエイトとは程遠い人間なのだろう。
けれど、これは見る側、レビュアー集団にもありがちなものではないか。
例えばFlash板の批評スレだったアンチ統一スレッドの、数人の批評家に群れたアンチ住民たち。
辛い、孤独、痛い作業だからFlash制作や長文批評こそ素晴らしいと勘違いしていた住民たち。
これには自己批判も込めて。本質的に趣味なんだから、無駄な暇つぶし行為なのだよ。
また見方からしてもこの作品はZに属する。
だから、このZに属するジャンルの作品の数々は尊い。
それを愛好する我々も尊い。
Zに属していないあなた、是非、我々の手を借りてステップアップしてくれ。
これは歪だが。こうした盲目的なアイデンティティーの帰着、布教活動への傾倒には、距離を置きたい。
作品の個を探求すればするほどに、それを見る自分も個であることを強く意識する。
独りぼっちになっていくものだということを忘れたくない。
と鑑みると、あのスタンスに、私的Worst映像作品、「荒波 Love Letter」を連想してしまう。あの卑怯さ、卑劣さ。と、感動作品らしいよ。
見方3
雪の中、真っ裸でカミソリを投げる集団。警察に通報しましょう。 青臭くて固くて潔癖症な自分。けーさつ行きです。
以下、犬年記念に長文垂れ流し。
長いのでスクロール必須。
中身も薄いし。 警察といえば。
ここまで紹介してきた映像作品には、著作権違反もの、黒作品が多く含まれて。まっす。
懐かしの黒Flash初め、テレビアニメ、ドラマ、映画、音楽などなど。
作者や法の許可など、全く得ていないのは、大前提。
だけど、罪悪感を殆ど感じない。
十数年前は、黒フラを始めとした、違法物をジャスラック爆撃を恐れながらドキドキ観ていた。
2chを始めとしたネット履歴はアングラもの、朝目新聞とかドラわさびとかムネオハウスとか。
そういう黒い部分と、Flashという手軽なツールが合致して、Flashに強い勢いを与えていた。Flash板ブーム。
今ではYoutube、ニコニコなんかに元ネタの黒そのものが堂々と出ていて、ゲームなんて実況という形で垂れ流しで、普及しまくって、後ろめたさが無くなったのと同時にそれ故の魅力も大分すり減ったような。
そういう感じで、2chも役目を無くしていくのかな。
例えばこのスレッドでレビューし続けるメリットには。
黒作品を堂々と、著作権違反の引用を堂々と、作者の目を気にしないで出来る。
というのがあるけれど。
そうした最低限のハードルのようなものを超えて、躊躇いなく、普通の人が、たとえばネット初心者や自分のようなチキンが、個人サイトや2ch以外の場で発表してしまうようなそういうモラルハザード。
そうなった時に、このスレッドも自分の中でのFlash板の利便性も無くなっていき、忘れ去られていく。飽ききって放置されていく。
そんな予感がします。 何だろう。
一時のFlash板の大勢が見ていた夢にFlashbombなどの半公けの発表会、テレビ、雑誌への進出。
黒いネット社会から、白い社会への、
白、或いはそれに近いグレーの色を帯ての挑戦。
わたしも世間に認められるんだ。食っていくんだ。広い世界に飛びだすんだ。的なのがあったけど。
そういうのは自主製作アニメへと受け継がれる。けど、そろそろそのブームも陰りが見え始めたのかな。
反対にネットそのものが、どんどん黒くなっていく。
以前はアングラに属していた著作権違法コンテンツが一般に楽しめるほどに、広がって、当然のものと受け止められていく。
ネットで、オリジナリティ(藁)溢れる、クリエイティブ(藁)な、個人活動(藁)を目指す機運は、
世間で広く認められた知名度の高いプロフェッショナルな作品群に駆逐されていく。
白魔法絶対主義は、黒の魅力を知り尽くしてしまったネット層に、果たして受け入れられるのか。
深夜アニメはぁはぁな、オタクカルチャー的な色彩を強くして、どんどんコア化して、片隅に押しやられるんじゃないか。
それだけ黒は普及していて。
法律でも警察でも、止められない流れになっているように思える。
自分はネットジャンキー程に、アングラに詳しくないけど、youtube、ニコニコ以外にも黒いところはある。
こういうのは法によって潰れる可能性はあるけど、他のが出来たりして、止むことはないと思う。
つまり2ch、Flash板の衰退は、黒への弾圧や白への失敗じゃなくて。
2ch以外での、ネット界での黒の普及、台頭、成功。
Flash板の外部進出、拡大失敗というより、
外部そのものの2ch的色彩化、Flash板とそれ以外の境目や、ひいてはFlash板の無個性化、違法性に支えられた独自性の喪失。
にあるんじゃないか。
反対に言うと、2chやFlash板に拘らなければ、回線の強化に伴い、ネットで動画を楽しむ層は爆発的に増えている。
著作権もの、すなわちプロの創作物との競合、本当の意味での混沌の場になりつつあるネットで、動画作者は試されているし試すフロンティアは拡大している。
Flash板や2ch系動画はその橋渡し、道標の役割だった。だったのだ。嘘っぽい。 黒い検索サイト色々。
漫画系黒コンテンツ。
漫画村
http://mangamura.org/
Flashと漫画の関わり合いで、デジタルジャンプなどが支えていたweb漫画ブーム。
web初のインタラクティブでクリッカブルな、webならではの漫画の創出。
というのがあったけれど、この流れは途絶えてしまった。
反対に、紙媒体の漫画のネットへの直接的な無断転載。という黒方向に裾野を拡大しようとしている。
アニメ系黒コンテンツ。
ひまわり動画
http://himado.in/
最新のアニメを探るなら、ここ。
放映後、数時間以内に、転載される確率高し。
anitube
http://www.anitube.se/
古いものでもメジャーものなら、ここで。
シリーズ一気見なども可。
中華系黒コンテンツ。
bilibli動画
https://www.bilibili.com/
最新アニメは、閲覧地域の問題で弾かれてしまう。
が、黒系作品が多く眠る。
なつみSTEPや、Kなど、Flash作品も。
https://www.bilibili.com/video/av499384/?from=search&seid=14167174286916335440#page=1
https://www.bilibili.com/video/av42071/?from=search&seid=5660015707043470061 ☆doll
https://www.youtube.com/watch?v=nd5jpVLJGWg
無機物に命を吹き込む。アニメート。
艶めかしい唇に、手の動き。そして選曲の力。色っぽい。
そこに留まらず。
じゃあどうするかと言うと、それを腐敗させていく、朽ちていかせる。
腐っていく人形。
インパクトは大だし、儚く、美しい。 ブレイブストーリー
https://www.youtube.com/watch?v=nd5jpVLJGWg
前半三十分で、観るのが辛くなった。ので中断。
しおりがわりに、考えたことを。
小説が原作だが、文庫本で三冊分。それを二時間で処理する。
自然、物語は駆け足で、省略も多くなる。
特に前半の現実パート、学校や家での様々な出来事、フラストレーション、離婚などの家族問題が、本当にあっさりと流れている。
原作だとけっこうネチッこく、ページを割いているのに。
ファンタジーの中のごつんとした取っ掛かり、ファンタジー世界なのに漂う人間臭い諸々のトラブル、生々しさが、映画では殆ど機能していない。
勿論、粘質的に、ちまちました地味な現実問題を描いていくのは、アニメ映画には向かないし、省略は戦略的に仕方ない。
と納得したふりをして、それって原作小説の良さをこそぎ落として、その世界観の上辺だけを掬い取ったような。
なんだか。
映像化で映えるファンタジーなんだけど、二時間映画には根本的に向いていない内容なんじゃないかな。
離婚問題、自殺未遂。
というのをインパクト大で提示するんだが、そこまでのディティールが余り描かれていないので、説得力がない。
字面だけが躍っていて、異世界への突入にしては、印象が薄いし、共感もしにくい。
ここで観る気を削がれる。 【劇場版予告】千と千尋の神隠し
https://www.youtube.com/watch?v=xvKw3CJKQXg
危機や不満を持った少年少女が、異世界へと誘われる。
物語の定型だけど、その系譜では、どういうのが好みか。
となると、超有名だが、千と千尋の神隠し、特にその冒頭部分は、凄くストライク。
後半は力業っぽい強引さや、スケールに上映時間の長さが合わない感じもするけど、序盤だけでお釣りがくるくらい。
馴染みのクラスから離れ、転校し、新しい土地へと家族で出かける場面で始まる。
ブレイブストーリーのような暴力、離婚といった、分かりやすい欠落や危機感は演出されない。
が、巧みに自然にそれらは配置されている。
別れの華やかな花束を持て余し、退屈そうに新天地へと向かう千尋。その欠落感とアイデンティティーの所在なさ。
見知らぬテーマパーク跡地に向かう。
大きな仲たがいをする親子ではない何気ない場面。
しかし、二人で勝手に進み食べ物を手に取っていく両親。帰りたがる千尋。
社会や家族の関係の何気ない危機や、不満感を燻ぶらせる。
そこに異世界突入に際し、大きな危機が加わる。
両親は姿を豚に変える。容姿や理性を失う。
のに対し、千尋は自分の名前を失う。
生まれた時からの自分への呼び名の改ざん、アイデンティティークライシスはマックスになるが、そこでも名前を文字にしてシンボルにして視覚化して、そのその消失を強調するのを忘れない。
ここからのおにぎりを食べてほっとするまでの一連の流れは、出色。
大きな危機だけではなく、こうした細かい共感可能な悩みや問題を、自然と流れの中に置く。
巧み。 七つの海
岩泉舞 漫画図書館Z
こちらは検索すると無料で読める合法サイトが出てくる。
テレビゲーム中毒少年と異世界への誘いで、読み切り短編漫画。
少年に異世界に向かう動機となりそうな危機が起こるのだけど、その提示が凄く上手い。
跳び箱が飛べない。
勉強ができなくて、漢字の居残りをする。
卒業して先生に会えない。
と、身近で共感可能な題材。しかし、下手すると動機として下らないと一蹴されそうな些細な出来事。
でも、この三つを積み重ねることで、特に漫画技法で上手いのは三つをシーンの連続でぽんぽんぽんと置くことで、問題を切迫させたものにする。
夕焼け、というのもタイムリミットとしての危機を演出し、胸の高鳴りを与える。
オチは力強い。
異世界への突入で成長するゲーム的な型を破ることで、却って成長する少年。
というのも面白いし。
それだけではなく、異世界への同じ事件を切っ掛けに夢遊病的なボケが進行するおじいさん。
成長とともに、衰退、老いも同時に描いていて。
時、というものの存在感が出ていて、ちょっとしたやるせなさが希望のスパイスになっている。 [第1話]ONE PIECE
https://shonenjumpplus.com/episode/10833519556325021794
七つの海から連想した有名どころを。
異世界、というか大世界に突入していくまでの少年ルフィの話。
希望の船出の前、異世界へ向かう前の、危機。
本作では兄貴分の片腕の喪失、で、大きな挫折を経験させている。
ここで上手いと思うのは、その腕の喪失をこれ見よがしの伏線にしていない点。
師匠、RPG的な作品ではアバン先生やパパス親父など、憧れの強者を傷つけるのは、これまた強敵と相場が決まっている。
のだが、その定石を破り、何処にでもいそうな地方の鮫にその役割を与え、一話内で主人公にリベンジを果たさせ、非常にテンポよく、冒険感のある引きを作っている。
のだが、超大作となった本作は、一話での期待とはうらはらに、大げさな伏線や考察、過去の回想、パワーアップ、次々に出てきてインフレしていく敵味方、ドラゴンボール形式になっていく。
サイボーグ人間だっけ、フランキーみたいなのが仲間になったあたりで、振り切られ。
思えば、自分のベストな一話は、正にこの導入の第一話なのだった。 ☆混乱と怒涛の2ちゃんねる2004年史
https://www.youtube.com/watch?v=GYBZyceaV54
2004年ネット回顧録。
キーボードのタイプ音と楽曲のミックスにより、暴力的にまでテンポよく進む。
旬を過ぎたネタの数々だが、過ぎすぎて懐かしい。
Flashや2chの特徴に、時事ネタや時流ネタを取り込む柔軟性、手軽さがあったように思う。
ニュースサイトなど、ニュース性というか。
じゃあ今は。というとtwitterですよね。
FlashやAAに最終的に止どめを刺したのがTwitterなんじゃないかと思う。 映画ブレイブストーリー読了
何か、薄いというか、原作小説の暗さや人間臭さが無い。
というのは、作品のスケールに、2時間という映画の尺が圧倒的に足りないから。
30分アニメで20話くらいかけて、ようやく完結するような内容を詰め込むのだから、そりゃ表面的になるわな。
あの、観光地に行って、そこを一週間くらい見学して、アジアとか沖縄とか、そうして自分探し、みたいな薄っぺらさ。
作品のキャパシティと映画という媒体の上映時間の限界、とか思います。 ☆ジョジョの奇妙な冒険 20話 シーザー 孤独の青春
http://www.anitube.se/video/54631/JoJo-no-Kimyou-na-Bouken-20
シャボンの波紋のシーザー・ツェペリ VS 風のモードのワムウ。
二転三転するバトル、骨太なストーリー。
鮮やかな映像と、音響やナレーションに支えられて、30分以内に丁寧に纏まっている。 ☆3年C組14番窪園チヨコの入閣 MV
https://www.youtube.com/watch?v=bS18DC9mJpo
丹念に描きこまれた学校風景、モブキャラたち。
醸し出される生活感が、不条理で何処かブラックな展開の土台として立っている。
ダンスがちょっとダサいのが好き。 うふふふふ。
本当にただ長い文章を書きたい気分なので、中身のない、その上、Flashとは無関係な話です。
さらには、名作ゲーム、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドとゼルダの伝説夢を見る島とゼノブレイド2とMoonのネタバレを含みます。
ので、キモイと思ってスクロール。
に飽き足らず、肝豚死ねと呟いてこのスレから去るのが、健康的に、正しいと思います。
ふふ。 ☆1 序
昨年はゲーム収穫の年だった。
ドラクエ11やスプラトゥーン2と言ったヒット作が出た。
けれど、どちらとも自分には合わなかったのが残念だった。
じゃあ、なんで豊作だったか言うとゼルダbotwとゼノブレ2。
この二作が出た年だから。
後にも間違いなく名作として記憶に残るゲームが、一年の間に出たのが信じがたい。
そこで自分にとって面白いゲームとは、と考えてみた。 ☆2 ゼノブレイド2にハマる
自由に動き回れる幻想的で広大なマップが売り。
更には破壊的な物量のボリュームとプレイ時間、信者ができるほどの熱心なファンを抱える癖の強さを備えたゲーム。
と言うと直前までやっていたゼルダbotwが頭に浮かぶ。
それに比べると、ゲーム開始からなかなか自由に遊ばせてくれない、崖に登れない、町の住民やアイテムの存在感が薄い、ムービーが長い、とどんどんと不満が出てくる。
が、ゼルダそっちのけでハマってしまい、クリアまでやって今二週目。
途中までのゼルダはその間お休み。という面白さだ。
ゼルダと方向性が似ている部分で劣っている箇所、それはゼルダが極めて高い水準での傑作なのだから当然だが、は散見したが、にも拘らずこの一点がとても優れていた。
それはロードの短さ。
ゲーム開始やスキップトラベル(指定した場所に瞬間移動)やゲームオーバー後のコンティニュー。
ここでゼルダは意外と長いロードを挟む。
のだが、ゼノブレ2は気にならない程度の快適さ。
奇しくもゼルダの改善すべき欠点、オープンワールドならではの煩わしい汚点を浮き彫りにした感じだ。
ゼノブレ、ゼルダ共に、プレイヤーを地獄に落とす、トライアンドエラーや死んで覚える的な要素が色濃くあるために、こいつはデカい。
エラーに、死ぬことや色んな場所をザッピングするのに、凄く気軽になるというか、重くならない。
ただ、これは好みの部分は確かにあって、コンティニューまでにある程度のロード時間のストレスがあることで、ゲームオーバーに緊張感が生まれるというのもあると思う。
ゼノブレ2の方にハマッタのはあくまで好み。 ☆3 ゼノブレイド2のストーリー
ゼノブレ2はムービーゲーと言っても良いくらいに、ムービーが長く頻繁に挿入される。
ただ受ける印象としては、ムービーゲーと言うより、熱血漫画やアニメと言った、かなり肯定的な感覚だ。
つまりそれだけムービーの出来が良いし、ストーリーも魅力があるんだ。
勿論、介入できない葛藤は残るし、プレイやステータスが反映されない、楽勝だったのにムービーではそれなりに苦戦する、と言った矛盾はある。
けれど、苦戦させるレベルデザイン、そこからムービーでパワーアップ、そのまま能力が上乗せして戦闘が始まる。
などの難易度的な工夫もあるし、ストーリーで引っ張る系のゲームとしては上手くできている。
ゼノブレイド2 天の聖杯
https://www.youtube.com/watch?v=VCBXI--qH1A
このムービーを見ればわかる通り、印象に残る場面、いわゆる魅せ場は押さえつつも、全体として起承転結が練られていて強固にストーリーが練られているのがわかる。
また映像のみの情報、ちょっとした挿入シーンや仕草など、後半にも及ぶ伏線も用意されている。
つまり映像美を追求する技術デモにもならず、かと言ってテキストのみに縛られた窮屈な文章の映像化にもなっていない。
このゲームムービーとしての絶妙な塩梅。
また音楽が効果的にストーリーに沿って展開していき、流れを作っている。
ムービー中、プレイアブルなバトルシーンが挿入されるが、プレイしている自分のモチベーションを高める。
ゲームを意識したムービーなのだろう。
FF7の発展系がここにある、とは言い過ぎか。 ☆4の1 ゼルダbotwのストーリー
THE MAKING OF ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド [ストーリー/キャラクター]
https://www.youtube.com/watch?v=9mSgOEb3ttI
ここで語られるゼルダの伝説のストーリーの仕組みとは。
写し絵システム。
風景が写された写真を用意され、ヒントを頼りに写真の場所に行く。すると主人公であるリンクが過去を思い出し、ムービーが挿入される。
本作のリンクは記憶喪失です。
100年前は英雄だったが、永い眠りの果てに目覚めると仲間や姫、そして自身の記憶までも失われている。
どうしてこの仕組みかというと、「プレイヤー=リンク」と言った一体感を与えるためだろう。
リンクはドラクエ方式で長セリフを喋らず、一から手探りでプレイヤーとともにハイラルの地に慣れて、馴染んでいく。
ガノン撃破の動機や姫を助ける導線となる部分は、すっぽり失われた過去の思い出として分離し、それを取り戻しに様々な土地を巡ることになる。 ☆4の2 ゼルダbotwのストーリー 続
ゼノブレイドのストーリーがムービー主体な部分でゲーム的アンバランスを内包させているが、じゃあゼルダはそれを克服したか。
と言うと少し不自然な場面も出てくる。
主人公が全く喋らない、と言うことでゼルダシリーズでは初のボイス入りの今作だと、無口なのはやはり違和感があるし、勝手にリンクが動くムービーパートへの抵抗はより大きくなりそうだ。
だが、この思い出し設定によって、ムービー中での行動は百年も昔のリンクの、記憶を持っていた頃の在りし日の勇者として、上手いことプレイヤーに重ねられるようになっている。
本作は百年の空白を取り戻すとともに、勇者として生まれ変わっていく過程を辿ることになる。
また写真は複数枚あるのだが、どの写真からでも、どの風景の場所に行って収集し始め、それを続けても良い。
そして、思い出されるシーンは、巡った写真場所や順番に必ずしも時系列で沿ったものではなく、断片的に入り組んだ時系列で差しはさまれる。
全部の写し絵を見た後、初めて全体の中でこの時期の場面を写し取ったのだとわかり、プレイヤーがストーリーを組み立てていき完成させていくのを味わえる。
能動性のある、かなりゲーム的なものだとわかる。
つまりゼルダのストーリーは強固なまでに、「プレイヤー=リンク」。
始めたときは何も知らないプレイヤーと一体であり、ゲームを進めると共にハイラルの勇者のリンクとしてプレイヤーは一体化していく。という図式をとる。
これに現在進行形のプレイヤーが如何にハイラルを旅し、どのような経験を重ねたかと言った、プレイすることで紡がれるストーリーが主線として紡がれる。
何とこれまで語ってきたゼルダの過去の写真のストーリーは、この現在進行形のゲームプレイのストーリーに、あくまでも彩を添えるアクセント的な役割だったのだ。なんと。 ☆5 意味のないゼルダ、ゼノブレ、ストーリーの仕組み比較論
両者のストーリー部分の表面は似ている。
マップを能動的に、さ迷う時間が多いこと。
グラフィックが一級のフォトリアル方向とは離れ、フォトとアニメのあいのこに落ち着いた点。
プレイ時間の長さ。
が、ストーリーの仕組み、目指すところはかなり違う。
ゼノブレイドのストーリーは、ムービー主体の決まったストーリーを見せるための縦方向に進む。
反対にゼルダのストーリーは、ゲームを遊んでストーリーを紡ぎ、また失った過去を発見するための旅という、横方向に広がっている。
結果、自分のプレイにどのような影響を与えたか。
ゼノブレはストーリーが佳境に進むにつれ、先が気になりがっついてエンディングへと向かっていく。
ゼルダは反対に、ストーリーの終わりが近づくにつれこの世界にもっと居たくなり、様々なサブイベントや土地めぐりと言った、エンディングを遅らせる方向へと導かれる。
つまり正反対の体験をしたわけだ。そしてゼルダはまだ未クリアという。
もう一つこの対照的な方向を決定したのが。
ゼノブレイドは仲間、パートナーを救うために進んでいく物語としての動力が強かった。
ゼルダは魅力的な街の住民や様々な土地でのイベントを巡って旅していくアドベンチャーとしての動力が強かった。
これも大きい。
一長一短だが、この二つの分裂にも似たゲーム体験を一年の間で、両方とも味わえた。これは至福。
だが、もう一方で、お互いに足りない点もあったように思う。
ゼノブレでの世界観構築の魅力、アイテムの解説やモブキャラの魅力と言ったものがもっと出ていれば、より世界を救うという大きな目的に、意味も強く出ただろう。
反対にゼルダは、リンクが姫を救いたいとは余り思わず、またボスのガノンにそれ程に魔力というか強さのすごみを感じない。ゴールがさほど魅力的に映らない。
ここを補っていれば。とか。 ☆6 ゼルダ、ゼノブレ比較論 余禄
ゼルダ、ゼノブレ共に、自由度、と言うかプレイヤーや天の采配に委ねる部分が大きい。
ゼルダのストーリーの幅を持たせるのに、写真システムがあると述べた。
他にもメインストーリーが四つの地方に別れ、好きな場所から訪れてもいい作りにもなっている。
一方でゼノブレだが、これは仲間キャラ、ステータスを大きく左右するサブキャラのような召喚獣のような従者が、ランダムで選ばれるガチャにも似たブレイドシステムがある。
これは、一パーティにつき2人、4人、6人、8人と段階的に増えてくるサポート仲間の枠になっている。
それを埋めるキャラが、ランダムで決まるのだ。
バランスを取るためか固有枠もあるのだが、それ以上に20を超える特別なキャラがいて、キャラごとに専用の声優がいて個別イベントがあり、特徴づけられている。
あるアイテムを使うと多くの場合陥るハズレも含め、くじ引きのようにランダムで抽選され(抽選の際にオートセーブされ、」やり直しがきかない凝りよう)、数少ない当たりキャラを編成していく。
つまりプレイヤー毎に、いやプレイ毎にパーティは大きく異なっていき、戦術も変わっていく。
こうした現代の口コミネット社会にマッチした、思わず他のプレイヤーに語りたくなる体験の固有性。
ベクトルは違うが、ゼルダ、ゼノブレそれぞれに、それぞれの味で演出して成功しているのに注目した。
余禄の余禄だ。
仲間キャラについて述べたが、これもゼルダとゼノブレの大きな違いだろう。
大人数の賑やかな仲間パーティのゼノブレに比し、ゼルダはリンクがあくまでも一人、偶に馬をお供に基本は一人旅だ。
ゼルダのここは徹底していて、時のオカリナ以降に存在した、ゲーム目的を教えたりアドバイスするナビィなどの妖精的なお供もいない。
どちたともそれぞれのストーリーに合った選択と言えよう。よう。 ☆7 おまけ moon ラブデリック
プレステのちょっとマイナーな名作だ。
メジャー寄りだが、復刻版もなくプレイできる環境は失われていき、どんどんと希少性は高くなっている。
スライムやドラキーのパチモンなど、ドラクエっぽいパッケージだ。
だが、後に制作したスタッフがゼルダのスピンオフ作品やそっち系統の作品を出したことからわかるように、ゼルダライクな骨子の作品だ。
これが大胆にリメイクされないかな、とか、それはこのゲームそのものを裏切る望みなのだが思ってしまう。
ブラッシュアップされ、グラフィックは温かみのあるクレイアートそのままにより密に、音楽は従来のものはもちろん最新のものを加えてより多く、出来ればオープンワールド化して。
とね。そういう作品です。 ☆ゼルダの伝説 夢をみる島
大分古いゲームボーイ作品なのだが、このストーリーをね、この時期に、ゲームでやっちゃうのか、っていうくらいに衝撃的な作品。
ゼルダbotwで「プレイヤー=リンク」としてのゲームのストーリーの役割について述べたが、このゲームのストーリーはそれが生きている。
中途である事実が明らかにされ、葛藤するのだけど、リンクは何も言わない。
無表情。
街の住民も誰も気づかない。
じゃあ、誰が葛藤するかと言うと。
プレイヤーなんですよ。
これがゲームを進めること、もっと言うと長編の創作物を味わうことに秘められた葛藤を浮き彫りにして。
リンクが心の中で泣いているのが見えるようだし、これをプレイする自分の心は土砂降りだった。
印象に残り、余韻の残るお話だと思う。
世界観は非常に緩く甘い。
オールスターシステム。マリオに似たキノコ好きは出てくるし、ヨッシーのぬいぐるみは出てくるし、カービィのような敵キャラだって。
だけど、そこには。タイトルが胸に刺さるものとして帰ってくる。 長文、ウザいよ。
\(^o^)/オワタ。
一時期のストレス解消、永遠の後悔。 何をするんだ。止めろ。いや。止めろ。いや。もっとやれ。
恥ずかしい。 ☆2ch系RPG
2chでフリーゲームRPGと言うと、モナークエストが有名。
この一作の後に数々のモナー系RPGが生まれるのだけど、この流れはかなり前に絶たれた。
http://monarpg.usamimi.info/work/monaque/
http://monarpg.usamimi.info/
後にラウンジ板でRPGが興隆し、交流形式のRPGが乱立した。この流れもブームを生んだが、絶たれる。
じゃあ今はというと、VIP系板、VIPRPG紅白がその流れを汲んでいる。
http://viprpg17kh.php.xdomain.jp/main/
と、2ch系ツクールゲームは栄枯盛衰なわけだけど、場を変えて形を変えて残っていく。
Flash板系の動画が、どんどん板外に向かったのとはちょっと対照的。
VIPRPG紅白で巧くできてるなと思うのは、レビューが集積しやすいんですよね。
作者との交流やバグ報告などを中心に、作品内の掲示板で行う。
そして投票形式で、レビューを集めて、部外者にもランキング上位作品にふれやすくする。
このレビューの二つの側面、一つは作者や制作者へのアドバイス的なもの、もう一つは他のユーザーや全体の視聴者に向けた紹介的なもの。
Flash板の紅白に欠けていたものは、この後者、Flashを知らない人へ向けたものだったんじゃないかなとか。
それと黒系RPGで言えば、クローンゲームだけど、この流れも途絶えてしまった?
