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なつみSTEP
https://www.youtube.com/watch?v=H0SNJIgSB5M
二分と言う短時間に、密度の濃い中身が詰め込まれている。複数回の視聴によって観た印象が変わっていき、同時に作品へとハマる。快作。
細かく且つコミカルに描かれた背景の伏線への細かい言及は他に譲るとしよう。
しかし何故、複数回を観る気にさせるかというと、圧倒的な楽しさがあるからだ。
それは背景だけではない。物語中ぐりぐりと動く、なつみの喜怒哀楽が豊かで、見ていて自然と好感を感じさせる。
BGMも慣れ親しんだ「線路は続く」のPOPバージョンで、ワクワク感を高める。
特になつみの表情は出色で、中でもギコしぃカップルへの軽い羨望のようなジェラシーのような目線は、巧みだ。これはまたストーリーの伏線となっている点でも巧み。
そして何故なつみの表情に焦点が当たるかと言うとモブをアスキーアートが担当しているからだろう。
その記号的な表情は、なつみの人間的な表情と対になっていて、装飾過多に陥らせない。
見せるところは見せ、他は単純化させるという手腕が遺憾なく発揮されていて、様々な伏線が入り組みながらも、複雑になりすぎない。その塩梅の心地よさ。
こうして一挙手一投足を観ていく内に、なつみにすっかり好感を持ち、自分は彼女になら撲殺されてもいい、とまでは行かずとも。
ひと時の作中の天国の体験が、心の暗がりを晴らしてくれたのならば、路を戻ることは出来なくとも、心に踏ん切りをつけさせてくれたのならば。と胸に迫る余韻に浸ってしまうのだった。
萌え、というものに絶妙にアプローチした作品だと思う。
狭い私見ながら、ここまでキャラクタの感情の動きに魅了されるFlashを、増して三分以内の短編なぞ、自分は他に知らない。 駅に出入りする大勢の人々が、読書中の
私の前を通り過ぎてゆく。
その中に居るはずの老人を探すのだが、
約束の時間になっても見つからない。
焦りとは裏腹に、無情な腕時計の秒針は
通常と変わらぬリズムで時を刻んでゆく。
(……十五分まで、まだ、ある) ―‐ 十一時三十分をとうに過ぎた。
もはや老人は来ないだろう。
私達二人の秘密と共有時間の終わりは、
予想だにしないほど早く、あっけなかった。
洋食屋に行き、一人で食べたオムライスは
デミグラスソースがやけに苦く感じた。
滑稽なぐらい、哀しかった―― それから間もなく仕事のピークは過ぎた。
残業時間は減り休日出勤も無くなった。
生活に余裕が出来たためだろうか。
あの時の事は夢と同義に成りつつある。
日常から少しだ逸れた世界への逃避は
ただの我が儘に過ぎないから―― 老人と過ごした僅かな時間は私にとって、
口実なのかもしれなかった。
そして夏が過ぎ、秋が来て、
――年の終わりが近づいてきた。 パソコンをいじっている。
パソコン画面に黄色い桜
「新宿御苑に黄色い桜、あるんだ……」
スタッフロール
次の春が来て、桜が満開の頃になったら、
また一人で公園に行こう。
――老人と黄色い桜を探しに行くために。 終わった。長かったー。日曜日がつぶれるー。
これ書いてて思ったのは文章は細かいところに心憎い表現があるのだけど、
文章系Flashを自負するだけあって、小説として文章の基本をしっかり押さえているということ。
ということで先行レビュー。
書き起こし中に思いついた、分析項目。
12ストーリー表現、技術
→視点
これが一人称視点、わたし視点で統一されている。
つまり描写しているものは全て、わたしという主人公を通して、見えていて、感じていて、考えていること。
老人が出てくるが、老人からの視点のものは一切ない。
たとえば「老人は○○を知っていた」「老人は○○と思った」「老人は○○と感じた」
と言った視点は省かれている。
これによって、読み手は主人公と同じように作中の事物を経験し、スムーズに一本のストーリーラインを通り、主人公に共感、心の動きを追うことを可能にしている。
老人を中心とした視点を使って、解説する。たとえば老人の言外の感情や、老人が来れなくなった時の動機付け。
など説明的な部分を加えれば、より「わかりやすい」文章になる。
が、それは愚の骨頂。それは決して「スムーズに心の動きを追う文章」にはならない。
この作品の肝は、老人が突然来れなくなって、茫然自失とする主人公の転部の鋭さ、鮮やかさ。
にあるが、ここをミステリよろしく原因解明に向かわせず、何も伏線を知らない前情報のない主人公の驚き。そのまま放置される哀しさ。
を読者もまた共感するのは、主人公と同じく読者にもわたし以外の人物の手の内を明かされていないからだ。
もちろん、この説明不足に陥りそうな個所を、フォローするのを作者は忘れない。
作中で繰り返される「秘密」という言葉。逢い引きなどと言ったどちらかというと甘い肯定的なもので主人公は捉えている。それが、一転、そのマイナスの側面がどっと噴出するのが、転部の鮮やかさに一味を加えている。 じゃあ、視点を統一できていない、或いは意図的にしていない作品にはどーゆーのがあるの?