http://www18.atpages.jp/cgp3rd/
RPGダウンロードは、投稿作品・素材から。 ☆dancing おにぎり
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/4358/do.html
ダンシングレボリューションを、キーボードタッチに落とし込んだゲーム。
ゲーム自体はとてもシンプルで、独創性は余りない。
が、この二つが、却って他所への普及という点で極めて有効に働いたのだろう。
Flash板内では余り話題にならなかった。
板内では同作者の「赤い部屋」の方が有名。 >>109
けれど、普及作品数はかなーり多く、一つのジャンルを形成している大ヒット作。
https://www.google.co.jp/search?q=dancing+onigiri&spell=1&sa=X&ved=0ahUKEwiEuae2huLYAhWBypQKHdVDANMQBQgkKAA&biw=1920&bih=940
http://danoni.gamedb.info/wiki/?%BA%D7%A4%EA ☆女生徒
https://www.youtube.com/watch?v=LZ0LylbLw8A
「女生徒」は太宰治の、ファンレターを元に、ある女性の一日を描いた短編小説。
古くて男性の作だが、矛盾にも似た感情の起伏や極端な推移、神経質な純情がよく出ていて、現代の人にも通じる普遍性を感じさせる。
これに、少し男性的な視点で大正っぽい街を舞台に女性を描いた「端ノ向コフ」の実績のある塚原重義が映像化。
取り合わせとして面白い。
どのような化学反応をしたのか、興味がある。
のだが、DVDを買う程には食指は動かない。
と言うのも原作小説がamazonで安値で買えたし、青空文庫なら無料でネットで見れる。
そうなると映像に千円以上出すのは、躊躇われるんだ。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/275_13903.html
しかし、ネットで漫画、映像の普及について述べてきたが、恩恵を受けているのは、小説も同様。
古典作なら青空文庫に当たれるし、少しお金を出せばamazonで手に入る。
昔は、神田の神保町で古本屋巡り。
なんてのが知的階級のトレンドというか、嗜みというか、こういうのが地方と東京、大学関係とそれ以外を分け隔てていたように思えるけど、そういう壁が取り払われつつある。
のは情緒は確かに失われそうだけど、基本的に素敵。
こういうの。
古いFlashも青空文庫みたいに、或いは非合法の纏め保管サイトやデータべースなどで、後世に残せて行けたら面白いと思うけど、春画や落書きのように消費されて、時代とともに消えてゆく定めなんすかね。
アスキーアートは保管庫が残ってるけど20年後辺りや後世まで残るんすかね。かね。 と、散発的に、長文使って、最近の漫画、アニメ、映像、ゲーム、小説,エロゲOPなどと言ったものの、楽しみ方を書いてみた。
だけど視点として狭くて歪んでるすよね。ほんと。
特に足りていないのが、非合法ネットと言えばエロ動画系、これが動画勢では明らかに勢いが大きい。もう一つはコミケを中心とした同人系。
これらは、あんまり詳しくないので。
誰か語りたい人が居たら、何かプリーズ。
っていうか、他に見ている人、居るんだろか? 居るなら挙手プリーズ。
唐age。 おお。すっかり常連さんですな。
しかし、他に読んでる人はいないようで。
独り言は続くよ。 ☆帰り道
https://www.youtube.com/watch?v=3c3MfEBe0Y0
すっと引き込まれた。
会話のやり取りやテンポや、放課後、夕暮れ、夜の移り変わりに、丁寧さを感じる。
作品全体から若さが出ている。
ただ尺の割にはドラマや変化はなく、平板で、助走で終わってしまった感もある。
しかし、だからこそ、青春の日常っぽさが印象に残り、他にはない微温の爽やかさに浸れたんじゃないだろか。
何時か一緒に通らなくなる、卒業してしまう、帰り道。という言外の余白の部分の、切なさが程よい。 ☆きづき
https://www.youtube.com/watch?v=AY6F-FLXWcM
これには驚いたな。
けれどその急展開を乱暴なものにしないのは、描きこまれた部屋の風景、食器洗いや靴を履く際のかかとを直す動作など、丹念な丁寧さ。
優等生で勉強ができすぎたが故に、というのをワンアイテムで、婉曲的に且つわかりやく提示しているのも見事。 ☆ステレオ劇場 かえりみち
http://koshiandoh.com/flash-gallery01/st-gkj-k/index.html
深みの出るストーリーではない。
シンプルなのは、裸眼立体視という特殊な形式を、余り考えないで済む内容で提供することを目的としたのか。
その方法で見るのは自分には無理だけど、3D映画、3DSなどの3D映像の先駆けとしては興味深い。
今はVR?
何でしょうね、進化していったというよりも、流行的なブームとして消費されて見向きもされていなくなるような。
そんな負の側面も。
新しいから、素晴らしい。と言うわけではない。
この作品も試みとしては面白いけど、内容は記憶に残らないような気もする。
ただ、そこら辺は割り切っているような潔さもある。
映像表現として、写真画像にほんわかタッチの絵を違和感なく溶け込ませている。
中身も「猫かわいー」だけじゃなく、それを通して「女子高生かわいー」を見せる。
それも性的な要素、「萌えー」「色っぽい」とか、そういうのを極力感じさせない、デフォルメされた可愛らしさを与えることに成功している。
のに何なんだろうね。このスッと通り過ぎてしまう感覚は。 ☆モララーの新人研修
http://dechi.xrea.jp/library/log/D8honey2/021.html#R269
http://dechi.xrea.jp/library/log/D8honey2/022.html#R12
アスキーアート中編。
これが好きだ。
マニアックだけど。いや、これはイイ。
水を汲むという凄く記号的で抽象的な仕事と、そこで描かれる骨太人間ドラマが程よくミックス。
特に人物が良くできていて、主人公のモララーの心の移り変わりは時に痛く、時に鮮やかで、DQNな役回りのしぃやネーノにも共感できるものがある。
血肉の通った人物造形は出色。
仕事の内容は本当にファンタジーで非現実のものだけど、そこで生きている人間さえしっかりしていれば、身近な共感は生まれるし、そのバックグラウンドとなる雇用や会社の実情などが滲んでいれば、社会派にも負けない歯応えが出てくる。
ストーリーラインも落とすところまで落として、復活までの心の変化も映して、鮮やかな後半へと進んでいく。
一本芯が通っていて、でも所には笑いを入れることも忘れない。
それも単純なものだったりシニカルだったり。
そして最終的に心地いい笑顔を残して、スレを閉じさせる。
ほんと、一本のテレビドラマを見たような醍醐味。
視覚的に見せるAAと言うより、読み物としてストーリーを追うAAでは、モナギコ系ではこれがベストかな。
自分はやる夫AA方面には余り食指が向かない嗜好なので狭い範囲なのだけど。
多作な同作者のAAには、他にも唸ってしてしまうものも多いのだけど、作者本人の謙遜する「甘さ」が自分には心地いいようで。 イイ!ってことかな? そういうことにしとこ。
この作者のAAには、他にも沢山素敵なのがあります。
その一部を抜粋。
☆あなたのこと応援してます
http://dechi.xrea.jp/library/log/D8honey2/005.html#R390
中編アスキーアート。
背景を殆ど入れない、派手なアクションもない、文章を主体としたAA。
なのでストーリーが肝になるが、こいつが実に上手い。
デキるヒロインに憧れて、でも彼女には彼氏がいて、それでも仕事を頑張る。
から、こんな風に話が転がって、主人公はこう選択して、実はこうなっていて、そしてオチへと至る。
この流れに驚きが混じりつつも、凄くリアルで人間臭くて、説得力がある。
テレビドラマっぽいありがちな展開からは外れて、しかし、また違ったドラマが映される。
余韻がブラックコーヒーのように苦く、スプーン一杯分の砂糖を入れたような優しさが温かい。 ☆デザイナー
http://dechi.xrea.jp/library/log/D8honey2/004.html#R395
中編AA。
この作品は物凄く寓意性が高いというか考えさせられるものがある。
流行とは何か。創作とは何か。仕事とは。理想的な恋愛って。相手やお客を見たサービスって。二人の仲はこれからどうなるの。
色々な切り口から語れそうな、そういうキャパシティの広さ。
これは多分、主人公のモノローグでぽんぽんとリズムよく展開しているからこのコマ数で収まっているけど、エピソードとして丹念に展開しようとすればこの十倍は使うスケールのお話だからだと思う。
展開や主張が圧縮されている。
そして、なのに、分り難さや急ぎ足のような感じは無く、奇麗にまとまり、着地している。
上質のショートショートの味ですね。
でも、長く広げたのも見てみたいような欲求はあるな。
名文です。凝った表現はなくとも、愛している恋人に結構ドライな目を持っているのがキャラに奥行きを与えているし、実際に言わない優しさや言えない弱さが伝わってくるし、それを物語の転部に上手く繋げている。
姿形は抜群だが 才能の方は平凡 それが俺が感じる君への評価
渡米したところでビッグになって帰って来ることはなさそうな気がする
だけどそんなこと 健気に夢を追おうとしてる君に 言えるわけはないよな
自分が挫折したからって 君まで絶望させたくはない
俺にはそんなことしていい権利はない
愛し合った期間は長かったのに 二人で一緒に泣いたのは初めてだっけ
君の望みの薄い門出を祝福しながら 俺も再起を誓う
君がいない間に君を幸せにできる男になるよう努力するよ
☆あとだしジャンケン
https://kamome.5ch.net/test/read.cgi/aastory/1310828961/89-107
短編AA。
今まではAAは派手じゃないけど、お話で惹きつけていた。が、この作者はこういう作風も出来る。ただ、こういうの、めっちゃ手間がかかりそう。
良ストーリーを作れて、良絵も描けてと、その全力に期待するのはギャラリーの勝手だけど、量産された作品がやはり適材適所に力を抜く大切さを伝えている気がする。 ☆IA / 日本橋高架下R計画
https://www.youtube.com/watch?v=EqogKMxhpT4
幾つもの印象的なシーンがパッチワーク的に並列される。
洗濯物、冷蔵庫、天気予報、どれもが日常的な一場面。なのだが、それらがことごとく破壊される。
が、楽曲に乗ってテンポよく展開されるため、嫌悪感や嫌味さは無い。
爽快感とも違う。
物体を壊す、血を出さない、怪我をさせないというのは聡明な判断。
記憶に残る場面はある。フライパンで卵を打つとか、ハマグリが焼けて殻が開く、とか。
発想が面白い。
わざわざ映像化するのにも味がある。
そして全体的な余韻はというとひたすら不思議な後味。
印象は各場面で霧散し、女の子が可愛いという軸が、何となく残る。
それもまた味か。 The present of a dictionary
ttp://web.archive.org/web/20040112035908/http://www.yo-net.jp/flash/xxpresentxx.html
何でしょうね。芸術は爆発だ!
冒頭の妙に目が大きい女の子とリアルにバカっぽい声と、それを打ち消す大音量の雨音。
でめげずに、最後まで観ることが出来たら、きっと凄い読後感を受けると思います。
ブラボー! クソフラ! ブラボー!
勿論、私は大好きです。
何処か壊れてるんですよね。背景のぎこしぃのキスや本のタイトルとか妙に凝っていて、でもそれ以前に頑張るとこあるだろってのがあって。
ところどころのギャグはひたすら寒く、シリアスに進む恋愛もの、と言う前提を壊しはじめます。
でも、辞書をめくる辺りで、凄まじいレインボゥを放ちます。
プレゼントに辞書っていうところで突飛ですよね。でも、そこで突っ込んだら負けです。
そこから、斬新な愛の告白が待ってます。
斬新すぎです。パラパラ漫画で告白です。
しかもギコとしぃが滑らかに動く。愛の告白とは程遠い妙なアクションも、心を揺さぶります。
一コマ一コマ愛情込めて、あの青年は書き続けたのか。
そしてバックには青春恋愛物を応援するハードロック。
手作りの贈り物に、感動しそうな場面の筈なのに、bloodとかkillとか叫んでます。
このパラパラ漫画と歌、手抜きなら「だめだろ!」とさとしそうなんですが、本編以上の労力と言うか気合を感じられて、笑うしかない。
更にそこから禁じ手とも取れる作者の言い訳が、添えられます。
(この作品においてはプラスですが、無難な作品を作ろうとしてる方は、作中での言い訳は止めた方がイイ!と思います。自信を持ちましょう)
そこでクールダウンとともに、この笑いもここで終わりかと安心します。
しかし、その後、余りにも凄まじい展開。いやー、凄いです。傑作と称されるギャグ作品でもこの高みには届きそうもありません。凄いです。 自分の中での、笑い系動画の笑える要素を、分解して考えてみる。
1ギャップ(落差)がある
2反権威的、背徳感がある
3ストーリーに予想を上回る飛躍がある。
4それでも努力している。
the present of a dictionary
1
純情恋愛劇にハードロックの取り合わせ。
一年越しの告白に、辞書でのパラパラ漫画の取り合わせ
下手な声優に、強烈な雨音に、英字字幕の取り合わせ
物語全体の流れとオチ
2
反権威的、と言えば辞書への落書き。それも四コマ。
ロックンロールも反権威から始まった。
また必死になってシリアス系を作っただろう作者をギャグとしてあおっているような背徳感。
これは自分がデバガメなのもあるが、作者の言い訳を作品中にデカデカと書いているのだから、興味の関心は作者へと自然と導かれる。
作者の言い訳自体、作品内のリアリティを著しく損なわせるメタ的な要素。反作品世界的。
3
恋人同士→彼氏がニューヨークへ
は一見突飛だが、使い古されたネタなので、むしろ定番的お馴染み感。
残されたプレゼント→郵便受けにダイレクトに辞書
ここで「おいおい」となる。
ラブストーリー→辞書からパラパラ漫画、オチ
笑った。
4
妙に上手いキスシーン。遊び心のある背景。作品としては纏まりかけている。最後で崩壊するが。
チャレンジブルな数々の挑戦。ことごとく逆効果なのがまたツボをつく。 >>186
大日本昔話
を例に。
1
定番の昔話ネタに様々なギャップを作る。
2
昔話というお馴染みの権威ある古典を、茶化す。
スタッフロール、映画やテレビアニメなどの市販作品、力作の個人アニメのシメを飾るところを、無意味な方向にオトス。
3
今までの昔話、傘地蔵を思わせる引きからの、突然の現代デカの登場。
その後の、無音だった中での突然の楽曲が、展開の飛躍を助ける。
4
無音の中、間延びさせないテンポ、絶妙なペースのネタの配分。 この分解は、ストーリー系でも行ける気がする。
>>107
☆PINK☆
1
Flash紅白、Flash制作・発表の場→Flash制作を投げ出すストーリー
水生生物のカブトガニが空を飛ぶ
理想の桃源郷がアンモラルな風俗街
2
アンチ統一スレッドでの権威、Aさんを撲殺
風俗街というエロ要素、日本刀でたたっきるという暴力要素
Flash紅白という力の入った権威ある(?)イベントを、ちょっと遠い目で見ている
3
飛躍の連続の展開。
だが、オチが妙にしっくりと決まるので、安心感はある。
4
けっこう長尺を使って、楽曲で緩急をつけている。
楽曲のチョイス自体、定番のFlashとは一味違った工夫の跡がみられる。 こうした笑いのカテゴライズから、幾つか。
☆ムネオハウスPV
https://www.youtube.com/watch?v=ZKy-lTRvXhU
こにゃにゃちわ的な笑いがあるけど、どちらかと言うと堅苦しい政府を、痛快に皮肉ってる快感がある。
内容もそうだけど、音声と映像を、ラップ調にキレキレに流すのが爽快感を増している。
ラップもアメリカの黒人とか凄くこうアンダーな底辺から出てきて、反権威的な色彩があるものなのかな。俄か知識だけど。 核攻撃サバイバー
https://www.youtube.com/watch?v=v-If62OTq-U
糞映像ボンジュール。
最近でも「このハゲー」とか「排除します」とかあったけど、そういう政治風刺ネタの動画って余り上手いのを目にしなくなったような気が。ちょっと見聞の弱い分野ではあるのだけど。
これ、ムネオハウスと比べると、ほんと不快感が残る。
ラップの切れがあるむねおに比べて、こっちは間延びしていて妙に歌が上手いようでヘタウマのような愛嬌があるわけでもない。
国家を皮肉っているようで、何というか核攻撃する北朝鮮とか核開発を加速させせてきた米ソとかの核競争とか、そういうのがすっぽり抜けている。意図的に抜かしてるんだろうけど。
そのくせ専門用語とかマニアックな人を使ってくるので、わかりにくい。歌と文字だけのシンプルな構成のくせに。
オチの「7の法則」で、はいはい突飛だねって納得する前に、そんな単語知らないです。
これって啓蒙系ソング? こんなの知ってた、関心を寄せて系?
何にせよ権威あるものを皮肉るのに、歌い手が何だか偉そうに聞こえるのが最大の皮肉。 413
は権威ある国家を皮肉る作品が、権威を持っているかのように偉ぶる不快感があるということを、上から目線での偉ぶったレビューで書く。という三段構造になっとります。 ☆将軍にはなれない僕だから (swf)
ニコニコより
>>128
「英雄にはなれない僕だから」のパロディー
怪獣になれると妄信する主人公のイカレップリヲ皮肉。
じゃなくて、英雄になれると信じていて、挫折していく、再生へのストーリーを上手いことパロってる。
金正男、昨年、暗殺により夭折。
と今になってみると、原曲の儚げな曲が、妙に哀愁をそそる。
こういう笑いが好きだな。アイロニーの物悲しさというか。 修造ウォッチ 【松岡修造×妖怪ウォッチ】
https://www.youtube.com/watch?v=PTVmYVZ0uRo
子供に人気の愉快な妖怪ウォッチと、暑苦しい実写の松岡修造のギャップある取り合わせ。
ひたすら濃い。
両方とも流行語大賞にノミネートされたんだっけ? ブーム的でニュース的な要素も大きい。
こういうお手軽で時事的なネタが、消費されつつも、動画文化を地味に支えていると思う。 ドナルドVSベジータ
https://www.youtube.com/watch?v=t33i5XNmf2k
人を見下したようなアニメのベジータ。
一方で無駄にフレンドリーで馴れ馴れしいドナルド。
戦闘エリートのベジータが圧倒するが。 とネタ系を分析してみたけど、よくわかんないんだよね。
笑いのツボって。
要するに自分は笑いのセンスがない。
千原兄弟が何故受けるのかもよくわからないし。
カッコいい男前のお笑い芸人? 笑う箇所ってどこにあるの。
トレンディエンジェルの斎藤さんが、何で受けるのかもよくわからん。
ハゲの人が単に「わたしハゲです」っていうだけで、なんでもてはやされるのか。
ほんと、ギャグセンス無い。 分類して語るのにハマる。
1ギャップ(落差)がある
2反権威的、背徳感がある
3ストーリーに予想を上回る飛躍がある。
4それでも努力している。
このスレッドのレビュー集を回顧してみよう。
1
長文だったり、短文だったり。
アニメだったり、ゲームだったり。
お勧め動画だったり、糞動画だったり。
その日の気分で書いているけど、意外とバラエティや緩急はついていると思う。
逆に言うと、統一性は薄いっす。
2
黒動画が多く。それを肯定する姿勢はアンリーガル。
公には出来ないが、だからこその2ch。
作品に噛みつくことはあるが、独り相撲の気もする。
歯に衣着せぬを心掛けるが、無駄に偉そうになっていて、長文に酔ったりする自分もいる。ナルシー日記。
3
は自分でもわからん。普通の人が普通に書いているので普通だと思うが、比較対象となる他の方のレビューがないので。とほほ。
4
時に無理はする。基本的にはてきとーぎみ。だが、Flash板で一番必死に書き込んでいる自覚はある。
この分類だと、かなり抽象的になっちゃいますね。4なんて、どうとでも取れるし。 もうちょっと広く使える分類を考えてみた。
1ストーリー
起承転結。映像の中身。
2絵、アニメ
見た目。画風。動き。アニメのストーリーでの役割。
3文章
文章内容。文章のストーリーでの役割。
4音
楽曲、効果音、音同期。音楽のストーリーでの役割。
5インタラクティブ
マウスクリックなどの映像への介入の有無、視聴者と作品の相互関係、webで発表する意義。
6歴史
先行する諸作品との関連性。ならびに、後発の作品への影響。映像作品全体での位置づけ。
7文化、社会
背景となる文化、社会での役割や位置づけ。 6、7は必要かなー。
Flashを語るうえで決定的に欠けている部分だけど、これは当面の映像作品以外の幅広い知識が必要。
更にはあんまり良いものが収穫できる気がしないんすね。自分の場合。
あと、もう一個、自分のレビューの視点で持ってないのが、これですよね。
11技術
パースは? タイムラインは? ASは? プログラムは? なんたらかんたら。
頭が痛い。
こういう風に分類するのは、有益かもしれないし、ある意味正しいレビューの在り方なのかもしれないけど、労力が半端ない。
書くほうも見るほうも。
作品あってのレビューなのだから。無料でその場で見れるのだから。
レビューは低コストで紹介的で。その日の気分でいいじゃない。気軽さと物量よ。大切なのは。
とは思うのだけど、やれないからやらないと言うのは、何だか嫌だ。
最近、ハイテンションだし、暇もあるので、トライしてみたい部分もある。
出来るだけ力を込めた、書くのも読むのも苦痛で、残念な溜息が出るようなレビューを書きたい気がある。
そこで何回もレビューしてきた作品で、印象が未だ纏まらない三作をピックアップして、分類型レビューをしたい。
>>1 なつみSTEP
https://www.youtube.com/watch?v=H0SNJIgSB5M
>>8 夏宵
http://www.w-room.net/flash/flash/natuyoi/natuyoi.htm
>>45 黄色い桜を探して
http://infinity.s101.xrea.com/flash/2004RW/yellowcherry.html あー、思いついたまま列記してみた。
一つ一つ丹念に当たると、凄い手間かかりそうっすね。
mk2レビューだとこんな感じ。
http://switchmk2.net/title.php?title=1
オリジナリティ
グラフィックス
音楽
熱中度
満足度
快適さ
難易度
これをさらに細分化すると
グラフィックス→ グラフィックス(ムービー) グラフィックス(プレイアブル)
音楽(BGM、環境音、効果音)→一つのゲームに数十のBGMが使われるので詳細な検討は、一曲につき一レビューとして膨大になる。
熱中度、満足度は逆に、受ける印象として、一本化できそう。
快適さ→ユーザーインターフェース→コントローラーのボタンと各アクションの割り振り、アクション(ボタンを押す)に対するレスポンス(ゲーム画面での反応)、メニュー画面の利便性、ロード時間の長さ
難易度→ゲームの初心者にとっては? このジャンルのプレイヤーにとっては? このシリーズのファンにとっては?
ボリューム、プレイ時間、ムービーのゲーム内で占める割合や機能
ストーリー→メインストーリー、サブストーリー、脇道
キャラクタ→(キャラクタのグラフィック)(キャラクタの個性)(キャラクタのゲーム中での役割)(他キャラクタとの関連性、ストーリー中の役割)→(主人公メインキャラクター)(サブキャラクター)(モブキャラクター、町人、モンスター)
ミニゲーム→ゲーム内ゲーム、勿論一つ一つ独立したものなので個別に
こんなん、真面目にやったら、死にます。
でもゲームだから、レビューを見てから買うまでにお金と時間がかかる。買わないという選択肢も大きく残る。だからレビューとしての価値がある。けど、無料でその場で観れるFlashに果たして意味があるのか……
これから3つのレビューは、まー、こんなん読むよりももう一回そのFlashを自分の目で観たほうが為になるよ。的なものです。
謂わば特にお気に入りのFlashへの過度の愛情表現のようなもので。
つまり思考を絡めた(*´Д`)ハァハァ文っすね。 なつみSTEP テキスト書き起こし
参考
http://f19.aaacafe.ne.jp/~takappe/natsumi-step/
なつみ STEP!
安堂なつみ
7/20/23:36 着
T?N59
G?59 黄色い桜を探して テキスト起こし
その樹には黄色い桜が咲くという。
今年こそどうしても見たくて、公園を彷徨った。
「…確かにこの辺りの樹だと思ったんだけど…」
私の記憶違いじゃなかったら、去年の花見は
家から一番近いこの公園にしか行かなかったと思う。
立ち入れるところは隅から隅まで探したけれど、
黄色い桜の樹はどうしても見つからなかった。
友達と、待ち合わせの約束もあるし、もう諦めよう――
そう、思った時だった
「すいません
今貴方が歩いてきた方には何があるんですか?」
声の主は老人だった。
私の祖父より少し若いぐらいだろうか。
「ああ、あっちは行き止まりですよ」
「そうですか、ありがとう」
何てことはない、ごく普通の出来事。
これで終わりになる――はずだった。
「貴方、もし良かったら、30分程度でいいから
この公園を案内してくれませんか?」 私は時計を見る。約束の時間までには余裕があった。
どうせこの場限りだし、断る理由は特に無い。
「いいですよ」
「では…貴女のお薦めのスポットに
連れて行ってくださいよ」
そんな些細な偶然が
私と老人との出逢いだった――
(タイトル)黄色い桜を探して
「今日は一人でお花見ですか?」
「はい。実は、ちょっと黄色い桜を探しに」
「黄色い桜、ね。あれは確か山の方ですよ。
研究所か何かあって、そこにね」
「いえ、確かに去年、ここで樹を見たと
思ったんですが」
「じゃあ貴女はそれを探すといい。
私は貴女について行くだけなんだから」 「まず、ここが私のお薦めの場所なんですけど」
老人を案内したのは日本庭園と呼ばれている場所。
桜の枝は東屋のそばまで届いている。
「枝垂桜があるのはこの辺だけなんです。
水は…濁っちゃってますけど、白鳥がいます」
「ほほう、確かにこれは奇麗だ」
「一周したら、向こうの池のほうにも。
それから、次は…」
広い公園には、至る所に桜が植えられているため、
空間そのものが、薄紅色に映った。 「貴女は、学生さん?」
「いえ、もうとっくに社会人です」
園内マップの区画を一つ一つ歩いて周りながら
互いのことを少しだけ、話した。
私は自分の職業の事。老人は家族の事。
中学生の孫が、今日遊びに来るらしい。
それ以上相手に踏み込む必要は無い。
暗黙の了解だった。 黄色い桜はなかなか見つからず、
とうとう老人と出会った地点まで来てしまった。
「じゃあ、私はそろそろ」
「今日はありがとう。よければ次は
私が新宿御苑でも案内しましょう」
「えっ?」
「年寄りと若者が折角友人になったんですからね。
これも何かの縁だと思ってね」
思いがけない老人の提案に、私は返事に詰まる
――だって私たちはたった三十分前に
「ちょうど向こうから来た貴女に、道を聞こうと思って声をかけただけなんだから」 (同僚OLとの食事シーン)
「近所の公園に桜を見に行ったら
知らないお爺さんに話しかけられた」
今のプロジェクトが始まって以来
忙しい日々が続いていた。
「えーっ?」
朝早く出社し、夜遅く退社。
楽な時さえ所定時間までは拘束される。
「案内して欲しいって言うから、暫く
一緒に公園の中を歩いてね」
仕事の内容は当然キツイのだが、
他の部署からは軽く見られていた。 「そしたら、また今度遭いたいって」
休日はどんどん削られた。
ゴールデンウィークも正直危ない。
「いつ?」
しかも直属の上司は機嫌が悪いと
すぐに周囲に当たり散らす人間だ。
「みどりの日」
理不尽な事で怒鳴られて
友人や先輩に愚痴をこぼすのだが
「未だ忙しい時期じゃない。急に
いけなくなったらどうするの?」
上司の前では平気な振りをして
人間できてるね、と言われてしまった。 「待ち合わせ時間から十五分経っても
相手が来なかったら中止だって」
不満は多少あるけれど、
今のところ辞めるつもりはない。
「一応、五月八日が予備日になってる」
まぁ、何とか生活できているし、
仕事そのものは好きなのだ。
「行くつもり、あるの?」
代り映えのない日常を送るのが
最も幸いなのは解っている。
「さあ、どうかな……」
ただ、ほんの少し
「毎日」に肩が凝っているだけ。 (老人とのデートシーン)
――五月八日。公園の主役は、既に
桜から花壇の草花に移っていた。
花壇を散策していると、
視線の先に老人が、見えた。
「こんにちは」
「向こうにいたから、何をしているかと
思いましたよ」
「ちょっと早かったかな、って
思ったから、花壇を――」 「そうですか。じゃあ少し歩きましょうか」
私は薄く微笑み、頷いた。
桜の花が散っても変わりない雑木林の小道を
二人、並んで歩く。
「二十九日に来たんですけどね、
貴女がいなかったから帰ったんですよ」
「すいません、やっぱり
休日出勤が入っちゃって」
本当にこれから御苑に行くかどうか話したのだが、
場所なんかどうでも良くなっていた。 私達は結局、公園のすぐ近くにある
和風ファミリーレストランに入った。
「何でも注文して良いですよ」
じゃあざる豆腐追加して良いですか?」
元々、共通の話題などあり得ない私達の会話は
ごく世間一般的な内容がメインだった。
個人的な事も多少話したのだが、喋るのは
主に私の方ばかりだった。
仕事内容、残業の多さ、業界について――
紡ぐ言葉は、とりとめが無い。 「大変ですね。しかしこのご時世、まともに仕事が
できるだけで有り難いですよ」
ごく常識的な意見を述べる老人は、自分の祖父と
どこか似ている、と思った。
ほんの子供の頃、少しだけ同居していたためか
祖父との仲はとても良好だ。
離れて住んでいても、随分溺愛されてきたと思う。
甘え上手として振る舞う殊に慣れていた私だが、
いつもと違うのだと言う事は解っていた。 「今日は妻には内緒で出てきたんです」
「私も、両親には言ってません」
私達は家族ではない。
二人とも、自分が帰る場所がある。
なのに、逢い引きではないと
言い訳しながら秘密を共有している。
『貴女に恋人が出来るまでの代わりですよ』
桜が風で散る中、老人は悪戯っぽく笑った。
奇妙にはっきりと覚えている。 食事の後、どこかに移動してお茶をしよう、と
老人が提案した。
「だったら、駅の近くは避けたいです。
買い物中の母と鉢合わせするかも」
「貴女、家は近くなんですか?」
「前に言いませんでしたっけ?」
「これは失礼。では、何処がいいだろう」
「大通り沿いに有名なケーキ屋があるんです。
私も初めてですけど、そっちに行きましょう」 注文にちょっと手間取ったけれど
私達の前にチーズケーキと紅茶が並んだ。
老人は道すがらバス停を探していたので
ここを出たら解散のつもりだろう。
何となくもったいないような気持ちになるが、
一時間先の、具体的な事が思い浮かばない。
「次は貴女の知っている所を案内してください」
私の予想を見透かしたように老人が、言った。 「普段は何処に遊びに行かれるんですか?」
「まぁ…通勤の通り道のM駅です」
「貴女のお奨めの所はありますか」
まだM駅周辺の事を知り尽くしたわけではないので、
私は考え込んでしまう。
「では、当日までに何処に行くか考えておいて
くださいよ。楽しみにしてますからね」
次の密会予定日は、一ヶ月後の土曜日になった。
待ち合わせも、M駅現地集合。 紙ナプキンに待ち合わせ場所の地図を描いた。
目印のモニュメントの特徴も入れる。
老人の家から遠いのではないか、電車賃は、と
心配すると、諭すように老人は言った。
「貴女が突然来れなくなっても構わないんです」
「連絡先はおろか、互いに名前すら知らない。
束縛は無し、それでいいじゃないですか」
「……そうでしたね」 店を出た後、私達は遠回しして
バス停まで向かった。
私はずっと微笑んでいた。
老人と別れる、その瞬間まで。 (一人、夢想しているシーン)
なんか次の約束しちゃったよ
どうしよう……
六月になったな。
お昼何処にしようかなぁ。
前は和食だったから
洋食屋さんにしよっかな。
あそこのオムライスはどうだろ。
気にいってくれるといいけど。
もう明日かぁ……楽しみだなぁ。 (二回目のデート)
M駅に到着したのは十時四十五分。
気持ち良いぐらいの晴天だった。
前回の事もあった為、私は寄り道せずに
目印の金属オブジェ前に行った。
「まだ来てないみたい」
今日はこちらの方が早かったらしい。
私は丸いベンチに腰掛け、本を広げた。 駅に出入りする大勢の人々が、読書中の
私の前を通り過ぎてゆく。
その中に居るはずの老人を探すのだが、
約束の時間になっても見つからない。
焦りとは裏腹に、無情な腕時計の秒針は
通常と変わらぬリズムで時を刻んでゆく。
(……十五分まで、まだ、ある) ―‐ 十一時三十分をとうに過ぎた。
もはや老人は来ないだろう。
私達二人の秘密と共有時間の終わりは、
予想だにしないほど早く、あっけなかった。
洋食屋に行き、一人で食べたオムライスは
デミグラスソースがやけに苦く感じた。
滑稽なぐらい、哀しかった―― それから間もなく仕事のピークは過ぎた。
残業時間は減り休日出勤も無くなった。
生活に余裕が出来たためだろうか。
あの時の事は夢と同義に成りつつある。
日常から少しだ逸れた世界への逃避は
ただの我が儘に過ぎないから―― 老人と過ごした僅かな時間は私にとって、
口実なのかもしれなかった。
そして夏が過ぎ、秋が来て、
――年の終わりが近づいてきた。 パソコンをいじっている。
パソコン画面に黄色い桜
「新宿御苑に黄色い桜、あるんだ……」
スタッフロール
次の春が来て、桜が満開の頃になったら、
また一人で公園に行こう。
――老人と黄色い桜を探しに行くために。 終わった。長かったー。日曜日がつぶれるー。
これ書いてて思ったのは文章は細かいところに心憎い表現があるのだけど、
文章系Flashを自負するだけあって、小説として文章の基本をしっかり押さえているということ。
ということで先行レビュー。
書き起こし中に思いついた、分析項目。
12ストーリー表現、技術
→視点
これが一人称視点、わたし視点で統一されている。
つまり描写しているものは全て、わたしという主人公を通して、見えていて、感じていて、考えていること。
老人が出てくるが、老人からの視点のものは一切ない。
たとえば「老人は○○を知っていた」「老人は○○と思った」「老人は○○と感じた」
と言った視点は省かれている。
これによって、読み手は主人公と同じように作中の事物を経験し、スムーズに一本のストーリーラインを通り、主人公に共感、心の動きを追うことを可能にしている。
老人を中心とした視点を使って、解説する。たとえば老人の言外の感情や、老人が来れなくなった時の動機付け。
など説明的な部分を加えれば、より「わかりやすい」文章になる。
が、それは愚の骨頂。それは決して「スムーズに心の動きを追う文章」にはならない。
この作品の肝は、老人が突然来れなくなって、茫然自失とする主人公の転部の鋭さ、鮮やかさ。
にあるが、ここをミステリよろしく原因解明に向かわせず、何も伏線を知らない前情報のない主人公の驚き。そのまま放置される哀しさ。
を読者もまた共感するのは、主人公と同じく読者にもわたし以外の人物の手の内を明かされていないからだ。
もちろん、この説明不足に陥りそうな個所を、フォローするのを作者は忘れない。
作中で繰り返される「秘密」という言葉。逢い引きなどと言ったどちらかというと甘い肯定的なもので主人公は捉えている。それが、一転、そのマイナスの側面がどっと噴出するのが、転部の鮮やかさに一味を加えている。 じゃあ、視点を統一できていない、或いは意図的にしていない作品にはどーゆーのがあるの?
と言うとこれっすね。
旅街レイトショー 03話 「夏祭り」
http://www.dailymotion.com/video/x3nxj6c
これは誰視点かと言うと。
初めは、女の子視点ですよね。
夏祭りを見て「うわあ」と言って、夏祭りの清々しい光景を読者にも見せる。
「おぼんは死んだ人が帰ってくる人です」というナレーション、これは心の声だけど、は女の子のもの。
だからここで、ストーリーを追うときに、女の子目線と言うか一体になって追う準備が完了する。わけっす。
「おぼんは死んじゃった人が帰ってくる日です」
このフレーズが繰り返される。声は女の子の心のもの。女の子視点は貫かれている。
と思いきや、次の場面で男の子が軸。女の子は登場しなくなる。つまり視点がここで切り替わってる。
そのあと、衝撃の種明かし、転部どーん。
ですが、ここ直前に「女の子=読者」という視点の共有が、男の子視点に切り替わったことで、今までの勢いというか助走スピードと言うか、そういうのが目減りしている。
女の子への一貫した共感、いなくなって欲しくない、わたしを忘れてほしくないという切実な願いが、実は。というところのドラマに、自分と作品との間で距離が出来ている。
最後に余韻を受け取るシメも男の子の視点から。短編なのもあって、キャラ立ちしていない男の子じゃ、心動かされないっす。視点バラバラ―の。印象さんまんーの。って感じ。
ただ、こういう視点移動は映像的なテクニックらしいっす。参考。
http://kaityou-osusume.seesaa.net/article/432900923.html
つまり小説的なアプローチだとタブーだけど、映像的には創意工夫が施されている。らしい。ほんと?
何かね、一人の人の心の動きを追って追体験するのが「黄色い桜の」一人称視点なら、物語を多角的によりわかりやすく描写するのが「夏祭り」の映像的視点移動に思える。
どっちが好みかと言うと、いわずもがな。
本作は視点で、やっちまったーな作だと思う。あくまで独断と偏見で。 ,.‐''" ̄`丶、 ひどい…!ひどすぎるっ……!
/ \ こんな話があるかっ…!
/´ \
/ |\_>、_ 、r‐、 \ 命からがら… やっとの思いで…
レ! ||_| |/_ ヽ\} \ テキスト書き起こしたのに… やり遂げたのに……
|八|-/>、∪_ u`i ト、 \
/ / ,くィ夕u' | |/ ``‐- 、_.、__\ 悲劇っ…!
|/ / /_ヽ┐u | ,| / ,-,.=====ゝ
ヾ' / r┘|.l__人 | /\// \ 下準備で燃え尽きてしまった……!
\ ) | N / //\./´ ̄`丶
|u | /|(l(l「| | | | せっかく書こうとした
| u| / | ヾ-イ .|| l、 分析的視点…長文…
_| |/| | \_|_|,. く. \
ハ.___ハ >、 \ \ \ レビューを書く暇を……! オチオチオチオチ。
4作とも、主人公が何かを喪失して、そしてどうするかって話だけど、アプローチがそれぞれ違っていて面白い。
☆旅街レイトショー 03話 「夏祭り」
「いなくならない?
この手のね、ぎゅってのね、ぎゅってのね、離したらね、はるかくん、いなくなっちゃわない? ねえ、いなくなっちゃわない?」
「いなくならない。
手を放しても、今日はサヨナラしても、ゆかりちゃんが呼んでくれたら、きっと、僕、いつでもゆかりちゃんと一緒に居られると思う」
ストレートだねー。中学生日記的。なんつーか、作者さんの俺の哲学やメッセージを聞け、作品中でダイレクトでな、って作風が今のトレンドなのか.。ああ。
☆なつみSTEP
なつみは彼氏の思い出のペンダントを、海へと投げ捨てる。
オチがオチだけにブラックな作品って言われるよ? でも本質は再生の物語、地獄でもしたたかに生きていく力強い生命賛歌ですよね。
自殺の原因になった彼氏とのいざござ。
そこから立ち直る。ふっきれる。のは天国への寄り道、束の間の楽園での一時。
新たに更新された思い出を胸に、古びたそれを投げ捨てろ。 ☆夏宵
好きです。
あの日からずっと
あなただけが、わたしでした。
たくさんの思い出をありがとう。
そして
さようなら――。
好きという言葉と別れの言葉を併置する。成熟した目線を感じる。
あなただけが、わたしでした。
これ以上の愛の告白、「あなた=わたし」なんて無いっすよね。
そこに「でした」の過去形を添える。
もう違ってしまうのよ。さようなら。って。
もうちょっとここを深読みして、解釈すると、過去形と言うより現在完了形?