と言うとこれっすね。
旅街レイトショー 03話 「夏祭り」
http://www.dailymotion.com/video/x3nxj6c
これは誰視点かと言うと。
初めは、女の子視点ですよね。
夏祭りを見て「うわあ」と言って、夏祭りの清々しい光景を読者にも見せる。
「おぼんは死んだ人が帰ってくる人です」というナレーション、これは心の声だけど、は女の子のもの。
だからここで、ストーリーを追うときに、女の子目線と言うか一体になって追う準備が完了する。わけっす。
「おぼんは死んじゃった人が帰ってくる日です」
このフレーズが繰り返される。声は女の子の心のもの。女の子視点は貫かれている。
と思いきや、次の場面で男の子が軸。女の子は登場しなくなる。つまり視点がここで切り替わってる。
そのあと、衝撃の種明かし、転部どーん。
ですが、ここ直前に「女の子=読者」という視点の共有が、男の子視点に切り替わったことで、今までの勢いというか助走スピードと言うか、そういうのが目減りしている。
女の子への一貫した共感、いなくなって欲しくない、わたしを忘れてほしくないという切実な願いが、実は。というところのドラマに、自分と作品との間で距離が出来ている。
最後に余韻を受け取るシメも男の子の視点から。短編なのもあって、キャラ立ちしていない男の子じゃ、心動かされないっす。視点バラバラ―の。印象さんまんーの。って感じ。
ただ、こういう視点移動は映像的なテクニックらしいっす。参考。
http://kaityou-osusume.seesaa.net/article/432900923.html
つまり小説的なアプローチだとタブーだけど、映像的には創意工夫が施されている。らしい。ほんと?
何かね、一人の人の心の動きを追って追体験するのが「黄色い桜の」一人称視点なら、物語を多角的によりわかりやすく描写するのが「夏祭り」の映像的視点移動に思える。
どっちが好みかと言うと、いわずもがな。
本作は視点で、やっちまったーな作だと思う。あくまで独断と偏見で。 ,.‐''" ̄`丶、 ひどい…!ひどすぎるっ……!
/ \ こんな話があるかっ…!
/´ \
/ |\_>、_ 、r‐、 \ 命からがら… やっとの思いで…
レ! ||_| |/_ ヽ\} \ テキスト書き起こしたのに… やり遂げたのに……
|八|-/>、∪_ u`i ト、 \
/ / ,くィ夕u' | |/ ``‐- 、_.、__\ 悲劇っ…!
|/ / /_ヽ┐u | ,| / ,-,.=====ゝ
ヾ' / r┘|.l__人 | /\// \ 下準備で燃え尽きてしまった……!
\ ) | N / //\./´ ̄`丶
|u | /|(l(l「| | | | せっかく書こうとした
| u| / | ヾ-イ .|| l、 分析的視点…長文…
_| |/| | \_|_|,. く. \
ハ.___ハ >、 \ \ \ レビューを書く暇を……! オチオチオチオチ。
4作とも、主人公が何かを喪失して、そしてどうするかって話だけど、アプローチがそれぞれ違っていて面白い。
☆旅街レイトショー 03話 「夏祭り」
「いなくならない?