好きで好きでたまらかったの。はじめて手紙越しだけど面と向かって、好きと言えたわ。
今まで、この手紙でこの文字を書くまで、あなただけがわたしなんなのよ。だったのよ。
さようなら。
こういう複雑な乙女心っていうの。
下手をすると矛盾してしまいそうな心のあやを捉える描写力には舌巻き。
☆黄色い桜を探して
次の春が来て、桜が満開の頃になったら、
また一人で公園に行こう。
冒頭に帰ってくる。しかし心には新たな想いを秘めて。
季節ものですよね。
そしてこの言葉を使う作中は、年末の真冬。春は遠い。閉ざされた冬のように傷から立ち直っていない。
つまりこれは甘っちょろい癒しじゃなくて、未来に向けて心が肯定的に動いた決意表明。
今まで仕事や日常、展望がない同じことの繰り返しに飽き飽きしていたのにね。成長っ。
こんな感じ。分類的に語ると、結局のところ何が言いたいのかさっぱりわからん。毒があるのは気のせいよ。 ☆なつみSTEP
http://mevius.2ch.net/test/read.cgi/swf/1501790438/
1−1 ストーリー
解釈によって、変節していくストーリー。
これは何回か観るたびに解釈が変わってくる。だいたいこんな感じだ。
A 陽気でPOPな楽曲に乗ったほんわか物語。なつみ可愛い。
B オチや伏線がブラック。衝撃。深い作品だ。欝だ。
C ブラックなのに主人公が明るく進んでいく物語の起伏や展開に惹かれる。なつみ健気で可愛い。
で、どうしてこう変わっていくかというと、作中に散りばめられた伏線に気づく、或いは他のレビューを読むことによって知る。
という過程をとって初めて理解できるストーリー構成になっているからだ。
ただ、話題になった作品だが、多くのレビューがCまで至らずにBで印象が終わる。
つまり種明かしの場面で興味関心が尽き、ストーリー構成やキャラクタの心情にまで至らない。
これは解釈を読者に委ねる作品、例えばブラックなオチのミステリドラマや小説が、物語そのものや心の推移よりも殺人トリックや犯人探しに焦点を当てられるのに似ている。
例えばこのレビュー。
https://www.youtube.com/watch?v=9_1nvLcFP8s
詳しく作中の伏線について述べているが、その印象は「怖い」。
つまりレビューは作品設定の説明で終わっていて、ストーリーを味わうのは二の次にされている。
これは決して本作のストーリーが失敗していると言わけではない。
本作をきっかけにこしあん堂ファンイベントが生まれ、その多くが「なつみ萌え」だったように、C的な解釈をする人が決して少数派だったわけではない。
むしろある程度の解釈の分裂があったからこそ、話題になったとも思える。
いずれにせよBにしろCにしろ、ここまでストーリー解釈が進むのは、複数回観る必要がある。
これを可能にしたのはネット媒体とFlashによる軽さ。
それ以上に作品のコンパクトさ、短さにあるように思う。
ショートショートとして一見詰め込みすぎに思えるが、尺を圧縮したことでリプレイ性を高めることに成功している。 1−2 ストーリー
流れがややスムーズに感じない箇所
ただ、本作、発見による解釈変化以外にストーリーそのものについて分かり難くしている部分がある。
それはモナー車掌が船を先導していて後部座席に1さんと8頭身が乗っているのに気づき怒り出す場面だ。
この前の場面で、なつみは船から飛び降りるのだが、この行為がタブーな行為、無断降車だったことを伝えるシーン。
なのに、ちょっとわかりにくい。
それはなつみの代わりに八頭身が船に乗り込む場面が書かれていない省略だったり、だから生まれる唐突感だったりする。
視点について先に触れたが、この「なつみSTEP」も基本的に一人称視点、なつみ視点で進む。
そして八頭身が乗り込んでいてモナー車掌が慌てる場面は、ここだけなつみがいない、つまり視点が変わっている。
これは天国でのほのぼのから、地獄の寂しさを繋ぐ転換シーンを際立たせる演出ともとれるが、視点の移動による若干の混乱に、何故か八頭身が乗っている飛躍が加わって、ストーリーの把握をやや難儀なものにする。
そもそもさり気ない描写そのものに意味を持たせる密度の濃い映像が特徴の本作で、八頭身と一さんは異質な存在だ。
これによって解釈が広がるわけではないし、モナー車掌が誰も乗っていないのに気付く、なつみがいなくなったので空車だった、の方が理解するためのストーリーとしては効果的な気がする。
はっきりと言ってしまえば、八頭身と一さんは余計な要素、作品の不純物になりかねない。
本当に細かいところだが、指摘させてもらった。 2絵、アニメ
デザインでの世界観、キャラクタの表情
デザインの可愛らしさ。それは主人公以外にも、乗っている船、看板などの小道具にまで及ぶ。
特に出色なのが、モナーなどのアスキーアートキャラクタをとても愛らしく描いている場面。
天国の住民が、天使だったり選ばれた民だったりという神々しい、高みな視線を排除する。
AAのアングラ的な要素が程よいスパイスになっているし、先の解説では猫のマスコットと解説されていて、ある意味での一般化も上手くいっているようだ。
死後の世界をAAで、というアイディアのユニークさ、それを共感可能にする可愛らしい絵。
発想と技術が結実している。
また、なつみの表情がコロコロ変わるのが好きだ。
天国についたときに、笑顔になる。それが溢れるように身体で、跳び上がることで喜びを表現する。
ぎこしぃカップルを見て、羨ましそうな眼をする。
これらは映像に華を添えると同時に、サイレントなストーリーに厚みを持たせる意味づけなっている。 3文章
謎解きの手がかり ややアングローバル
文章は抽象的なフレーズが数か所、挟まれる。
数を絞り、要所に絞っているため、必然的に謎解きへと関心が動き、作品解釈を進めるのに動機面でも貢献している。
のだが、本作は海外でもある程度普及している人気作だ。
1059→てんごく→天国などの日本語は、一体どう受け止められてされているのか。
https://www.bilibili.com/video/av499384/?from=search&seid=14167174286916335440#page=1
と思ったら、日本語の部分も翻訳されている。
それもほんわかストーリーとして受け止められているのではなく、解釈は踏み込まれている。
あらかじめ海外をも展望した作品ではないと思うが、国を問わずに滾る動画閲覧者の情熱には感服。 4音
印象をPOPアレンジ
「線路は続くよ」のアレンジ。
POPで可愛らしいという印象は、楽曲によるところが大きい。
また起伏の激しいストーリー構成にも拘わらずほのぼの〜を初見で受け止めるのは、これによるものだ。
誰もが耳にしたことのあるお馴染みの曲調による安心感は、物語を平板な「またーり系」に寄せている。
この楽曲による印象は、作中でのブラックな部分の、暗い後味、死の重さを、拭い去っていて、作品全体をライトで軽いものにしている。
ブラックなのに不快感は少ない、不思議な感覚。
また曲を聴いてまず思い浮かべるのは「線路は続くよ」の歌詞。
これもストーリー解釈を肯定的に感じさせる隠し味になっている。
死によって物語は失われるわけではない、地獄に向かって再起を誓う、死して尚、なつみの人生は、線路は続くのだ。 5インタラクティブ
ここはかなり肝になる。
ストーリー解説で、作品を十分に味わうには複数回観る必要がある、と述べたが、これはwebでの映像ならではの利点だ。
一度きりのテレビアニメや映画では、不可能な、リプレイ性。
また解釈が重要なファクターなだけに、インターネットの口コミは本作に多大な影響を与えた。
他にこの作品、発表当時、イマジナリーライン(何だそりゃ、八頭身達の進む方向が自然に沿った方向じゃないと感じていたらしい)。という問題の指摘を受けて、作者はその日のうちに作品の問題点を修正している。
この相互性、発表してそれで完結するわけではない柔軟性、そのスピードもまたwebならではだ。
つまり作品を発表するのも受け取るのも一回こっきり、という作品の一回性のくびきから脱した故の普及だった。
のみならず、この作品はflash上映会「flash☆bomb」で初披露された作品でもある。
複数回観ることで味の出る本作だが。それを大画面で一度きり、みんな初見で、百人規模の観客と一緒に、という体験は、なるほどプレミア感と一回性がある。
おまけの要素も外せない。
一見泣き顔だが、画面をいじってみると。これはFlashならではの仕掛けだ。
http://koshiandoh.com/flash-gallery01/natsumi-step/naki.htm 6歴史
大人気作なだけに、影響は凄いですよね。
語り切れない。
ここではアスキーアートものということでAAに絞る。
可愛らしいAAを、出身地のAA系板とは離れたFla板形式でという方向を決定づけた作に思う。
と同時に本作者はこれが2chモノ、AAモノの卒業制作だったかのように、オリジナルへと軸足を移していく。
作者本人もFla板内で人気作家だっただけに、脱AA路線はFlash板の有名職人や中堅職人に影響を与えた。
AA路線とオリジナル路線、二つが共に発展し分離していく転換点になったように思う。 7文化、社会
死後の世界の描写のユーモアさ
天国と地獄の描写は西洋的だけど、AAを使い、青空に浮かぶ月や星や地球を、背景に鮮やかな草原を置く。
死んでどこに行く? 雲海の上へ! 的なお決まり感とは一風変わった作品描写。
またここの独自性は、初見で天国に行ったと思わせない、異世界旅行モノとして受け止めるという、解釈の幅になっている。
死の軽さも特徴的。
人身事故、地獄という暗いストーリーを、とても軽いものとして受け止めてしまう。
というのは良さでもあるけど、痛みを伴わないプラスチックっぽさはある。
ディズニーっぽい生々しいものを排除したファンタジーっぽさ。
本作のみなら全く問題はないが、多くのフォロワー作品も作者本人も、この傾向に陥っているような。
Flash板文化への影響は大きい。 1ギャップ(落差)がある
強く意識されている。
暗いストーリーと陽気な音楽のアンバランスさ。
初見と複数回視聴後の印象のギャップ。
可愛らしく明るい表情のなつみと自殺な過去とのギャップ。
などなど。
2反権威的、背徳感がある
AA、人身事故、アングラですよね。でも見た目というかパッケージの点で、そういう負の要素、暗い要素を中和している。背徳感のある内容を、脱臭してファンタジーとして見せる。そこに特徴がある。
権威的な側面もあるよね。Flash板の代表作、誰もがおののく有名作というレッテルは、本作に威光を与えている。それは作品そのものが悪いんじゃなくて、周りが担いだ感じ。こうしたレビューの影響も微妙ながらあるのか。
3ストーリーに予想を上回る飛躍がある。
ある。詳しくはストーリーで述べたので省略。
4それでも努力している。
作者本人も努力しているが、その遊び場を舞台に能動的に楽しんだ観客も努力していた。みんなが自主的に努力。楽しき口コミ社会。 作品を見る時間よりも文章を読む時間のほうがかかる罠。 (_´Д`)ノ~~オツカレー
ながいよね。
すべてにおいてはいくおりてぃではいれべる。いろんなところにえいきょうをあたえた。なんかいもみるとおもしろい。
要約するとこれだけという。何かもうね。趣味まっしぐらって感じ。 更に長くなるとゆー。
改定
1−2 ストーリー
流れがややスムーズに感じない箇所
ここで八頭身と1さんが意味のない要素。
とあるが、深読みはできる。
妙に八頭身と1さんが仲が良い。
普段は必要以上に不仲な二人なのに。
これはミスではなく、敢えてそうしたのだろう。
お馴染みの定式から外すことによって生まれる違和感、これは普通のAAものではないとAA好きにも思わせる。
謎かけになってるんすね。
これは発表当時、十数年前は「八頭身がキモイ」スレが有名で、八頭身から逃げる1さんという図はAAや2chFlashのたしなみとして有名だった。
それを逆手に取った工夫ある伏線。
ただ他の伏線要素が年月によって洗われることなく鮮度を保った普遍的なものだったのに対し、この部分はちょっとマニアックだったです。言い訳。 夏宵
http://www.w-room.net/flash/flash/natuyoi/natuyoi.htm
1ストーリー 3文章
大きく分けてこの三パートに分かれる。
A思い出(詩的映像)
B手紙(テキスト)
C手紙(文章的映像)
ここで文章表現の、映像とテキストの違いによる、印象の効果についてふれたい。
映像
・文章は時間軸で流れ、浮かんでは消えていく。
刹那的、人の心の中のようにあやふや、過ぎ去っていく、記憶、再生されるもの、現在的。
テキスト
・文章は空間に固定され、そこに頑なに存在し続ける。
持続的、紙と文字によって固定されている、記録、既に書かれたもの、過去的。
効果としては、映像が自分の感覚に直接働きかける、距離的に近い。
に対して、テキストは自分の知性に働きかける、距離的に遠い。
つまり本作の表現構成は、
映像で思い出に親しみを持たせ、次いで手紙でそこに距離を置き、最後に二つのハイブリッドである手紙の映像化で、その近さと遠さの橋渡しをしようとする。
これは本作のストーリーと符合していて、成る程、長文を視覚的に飽きさせまいという見た目の工夫を超えて、表現形式をストーリーに当てはめようとの工夫が伺える。 Aパート
少年時代の思い出。淡く美しい。
おいてきた昨日の 残り香をたより、 夏宵を越えて、 さめない、明日を願う。
で、思い出は閉じられる。そして場面転換、視点の変換。
ここで予想されるのは、「明日」へと場面が飛んだな。的なもの。
しかし、どうも様子がおかしい。
「橋立のお父さんから頂いたおそうめんをゆがいたの」
継がれる言葉は、幻想的な思い出とは反し、とても現実的、所帯的なものだ。
おじさんになった、「あなた」の呼び名から夫婦だとわかる男の愛の告白は、美しいというよりも何か突飛で、ちょっと場違いというか、青春を語るおっさん的なものもある。
つまりAパート単体で見ると、読後感がすっきりせずに、印象も定まらない。
それはBパートへの伏線として配置されただろう違和感なのだが、
クリック→拡大→スクロールの手間がいるBパートを見つけるのはやや不親切で、ここで本Flashを読み終えると不満足なものになる。
Bパート
手紙部分。丁寧に綴られる分、二人の距離感が。
テキスト部分ということで、これも映像の一部なのだが、画面をスクロールしながら追うことで、手紙の個体性、紙的な部分が強調される。
距離感の拡大、それは親し気な語りの思い出から夫婦場面へのAパートから続くのだが、それは手紙の第三者性と、体言止めの多用の詩に対して「です」「ます」の丁寧語によって加速される。
手紙中の隠しリンク、「最初で最後の恋文」をクリックすると、Cパートに続く。 Cパート
その距離感を繋ぐ場面。
「です」「ます」で相変わらず遠いのだが、映像に、時間軸に乗せることでよりAパートに近い、距離感の近さを実現している。
また絵を写さない、ということは画面上に登場人物の男と女を写さない、ことで読者との距離はより近くなる。
つまり二人の容姿を客観的に観察するAパートに比べて、このCパートでは文章は話者である女性の視点として受け止めることになり、一方で受け手である男性の視点として受け止めることにある。
文中で「あなただけがわたし」とあるように。
読み手の視点も、女性と男性の登場人物と一体化するように、「読者=登場人物」として立ち現れていく。
この距離感は「好きです」で最接近し、それでも尚「さようなら」で一気に突き放されなければならない。その距離感の醍醐味。
最後だが、この手紙を受けて男性はどう反応したか。
というのを、男は手紙に涙し、そして恋文を書きながらも別れを告げた女性に対し、何もできなかった。返事は書けないし、また会うことも出来なかった。
というのをAパートで予告している。
つまり唐突だったAパートの最後の違和感も、オチによって回収される。
本作は思い出の、淡さ、それが失われていく時の無常さ、その輝きにとらわれ続ける人の弱さとそこへの離別の決断のドラマティックさを語る。
が、それと同時に思い出で語られる将来への淡い展望、無条件に信じていた明日が、それ以上先の未来によって望まない方向に塗りつぶされてしまった儚さも、ストーリーに切なさを加えている。 2絵、アニメ
絵と写真は主にAパートに使われる。
後半に絵を使わないのは、演出としては正しいのだが、視覚的情報の密度が落ちていくという点でやや失速する印象がある。
写真は田舎の情景を写す。
絵は文では語られない二人の容姿を映す。
ただ、絵はちょっとこなれていない。蛍の表現も難あり。容姿から伺える二人の年齢は、小学生程度と文に比してかなり幼い。
4音
冒頭のピアノ曲が幻想的な雰囲気を作っている。
また文章との関連付けの工夫もある。
ピアノ音と文章の分離 → ピアノ音と文章をシンクロ(安心感、一体感を与える)→ ピアノ音だけを響かせる(自然と文章の隙間を連想させる)
また、そこからの蝉の音の日常感が、現実への場面転換を強調している。
Cパートの音の切り方はやや不親切で、余韻的にもう少し音を流しても。
5インタラクティブ
各パートの繋ぎ方は、マウスクリックが必要で、Flashの特性を生かしたインタラクティブ性がある。
が、それらの誘導はやや不親切で、最悪の場合Aパートを見ただけで物語が閉じられる可能性が高い。
表現として必然の形式だと思うが、そのチャレンジがこなれていないか。
ただし、本作が発表されたのは「Flash文芸祭」という製作者、観覧者が一挙に集い語らう場だったことを忘れてはならない。
つまりこの不親切さは、読者がそれを発見し、それを報告し、伝播しあう。というのを前提にしているようにも思う。
しかし、今になって作品単体として観ると、イベントによりかかりすぎているようにも見えてしまう。 6歴史
文章系Flashでは金字塔的。
が同時に、A、B、Cパートに分けるというFlashならではの表現形式は、他にはない異質性を持つ。
本作の弱点だった絵の不器用さとパート間の連結の不親切さは、後継作「はじまりの人へ」で一定の改善をみる。
7文化、社会
幼い時から持つ純情、文章から伺える知性、輝くところだけを見せる構成。
本作から照らし出される女性は、大和なでしこで凛として美しい。美しすぎるほどに。
現実にはあり得なくね、な高みというか。とても立体的な作風なのに、何処となく漂うファンタジー感。
ただ、現実社会にはない、イデア的なもの、男性の理想とする女性のようなもの、を高い純度で抽出するのも、創作物の醍醐味だろう。
とも思える。 1ギャップ(落差)がある
思い出と現在、子供と大人のギャップ。
ギャップがありつつ、それを埋めようとしつつ、屈する。
2反権威的、背徳感がある
手紙に「大人」という単語が使われるように大人社会へと順応しようとする女性。
が、その心には子供の純な恋心が依然として残っている。そもそも所帯者に恋文を渡す自体、反社会的な行為。
この矛盾したせめぎあいが、滑らかな筆致に緊張感を呼んでいる。
3ストーリーに予想を上回る飛躍がある。
飛躍する。その飛躍を埋めようとする健気な心と、それが叶わぬ儚さ。
4それでも努力している。
文章面は練られている。
そこに留まらずFlashとして何ができるか、までチャレンジは及ぶ。が、その一般化が足らず不親切な部分にもなっている。 長いくせに、わかりにくい。
人はそれを悪文と呼ぶ。呼ぶのだ! 黄色い桜を探して
http://infinity.s101.xrea.com/flash/2004RW/yellowcherry.html
>>45
>>154 >>155
1ストーリー
老人が来ないという転部が鮮やかだ。
伏線もなく一方的に物語が動き、主人公とともにショックを受ける。
>「貴女が突然来れなくなっても構わないんです」
>連絡先はおろか、互いに名前すら知らない。
>束縛は無し、それでいいじゃないですか」
老人からこう言われたら、彼から待ち合わせを放棄する、という予想は立たないじゃないか。
これからも続くだろう当たり前が断絶する、その喪失とだからこそ浮かび上がる大切さは、尊い。
ただ、それを効果的にするためとはいえ、前半部分、取り留めのない日常がゆっくりと進行するので、キャッチーではない。
個人的には好きだが、長尺なのもあって、絵や写真の地味さもあって、ここで閉じてしまうだろうとも思われ、コアなゆるりさ、冗長さとなっている。
>「新宿御苑に黄色い桜、あるんだ……」
の一言に心が弾むのは、
懐かしいフレーズなのと同時に、老人から提案した待ち合わせ場所、しかし都合で行けなくなった場所という、そのもしも行っていたらのIFの連想や、
老人は知っていたのかなどの解釈の広がりが、前の
>あの時の事は夢と同義に成りつつある。
の傷心から閉じられていく弱さから転調して、開けた希望を与えるからだろう。
派手さはない、どちらかと言うと地味な内容だが、それでも驚きと余韻を持ったストーリーになっている。 2絵、アニメ
絵は一部丸みに欠け、角ばっている。ピンクの色がやや垢ぬけない。
アニメは余り動かない。
写真で止まった的な印象を受けるが、全体的に静的で落ち着いている。
AAである必要は余り感じない。
表情が制限されるし、現実的な舞台にはファンタジーなAAは余り馴染まない。
写真も桜が美しい、とは余り思えず、背景となっている。縦線などの演出もノイズのような、ある種汚い印象を感じてしまう。
スタッフロールを観るに、「初代モナー」という渋いチョイス、写真は自分でも撮ったという手の凝りよう。
つまりコダワリを持ってFlashとなった的な、動機的な部分とだから与えられるハンドメイドの暖かさはあるにはあるが。
作者の経験不足が出た、的な拙さは残る。
一人食べるハヤシライスで。泣いた。涙した。的な文章を使わずに、絵で涙を見せて自然と伝える。
腕時計という単語が後に出てくるが、老人との出会い場面にさり気なく絵として描写する。
などの絵の細かい工夫は好きだ。
が、肝心かなめの、黄色い桜の写真に、それ程のインパクトを受けない、不思議で奇麗とは思えない。
ぶっちゃけ、地味。
なのは写真のチョイスや、サイズなどもあるだろうが、もったいない。 3文章
文章がメインとなる。
十分弱の長尺と文章系Flashの中でも密度の高い文章量はボリューミー。
細かな描写に心情が映える。
>和風ファミリーレストランに入った。
>「何でも注文して良いですよ」
>じゃあざる豆腐追加して良いですか?」
>注文にちょっと手間取ったけれど
>私達の前にチーズケーキと紅茶が並んだ。
ケーキ屋の注文に慣れていない。女の子した趣味やデートなどとは、離れている。
むしろ気軽に自然にふるまえるのは、和風ファミリーレストラン。
それでもケーキ屋を選んだところに、うきうきっぷりというか精いっぱいの背伸びを感じて、微笑ましい。
>店を出た後、私達は遠回りして バス停まで向かった。
何故、遠回りしたのか、少しでも老人と長く一緒にいたいから、二人の時間が貴重なものに変わっている。というのを匂わせる描写が素敵。
そうした文章の隙間から感じるヒロインの老人との時間が大切なものになっていく過程と、ヒロイン自身が捉える毎日からの逃避などといったマイナス思考とのギャップ。
冷静になろうとする語り口から覗く、感情と思考のラグに、読者はもどかしく思い。
それが最後の桜が連れた心変わりで、かすかに触れ合うのに、春の温かさを覚える。 4音
一人で考え事をしているシーンでメルヘンな音楽を使う。
>なんか次の約束しちゃったよ
>どうしよう……
と困らせながらも、それが楽しい悩み事であることを伝える。
反対に転部の二番目のデート場面。切ない曲を使う。
普通にデート場面へと続くと思うだけに、何気ない文章の連続なのに、どきどきとするし。
>(……十五分まで、まだ、ある)
の希望的な観測が、裏切られるのが、切なく感じる。
音はさり気なくも効果的にストーリーを補強している。
5インタラクティブ
拘束時間が長いようには思う。
Flashなので一気見せねばならず、クリック後10分近く画面を見つめ続ける。
うーん。
受ける層は限られるけれど、言ってみれば、他には滅多にない醍醐味にもなってはいる。 6歴史
第三回Flash紅白で発表された。
が、作者は大作をこれ以外には出さないこともあって、余り話題になることはなく立ち消える。
いい作品だと思うんだけどなー。
新宿御苑で年の離れた男女の密会。
と言うと映画「言の葉の庭」が連想されるが。
本作はなんとその8年以上も前。
7文化、社会
現実世界を舞台にし、その登場人物も現実的にリアルに描いている。
例えば、女性の口調は必要以上に女っぽくしないし、老人のセリフも誇張されていない。「じゃよ」とか「ほっほっほ」とかそういう記号っぽさ。
だけに、現実へと帰ってくる余韻のふくらみも大きい。
今年は新宿御苑に行こうとか、花見にいこうとか、春が待ち遠しくなったとか。
そういうweb上の創作物が、現実社会への行動動機になる。というのも、なかなかに在りかと。
アイテム的にも微妙な当時性がある。ネットサーフィンはする、だけど歩きスマホで黄色い桜をリアルタイム検索は時代的に不可能。とか。 1ギャップ(落差)がある
老人と社会歴の浅い女性とのギャップ。
老人の年齢を若くすれば、月9的なラブロマンスにはなりそうだが、この年齢差と距離があるから出る味が好きだ。
2反権威的、背徳感がある
毎日へのささやかな反乱。
逢引きには満たない密会の、微妙な振幅よ。
3ストーリーに予想を上回る飛躍がある。
転部には驚いた。
伏線おきーの、整合性計算シーのの、そういうのに慣れすぎちゃいかんっすよね。
4それでも努力している
その転部を不快なものにしないのは、それまで丁寧にストーリーを運んでいるのがわかるから。
この分量で誤字脱字がない。むしろ書き映した自分のテキストには、いぱーい。のは長いスパンで推敲を繰りかえしているから。 ☆【PSP】FFT獅子戦争 ムービー
https://www.youtube.com/watch?v=sctVIyOx6Vo
鮮やかなライティングと水彩画のような塗りがマッチ。
ただ、ゲーム本編だと、チョコボ騎乗兵って使わないんだよなー。 ☆[JSRF]Funky Dealer[KineticTypography]
https://www.youtube.com/watch?v=NPwou2geTbw
映像で緩急をつけて、最後まで疾走した。 わかった。
俺も俺の中のマイトLーヤを探しに、旅を続けるよ☆!
はじめよーか、変態観測、二分後にきみが 映画クレヨンしんちゃん バカうまっ! B級グルメサバイバル ソング
https://www.youtube.com/watch?v=uP8miFZGQoA
楽しく作って、楽しく食べて。美味しさが匂ってくる。 ☆Japan beijing olympics art amazing
https://www.youtube.com/watch?v=fx9B80GxdAo
各シーンの繋ぎに、唸るものがある。 ☆【巡音ルカ】ダブルラリアットに合わせてチャーハンつくるよ!【炒飯】
https://www.youtube.com/watch?v=4ZO3G255V-U
∧,,∧
(;`・ω・) 。・゚・⌒) チャーハン作るよ!!
/ o━ヽニニフ))
しー-J >>235
の逢魔ヶパレヱドが中々に忘れがたい。
実際に夢にまで出てきた。
見返してみて、広がりを感じたのはここ。
視点を女の子に絞って、女の子にも怪物に対してアニメらしいリアクションをさせず、パレードに介入することもなく、無言でこれによってどのような影響を受けたのかもわからずじまい。
これでドラクエの主人公みたいに、キャラに読者自身の視点を投射させている。
語りも母からの「ほら、帰るよ」以外なく、抑えられている。
自己主張が少なく、読者のイメージに任せていて、それが決して薄味にならないのは、個性的な妖怪と街の情景にパワーがあるから。
世界観にトリップする、というのはこういうことか。
妖怪は確かにモダンすぎて、赤ちょうちんの居酒屋とは余りマッチしないのだけど、風景は時折、都会的なものを感じさせてハイカラモダンを狙っていそう。
逆に見たくなったのが、殆ど近現代のビルディングだったら、今を舞台にこの背景技術でどのような絵を描くのか。とか。
そう思えるのも、作品が押し付けず、イメージだけポンとおいて、解釈を読者にゆだねている広がりがあるから。自己厨解釈のレビューなのは、作品の力だと思ってくれ。 ☆aiko-『三国駅』music video short version
https://www.youtube.com/watch?v=fdP9DqRT9i8
引っ張って引っ張って……
はよ歌わんかい! ☆Coldplay - Yellow Flash
https://www.youtube.com/watch?v=OpAmQegLxAg
二人は熟すことなく甘くなることなく、関係を終える。
それが何ともフレッシュな余韻を与える。 3℃グリル。音の響きだけの強引な空耳がいいなー。昔は風刺もあっけらかんだよね。
北朝鮮。近くて遠い国。国民が見えてこないっつーか、一般の人の声や姿がここまで映らないってのもなんだかな。 Nintendo Labo 紹介映像
https://www.youtube.com/watch?v=GAhjrhJx9IU
コントローラを工作で作るというアナログな入口から、トイコンガレージみたいなプログラミング(こうした専門用語を使わないで、親しみやすさを前面に出している)的な応用まで出来て、意外と奥行きがありそう?
子供を主体に映像を出してきたけど、こういうのは夏休みの自由工作的な、親も一緒になって作って、みたいな場面も浮かぶ。ツールの選別からして、釣りにバイクに大人向け、親父向けなチョイスだし。
親子での参加に限定した今週末の体験会で、よりはっきりとその遊び方が明らかになる?
一定の存在感を出せるか、技術デモ的なロンチタイトルでゼルダに話題を譲ったワンツーswitchみたいになるか。(同時期にカービィ本編が出るし)
予想が立たず、興味あり。
段ボールだから壊れやすい。的な意見が多いようだけど、
肝心の電子機器な筈のゲーム機本体が壊れるという危惧は聞かれない。
ゲームボーイからの丈夫神話と、トイ(おもちゃ)コンというネーミングの妙、それにCDからカートリッジへの転換など、ハードの強みがここにも出ている。 ホラーFlashについて。
時事ネタの多くにも当てはまるのだが、旬が過ぎた流行ネタって資料的価値はあるけれど、怖さは大きく目減りする。
何でかと考えてみたけど、「驚き→恐怖」「現実との親和性→見ているこちらにまで降りかかるのではないかという恐れ」みたいなのがあって。
つまり殺人とか幽霊とか非現実のものを怖がるのだけど、怖がる媒体としての日常、現実がしっかり土台にあるのが前提となっている。
>>109
の赤い部屋。
当時は氾濫していたポップアップ広告。ネットで見るたびにウザいと思っていたそれを、閲覧後に出くわしたときにすっと寒い予感がよぎった。
海賊版では実際に「赤い部屋」のポップアップ広告を出す、的なメタな演出を取り入れていた。
けど、今だと、あ、一昔前にあったなこういうこと、って他人事になってしまい、恐怖感は薄い。
映画「リング」が爆発的に流行ったのも、呪いのビデオというアイテムがあって、その映画を実際にビデオで見るからこそメタ的な恐怖を身近に起こし……
今じゃあ、DVD、ネット動画、そういう魔力は薄れた。
じゃあ、そういうノスタルジーと恐怖は、相いれない水と油なのかと言うと、トラウマという言葉もあるように一概には言えない。
廃校になった校舎が、魔力を待つように。
かごめかごめの歌が、怪しく響くように。(人面犬はギャグになっちゃったすね)
スティーブン・キングの小説「IT」が大人から振り返った少年時代の記憶に、生々しい引力があるように。
時代によって古びていくもの、普遍性を持っていくもの、その境界線はわからない。
何なんだろう。
今の恐怖物語の最先端はVR? スマホで取れたり、インスタやtwitterなどから、心霊写真や心霊ビデオが流行るんじゃないかと予想。 ありがと。
何だかわかりにくレビューばっかで、ごめんよん。 チ・チ・チャット
https://www.youtube.com/watch?v=q8HrwpMDLMI
料理の作り方とか書いちゃう、雑談な軽さが、転部を印象深くしている。
ネットの軽さ、匿名性、インターネットで世界に配信しつつ隣近所さえも知らない社会のアンバランスさ。
びっくり恐怖系でありつつ、軽い語り口でありつつ、社会派。
音楽の使い方は効果的。
しかしチャットってマストアイテムになると思ってたのに、うーん、時代の変遷を感じる。 ☆ここはどーこの箱庭じゃ?
http://www.geocities.jp/usyhr00/hakoniwa/
インタラクティブ。
最初の敷居はどうしても高くなるが、それ故にはまった時の没入感は凄い。
ネット初心者っぽい感じは出ているし、最初はまなみは脇役でJUNとのトラブルで話が進むと見せかける構成も良。
自由に介在できる、それが一つ余裕になって、好奇心をそそるが、最後の最後、マウスが動かなくなって、強制的に襲ってくる臨場感。
自由だったゆえに、不自由が故の恐怖感に捕らわれる。 ☆Another YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=eXHDTjqA0nM
最初に気軽に戻れるように思わせておいて。
徐々に浸食されていき、引き返せないとこまでに至る。
びっくり映像的だけど、youtubeに求める暇潰し探求って、こんな感じなのかもしれない。
恐れつつも、入ってしまいそうな。 うん。
安心感、大事だよね。
型を綺麗に決めつつ、どう崩すのか、みたいな。 人は自由を求めるが、自由すぎると不安に陥る。なぜならば、自分にとって他人は、自由になるための障害物であると同時に、他人がいないと寂しくなるから。 恐怖のライブ配信
https://www.youtube.com/watch?v=yXERPLLwVjA
これにはびっくりしたなー。
コメントが、凄くあるあるで。
一度見終わってしまえば、あははーなんだけどね。 時には手をつなぎ、時にはその手を離し、束縛されることもあれば、繋ぎとめようと必死にもなり、そうして望む自己と環境を形作っていく。
それがフリーダムなのさ! ポイズン。 くわがたツマミOP
https://www.youtube.com/watch?v=DIfXtgk5zCk
ツマミにツマメヌものはなーい!
っていうフレーズがキャッチ―で、今でも覚えてた。 リトルロケットマンがこのスレに興味を持ちました
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゙ー--‐' ☆「片道切符の夢」
https://www.youtube.com/watch?v=TezgxQ1p5wg
この映像作品を
>>46
の朱の路を比較してみようという。
チキンラーメンと北京ダックを食べ比べて、チキチキバンバンを歌うくらいに、意味不明な試みです。 「片道切符の夢」のストーリー
演出先行気味の物語。
自転車で通るのをミラー越しに映す。(見た目が鮮やか以外に特に意味はない演出、いやアニメにおいてその見た目こそが最重要なのだ?)
異世界の荒廃したブランコ(無理やりこじつければ、幼児への退行が出来ないことを象徴?)、謎の外敵っぽい生き物(敵として立ちはだかるわけでも、怖いわけでもない、謎っぽい異世界感を演出?)
現実世界に向かう際に見られるスカートはらはら(太ももフェチを満足させる趣向?)
どれも見栄えはするが、意味なしの物が多い。(のは自分がパッケージを余り重視しない為じゃないか?)
ドラマの無い展開。
異世界からの脱出、過去ではなく未来を選択する場面のようだが。
ここに至るまでに、
何故か異世界に→逃げよう→逃げたらそのまま分岐点に→決断しよう
なんて、登場人物が凄く受動的で、未来を切り開く意思を感じない。説明不足もあって、ジェットコースター的な展開。平たく言えばご都合主義と紙一重?
じゃあ、何でストーリーがわかるの?
余りにも、説明的な、言いたいことやテーマを直接的に代弁するような台詞があるから。
「この世には大人の世界、子供の世界がある。
しかしながらその間には明確な線引きはなく……
なあ過去か未来、行けるならどっち行きたい?」
「え?わかんない。未来はちょっと怖いかも」
もうダイレクト。しかも超視野が狭く電波がかっている。こう言うのはむず痒くなるが、声優の名演技で、すっと流れていく。が。こんなテキストでいいのか?
説明不足で無駄の多いアニメ面の描写に、言いたいことダイレクトな台詞回しを掛け合わせて、ストーリーが成立しているように思わせている。なんて稚拙!
と言うのはジョークで、
行間のある余裕と遊び心のあるアニメ描写に、ストレートで青春な若者らしい台詞を組み合わせている、見事な配合なのである。あるのである。 >>46 の朱の路のストーリー
冒頭。陰鬱に車窓を眺める男。
ここでストレスを感じるのだが、ここは終盤で浄化作用を産むために用意された負荷。ここの暗さがあるから朱の光が際立つ。
また、他の乗客を映したり、網棚の上に荷物を置いたり、空間を演出しようとする配慮がある。(片道切符では何かメカメカしい蒸気機関を演出したが、空間はおざなり)
異世界、閉鎖空間から突然光あふれる空間へ。しかし降り続ける雨と雨音。空中を泳ぐ魚。水牛。これだけで異世界感は出てくる。
(取り立てて変わり種で演出しなくてもね。雨は心の雨ともとれるし、牛のゆったりした歩みはそのまま。と比喩的なイメージの膨らみも自然と導かれていく)
ここからのストーリーラインが丁寧。
ピアノを閉じる。幼子が弾く。手がうずうずする。回想。時間を置く。ここでピアノを弾く決心をする。幼子が何かつぶやく。ピアノを弾くという山場。
とドラマが展開されていく。
特に幼子が指でぽつぽつとピアノを鳴らすのは、音とともに印象に残るとともにフレッシュで、却ってその初々しさがゆえにピアノ弾きの心に響いたようにも思える。
自分の娘の死の際の、悲しげな表情。しかし決して涙を見せない、その健気さ。粋さ。(片道切符はあっさり泣いとったよ)
何で男がピアノをまた弾きたくなったのか、その決意の過程は語らない。映像の文脈、細かな表情の移り変わり、ピアノを愛おしそうに眺めるそのカメラワークなどから、察してくださいの、奥ゆかしさ。
わかる、直接的にテーマを語られると、作品世界から「伝わる」の間には何か微妙で、決定的な壁があるように思うのだ。 つづき
物語の構造は、「片道切符の夢」でいう過去への拘泥から未来を選択する、と似たようなものかもしれない。
けれど、そこに至る心の動き、愛娘を失う深い悲しみ、そこからの停滞、そして焦点の当てられるそこからの再生。
つまり心の動きを、丁寧に丁寧に、映像からも音からも、ストーリーからも、こちら側に伝えてくる。
心なんですよね。結局は。ストーリーを説得されると言う、より、人物の心に寄り添う、という体験の方が、観ているこちらの心にも動くものがある。とか、いう個人的好み。
最後もイメージが続いていくよね。
片道切符の夢が、自転車で駅まで行って電車に乗ってたってことは、結局は買えり切符を買って帰ってくんじゃん。
的なものに対し、こちらは本当に、片道でこのまま列車のように旅をしながらピアノ弾きは路を進んでいく。しかしピアノと共に誰かを喜ばせながら。
とか、使いっきりの男の子に対し、ベタだけどあの女の子は何処かに居るんじゃん的な足跡を残すのも、好きだし。
まー、好みですよね。ほんと自己弁護の多い比較論だ。
多分、「片道切符の夢」の方がネットでの影響は大きいと思うけど。それでも自分にとっての本作の影響で最も大きかったのは、これを通して、「朱の路」の魅力を再発見したことだったりするんだ。 夏と冬のオリオン
https://ncode.syosetu.com/n4030cb/
短編小説。
痛く、温かく、優しい。
アイデアも個性的で、エピソードにもリアリティと説得力が備わっていて、文章も流れるように波を立て、品がある。
こーゆーのが、私的な涙腺を誘う。 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be20a4887bc3d3353f527d3636c44e3) ☆ぼくのポピー
https://www.youtube.com/watch?v=b3DxW_i6uOI
驚きがあって、曲調と展開が同期し、丁寧に纏まっている。
なんとなく、表面をなぞって通り過ぎていく感。
その軽さも持ち味か。 ☆ニュースステーションOP(春夏秋冬)
https://www.youtube.com/watch?v=M3l3L0y8Q-w
緑あるビル群、都会の澄んだ川、映像が動くジグゾーパズル。
どれもが未来的で、そして、こうなって欲しいと願ってしまうような未来。
だからこそ叶わない甘い夢物語になるのだけど、世知辛いニュース番組の助走として清涼。 ☆【ルパン三世】カッコイイの概念を擬人化してると言っていいだろう!!!
https://www.youtube.com/watch?v=t2fosuxkm1M
海と空の青に、赤が生々しく映える。
ダンディ。 American Ninja Warrior - It's Never Too Late to Be a Ninja
https://www.youtube.com/watch?v=mLhtl-HZmWo
81歳、おじいちゃんのニンジャウォリア(アメリカ版sasuke)への挑戦。
エンタテイメントとスポーツが融合するsasukeの面白みが出ている。
競技者の裾野、賞金(日本は完全制覇100万円に対し、アメリカは100万ドル)、何よりも観客の熱気が、本家sasukeより、すんごい。
なんだろう。日本がベースだったけど、よほどアメリカの気質とあったのか、もはや米国の物と言った、ローカライズ。
日本では波は去った感のsasukeだけど、海外各国では、けっこー高視聴率を叩き出しているそうな。 ☆世界一の花火
https://www.youtube.com/watch?v=ALEZaLhrBBc
実直な文章と淡いイラストと音楽の妙。
ただ、写真加工だろう花火そのものの実在感、特に前半部での花火が、全体に漂わせようとする幻想っぽさを減らしている。
花火は、魅せるところを絞り、イラスト重視で表現していたら、かなり自分好みだったろうに。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん ☆The Human Sushi - Nigiri
https://www.youtube.com/watch?v=TCww8Z9pHfY
ノルウェー水産物審議会がサーモンのPRに作った。
アイディア自体は他のCM銀のさらでも使われているが、その本気さと固さが良。 ☆手まり寿司
https://www.youtube.com/watch?v=MIF4Imp92OM
寿司の美しさと美味しさを合わせるのには、こうしたアプローチも。
音の同期、カメラの構図、包丁さばきなど、料理解説には留まらないものを感じる。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん ハルモニア feat. Makoto
https://www.youtube.com/watch?v=a2Akf2vUjds
円のような曲線の動きが、滑らかに心地よく展開する。
抽象性の高いシンボルに、女性が瑞々しさと芯を提供する。が、後半はちょっと主張し過ぎに感じたかなー。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん ☆最終回のうた
https://www.youtube.com/watch?v=kcdiUx2QV8w&feature=youtu.be
いい感じに寂しさと希望が混じってんじゃないかな。 ☆スプラトゥーン2 ハイカライブ
https://www.youtube.com/watch?v=znmmejSNEYA
初音ミク系譜のライブ技術。
途中の緩は、けっこう心揺さぶる。
ゲーム音楽もここまで来たかー。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん ペルソナ5 オープニングアニメーション
https://www.youtube.com/watch?v=lswcZg7BH2M
心地よい滑っていく感触。
赤を多用しながら、決してけばけばしいわけではなく、シックな印象に纏めてきた。 SEKAI NO OWARI「プレゼント」
https://www.youtube.com/watch?v=q6Ylz-EhtDo
感動作と呼ばれるものににふれる時に、傷つくことがある。
作中に込められた作者の情熱、思慮の大きさや、そこに配される表現や演出の巧みさに、凄い。
一方どーでもいい自分はほんとくだんねーな、的に傷つくこともある。
或いは作中の登場人物の、苦難や辛い環境に、自分をある程度重ね合わせて、同時に鬱になったり傷ついたり。
作中に受ける傷は、しかし最終的に印象のスパイスや、最終的なカタルシスなどになって、かさぶたになって記憶に残り、思い出深いものになる。
そーゆーのを、感動作、と呼びたくなる。
>>7の「12月16日」、>>8の「夏宵」、>>20の「さよなら、青い鳥」がパッと傷つくタイプの感動作にあげられる。
例えば、兄弟のできた時の子供心の寂しさ、恋愛や人生で取り返せない過去など、作中に沈んでしまう部分がある。
それがあるから好きなんだけど。
だけど、他人が勧める感動作の中には、何故か無暗に傷ついて、その傷のつけ方が不快だったり、フォローの仕方に腹がたったりして、最終的に納得しないものもある。
自分の場合、>>134のチルリがそれに当たる。
主人公は辛い環境で、泣いてしまって、同じく悲しくなるんだけど、だからどーした。的な。
もちろん感動作をそう思う自分は少数派で、むしろ先に挙げた「さよなら青い鳥」に似非感動作的な不快感を持つ人の方が、多いような気もする。
だけど、それが自分の好みなのだから仕方がない。
つづく。 前置きが長くなりました。
この作品も感動作、と呼びたい。
けど、不思議と傷つかない作品だ。
歌詞は辛らつなことを言っているのだけど、セカイノオワリなんて厨なネーミングをつける的なバンドへの先行イメージと、終始優しく肯定的な歌い方があって。
アニメは丁寧に作っているのだけど、パラパラ漫画、お笑い芸人の鉄拳の作というのが、親しみやすい絵柄と相まって、「凄い」の圧倒を中和してくれる。
ストレスと言うか、驚くほどに傷がつかない。
そして終盤のメロディーが絵に飛び出すという仕掛けと、合唱と、主人公の号泣に、柔らかいカタストロフを受ける。
かんどーとなる。
この傷つかない。ある程度ゆるーく見れて、爽やかに感動。というのが良くできていて。
それは軽いのだけど。
底が浅いというのとはまた違う。
むしろ底が浅い、と思う自称感動作って、無駄にうじうじと重かったり、ずけずけと無遠慮にこちら側を傷つけたりするんだよなー。
なんだろう。
軽い、重い、という印象の差はあれど。
個人的には傷つくタイプの方が好みなのだけど。
傷つけないで、心を動かす。的な試みには、やはり拍手を送りたい。
そういう良くできたPVでした。まる。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん おお、この頻度で続いとる。
何というか、オートマタなのか、こういう趣味の方なんでしょか。
うー、見返りナッシングで申し訳ない。
とりあえず、フレーフレー。
↓いつもの あはははは。
なんか最近になって書き込んでると、その日のうちにおティンティンのコピペがはられるんすよ。
だから、コピペ来るかなーって。
しかし、まあ。
作者のためのFlashの批評はもう限界かもしれんね。
何かが音を立てて壊れていく感覚。
4月1日も近いし、もうそろそろ。
げんかい……か? ゲームレビュー今昔物語
テレビゲームって普及して、五十年も満たない。
だから時間は浅い。
その間、ゲームレビューは大きく変わったと思う。
素人の視点、amazonやゲームレビューサイト、メタスコアと言った口コミ系は増えたし。
ゲーム実況もゲームの側面もある。
それだけじゃなく、だけじゃなく。
力の入った、傑作を前にして語りたくて短文では留まらないレビュー。
みたいなものも、けっこう増えていて、専門化してきている。
観ていて楽しいレビューってのが出てきたと思うのは、ゼルダのブレスオブザワイルドから。
このゲームはゲームの転換点となるような作って評価だけど、一連のレビューを読むことで、
また思考的にそれを咀嚼する楽しさがある。
って実際に遊ぶのが一番の楽しみ方なんだろうけど。
遊ぶための導入になりそうなレビューもあれば、読み物として面白いものもある。
参考)
およそ二十年前の、これも歴史的名作ゼルダの伝説、時のオカリナ評。
>>59 の、風のように永田によるレビュー。
もひとつ海外からの。
http://gyanko.seesaa.net/article/121629554.html レビューとしての魅力を持つには、それが正確無比なものであったりすると言うよりも、レビュアー独自の視点の切り込み方や、その探求の深さに、感じ入った時。
これはレビューに限らずに、創作物全般に当てはめられそうだけど。
自分は量はこなせたけど、一つ一つへの熱量、独自性は足りないなって思う。
ネット動画は、これはテレビゲームよりももっと新しい現象で、したがってレビューもまだ成熟どころか確立していないけど。
どうなるんだろう?
一時期のFlashはFlash板のアンチスレや感想スレなどで、長文のレビューがあったけど。
今、他の個人サイトやblogなどでコーユーのやってる人、どれだけいるんだろ?
今はyoutubeやニコニコやtwitterなどで、口コミのようなレビューが集積しやすい。
とレビューの量が増えたように思うけど。
何だろう、文字数制限がネックっすよね。
独自の切り口にしても、文の長さが無いと出にくいし、熱量はそのまま書き込みの量に反映されていくだろうし。
長文レビューみたいなのが生まれにくいし、まだ求められていない?
ネット動画は明らかに量も熱も時間も凄い勢いで拡大しているのに、レビューは量が無尽蔵に増えつつ、読み応えのあるレビューに余り巡り合えないのが、
個人的に不満だと思う点です。
大抵は紹介文に留まっている。
ネット動画のレビューを投稿できるサイトとか、出来ないかなーって思ったり。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん コピペきたね
まあそれはそうと、このレビュー集楽しんでたんだけどね
やめてほしくはないかな ゲームレビューに触発されて、2ch系AA系Flashゲームのレビューをしてみるよ。
ゲームの鬼ってほど腕前が無いので、てきとーに見て遊んでやってみた感じ。
2ch系Flashゲームで最も成功したのは?