この手のね、ぎゅってのね、ぎゅってのね、離したらね、はるかくん、いなくなっちゃわない? ねえ、いなくなっちゃわない?」
「いなくならない。
手を放しても、今日はサヨナラしても、ゆかりちゃんが呼んでくれたら、きっと、僕、いつでもゆかりちゃんと一緒に居られると思う」
ストレートだねー。中学生日記的。なんつーか、作者さんの俺の哲学やメッセージを聞け、作品中でダイレクトでな、って作風が今のトレンドなのか.。ああ。
☆なつみSTEP
なつみは彼氏の思い出のペンダントを、海へと投げ捨てる。
オチがオチだけにブラックな作品って言われるよ? でも本質は再生の物語、地獄でもしたたかに生きていく力強い生命賛歌ですよね。
自殺の原因になった彼氏とのいざござ。
そこから立ち直る。ふっきれる。のは天国への寄り道、束の間の楽園での一時。
新たに更新された思い出を胸に、古びたそれを投げ捨てろ。 ☆夏宵
好きです。
あの日からずっと
あなただけが、わたしでした。
たくさんの思い出をありがとう。
そして
さようなら――。
好きという言葉と別れの言葉を併置する。成熟した目線を感じる。
あなただけが、わたしでした。
これ以上の愛の告白、「あなた=わたし」なんて無いっすよね。
そこに「でした」の過去形を添える。
もう違ってしまうのよ。さようなら。って。
もうちょっとここを深読みして、解釈すると、過去形と言うより現在完了形?
好きで好きでたまらかったの。はじめて手紙越しだけど面と向かって、好きと言えたわ。
今まで、この手紙でこの文字を書くまで、あなただけがわたしなんなのよ。だったのよ。
さようなら。
こういう複雑な乙女心っていうの。
下手をすると矛盾してしまいそうな心のあやを捉える描写力には舌巻き。
☆黄色い桜を探して
次の春が来て、桜が満開の頃になったら、
また一人で公園に行こう。
冒頭に帰ってくる。しかし心には新たな想いを秘めて。
季節ものですよね。
そしてこの言葉を使う作中は、年末の真冬。春は遠い。閉ざされた冬のように傷から立ち直っていない。
つまりこれは甘っちょろい癒しじゃなくて、未来に向けて心が肯定的に動いた決意表明。
今まで仕事や日常、展望がない同じことの繰り返しに飽き飽きしていたのにね。成長っ。
こんな感じ。分類的に語ると、結局のところ何が言いたいのかさっぱりわからん。毒があるのは気のせいよ。 ☆なつみSTEP
http://mevius.2ch.net/test/read.cgi/swf/1501790438/
1−1 ストーリー
解釈によって、変節していくストーリー。
これは何回か観るたびに解釈が変わってくる。だいたいこんな感じだ。
A 陽気でPOPな楽曲に乗ったほんわか物語。なつみ可愛い。
B オチや伏線がブラック。衝撃。深い作品だ。欝だ。
C ブラックなのに主人公が明るく進んでいく物語の起伏や展開に惹かれる。なつみ健気で可愛い。
で、どうしてこう変わっていくかというと、作中に散りばめられた伏線に気づく、或いは他のレビューを読むことによって知る。
という過程をとって初めて理解できるストーリー構成になっているからだ。
ただ、話題になった作品だが、多くのレビューがCまで至らずにBで印象が終わる。
つまり種明かしの場面で興味関心が尽き、ストーリー構成やキャラクタの心情にまで至らない。
これは解釈を読者に委ねる作品、例えばブラックなオチのミステリドラマや小説が、物語そのものや心の推移よりも殺人トリックや犯人探しに焦点を当てられるのに似ている。
例えばこのレビュー。
https://www.youtube.com/watch?v=9_1nvLcFP8s
詳しく作中の伏線について述べているが、その印象は「怖い」。
つまりレビューは作品設定の説明で終わっていて、ストーリーを味わうのは二の次にされている。
これは決して本作のストーリーが失敗していると言わけではない。
本作をきっかけにこしあん堂ファンイベントが生まれ、その多くが「なつみ萌え」だったように、C的な解釈をする人が決して少数派だったわけではない。
むしろある程度の解釈の分裂があったからこそ、話題になったとも思える。
いずれにせよBにしろCにしろ、ここまでストーリー解釈が進むのは、複数回観る必要がある。
これを可能にしたのはネット媒体とFlashによる軽さ。
それ以上に作品のコンパクトさ、短さにあるように思う。
ショートショートとして一見詰め込みすぎに思えるが、尺を圧縮したことでリプレイ性を高めることに成功している。 1−2 ストーリー
流れがややスムーズに感じない箇所
ただ、本作、発見による解釈変化以外にストーリーそのものについて分かり難くしている部分がある。
それはモナー車掌が船を先導していて後部座席に1さんと8頭身が乗っているのに気づき怒り出す場面だ。
この前の場面で、なつみは船から飛び降りるのだが、この行為がタブーな行為、無断降車だったことを伝えるシーン。
なのに、ちょっとわかりにくい。
それはなつみの代わりに八頭身が船に乗り込む場面が書かれていない省略だったり、だから生まれる唐突感だったりする。
視点について先に触れたが、この「なつみSTEP」も基本的に一人称視点、なつみ視点で進む。
そして八頭身が乗り込んでいてモナー車掌が慌てる場面は、ここだけなつみがいない、つまり視点が変わっている。
これは天国でのほのぼのから、地獄の寂しさを繋ぐ転換シーンを際立たせる演出ともとれるが、視点の移動による若干の混乱に、何故か八頭身が乗っている飛躍が加わって、ストーリーの把握をやや難儀なものにする。
そもそもさり気ない描写そのものに意味を持たせる密度の濃い映像が特徴の本作で、八頭身と一さんは異質な存在だ。
これによって解釈が広がるわけではないし、モナー車掌が誰も乗っていないのに気付く、なつみがいなくなったので空車だった、の方が理解するためのストーリーとしては効果的な気がする。
はっきりと言ってしまえば、八頭身と一さんは余計な要素、作品の不純物になりかねない。
本当に細かいところだが、指摘させてもらった。 2絵、アニメ
デザインでの世界観、キャラクタの表情
デザインの可愛らしさ。それは主人公以外にも、乗っている船、看板などの小道具にまで及ぶ。
特に出色なのが、モナーなどのアスキーアートキャラクタをとても愛らしく描いている場面。
天国の住民が、天使だったり選ばれた民だったりという神々しい、高みな視線を排除する。
AAのアングラ的な要素が程よいスパイスになっているし、先の解説では猫のマスコットと解説されていて、ある意味での一般化も上手くいっているようだ。
死後の世界をAAで、というアイディアのユニークさ、それを共感可能にする可愛らしい絵。
発想と技術が結実している。
また、なつみの表情がコロコロ変わるのが好きだ。
天国についたときに、笑顔になる。それが溢れるように身体で、跳び上がることで喜びを表現する。
ぎこしぃカップルを見て、羨ましそうな眼をする。
これらは映像に華を添えると同時に、サイレントなストーリーに厚みを持たせる意味づけなっている。 3文章
謎解きの手がかり ややアングローバル
文章は抽象的なフレーズが数か所、挟まれる。
数を絞り、要所に絞っているため、必然的に謎解きへと関心が動き、作品解釈を進めるのに動機面でも貢献している。
のだが、本作は海外でもある程度普及している人気作だ。
1059→てんごく→天国などの日本語は、一体どう受け止められてされているのか。
https://www.bilibili.com/video/av499384/?from=search&seid=14167174286916335440#page=1
と思ったら、日本語の部分も翻訳されている。
それもほんわかストーリーとして受け止められているのではなく、解釈は踏み込まれている。
あらかじめ海外をも展望した作品ではないと思うが、国を問わずに滾る動画閲覧者の情熱には感服。 4音
印象をPOPアレンジ
「線路は続くよ」のアレンジ。
POPで可愛らしいという印象は、楽曲によるところが大きい。
また起伏の激しいストーリー構成にも拘わらずほのぼの〜を初見で受け止めるのは、これによるものだ。