となると1ジャンルを築き、1000以上の派生作品を生み出し、今も大会が開かれている、これだろう。
>>394
☆dancing おにぎり
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/4358/do.html
こんなフレンドリーで、てきとーな元素材から、これ程までに極み方向にアレンジされ制作され、そしてそれを楽しむマニアが一定数いる。
https://www.youtube.com/watch?v=ruiMN9F1l58
音ゲーの深さですよね。
それがこのシンプルな画面構成、ゲームシステムに、映えている。
添加物の無さが、純粋な音に乗る楽しみを与えているのが、こちらにまでイメージされてきます。
つまり元のコナミの音ゲーの良さと、既存の市販や初音ミクの楽曲に応用できる懐の深さ、難易度や譜面を工夫することで楽しみ方まで変わる広がり。
が絶妙にミックスした、そーゆー奇跡的なセンスの賜物。
これは元ゲーのダンスダンスレボリューション系列の楽しみもあるのだろうけど、これを単純に海賊コピーとして捉える。
だけでは、足りない部分がある。
https://dic.pixiv.net/a/BEMANI
今年の夏まで期限のあるコナミの取った特許によって、他社は音ゲーでも、縦スクロール形式のゲームを出せなかった。
既にオチモノパズルゲーで一般ユーザーもなじんでいて、直感的に音を捉えれるシステムなのに、一社に独占されていた。
そこを著作権違反のおにぎりが、何の衒いもなく盗用していく、その楽しさ第一主義的な大胆さ、颯爽さ。
淀んでいた商業音ゲーへの強烈なアンチテーゼ。ネットの隙間産業。
そーゆー側面もあったんじゃないかしら。ららら。 ふふふふ。コピペ君はシャイなのか厚顔無恥なのか、自己主張が激しいのか陰湿なのか、よくわからんのう。
何も言ってこないということは、こちらは想像し放題。ここでは書けない素敵な妄想によってあんなこんなな人物像に仕立て上げとります。
ふふふ。
こちらは、4月のはじめにアクションをしようと思ってたり。
ふふ。
それにしても作者のために、スレッドのために、過疎と化した板の希望のために、メインストリームから外れていく5chの為に、曳いてはAA文化Flash文化、ネット文化発展の礎のために、
ネット文化から豊かな日本国のために、技術大国日本からグローバルな地球のために、掛け替えのない地球から銀河宇宙のために、銀河宇宙から果てしない世界のために、
粉骨砕身して走り続けるのは、疲れたよ。疲れたんだよ。 ☆しょぼんのアクション
http://chibicon.net/slink/g012202/
海外で最も普及した2chAA系Flashと言うとこれ? catmarioで有名。
日本でも実況されまくってる。プレイするとストレスフルなので、実況中心に楽しんだ。
https://www.youtube.com/watch?v=EsrFUcjamKI
ゲーム実況もけっこう工夫しているよ。
あの、攻略目的のための早ときとかじゃなくて、ミスを繰り返す経緯まで映して、イライラしてんな―ってのがこちら側まで伝播してくる。
この快楽に向かうはずのそれをイライラさせるゲームデザインも攻めてるし、それを知っていてその共有こそ閲覧者への楽しみの提供なのだとする実況者の視点に、ゲーム文化の成熟を感じる。
このゲーム。単にいらいらするだけでは、つまらない。
またマリオのクローンなんて、見慣れていて、これまたつまらない。
だけど、この二つを組み合わせることで出てくる妙。
世界一、見慣れたアクションコースを追体験することで、そこに加えられた悪意が何とも際立ってくる。
練習コースの基礎が元になってるだけに、トライ&エラーな上達も、ゲーム実況やゲームプレイに盛り上がりを与えている。
親しみやすく、フレンドリーで、子供の頃の友達だったマリオの1−1.
そこに仕掛けられた超高難度、理不尽な死にゲー要素。
マリオに対する2chAAショボーン。
強烈な任天堂マリオへの皮肉、パロディーになってるんすね。
ダンオニと同じような元ゲー流用系加工だけど、目指した方向は実に正反対なのだと思う。
それに一見レトロに見えて、ネコマリオ(海外からの一方的なネーミングだが)だったり、マリオメーカーなどより前の作で、時代を先駆けてるー。 ☆Goluah
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Sunnyvale/2289/
2ch格闘系ゲーム。
https://www.youtube.com/watch?v=ZvaYQuv6GiY
この黒マララ―VSねここは、キャラクタは2chAAながらも、バトルは何というかまんまストU系で、オーソドックス。
>>42 .>>43
の2ch格闘の方が、何というかAAそのものを尊寿したグラフィック、攻撃仕草、キリバンシステム、Flashだからこその手軽さ、など。軍配は上がる。
が、一点、このゲームは物凄くリードしている、突出している部分がある。
音楽、背景、キャラクタなどを、見る側や、共に遊んでいるユーザーや他の制作者に委ねた。
結果、AAらしく、例えばモナーやギコのメジャーを基本として、黒マララ―、ねここなどのマニアックなものまで、総体としてはAAとして括れるが、個々はそれぞれ愛着のある一人一人の制作者やその血を継いだ愛好者やフォロワーの物としての側面。
ただし、匿名のうごめくものとしてAAは流れ、その個人個人が作ったはずのキャラ達が、一つの場(掲示板、スレッド、ゲーム内)で驚くほどに混然一体となって調和する。
スターシステム的? な、戦国無双、群雄割拠的な。
そういうAAの良いところを反映したゲームアレンジになっている。
拡張性、広がりが高く、発展するゲームとして広がっていったGoluahは、一人の制作者によって統一感を保ちつつも完結してしまうゲームとは違った魅力を持ったのだった。 >>548
おお。すげー。全クリ出来たのー?
自分は温室育ちゲーマーなので、もう理不尽さにうきーと。早々に挫折。ここまで書いといて、1面もクリアしてません。
もー、プレイを見ているだけでも、いらいら。むずむず。 AAバトラー
http://iraira.g.ribbon.to/battler/
発想が美しいよね。
商品を示しお金を読み取るためのバーコード。
それを解体して記号化して、新しいステータスに組み入れてゲーム化するバーコードバトラー。
一方で文字記号の組み合わせで絵を作るAA。
それを解体して記号化するAAバトラー。
この符号が素晴らしい。
AAが絵として画面に出るとともに、その記号列がマスクデータとしてステータスとなる。
機能美。
発想からの発展、と言う点では、物足りない。
やはりゲーム制作者側で敵側のレベリングや難易度を調整してほしかった。
入力した1のAAと入力した2のAAがバトルするような、対戦バトルモードとか欲しかった。
最初の方ではどのAAが全体の中でどれくらい強いかわかりにくい。レベルを固定にして、指針にさせたり、レア度を設定したりして、目安が欲しかった。
とクレクレ欲求が高まるのは、発展性を多く残しているのと、アイデア自慢で終わって欲しくないセンスあふれる着想ゆえ。
他の3作よりも、AAであるウエイトが大きいのも、好みだな。 総括。
ああ、栄光の今は亡き2chAA系ゲーム。
ゲーム系は板内では、アニメ派、PV派に押されて、肩身が狭くアンチスレッドでもレビューが集積しにくかった。
板内で主流になっていた大規模スクリーンでのOFF会上映では、初めからのけものの存在だった。
が、一度ヒットすると、ゲームと言う枠で、板を飛び越え、2chを飛び越え、ヒットしていくのがゲーム系の魅力だった。
他にも、>>51の飛び込む紅白、>>56のasciiartworld、>>93の2ch逆転裁判など。
たまごっちみたいなのもあったっけ。グラディウスのパロディ、ギコパロ。Flash紅白でオンラインぷよぷよが出てきたり。不思議のダンジョンの2chアレンジもあったっけ。
テトリスの2chキャラ加工とか。
と、多くは既存市販ゲームのアレンジ、簡素化、パロディーだったりするのだけど。
そーゆーネットでのゲームユーザー拡大や、気軽に遊べるお試し系としてなど、お世話になりました。
よもやここまで廃れるとは思わんかったな。
今は何してるんだろう?
嘗ての制作者たちはスマホゲームとか作ってるんだろうか。
となると、アマチュア作家や自主制作とか、今一つプロ化の目途が立たないアニメ系を逆転して、これで飯を食ってる系的な、メジャーになった的な、
そういうカタルシスがあるんだろうか。
こういうのは本当に想像が大きいので、よくわからん無責任な展望なんだけど、そんなんだったら面白いなって。
毛色が違うけど、AAを素材にしたRPGゲームではローゼンクロイツが奮闘している。
2017年VIPRPG紅白の主要部門を独占。一般フリゲ界でも、今年の話題作になるだろう。
http://viprpg17kh.php.xdomain.jp/main/04_game.php?id=41 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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だよねー。ふりきられちゃうよねー。
ユーザーフレンドリーとは言えない鬼畜な難易度が、却って広まるきっかけになるとゆー。 ☆中田ヤスタカ (Yasutaka Nakata) - White Cube
https://www.youtube.com/watch?v=li9HzwIOSm0
美少女モデルにクールなMGで遊び心も忘れずに。
カワイカッコいい。
なんとゆーか、こんなの観ていると、すごく表面だけをなぞっているプラスチック感、奥行きがなく表面に浮かぶ模様を眺めてる感、
みたいなのにもやる。
これが洗練されたファッショナブルというものなのか。とふむふむするのが健康的なのだけど、何かもにゃる。 Savior Cat
https://www.youtube.com/watch?v=QsAutUlKD6I
描きこまれた背景、豊かなカメラワーク、圧縮される展開。
登場人物はAAらしくなく、多様に表情を変える。モララーの存在感。
とても労力がかかっている。
対して、月、血、工業的なSF街、炎、包帯、羽、天使、意味深なナレーション、ヒーローとヒロイン、仄めかされる三角関係、などなど。
溢れ出る厨二なテーマ。ノートの隅っこに落書きした俺設定的な、そーゆー、蔓延する俺は特別なんだぜ、ハリウッドも真っ青さ。感。
この作りこみと題材の厨房感が、反立すると思われるものが融合して妙な迫力になっている。
ナイトメアシティは浮かんじゃいますね。二つ並んで、影響絶大だった2chAA系PVの双璧な感じで。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん 自分の中の何かが、音をたててゆっくりと壊れていく感覚。
http://202accepted.net/accepted202RW031229/
スタイリッシュな映像と悪意ある文章。
だけど、どうも、上手く噛み合ってないよ?
映像は綺麗。でも、綺麗に血飛沫を映すのは、それはファッショナブルに見えるのだけど、その分、実在の血と言う本物性は薄らぐ。
女性の姿にしてもそう。そこへの執着と言うよりも、女性の図みたいな、写真うつり妙に良いよな的なものが大きい。
テキストは、どうだろう。
体液の辺りの含みのある感じは好き。
だけど「愛は真心、恋は下心」なんて寒い格言は、明らかに雰囲気を壊しているし、壊れ感を目減りしている。
全体的に洗練されていて、情報を追いやすく、理解しやすい。
だけど、そういう洗練が、犯罪の泥臭さや狂気じみた壊れ感、何というか未完成な魅力を完全に後景に追いやっている。
劇中の人物はどう贔屓目に見ても壊れているように見えないし、またその至極真っ当な工夫をこらす作者が、本当にストレートでまともな人なんだなー、
真面目ゆえにこういうのに憧れたのかなー、的な。
作者が全く壊れていない。健康的な感じがするのが致命的。
多分、作者の持つ作風と、作者の表現したいものの作風にずれがあって、それが全体としてチグハグに妙にスタイリッシュで、ちょっとカッコいい不快感を与える映像。
という結果に、結実したのだと思う。
壊れた青年の犯罪に関しては、ニコニコにある赤卵のRAVE A RAPEが、中々に良い。
壊れ方が、どことなく観ていて気持ちいい。
作風と作者の相性、と言う点では、こちらに分がある。 休止のお知らせ
理由は
一つ書くだけでも時間が掛かるし
来る人も少ないし書き込む人は全然いないし
煽られるし批評が的外れで役に立たない
と思ってる人も多いようなのに誰も
コメント欄にその部分を指摘してこないから、
需要が無いと判断して止めることにしました。
随分と長い間、遠回りをして来た。
誰かの声がした。
きみはいつまで信じてるんだい、その世界を。
そのくだらない世界がきみを必要としているだなんていう、まやかしを。
幻想だよ。
目を覚ましなよ。
きみがいるべき場所はそこじゃない。
もっと違う世界だろう?
そうら、見てごらん。
言った通りだろう?
嘲るつもりはないよ。
ただ、きみは他の人より、ほんの少しだけ気づくのが早かっただけさ。
愚かにも、余りに愚かにも。
信じる者は救われるだなんて、信じさせるがための詭弁に過ぎないのさ。
随分と長い間、遠回りをして来た。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん 休止か。じゃあ俺は1からこのスレを読み直すわ。
気が向いたら戻ってきて 本気にした?
本気にしたぁ?(嫌われてしまう)
あー、休止宣言はエイプリルフールネタでした。あー。
元ネタ
Flash批評blog
http://www.new-york-state.net/ja/flashblogblogtribeorg/
202accepted.net
http://202accepted.net/
まー、今しばらくは、止めるつもりはないです。
ネタ切れなのもあってペースはスローになるでしょうが。
止めるにしても、休止宣言なんてすることもなく、惰性でだらだらいつの間にかフェーズアウトって感じだろか。 でもこの引退宣言には考えさせられるものがあって、休止の理由を、他の人や周りやその中での自分の位置づけに求めているんですよね。
自分にはちょっとわからないのが、レビューをしたり物を表現する時に、自分本位じゃなくて、周りに重きを置いて、それを休止の原因にまでしてしまうこと。
Flash批評blogのちょっと怪しいところは、職人の為のレビュー、役に立つレビューをかかげていて。
だから目的設定の時から、この休止理由への過程は、実に自然なんすね。
でも、レビューって本当に他人の為とか業界の為とか思って書いていたら、すごくつまらないし、大事なものが欠けちゃうと思うんすよ。
それは対象の作品への濃い愛情や憎しみ、強い感情をもって、作品をレビューすることによる強み。のようなもの。
あると思うんだけどなー。やはり、みんなのために良いことをする、その為には自分を犠牲にする、みたいな浪花節の方が受けがいいんだろか。
まー、でも。
作品レビューにしても映画を見た後に、カップルで話題の種にする、とか。
プロ野球の試合を見て、次の日におっさん同士が巨人まけたーとかだべるとか。
そう言うのも一つのレビューであって。その楽しみは一つの麻薬であって。交流できる掲示板方式じゃ、こっちの方が正道かなと思うこともあって。
もう一つは、作品を作るにしても、プロ野球でだべって、それで自分でも野球をしたい、僕たちで草野球だって感じで。
勝敗やプレーの巧拙よりも、それも含めたプレイ後のだべりや交流や人間関係の方に重きを置いたり。
つまり、趣味的な楽しみ方として、そーゆーのが一つの理想じゃないかと思ったりするんですよね。
Flash板が一時、持っていた魔力というのも、凄いFlashやレビューというより、そんな感じだったと思う。
自分も趣味で映像レビューを書いてるけど、自分の楽しめる趣味のありかたって、やはり異端で歪だなーって思わずにはいられないです。
つーこって、カッタさん、ありがとね。唐突に。
何かしら反応があると、やりがいがあるってのは自分も確かにあって、世捨て人になり切れない自分が、なんかいい感じ。
レビューを書いて疲れるってのも嘘で、らくらくストレス解消って感じでやってて。むしろ心地いい疲れ方をするような風に行きたい。 ☆諫山実生「虹色ラブレター」
https://www.youtube.com/watch?v=Ix7bnUedlXA
春って感じがする。
このほのぼの感、わくわく感。
ちょっとした他の要素、例えば通行人や商店や洗濯物だったり、で壊されてしまいそうな、
そんな淡いほのぼのさだけど、
そういうのを全く排除しておくびも出さない素敵な完成度が、なんだかそそる。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん ☆まっしろの星
http://hanamaru.hannnari.com/
控えめな音と白黒の画面が、世界の寂寥感を高める。
10分以内にエンディングに至るだろうコンパクトさは利点だが、なんだろう、もっとこの世界を広げたものを味わいたいような欲求も残る。
が、この物寂しさは良い。
異世界感は、もうちょい突き詰められるかな。
ルートは大きく二つに別れる。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん ☆いきものがかり 『キミがいる』
https://www.youtube.com/watch?v=B-NgZrKRiXs&list=PL73TZrJlcB8AeK14k_aMzKfZCboC_c4qT&index=19
工夫を凝らした多彩なカメラ。
にも拘らず、画面がごちゃっとせず、すっきりと捉えられるデザイン。
しかし、たっくさん衣装を着こなしますな。 Dragon Ball Super 131 Live Crowd reaction
https://www.youtube.com/watch?v=y3sJQEoY2RI
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ドラゴンボール超の最終回の、海外でのパブリックビューイング。
日本のテレビ番組を、殆ど直後に字幕翻訳して写す。(勿論、違法)
と大観衆で観るという海外の独特さ。(恐らく場所は南米、時差から午後のゴールデンタイム時?)
人が集まったり、フリーザ・コールとか、観ている人が成人していることから、結構古参っぽい雰囲気もあるんすね。
ニコニコ動画での「ドラゴンボールZ アメリカでの覇権への道」というのが、紆余曲折して文化受容されていく過程が見て取れて面白い。
https://digiroma.net/archives/2675 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん ボードゲームの展示イベント「ゲームマーケット」の成長記録からこれからの
市場に必要なことを妄想してみた。6年間の来場者数推移(2016年4月時点調べ)
https://bodoge.hoobby.net/columns/00001
ボードゲーム市場がクラウドファンディングの出現で急成長を遂げ市場規模を拡大中
http://gigazine.net/news/20150820-board-game-crowdfunding/
中世っぽいデザインの金属サイコロ&ダイスカップ「Rhythm Metal Gaming Dice」
http://gigazine.net/news/20140207-rhythm-metal-dice/
ロンドンに実在する魔法専門店には杖や魔女鍋から「イヤな奴を家に入れない呪い(約3600円)」まで本当に売っている
http://gigazine.net/news/20160306-treadwells-books-magic/
RPGの魔法のアイテムっぽい形と雰囲気のサイコロ「Wizard Set by PolyHero Dice」
http://gigazine.net/news/20160823-polyhero-dice-wizard/
サイコロの枠を逸脱した奇抜なデザインの金属製サイコロ「Cast Metal Gaming Dice」
http://gigazine.net/news/20160128-cast-metal-gaming-dice/
QRコード・クトゥルフ神話・24世紀などユニークすぎるデザインてんこ盛りのサイコロ「Dice Empire」レビュー
http://gigazine.net/news/20150313-dice-empire/
デザイン戦略やタイポグラフィの歴史などがゲームしつつ理解できるトランプ「The Design Deck」レビュー
http://gigazine.net/news/20161027-design-deck-review/
ファンタジーやRPGの世界で実在しそうな11種類の金属製コインセット「Legendary Metal Coins」
http://gigazine.net/news/20150320-legendary-metal-coins/
ファンタジー世界っぽい15種類のデザインのコインセット「Fantasy Coins」
http://gigazine.net/news/20140415-fantasy-coins/ て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん ☆「 May 」
https://www.youtube.com/watch?v=-PY17Wrj_sk
世間への無防備な信頼にむずむずするが、想像ということにしたことで、現実との距離感が出ている。
タイトルのオシャレさ、海老とトマトのクリームパスタ、なんて注文するような、そういう現代女性的な感覚、みたいなファッショナブルさにううう。 ☆りんこちゃん
https://www.youtube.com/watch?v=R7Wx7h6TpWg&index=363&list=FLiJgtqnkmh188xee_ihCPXg
メルヘン。
線を強調しないのが、色彩に世界に溶け込んでいる感じがする。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん ☆或る旅人の日記 月夜の旅人
https://www.youtube.com/watch?v=-k7Kp0vSKyA
人のいない土地でうさぎの行進を見せて、謎かけ。
埋もれた電車を見せて、謎かけ。
そこから、驚きの動きを見せて、最後にすっと納得へと落とす。
良くできている。
のだけど、「或る旅人の日記」シリーズの一作としては、言外の余白、想像を沸かせるような余韻の重層さが、機能していない。
よくある単線的ファンタジー?
>>31の珈琲の、深夜で何で眠れないコーヒーを飲むの? とか
>>83の旅人は普段こんなスープ食べてるんだ とか
そういう普段着、ファンタジーの土台にたたずむ日常のような何時もの姿、みたいな、
よくわかんないけど、そういうのが浮かんでくるのが、好きなんだけど。
本短編は、その点が物足りない。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん あったかい、冬カナダ
https://www.youtube.com/watch?v=a822uufNGlw
得意にしているだろう背景描写で、自然の雄大さを伝え
一方で写実とアニメの中間のタッチのキャラクタで、人懐っこさを感じさせる。
異世界に気軽に。という感じが出ている。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん ☆ワイルドアームズ オープニング
https://www.youtube.com/watch?v=FNFcDHq6T4Q
荒野と口笛が印象的。
シリーズを通した硬派ファンタジーな世界観を、数分の映像で決定づけた。
これは1のエンディング、かなり肩透かしだったのを覚えている。そうなるのかよって。途中の挫折イベントは、よさげだっただけに。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん ☆まどもあぜる
https://www.youtube.com/watch?v=1xjufoiHYSA
マドモアゼル。
窓モアゼル。
親父ギャグ、なタイトルとは裏腹にオシャレで愛らしい。
お出かけしたくなるテンポ。 ☆JR東日本 北陸新幹線CM (ウフフ 2)
https://www.youtube.com/watch?v=6TCj4QDRmwc
妙にレトロで土臭く、それでいてユニーク。 ☆横浜プロモーションアニメーション
https://www.youtube.com/watch?v=GYvO4n1RpYc&index=1&list=PLDomQrd0hTNi2GsqVmbAUEglmuD1XLPaP
横浜を題材にしたショートアニメ四編。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん なんつーか。
ここは楽しいインターネッツですね!
ってな感じ。 見方によって、見え方って変わってくよねって話。
Out of Sight (敲敲)
https://www.youtube.com/watch?v=4qCbiCxBd2M
>>171
でレビューしたように、これを自分は、幼い子供が犬を探しに見知らぬ街を探検する冒険劇、と捉えていた。
かなりの日常目線な感じで。
でも、これはたった一つの前提知識の有無で、レビューがすっぽりひるがえってしまった。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん つづき
この物語の主人公、実は目が見えていない。
となるとあの犬は、盲導犬だったらしい。
これを知ると物語は、はぐれた犬の追いかけっこから、ライフラインを突如奪われた闇を手探りに探索するドキドキに変わっていく。
何気なく聞いていた犬を呼ぶ声が、切実なものに変わってくるから、あら不思議。
こうして見ていくと女の子は、木の棒の感覚、触覚。パンの匂い、排気ガスの匂い、香水の匂い、嗅覚。足音、鳴き声、聴覚。雨の感じ。風。
と、五感全体を通して世界を見つめている、他の感覚が視聴者にとって視覚として翻訳されていく映像の魔力、みたいなそういう作りになっているのがわかる。
盲目なのに気づかなかった、自分は、この作品を見る視聴者としてかなり失格なわけなのだけど。
それでも必要以上にハンディキャップを強調しない、健やかなトーンに、なんだか安心するような作者の厳しい優しさを感じてしまい、これを変えろとはとても言えない。
また、見えないものを見ていくその世界の捉え方は、常に景色を見ていて通り過ぎていく、自分のような健常者ゆえの慣れ、というかマンネリみたいなものを、つっついていく。
世界とはこんなに豊かなのだ、と盲目の視点を通して伝えられていく。その不思議。
なんだろうね。
作品の観方というか、どこまでさり気ない伏線に気付けるか、みたいな、興味関心をもって作品に臨めるか、みたいな。
そういうのによって、見え方って変わるよね? って話。
この作品の知識を貰ったのは、他の方の紹介文だったりして、海外の作品をこうして伝えてくれる名前も知らぬ彼らに感謝。
そして、自分はひたすら盲目。
自分の前のレビューはこの作品の魅力の十分の一も伝えられてないよねー。
レビューのあり方に、見方を提示して、他の読者にそれを伝える。複数の見方が出来てラッキー。みたいなのがあって。
そういうレビューにも憧れるのだけど。ひたすら平均的というか、その中でも底辺の自分にはムリポなのです。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん 春を彩る
https://www.youtube.com/watch?v=BBBss7qT5A0
セリフや文章がないので、ビジュアルがすっと入ってくる。
分かりやすくするように心がけられてるし、つまり、何だろう、ありきたりな王道的な「臭い」話を、テンポよく進めている。
タイトルにあるような色彩感覚、光を感じられる水彩が、何とも味がある。
バックミュージックは。
場面によって変わるが、それが展開を印象付けるというより、ぶつぶつと切れていて、感情の流れが寸断されているような。 ☆水泳アニメ swimmer `s high
https://www.youtube.com/watch?v=1jpDHLvUbbE
疲労感と息苦しさ、そこからパッと軽くなる感覚みたいなのが、良く出ている。 ☆丸紅新電力 鳥獣戯画「出会い」篇
https://www.youtube.com/watch?v=dqDcb7Q9kSI
線画の美しさ。
ハスを持ってウサギが駆け出すシーンが好き。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん ペットって、愛玩動物っていうように、物凄く人間のエゴを反映した生き物だよね。
人間の都合というか。
☆自主制作アニメ「特急になりたかった犬(ぞぬ)2014ver」
https://www.youtube.com/watch?v=xGs4MVRoNcY&index=430&list=FLiJgtqnkmh188xee_ihCPXg
この作品、とっても感動体験って作だけど。
なんか自分にはどろどろしたものが残った。
特急になりたい、というのは犬の気持ちじゃなくて、それを見た人間の思い込みだよね。
線路で遊んでいる子供。親の管理が問われるし、子供もトラウマになりそうだし、よく考えたら酷い状況設定。
犬が助ける、というのはもろにファンタジーだし。そういう博愛精神持っている犬って、なんだかなーだし。
それも子供をかばってアボーンなんて。作者、犬を物語の都合上、死なせたかったの?