誰もが耳にしたことのあるお馴染みの曲調による安心感は、物語を平板な「またーり系」に寄せている。
この楽曲による印象は、作中でのブラックな部分の、暗い後味、死の重さを、拭い去っていて、作品全体をライトで軽いものにしている。
ブラックなのに不快感は少ない、不思議な感覚。
また曲を聴いてまず思い浮かべるのは「線路は続くよ」の歌詞。
これもストーリー解釈を肯定的に感じさせる隠し味になっている。
死によって物語は失われるわけではない、地獄に向かって再起を誓う、死して尚、なつみの人生は、線路は続くのだ。 5インタラクティブ
ここはかなり肝になる。
ストーリー解説で、作品を十分に味わうには複数回観る必要がある、と述べたが、これはwebでの映像ならではの利点だ。
一度きりのテレビアニメや映画では、不可能な、リプレイ性。
また解釈が重要なファクターなだけに、インターネットの口コミは本作に多大な影響を与えた。
他にこの作品、発表当時、イマジナリーライン(何だそりゃ、八頭身達の進む方向が自然に沿った方向じゃないと感じていたらしい)。という問題の指摘を受けて、作者はその日のうちに作品の問題点を修正している。
この相互性、発表してそれで完結するわけではない柔軟性、そのスピードもまたwebならではだ。
つまり作品を発表するのも受け取るのも一回こっきり、という作品の一回性のくびきから脱した故の普及だった。
のみならず、この作品はflash上映会「flash☆bomb」で初披露された作品でもある。
複数回観ることで味の出る本作だが。それを大画面で一度きり、みんな初見で、百人規模の観客と一緒に、という体験は、なるほどプレミア感と一回性がある。
おまけの要素も外せない。
一見泣き顔だが、画面をいじってみると。これはFlashならではの仕掛けだ。
http://koshiandoh.com/flash-gallery01/natsumi-step/naki.htm 6歴史
大人気作なだけに、影響は凄いですよね。
語り切れない。
ここではアスキーアートものということでAAに絞る。
可愛らしいAAを、出身地のAA系板とは離れたFla板形式でという方向を決定づけた作に思う。
と同時に本作者はこれが2chモノ、AAモノの卒業制作だったかのように、オリジナルへと軸足を移していく。
作者本人もFla板内で人気作家だっただけに、脱AA路線はFlash板の有名職人や中堅職人に影響を与えた。
AA路線とオリジナル路線、二つが共に発展し分離していく転換点になったように思う。 7文化、社会
死後の世界の描写のユーモアさ
天国と地獄の描写は西洋的だけど、AAを使い、青空に浮かぶ月や星や地球を、背景に鮮やかな草原を置く。
死んでどこに行く? 雲海の上へ! 的なお決まり感とは一風変わった作品描写。
またここの独自性は、初見で天国に行ったと思わせない、異世界旅行モノとして受け止めるという、解釈の幅になっている。
死の軽さも特徴的。
人身事故、地獄という暗いストーリーを、とても軽いものとして受け止めてしまう。
というのは良さでもあるけど、痛みを伴わないプラスチックっぽさはある。
ディズニーっぽい生々しいものを排除したファンタジーっぽさ。
本作のみなら全く問題はないが、多くのフォロワー作品も作者本人も、この傾向に陥っているような。
Flash板文化への影響は大きい。 1ギャップ(落差)がある
強く意識されている。
暗いストーリーと陽気な音楽のアンバランスさ。
初見と複数回視聴後の印象のギャップ。
可愛らしく明るい表情のなつみと自殺な過去とのギャップ。
などなど。
2反権威的、背徳感がある
AA、人身事故、アングラですよね。でも見た目というかパッケージの点で、そういう負の要素、暗い要素を中和している。背徳感のある内容を、脱臭してファンタジーとして見せる。そこに特徴がある。
権威的な側面もあるよね。Flash板の代表作、誰もがおののく有名作というレッテルは、本作に威光を与えている。それは作品そのものが悪いんじゃなくて、周りが担いだ感じ。こうしたレビューの影響も微妙ながらあるのか。
3ストーリーに予想を上回る飛躍がある。
ある。詳しくはストーリーで述べたので省略。
4それでも努力している。
作者本人も努力しているが、その遊び場を舞台に能動的に楽しんだ観客も努力していた。みんなが自主的に努力。楽しき口コミ社会。 作品を見る時間よりも文章を読む時間のほうがかかる罠。 (_´Д`)ノ~~オツカレー
ながいよね。
すべてにおいてはいくおりてぃではいれべる。いろんなところにえいきょうをあたえた。なんかいもみるとおもしろい。
要約するとこれだけという。何かもうね。趣味まっしぐらって感じ。 更に長くなるとゆー。
改定
1−2 ストーリー
流れがややスムーズに感じない箇所
ここで八頭身と1さんが意味のない要素。
とあるが、深読みはできる。
妙に八頭身と1さんが仲が良い。
普段は必要以上に不仲な二人なのに。
これはミスではなく、敢えてそうしたのだろう。
お馴染みの定式から外すことによって生まれる違和感、これは普通のAAものではないとAA好きにも思わせる。
謎かけになってるんすね。
これは発表当時、十数年前は「八頭身がキモイ」スレが有名で、八頭身から逃げる1さんという図はAAや2chFlashのたしなみとして有名だった。
それを逆手に取った工夫ある伏線。
ただ他の伏線要素が年月によって洗われることなく鮮度を保った普遍的なものだったのに対し、この部分はちょっとマニアックだったです。言い訳。 夏宵
http://www.w-room.net/flash/flash/natuyoi/natuyoi.htm
1ストーリー 3文章
大きく分けてこの三パートに分かれる。
A思い出(詩的映像)
B手紙(テキスト)
C手紙(文章的映像)
ここで文章表現の、映像とテキストの違いによる、印象の効果についてふれたい。
映像
・文章は時間軸で流れ、浮かんでは消えていく。
刹那的、人の心の中のようにあやふや、過ぎ去っていく、記憶、再生されるもの、現在的。
テキスト
・文章は空間に固定され、そこに頑なに存在し続ける。
持続的、紙と文字によって固定されている、記録、既に書かれたもの、過去的。
効果としては、映像が自分の感覚に直接働きかける、距離的に近い。
に対して、テキストは自分の知性に働きかける、距離的に遠い。
つまり本作の表現構成は、
映像で思い出に親しみを持たせ、次いで手紙でそこに距離を置き、最後に二つのハイブリッドである手紙の映像化で、その近さと遠さの橋渡しをしようとする。
これは本作のストーリーと符合していて、成る程、長文を視覚的に飽きさせまいという見た目の工夫を超えて、表現形式をストーリーに当てはめようとの工夫が伺える。 Aパート
少年時代の思い出。淡く美しい。
おいてきた昨日の 残り香をたより、 夏宵を越えて、 さめない、明日を願う。
で、思い出は閉じられる。そして場面転換、視点の変換。
ここで予想されるのは、「明日」へと場面が飛んだな。的なもの。
しかし、どうも様子がおかしい。
「橋立のお父さんから頂いたおそうめんをゆがいたの」
継がれる言葉は、幻想的な思い出とは反し、とても現実的、所帯的なものだ。
おじさんになった、「あなた」の呼び名から夫婦だとわかる男の愛の告白は、美しいというよりも何か突飛で、ちょっと場違いというか、青春を語るおっさん的なものもある。
つまりAパート単体で見ると、読後感がすっきりせずに、印象も定まらない。
それはBパートへの伏線として配置されただろう違和感なのだが、
クリック→拡大→スクロールの手間がいるBパートを見つけるのはやや不親切で、ここで本Flashを読み終えると不満足なものになる。
Bパート
手紙部分。丁寧に綴られる分、二人の距離感が。
テキスト部分ということで、これも映像の一部なのだが、画面をスクロールしながら追うことで、手紙の個体性、紙的な部分が強調される。
距離感の拡大、それは親し気な語りの思い出から夫婦場面へのAパートから続くのだが、それは手紙の第三者性と、体言止めの多用の詩に対して「です」「ます」の丁寧語によって加速される。