で、それを知った世間が動いて美談。
なんかね、物凄くご都合主義なのはさておき、
ここまで犬畜生を美化し擬人化し、美しく泣ける話に仕立てる、
そのエスプリみたいなものにすさまじいものを感じるし、ぞぞっとするものを感じる。
子供に見せていいんかな。こーゆーの。物凄く童話的だけど、物凄くアレじゃない? ハリー
https://www.youtube.com/watch?v=xGs4MVRoNcY
この作品も、軽く病んでるよ。
でも、その病みが自覚されて描かれていて、だから最後にずしんと考えさせられるものが残る。
母親の行動はなんかやるせないけど、それでも他にどうしようもないような、
子供を軽く見ているその軽く育児ノイローゼ気味な愛情も含めて、リアルに迫ってくる。
それでその影響で子供も病んでしまうかというと、その病んでいるものも含めて、
ペットを、母の愛情を、命を受け止めることが出来たセリフに。
自分は、あのゾヌのこれ見よがしの展開に抵抗してしまった、感動のようなものを感じる。
あ、感動とは違うものかもしれないけど、深みのようなもの。
考えさせられる余白があってね。適度にリアルで。
二つを比較して特急に感動って人のほうが多数派を占めるんだろうな、
自分はマニアックな好みだな。
っていう自覚みたいなのは襲ってます。確かに。でも。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん Japanese Cat
https://www.youtube.com/watch?v=8LeG-BOwV-I
ペットに動物としての嘘をつかせるというのに、ある種の抵抗があるのだけど、こーゆーのは良いなって思う。
自分の基準がようわからん。 大悲山の大蛇と琵琶法師
https://www.youtube.com/watch?v=Lmk7LpnMoMg
おどろおどろしい展開、幽霊なのかなと思わせつつも、色のタッチは柔らかい。
民話が元なのだけど、古さを感じさせない。 自主制作アニメ【The Ocean/メトロロ】PV
https://www.youtube.com/watch?v=8S9sUSumg1I
何とも詩心をくすぐる。
豊かなシンボル、デフォルメされたデザインに、何ともエモい雰囲気が漂う。
不思議な後味だが、作りこまれている。
比喩って言うの、センスって言うの、そう言うのが、あー、すげーって。
そして猫に萌える。
ネコ目のあの無表情っぽくも哲学っぽい感じ、にやっと笑う。
うん、好き。 赤い糸
https://www.youtube.com/watch?v=ARDBGPVOcWk
短編を報道ステーションで見たことある作者、作風だったけど。
尺をある程度とった本作で、それを取る意味のある展開。ちょっとした驚きと、感情移入の動きを与えているのが心憎い。
直感的な発想と、それを実現する際に並みならぬ手間暇をかけ、見やすさを失わない凝った線画デザインが光る。アイディアに甘えていない。 パラパラマンガ 「テトペッテンソン」 PV
https://www.youtube.com/watch?v=C_7UV94f-HQ
電波ソング系でいい感じ。
刺激的に書けばもっと話題になったかもしれないけど、
柔らかいタッチとアニメが、
曲の持つ意外な一面、優しさのような肯定感を、引き立たてている。 kurukuru English version
https://www.youtube.com/watch?v=aGKY-Fk-ftQ
くるくる。
バカっぽい楽しさを下支えするのは、軽快なアニメーションの心地よさ。 ああああああ!
ネタ元が尽きたー。
種が亡くなったー。
ペースダウン、確定。です。
ネタ元はここのリスト。
https://www.youtube.com/watch?v=qEFqW4HspM0&list=FLiJgtqnkmh188xee_ihCPXg て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん ペースダウンか
まあ頑張れよ(ていうか毎回AAが貼られるようになったな まー、なんつーの。
あれです。
力まず努力せず、暇つぶしにぽつぽつとやってく感じで。
でも、そーゆーのに限って、頑張ろうとしたものよりも消費するエネルギーも時間も大きかったりするんすよー。
(AAは一月くらいで飽きるかなと思ったら、続くっすね。何でそこまで、そんなに) チキンラーメンCM「アクマのキムラー 篇」
https://www.youtube.com/watch?v=RsGGQAJ3Bb8
あれ。
グレートありがとウサギみたいな手を、公式がやっちまうという。
インパクトには残るけど、食欲はそそらんなー。
毒とか入ってそう。
でも、いいぞもっとやれ、とか言いたくなっちゃいますな。
グレートありがとウサギ
https://www.youtube.com/watch?v=x-Lzcluv7JM ☆「映画クレヨンしんちゃん」新作解禁特別映像
https://www.youtube.com/watch?v=cAZ6bxY8wb0
映画「クレヨンしんちゃんカンフーボーイズ」
これはまんま麻薬拉麺だった。
本編を見てきた。
物語を多面的に捉えた脚本と散りばめられたアクションとギャグ。
何より「しんちゃん」が何で、魅力的な人物なのか。お馬鹿で下品だから、だけじゃない。
奥行きが良。
いけてる映画を作る高橋監督の作品で、
一時期の黄金時代までとはいかなくても、それを予感させる「楽しいクレしん映画」の再来は達成している感じで、
なかなかにいいです。
ネタバレ情報にふれないで、観るのが一番っすね。
何気ないレビューの中に、ゴロゴロあるので踏んでしまう。
でも下調べしないと映画を観るまで腰が浮かないというジレンマ。
yahoo映画のレビューで、「オトナ帝国」越えの歴代最高の☆評価(4,6)を得ているから、覗いてみたら、がちっとネタバレですよ。
こーゆーのは、観た後に読んだ方が楽しい。
https://movies.yahoo.co.jp/movie/ なるほどなぁ
これもしかしてAAより先に書き込めたかな? て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん ☆Ping Pong The Animation - Op
https://www.youtube.com/watch?v=sA0van9IxG0
カッコいい。
それでカッコいいと言っても、クールでお洒落でハンサムで皆にもてて。
って広く流通しているそれではなく。
泥臭くて熱くて、卓球という日陰な土壌で、ちょっと不細工で。
でも、だからこそ、カッコいいと言う。
一分辺りの顔をゆがめた表情は、アニメならではだけど、なんだか現実でこういう顔してそう。
っていうのを上手くデフォルメして伝えている。
ピンポンは本編もいいんだよなー。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん ☆あの夢際と僕らについて
ニコニコ動画。
アニメと映画の曲のマッシュアップに乗せた、アニメ「ピンポン」のMAD。
熱がこもっていて、場面のチョイス、流れるようでテンポのいい切り方に痺れる。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん モンハンしようぜ! あべりょう【カラオケDAMが核攻撃サバイバーを配信 Yahoo!ニュースでツイッター炎上】
https://www.youtube.com/watch?v=RyG5FzPqkrc
今年のワースト動画筆頭かな。
モンスターハンター。
猟銃ときて、ゲームの影響と銃犯罪って言う切り口かなと思ったら、モンスターペアレント、ネットの匿名性に、情報開示請求ときて、内輪ネタへと至る。
何が言いたいんだ? これ?
どれも切り口が中途半端で、刺激的で暴力的なフレーズを、やみくもに並べたようにしか思えない。
モンスターハンターを批判するわけでもなく、賛美するわけでもなく、ただ語呂がいいのと、流行っているから、って言うだけで取り上げて。
この歌い手はモンハンに興味関心がなく、浅く取り扱って、垂れ流してるんだなって、モンハンプレイしたことが殆どない自分でもわかる。
これは全てにおいてそうで、何だ、この表面の刺激的さと、深そうな題材をここまで浅く歌い流す手法は。
いや、ギャグなのかな? とも思うよ。
滅茶苦茶、強引に大げさな社会問題を絨毯して、作者の身内ネタにオトス、「なんだよ、偉そうなこと言って、日記かよ!」的なネタ。
にしても、笑えないし、歌い方からしてそのニュアンスも違うのかなと思う。
いやね。何が不快かっていうと。
相手や物事を知ろうとしていないのに、
俺のことを、俺の知っていることを、読者さんよ知りなさい!
的な、そういう、傲慢さみたいな舐めた態度が本当に腹が立つ。
もっと腹が立つのは、これが昔の所謂、黒字に文字を使い、音楽とともに心を動かす、という「文章系Flash」とアプローチが酷似していて、
それでFlashの方はマイナーなまま立ち消えたジャンルになったのに、こいつは。っていう怒り。
ほんとにね、web広告と、製作者とお金と、表現の自由とか考えてしまいそうになっちゃうくらい糞CMだったが、そこまで自分には知識がないし考えるの面倒なので、ここで了。
なんだ、腹が立ったのは、自分も似た者同士、近親憎悪ゆえなのだ。
ちゃんちゃん。 ああああああ!
あーあ。
我が輩は瞬間湯沸かし器タイプなので、冷めるのも早いのである。
あああああ!
なんてーか、猟銃を持って人をハンティング。
なんてせちがれー内容を、たぶん面白おかしく歌っているのだろうけど、その悪乗りの仕方が、
なんてーの、「生と死」っていうのを考えていない、要するに人間や生き物を考えていない、
なんてそーゆーのにうすら寒い気になってね。
ゲームだけじゃなく、教育問題だって、ネット問題だって、これすげー偏見じゃん、極例(しかもかなり捏造の創作臭い)を出して。
偏見のバラマキでさー。
まー、偏見も凄い域まで行けば、濃い体験談に基づいたりエピソードに仕立てれば、凄い作品になるんだろうけど、これはひたすらに何も考えていない、小学生でもネット漁って思いつきました、って勘違いしたバカって感じじゃん。
日陰でやってんなら、それは勝手にどーぞ、だけど、広告で無理やり流れてくるじゃん。じゃんじゃん。
あああああ!
また腹が立ってきたー!
許すまじ、あべりょう!
まー、直ぐに冷めるんだけどね。
たまにはマジギレするのも、健康にいー。 ☆「ありがとう」って言いそびれたヤツいる?
https://www.youtube.com/watch?v=QLjXRMoM7Ec
音楽を大きくスパイスにして、文章を中心に、社会の暗部を問題提起し、納得できるエピソードとして抽出し、
事件の大きさ、それを知ったことへと感動が起こり、
そしてそれを伝えようとした製作者の涙、それは決して表には出ないが、飾りのない演出と丁寧な仕事に、滲み出ている、
に感服する。
(これをみれば、あべりょーの酷さが浮き彫りになる、と感動的な作品を愚作をディスるのに悪意を持って引用する、自分というレビュアーのあくどさ、卑劣さに屈服すべき)
発表時期に注目したい。
認知症が強く社会問題として意識され始めた、いやそれよりもやや前か、とタイムリー。
その社会の深刻さだけではなく、人の情までも象徴する人間的なエピソードだよね。
KOKIA「ありがとう」を使ったFlashは他に有名どころでは。
「ありがとうって言いそびれたやついる」
(悲劇を高めるのに劇的なものではなく、芋ようかんとハンバーグを使うところ!)
https://www.youtube.com/watch?v=53O4jGhHKr8
これらは黒曲を使った黒Flash、文章の発言者匿名の、動画の製作者不在のあやふやFlashってことで、
「ネット民の心の中に」って風になっていて。
そーゆーのも含めて、文章系の傑作に痺れるんすよ。わりゃー!ギップリャ! 629の初めのタイトルはこれでした。
(新版)温情判決≪介護のはなし≫(認知症の母親殺害事件)
感情で勢い任せで書くもんではありません。
それは人を傷つけるだけです。
普段のレビューと余り変わらんけど。
猫より深く、3秒、反省します。
3。
2.
1.
ばびゅーん! て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん テレビCMでカップヌードルが酷い
http://www.cupnoodle.jp/
あの昨年までの原作レイプなアニメシリーズ、なんか魔女の宅急便とかサザエさんとかダイハードとかの。
あれもイメージ広告で、商品が全く出て来ない「何じゃそれゃ、話題になりゃそれでいいんか」臭が凄かったけど。
それでも男女のカップルを使って、若いタッチで描かれていて、
「アオハルかよ」に青春のくすぐったいアイテムにしようとか、
学生層を狙った(ように見えてアニメ好きなオタクや一時代古いオリジナルアニメの選別から中年層も狙ったのか)その攻めの姿勢は、
結果はどうであれ、
肩をぽんぽんしたいよ。
でも、これは、更にわけわかんなくなってない?
相変わらず商品のパッケージだけ出して、カップの中身を映さないのは、日本一有名なインスタントヌードルだから出来る芸当(しかし甘えも感じるよ、驕りといってもいいかな)だけど。
これ、イメージ戦略にしても、ひどくない?
ドキュンが購買層なのか? いや健康に悪いジャンクフードって割り切り過ぎてない?
DQNのイメージ向上に、財政改革とか政治問題を語らせているのか? それにしては演じている役者さんも全く政治に詳しくなさそうなDQNっぽさが強いのだけど。
これ見て、俺たちのことを語ってるな、的な共感を持つ層はいるのか?
なんかね、DQN臭がするのだけど、本場のDQNほど嫌悪感を感じるようなそういう失礼な古いステレオタイプを押し付けました、
そのステレオタイプのDQNをイメージ向上的にカッコよく描きました、褒めて褒めてな
浅はかさを感じるのは気のせい?
そういうのを差別的自己満足って言わない? 言わない。
ここまで前置き。
でも、どんべえのどんぎつねシリーズは、同じ日清のCMにしても、抜群に上手で上品だと思うのよ。
これは後でもっと長文レビューしてみる。それこそ独断と偏見で。
http://www.donbei.jp/cm/ Aを肯定するのに、Bを否定してから入る手法。
ほんと、あざとい。
なんだこいつ、反省してねー、プゲラw て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん カップヌードルの「青春アニメ」CM担当者のおもしろ創出法、日清食品HD岡崎俊英
https://www.nomura.co.jp/el_borde/feature/0015/
カップヌードルのCMって素晴らしいらしいよ!
あのDQNなCMもイグザイルのなんとかなんとかの新作らしく、ネットで好評らしい。
……SNS、SNSって繰り返すけど、顧客の顔が見えてんのかいな。
次に胡散臭い言葉は、テレビの言う「インスタ映え」ね。流行語大賞に選出されるがよい。そして死語になるがよい。
カップヌードルでいいなって思ったのは、カップヌードルミュージアム。
なんか楽しそう。
横浜カップヌードルミュージアム 作成から完成まで
https://www.youtube.com/watch?v=mcCJEt7osss
チキンラーメンファクトリーに行ってきました【がっちゃん】
https://www.youtube.com/watch?v=hVcNfheGsUM
こーゆーのはさ、タイムカプセルになったり、SNSに投稿したり、お爺ちゃんのお土産になったり。
使い勝手が広くて、カップラーメンが「国民食」として強く認知され続ける、そうゆう土台を作ってるっつーか。
入館料500円、オリジナルカップヌードル300円、ゴールデンウィークにいかが?(漏れ的CMってね) ☆日清どん兵衛CM「どんぎつね」
1 どんぎつね
どんぎつねというネーミングは、新美南吉の童話「ごん狐」をモチーフにしたのだろう。
安易な親父ギャグに思えるが、このネーミングには志が透ける。
起用されている恋愛ドラマで活躍している俳優からして、CMの訴求層は若年層。
なのだが、この「ごん狐」というモチーフの一点で、童話を読む子供や昔ながらの古典に親しんでいる中年層にも射程が広がっている。
カップヌードルと比べ、広く万民を意識した元ネタの取り方だ。
他に他社との競合において「どんぎつね」は大きな意味を持つ。
今まではキツネとインスタントヌードルの二つから連想するのは、マルちゃんの「赤いきつね」だった。
きつねうどんから、「どん兵衛」には大きな距離があり、連想が繋がりにくい。
つまり「どんぎつね」は「どん兵衛のキツネうどん」に架橋することで、キツネと言ったらどん兵衛へと塗り替えようとする、業界大手へのチャレンジブルなネーミングなのだ。
所謂、CMの知名度が、俳優や萌えキャラで終わらずに、そのまま業界での認知度のシェアに繋げていく、その機能美。
<参照>
ごん狐
https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/628_14895.html
やや暗く教訓めいたそれより、自分は同筆者の以下のこれを連想した。
手袋を買いに
https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/637_13341.html
可愛らしい親子狐の様子、温かさを感じるストーリーで、どんぎつねのイメージにはこっちがカブル。
詩的で且つ視覚的な描写が豊か。
>昨夜のうちに、真白な雪がどっさり降ったのです。その雪の上からお陽ひさまがキラキラと照てらしていたので、雪は眩まぶしいほど反射していたのです。雪を知らなかった子供の狐は、あまり強い反射をうけたので、眼に何か刺さったと思ったのでした。
>子供の狐は遊びに行きました。真綿まわたのように柔やわらかい雪の上を駈かけ廻まわると、雪の粉こが、しぶきのように飛び散って小さい虹にじがすっと映るのでした。 2―1カップルで食べる
日清のどん兵衛CM 「一番好きなもの 篇」
https://www.youtube.com/watch?v=BAeT7vwxAjY
インスタントヌードルと恋愛物って、相性が悪いと思われていなかっただろうか。
カップヌードルアニメシリーズは、初々しいカップルの恋心を描いたCMだが、肝心のカップヌードルを食べるというアニメは入れていない。
これは大味のジャンクフードを食べるという行為が、恋愛物の甘酸っぱさ、繊細さを打ち消してしまう。
つまりインスタントに純愛という取り合わせの妙を用いたことが、むしろ一画面で同時に描くことができなかった二つの相克を却って浮き彫りにしてはいなかったか。
二人の関係が成熟しているならともかく、「食べるんです」「ください」と丁寧語を使うようなまだ距離がある二人。
(これは星野源のドラマ「逃げ恥」の影響か)
これが一緒にカップヌードルとなると、妙にみみっちく、貧乏めいて見えないだろうか。
高級フレンチやイタメシなどは一昔前として、ムードのある喫茶店、或いは手作りの手料理など。
恋愛ものと食となると、まず、それらが浮かぶ。
この貧しさのようなものは、しかし、必ずしもマイナスなわけではない。
このCMでヌードルという要素は、二人の恋の身近さ、脱力感、さり気ない日常というミニマムな舞台で、より際立っている。
つまり、このCMを通じて、どん兵衛を今まで食の対象にしていなかったリア充層、意識高い系にまで普及させ、それはトレンドを生みやすくさせる。
地味で安定したカップルの食事シーンという土台、そしてそれがインスタントヌードルで行われたという新鮮さのようなものが上手く相互作用している。
そしてただ二人の恋愛を描いただけではなく、二人の距離が縮むのも「どん兵衛」を通してなのだ。
恋のキーアイテムとして位置づけられているカップラーメン。
なるほど、新しい提案だ。 2―2カップルで食べる
また食べるシーン、麺をすするシーンは、実際に箸が進みそうな誘惑を持っていて。
おあげ、だけを残す。
これは単なる恋の進展に使われるだけではなく、おあげが自慢というメッセージ、丼いっぱいのスープに浮かぶおあげを最後に大写しにすることでその大きさを強調する。
つまり、「おあげがおいしい」と直接言うのではなく、ストーリーの最後に謎かけの答えとして置き、おあげの存在感を画面の視覚情報として伝えている。
商品アピールをしっかりしつつ、物語全体の中に活かす。
そのアピールの婉曲さが、がつがつしがちな広告であることの下世話さを目減りさせ、上品な後味を生んでいる。
そのCMドラマは商品アピールのための嘘、という作り物感を抑える工夫は、劇終からも伺える。
嬉しさでしっぽをふるふるさせる、それに気づいたのが覗き込む、慌てて隠す。
という所作は、わかりやすい恋愛劇として、印象に甘さを、もっと言えばあざとさのようなものを残す。
しかし、このシーン。
今までの「おあげは最後に残す」という文脈から、やはりストレートな商品アピールとしては「とうとうおあげを食べて美味しいと言う」シーンを最後に置くのが正道に思える。
しかし、このアピールとしての正道を貫いてしまうと、あの余りに商品販促の側面が大きくなりすぎて、CMの世界観そのものが嘘くさく思えてしまうだろう。
つまり、きつねのしっぽがぱたぱたすると言う嘘で閉じることで、CMによって強調される商品の魅力そのものの嘘くささを残さない。
一番「来る」と思われるシーンを敢えて写さないのが。
それを読者の想像に任せることになって。
とても上品な余韻になっている。
短いCMのドラマながら余白を感じるというか。
<参照>
【アニメCM】日清食品 カップヌードル 「HUNGRY DAYS 魔女の宅急便 篇」 30秒
https://www.youtube.com/watch?v=0DVe_XVF5iU
恋愛の劇中に、カップヌードルをアニメで登場させることは出来なかった。
日清カップヌードルCM FREEDOM
https://www.youtube.com/watch?v=Gx-eSxLe2m0
こちらはアニメ中に登場する。が、劇中最後のとってつけた感、添え物感は拭えない。また男の食として描かれている。 3あざとさによる女性への不快感
【吉岡里帆】日清CMどんぎつねまとめ +メイキング
https://www.youtube.com/watch?v=j9pXDDvbiEw
「どんぎつね出てきません編」からはかなり、狙った演出が見える。
まず、きつねの萌え美女化、ケモナーな要素。
中途の、脈絡なく挿入される萌えダンス。
突然押しかけてきて、不自然に距離を詰めて近づいていく女の子。
こーゆーのは、次からのドラマ仕立ての展開によって多少緩和されるが、
当初のターゲットが独身男性を中心にしていた感は強くする。
にしても、この記事すげーっすよ。
どん兵衛の吉岡里帆に女がイラつく理由??そこに隠された「モテの極意」
http://sanctuarybooks.jp/webmag/20171220-1417.html
あの、CMの女性に嫌われる要素が取材(のちに数人の間の世間話のレベルだと気づかされる)で語られる。
それで女性、男性とはこういうものだと語られるのに、ふんふんとなるのだが。
「負け犬の遠吠え」という単語で怪しくなり、
なんと最後は「どん兵衛」と全く関係ない、美容本の宣伝に着地するんですよ。
すごいですよね。すごい広告の仕方だ。
流行のCMを取り扱って民の目を引き、女性のコンプレックスを煽る文章を飛ばし、マルチまがいの宣伝へと至る。
このレビューの余りの恣意性、強引な論理展開にノックアウトです。
自分のレビューは、これ以上に役に立たない、独断と偏見、恣意に満ちたレビューになったら嬉しい。
(ってあの、CMって長文レビューで目立つのが殆ど無いのが実情なんすよ) 4食べるのに抵抗を置くというスタイル
「どんぎつね」「どんぎつねの嫉妬」編では、少し変わったアプローチが用いられる。
それぞれ男性がおあげや天ぷらを食べようとするのだが、女性側が「痛い」とか「やめて」とか、食べるのを妨害するのだ。
つまり商品を「食べてほしい」というアピールを為す時に、「食べちゃダメだ」という内容を映す。
何気ないドラマに見えて、かなりの冒険をしているのが伺える。
もちろん読者はそこから、「にも拘らず食べてしまう美味しさ」のようなものを感じとるはずだ。
この二つは商品のメインの具、おあげと天ぷらをそれぞれアピールするのだが、これがとてもシンプル。
ふっくら。ふっくらきつねの、どん兵衛。
サクサク。サクサク天ぷらは、どん兵衛。
メッセージとしては情報量は少ないかもしれないが、CMのドラマでは中心のキーとして扱われていて、画面でも中心に写されている。
つまりメッセージそのものは要点を絞り、ストーリーによって対象をクローズアップさせ視覚情報で訴求する。
食べさせないという変わり種を使いながら、お手本のように、良く纏まったCM。
天ぷらそばでのサクサク、サクッて言う音は当然別撮りなのだろうし、あとのせ天ぷらだから出来るサクサク感は、
マルちゃんの「みどりのたぬき」のつゆでしんなりとは、また違った美味しさへのアプローチで、それをはんなり伝えている。
<参照>
「赤いきつねと緑のたぬきCM」
https://www.maruchan.co.jp/aka-midori/index.html
カップヌードルを食べたくてたまらないというコンセプトは正道。
なのだが、そこから漂う古臭さやありきたり感は否めない。そしておっさん臭い。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん 5露骨なる対抗意識と、それを脱臭する雰囲気
「耳は正直編」では、
赤いきつねへの敵対心を露骨に示す。
「どん兵衛のきつねじゃなくても、別にいいよと言われたよ」
この他のきつねとは、やはり赤いきつねのことだろう。
冒頭の他社へのシェアのチャレンジが、ここで明らかになる。
また「どんぎつね」が「どん兵衛のきつね」であることを改めて示し、それが自虐的な笑いの上でなされるのも意味深い。 この深刻な問題意識と、がっつり展開しそうな重い話題を、しかしあっさりと料理する。
同業他社とのお揚げの比較やセールスポイントの誇示などではなく、好きだからと言うセリフ、そして「耳がきつねになる」と言う強引な解決策を取る。
この少し歪な構成を自然なものとする、ドラマの流れ、演技、
そして雰囲気、妙な温かさというか、争いとは遠いところにある平和感のようなものが、優しく包む。
読者は他社のきつねを意識し、しかしそれは刺さることなく、やんわりと通り過ぎる。
CM ドリームキャスト 湯川専務シリーズ
https://www.youtube.com/watch?v=qRq9uuxeYZM
同業他社にシェアを奪われていることを自虐的な笑いにするのは、セガのこのCMが印象深い。
でも、記憶に残るのは、セガはこんなに凄いんだ的な解決編よりも、冒頭の憎らしげに笑う子供の笑い声だったりするんだよなー。 6温かいインスタント食品
「ふっくらマフラー編」は、イメージの底上げを狙う。
「寒いです」
「じゃあ、お家に帰りましょう」
無論、文脈から家でどん兵衛を食べる、という場面を想像する。
これはちょっと新しく、カップヌードル、とは手軽で手抜きの料理で、温かいアットホームな雰囲気とは離れたものだったはずだ。
クリスマスの夜に家でカップヌードル、なんて侘しさだったり、孤独の象徴としてのアイテムに使われる、はずだった。
これは要するに、カップヌードルが普及してうん十年、家庭料理の代用物、急場しのぎだったそれが、家庭の味そのものとして思い出されるほどに年季を重ねたってことなのだろう。
ソウルフード、のようなものが、日清食品の一つの目標点なのかもしれない。
ただ、カップヌードルに貧乏で侘しいというイメージはついて回る宿命だろうし、
その意味では役者がそうした負のイメージを受けつつもそれでも庶民的な印象を与える懐があって、
今までのCMによる蓄積もあるのだろう。
例えばメガネというものがクローズアップされていた。
メガネは、確かにコンタクトと違って「ウチ」で使う気軽さがあるし、湯気がメガネを曇らせる演出を入れることで、温かみを、ほっとした印象を加えている。
マフラー編の映像はロマンチックな雰囲気を出しつつも、音楽は何処かセンチメンタルで、沈黙の間を多くとり、ちょっとしたワビサビになっている。
日本的なクリスマス。 6年越しそばとインスタント
「どんぎつねがいない編」では、年越しそばにどん兵衛を、と提案する。
この手のCMは、十年位前から増え始め、確かに、年末のあわただしさの中でさり気ないイベントして使うならインスタントというのは一つの手だと思う。
のだが、同時に風流じゃないなぁ的な、味気なさを感じるのも確か。
そういうプラスチックぽさを、現代風なタッチで描いて、今の時代の年越しそばの在り方を提案したのが、本CMだろう。
カップルの二人は、実家に帰ることもなく、他の家族の一員を見せない。
人ごみの都会の街を映し、たった二人きりの帰路に、しかし救いのようなものを安堵感を覚える。
家族4人という単位で一気に作る、手作りの年越しそば、というのはやはり遠く、インスタントに温かみを感じさせる精一杯の構成だった。
思えば、江戸時代での年越しそば自体、蕎麦屋に出向いて食べるもので、家庭で紅白を観て手作りのそばを食べるという習慣は、それほど伝統的なものでもない。
自分で言えば、紅白Flash合戦を観つつ、夜中に一人でカップ麺というのは、覚えがあったりする。
そういう風に伝統は変質するもので、その伝統の変質に商機を見出すというのは、クリスマスのケーキのように、やぶさかではない。
恵方巻みたいになんだかマスコミ超主導な流れもなんだかと思いつつ、土用の丑の日のうなぎのかば焼きだって昔のうなぎ屋のCMみたいなもんだったんでしょ。とか。
伝統とはしたたかに、うねって積もっていくものなのだ。
<参照>
「年越しそば」料理シーン【衛宮さんちの今日のごはん】
https://www.youtube.com/watch?v=NdTzbgFWkas
これ、殆ど実写でやってもいいよね。って言うのをアニメでやることには、一つの価値があるのだろうか。部分だけを抜き出しているのでよくわからない。
手の込んだ料理法は、ファンタジーに思えるほどに、自分には縁遠いものだ。 7どん兵衛とアニメ
「どんぎつねがいない編」は、あるアニメを連想させる作りになっている。
音楽に用いられる「one more tiime one more chance」はアニメ映画「秒速5センチメートル」のエンディングで使われた曲だ。
また男が思い出とともにいない恋人を探し続ける映像も、同アニメを連想させる。
<参照>
秒速5センチメートル 第3話「秒速5センチメートル」
(ニコニコ動画より)
このCMって、映画を観た自分はどう思うか。
映画では、男は面影を胸に町をさまようのだけど、女とは離れていく。二人は結ばれない。そして物語は幕を閉じる。
この幸せでロマンチックな結末への、裏切りが先入観となり、もしかしてこのシリーズも悲恋で終わる、CMシリーズ自体が終わるんじゃないか的な、予感を持つ。
そうでなくても、映画の情感とともに叩き込まれた同曲への切ない印象は、映画を観た人なら思い返されるはずだ。
そこを、女から男を見つけてこつん。女の子から、というのも心憎い驚き。
つまり映画でのハッピーエンドの裏切りを、更に裏切ったハッピーエンドに。
ほっと、息をつくのだろう。
そして、同映画を知らなくても切ない曲と回想と、その後の二人が並んで歩く姿に、起伏のある展開と温かみを感じ取れるはずだ。
これはアニメを知らない層でも、単線的に楽しめるし。
アニメを知っている層でも、単純なコピーと叩けない、むしろ知っているだけ騙されてしまうという。
そういう双方のターゲットを捉えたアニメからの引用技術。
アニメを見せることそのものが目的のカップヌードルのそれとは違って、アニメを手法として利用することで物語に奥行きを与えたどん兵衛。
自分は後者の方がスマートだと思う。
【かわいいコラボ】 どん兵衛×けものフレンズ
https://www.youtube.com/watch?v=C_pKGT4TRJc
どん兵衛は、けもフレともコラボってる。原作は知らないので、どれだけ原作を壊さないかは測りかねる。
が、原作知らずでも観れる間口の広さと、しっかり商品をアピールしているのに好感。 どん兵衛CMレビュー、終わりです。
つまらぬものを斬ってしまった。
(ほんとにつまらん) て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん 米国でのゲームの祭典、今年のE3は6月13日から。
switch側の発表で注目されているのが、「どうぶつの森」と「ポケモン」だけど。
個人的には「ピクミン4」に期待しているんだよー。、
3は良作なのにライトユーザーお断りのWIIUってハードに恵まれなかったのもあるし、
何よりテレビゲームのレジェンド、宮本茂の作。
それも残り少ないゲーム開発者生命だろう(テーマパーク業に移行しそう)彼の遺作みたいな感じで、
たとえクソゲーだろうが、ピクミンファンとしても遊びたいんだよん。
http://jp.ign.com/pikmin-4/14777/news/4
https://www.youtube.com/watch?v=82nkZ7W9Mgw
宮本茂は氏が育てたシリーズにマリオとゼルダがあるのだけど、
その両作とも、昨年switchで最新作が発表され、評価もセールスも好調なのだ。
けれど、どちらともプロデューサーは別の人に任せていて、
今まで影響力を持っていた「ちゃぶ台返し」に象徴されるチェック役も、随分と緩いものになった。
ゲーム界を代表する両シリーズとも宮本茂の手を離れ、そして成功していった。
それは後継が育ったってことで、喜ばしいことなのだけど、寂しくもあって。
メイドバイ宮本のゲームで育ってきた自分には、ピクミン4がー。
あー、お蔵入りしてなきゃ、いーんだけど。 世界を旅する BENTO!!
https://www.youtube.com/watch?v=82clG7guq0A
スシ、ラーメンときて、次の日本食ブームはbentoだ!
ってフランスでは十年も前にブームだなんだって記事になってた気がするけど。
あのbentoって食の一ジャンルってだけじゃなくて、食文化、生活スタイルまでも含めた
生き方の提案っていう側面があるじゃない? ない。
健康管理とか、愛妻弁当とか、キャラ弁なんて日本のアニメ漫画文化を伝える手段になるだろうし。
そういう意味で、bentoの普及って、前者二つよりも広い意味があるんだろなって。
インスタグラムを見てみると外国の手作り弁当とかもあって、混沌としていて
食のうねりみたいなのが楽しく。
https://www.instagram.com/explore/tags/bentobox/
あの、一つの遠い未来予測として、海外に日本式弁当が広がるとともに、
海外でローカライズ化された弁当が発展して、日本にも影響を与えないかな。
それがあって世界のbentoになる気がする。
海外のbentoが日本のデパートでの駅弁展で売られたりとか。
何か寿司におけるサーモンみたいに海外からの影響で食が豊かになったりとか。
そういう恩恵を身近に受けるところまでブームになって、とか生きてるうちに味わえるだろうか。
ただ中国では「冷や飯だけは食べるな」ってのが「刑務所にだけは行くな」って意味で使われていて、
それがbento発展の障壁となっているのがネックっすね。
この文化差を、日本式弁当の手の込んだ手作りの温かみとか味とか何らかで、破っていければとか。
多分ね、生の魚なんて食えたもんじゃない、的なそういうのは、消えていく気がするんよ。楽観的に。
と、ハイペースでここまで。短編映像とは関係ないネタのストックもつきたかな。読んだ方はご苦労さん。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん ☆NDS『ゴースト トリック』プロモーションムービー
https://www.youtube.com/watch?v=XVShmLeZur0
スタイリッシュな画面に、味のあるテキスト。
後半の滑らかに動くドット絵からなるゲーム画面も見どころ。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん 必見!7人のSAMURAI超絶パフォーマンス!!/カップヌードルSAMURAIシリーズ「7 SAMURAI」CM
https://www.youtube.com/watch?v=p2e2trXGuvQ
これ、物凄く実用とは離れたCMだよん。
面白いアングルからカッコいいスポーツ場面を魅せるけれど。
どれも競技としてのスポーツでは、大きく必要とされないテクニック。
武者姿だけど、甲冑も剣も特に必要ない環境。
現代日本でもそれなのに、異国の南国というのがそれに拍車をかける。
更にはCMそのものが、カップヌードルの美味しさや便利さを全く伝えていない。
自分はカップヌードル系の、この実用じゃない系には、どちらかと言うと懐疑的だけど。
ここまで徹底的にその効率とかスポーツや武者の意味とは離れて、カッコいいを追求しているという一点で、確かな迫力を持っている。
それが話題になるほどの映像で、パフォーマンスされる。
ってのに、うん、こーゆーのもアリかもとか思ったり。たりらり。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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https://www.youtube.com/watch?v=n2A4uh7-rX4
ダンボールな見た目のピアノと、そこから生まれるエレクトロな楽曲のギャップ。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん 日常25ED
https://www.youtube.com/watch?v=E2KIPiL7NKM
街の俯瞰図に、場面や天気で、動きを与えて、画面を飽きさせないものにしつつ、
その街で暮らす人々、それは大抵は道を通り過ぎるだけなのだけど、を細やかに生き生きと描いていて、
人間味のある情景を映している。 日常 ED Zzz/佐咲紗花 (第10話より)
https://www.youtube.com/watch?v=lhnu26e7XKM
こちらは何ともメルヘンファンタジー。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん ☆探偵神宮寺三郎 夢の終りに
https://www.youtube.com/watch?v=9bgQAp8NL4A
>>344
のオープニングのフラストレーションに呼応し、解消するエンディング。
プレイステーション、実写、新宿の街並み、歌付きEDと、当時の最先端の要素が並ぶ。
それが今、改めて見ると、かなり古い。
しかも流行おくれでダサいと言うのを通り越して、レトロで懐かしいという域にまで達している。
>>340
レトロなゲーム音楽と言えばこの、「おっくせんまん」で、ファミコンのロックマンまで遡る感じだったのだけど。
このプレステにまで至るレトロの浸食みたいなもの。
時代の移り変わりを、それもデジタル時代になって加速していくのをひしひしと感じる。
最先端を走っていたはずのFlashもレトロって言われる時代が来るんだろうな。(ハッテンとかドラえもんとか、既になってるか)
わしゃー、年を取ったものぞな。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん 北京?影学院?合作? 《?球?》
https://www.youtube.com/watch?v=Pl2CbTnYX2A&t=5s
中国のバスケットブームの影には、漫画アニメのスラムダンクの影響があるらしい。
この動画にも確かにその痕跡が。
緊張感のある試合シーンと、何処かのどかな遊びのシーン。
この二つで効果的に構成されていて、最後はこう来るだろうとわかっていても、いや、わかってるからこそ熱くなる。
スポーツをスポーツらしく見せるモブや背景の緻密さ、ボールの動きのらしさなど、労力がリアルさを与えている。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん 【大海?棠】Big Fish & Begonia MV
https://www.youtube.com/watch?v=4b0UGfOAq8U
背景が雄大。
お話もスケールが大きそう。
情景と言うか、背景に情感がある。
日本のアニメに見慣れていると、やや人物に古さのようなのを感じる。奥ゆかしさと言おうか。
このPVは、2004年のFlashアニメが元になっている。
http://www.flash8.net/flash/11490.shtml 娃娃??画公司《秘?》短片
https://www.youtube.com/watch?v=BPCiK7UTiRM
とても綺麗。
背景を描き込みつつ、アニメが滑らかに動きつつ、パッと見のわかりやすさも確保されている。
これは予告編と言うかダイジェスト版。
ストーリーが展開されれば、どんな作品になるのだろう。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん あー、すまそ。
なんか検索してみたら、本編は無いっぽい。
制作年が古いことから、多分エターなったのか、元々PV風に作りましたな趣旨なのか。
こーゆーの、作り込んじゃうと、長編はムズーなのかな。 ☆藍色
http://www.labix.net/labix3/flash/f22.htm
これまでふれた中華系って、背景が綿密だったりするけど。
これは抜群によくて、情景でストーリーを語ることも出来ている。
空撮の引いたカメラと、アップで描かれる細部の描写のハーモニー。
溢れ出る空間の旅情。
これは容量が重く、自分のパソだとロードに時間がしばらくかかる。
発表が10年も前なのを考えると、当時は手軽さが売りだったFlashとしては異例の重さ。
これは今だから見れるなー。
それでもFlashの利点は、最後の〆の画面にある。こう画面から余韻を感じるというか。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん 余韻陰々
うん、上手く言えないんだけど。
最後の画面、Flashらしく波が寄せる動きのある画で終わるじゃん。
こーゆーのって、なんと言うか、観終わった後に、ぼーっとできる間が出来たりして。
意味を考えてみても、寄せては返す波の優しさがあって。
もっと言えば終わらなく繰り返し続ける輪廻のようなものを波から感じて、鳥の死に救いがある気がする。
他に、こーゆーのないかなって振り返ると。
>>111
Tactical Florce 4話
https://web.archive.org/web/20021217015318/http://dempa.2ch.net/tv/monak/index.html
このシメは何か似ているよね。モチーフ元だったのかな。
でも似ている表現でも、こちらは波に、広い世界の海に飲み込まれていく無常感や切なさが出ていて、先のとは対の効果になっている。 つづき
>>14
みちしるべ
動画は終わっても、音楽は続いてゆく。
歩みもまた止まらないような希望を感じさせる劇終。
>>72
若後家接吻莊
こちらはお経を繰り返すことで、バグったようなウイルスを踏んだような危うさを与える。
そしてループするのが、もう。
>>121
八頭身モナーの憂鬱
これは反対に、切り方でインパクトを与えている。
こんな風に、Flashならではの、終わらせ方みたいな工夫が、あったりした。
これはWeb動画ならではの利点で、あの、映画やテレビとか、時間できっちり放映時間が決まっているものでは出来ないよね。
でも、最近はyoutubeとか、如何にも動画終わりました的な感じが主流で、うん、時代と言うものか。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん The Song for Rain
https://www.youtube.com/watch?v=5amoP37cIk0
これはいいね。
かなり好き。
画の塗り方と言うか、こう適度に湿度や水の感じを表現している。
物語もここで切れるかな、と思いながらも、続いていき、可愛らしさで引きつけ、最後はハートフルに温まる。
展開はわかりやすくも、見せすぎないで上品さが香った。 Every Star Yawen Zheng
https://www.youtube.com/watch?v=E2eBI1qqiyw
心を揺さぶる情景。
感動した。
そしてメルヘンな展開に、なんか心が安らぐ。
色彩表現も凄いし、その中でも温かみのある存在感がある光の表現が、かなり好き。 Love is : Puuung’s StoryPic English Ver
https://www.youtube.com/watch?v=DWK-FucR7gc
こちらは韓国産?
これは、むっちゃ労力をかけとる。
さり気ない一シーンの背景の描きこみに眼福。
アニメの自然さ、そして絵としての美しさが好印象を支えている。
濃密な時間が、あっという間にかけていく。
3DCG、コンピュータグラフィックと言うと、どこか無機質で冷たい印象があったのだが、
これは温かみのある絵とマッチしていて、しかし画面にダイナミックな印象を与えていて。
絵と、CGと、アニメの見事なマリアージュ。 ☆A short animation about what love is
https://www.youtube.com/watch?v=xdHx1YEsWwk
こちらが>>683の元ネタの総集編?
現在でも30秒ていどの小ネタを、ハイペースで更新し続けている。ちょっと追ってみようかな。
上の凄いのと比べて、どうも脱力系なイラスト。
ただ、だから見ていてあまり疲れない。
表情が生き生きとしていて、感情が伝わってくる。
あと所々に、現実ではありえない漫画的表現、アニメ的表現を用いているが、それが却ってリアルにわかりやすく伝わってくる。
写実に陥り過ぎない、こういうのって、アリ、な感じ。
恋は二人だけの世界と言うけど。
このアニメは終始、男と女と猫だけを映して、他のモブ、町人や店員や背景の一人に至るまでを、徹底的に排除して。
視点を恋人同士に制約している。
だから、とてもピュアなものが伝わりやすい。とても賢い引き算の仕方。
しかし、10分以上も明確なストーリーが展開せず、イチャラブのみを見せつけられる。
と言うのも、こう生活とかライフスタイルとか、そういうのを見つめ続けるだけでもショートアニメは成り立つってことを教えられた気がする。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん ☆小花仙 片尾曲2
https://www.youtube.com/watch?v=rfheoPuFKBE
イラストを中心に、中々に綺麗に纏まっている。
色合いがいいっすね。
所々がメルヘンで、またクールっぽい感じもあって。
中国って、こういうハイセンスな萌えみたいなのも、やれてたようで。驚きました。 ☆低頭人生
https://www.youtube.com/watch?v=zqB7iV7r7ts
スマホ歩きを皮肉る。
中国でも、問題になってるようで。
こういう適度に社会性のあるネタを、アニメで柔らかく誇張するのは、うん、好き。
日本の、公共機構がCMで流しそうな。 ☆【2016拜年祭?品】??二重奏
https://www.youtube.com/watch?v=z_wjsCEGFH8
ポップで弾むようなサーカスものと、キュートでしんみりとする忍びものの二本仕立て。
かわいい、というのを知っていると思う。 曉秋月明 Bright Moon At Autumn's Dawn
https://www.youtube.com/watch?v=RKhzn4zh8No
紙的な質感に滑らかなアニメーションを配置。
徐々にアニメはスローダウンするが、それが一日の終わりの安らぎ感を出している。
町の風物が、人々の生活が描けている。
凄くイイ感じ。
ほっとして、あったかくなるよん。 ☆嘘!小声点!
https://www.bilibili.com/video/av11713225
サイケデリックなところに狂気を感じるのだが、それさえも笑えてしまうほどの、気軽さで描かれる。
作者の遊び心が、子供心の奔放な感じを印象付けた。
不思議と柔らかい読後感。 ☆??煮之歌~|?画学??
https://www.bilibili.com/video/av17763252
飯テロ動画。
これは日本産? どうなんだろ?
中国ではおでんは現地化してコンビニなどで普及しているけど、ここまで日本文化を知り尽くした動画は日本人でしか出来ない(と思いたい)
細部の描写や動作に、リアリティが宿るというか、美味しさが出てくる。
餅が伸びる感じとか、こんにゃくがぷるぷるする感じとか。
中でもやはり煮卵がハイライト。
一度、はしで掴み損ねるんすよ。ここでヤキモキと溜めを作って、そんで二つに割れるんだけど、その割れ具合がね、たまらん。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん ☆Will Hatching Day Come?
https://www.youtube.com/watch?v=yDALz-JSvFM
こちらは日本留学のタイ人によるもの。
線画が柔らかな雰囲気を作り、なんとも健やか可愛い。 ☆《吉吉》大三?合作?
https://www.bilibili.com/video/av3697595
転部の鮮やかさに打たれる。
中華系って、背景の描き込みが緻密だったり、何か美しい感じがあったりするのが多いのかな? て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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