手紙中の隠しリンク、「最初で最後の恋文」をクリックすると、Cパートに続く。 Cパート
その距離感を繋ぐ場面。
「です」「ます」で相変わらず遠いのだが、映像に、時間軸に乗せることでよりAパートに近い、距離感の近さを実現している。
また絵を写さない、ということは画面上に登場人物の男と女を写さない、ことで読者との距離はより近くなる。
つまり二人の容姿を客観的に観察するAパートに比べて、このCパートでは文章は話者である女性の視点として受け止めることになり、一方で受け手である男性の視点として受け止めることにある。
文中で「あなただけがわたし」とあるように。
読み手の視点も、女性と男性の登場人物と一体化するように、「読者=登場人物」として立ち現れていく。
この距離感は「好きです」で最接近し、それでも尚「さようなら」で一気に突き放されなければならない。その距離感の醍醐味。
最後だが、この手紙を受けて男性はどう反応したか。
というのを、男は手紙に涙し、そして恋文を書きながらも別れを告げた女性に対し、何もできなかった。返事は書けないし、また会うことも出来なかった。
というのをAパートで予告している。
つまり唐突だったAパートの最後の違和感も、オチによって回収される。
本作は思い出の、淡さ、それが失われていく時の無常さ、その輝きにとらわれ続ける人の弱さとそこへの離別の決断のドラマティックさを語る。
が、それと同時に思い出で語られる将来への淡い展望、無条件に信じていた明日が、それ以上先の未来によって望まない方向に塗りつぶされてしまった儚さも、ストーリーに切なさを加えている。 2絵、アニメ
絵と写真は主にAパートに使われる。
後半に絵を使わないのは、演出としては正しいのだが、視覚的情報の密度が落ちていくという点でやや失速する印象がある。
写真は田舎の情景を写す。
絵は文では語られない二人の容姿を映す。
ただ、絵はちょっとこなれていない。蛍の表現も難あり。容姿から伺える二人の年齢は、小学生程度と文に比してかなり幼い。
4音
冒頭のピアノ曲が幻想的な雰囲気を作っている。
また文章との関連付けの工夫もある。
ピアノ音と文章の分離 → ピアノ音と文章をシンクロ(安心感、一体感を与える)→ ピアノ音だけを響かせる(自然と文章の隙間を連想させる)
また、そこからの蝉の音の日常感が、現実への場面転換を強調している。
Cパートの音の切り方はやや不親切で、余韻的にもう少し音を流しても。
5インタラクティブ
各パートの繋ぎ方は、マウスクリックが必要で、Flashの特性を生かしたインタラクティブ性がある。
が、それらの誘導はやや不親切で、最悪の場合Aパートを見ただけで物語が閉じられる可能性が高い。
表現として必然の形式だと思うが、そのチャレンジがこなれていないか。
ただし、本作が発表されたのは「Flash文芸祭」という製作者、観覧者が一挙に集い語らう場だったことを忘れてはならない。
つまりこの不親切さは、読者がそれを発見し、それを報告し、伝播しあう。というのを前提にしているようにも思う。
しかし、今になって作品単体として観ると、イベントによりかかりすぎているようにも見えてしまう。 6歴史
文章系Flashでは金字塔的。
が同時に、A、B、Cパートに分けるというFlashならではの表現形式は、他にはない異質性を持つ。
本作の弱点だった絵の不器用さとパート間の連結の不親切さは、後継作「はじまりの人へ」で一定の改善をみる。
7文化、社会
幼い時から持つ純情、文章から伺える知性、輝くところだけを見せる構成。
本作から照らし出される女性は、大和なでしこで凛として美しい。美しすぎるほどに。
現実にはあり得なくね、な高みというか。とても立体的な作風なのに、何処となく漂うファンタジー感。
ただ、現実社会にはない、イデア的なもの、男性の理想とする女性のようなもの、を高い純度で抽出するのも、創作物の醍醐味だろう。
とも思える。 1ギャップ(落差)がある
思い出と現在、子供と大人のギャップ。
ギャップがありつつ、それを埋めようとしつつ、屈する。
2反権威的、背徳感がある
手紙に「大人」という単語が使われるように大人社会へと順応しようとする女性。
が、その心には子供の純な恋心が依然として残っている。そもそも所帯者に恋文を渡す自体、反社会的な行為。
この矛盾したせめぎあいが、滑らかな筆致に緊張感を呼んでいる。
3ストーリーに予想を上回る飛躍がある。
飛躍する。その飛躍を埋めようとする健気な心と、それが叶わぬ儚さ。
4それでも努力している。
文章面は練られている。
そこに留まらずFlashとして何ができるか、までチャレンジは及ぶ。が、その一般化が足らず不親切な部分にもなっている。 長いくせに、わかりにくい。
人はそれを悪文と呼ぶ。呼ぶのだ! 黄色い桜を探して
http://infinity.s101.xrea.com/flash/2004RW/yellowcherry.html
>>45
>>154 >>155
1ストーリー
老人が来ないという転部が鮮やかだ。
伏線もなく一方的に物語が動き、主人公とともにショックを受ける。
>「貴女が突然来れなくなっても構わないんです」
>連絡先はおろか、互いに名前すら知らない。
>束縛は無し、それでいいじゃないですか」
老人からこう言われたら、彼から待ち合わせを放棄する、という予想は立たないじゃないか。
これからも続くだろう当たり前が断絶する、その喪失とだからこそ浮かび上がる大切さは、尊い。
ただ、それを効果的にするためとはいえ、前半部分、取り留めのない日常がゆっくりと進行するので、キャッチーではない。
個人的には好きだが、長尺なのもあって、絵や写真の地味さもあって、ここで閉じてしまうだろうとも思われ、コアなゆるりさ、冗長さとなっている。
>「新宿御苑に黄色い桜、あるんだ……」
の一言に心が弾むのは、
懐かしいフレーズなのと同時に、老人から提案した待ち合わせ場所、しかし都合で行けなくなった場所という、そのもしも行っていたらのIFの連想や、
老人は知っていたのかなどの解釈の広がりが、前の
>あの時の事は夢と同義に成りつつある。
の傷心から閉じられていく弱さから転調して、開けた希望を与えるからだろう。
派手さはない、どちらかと言うと地味な内容だが、それでも驚きと余韻を持ったストーリーになっている。 2絵、アニメ
絵は一部丸みに欠け、角ばっている。ピンクの色がやや垢ぬけない。
アニメは余り動かない。
写真で止まった的な印象を受けるが、全体的に静的で落ち着いている。
AAである必要は余り感じない。
表情が制限されるし、現実的な舞台にはファンタジーなAAは余り馴染まない。
写真も桜が美しい、とは余り思えず、背景となっている。縦線などの演出もノイズのような、ある種汚い印象を感じてしまう。
スタッフロールを観るに、「初代モナー」という渋いチョイス、写真は自分でも撮ったという手の凝りよう。
つまりコダワリを持ってFlashとなった的な、動機的な部分とだから与えられるハンドメイドの暖かさはあるにはあるが。
作者の経験不足が出た、的な拙さは残る。
一人食べるハヤシライスで。泣いた。涙した。的な文章を使わずに、絵で涙を見せて自然と伝える。
腕時計という単語が後に出てくるが、老人との出会い場面にさり気なく絵として描写する。
などの絵の細かい工夫は好きだ。
が、肝心かなめの、黄色い桜の写真に、それ程のインパクトを受けない、不思議で奇麗とは思えない。
ぶっちゃけ、地味。
なのは写真のチョイスや、サイズなどもあるだろうが、もったいない。 3文章
文章がメインとなる。
十分弱の長尺と文章系Flashの中でも密度の高い文章量はボリューミー。
細かな描写に心情が映える。
>和風ファミリーレストランに入った。
>「何でも注文して良いですよ」
>じゃあざる豆腐追加して良いですか?」
>注文にちょっと手間取ったけれど
>私達の前にチーズケーキと紅茶が並んだ。
ケーキ屋の注文に慣れていない。女の子した趣味やデートなどとは、離れている。
むしろ気軽に自然にふるまえるのは、和風ファミリーレストラン。
それでもケーキ屋を選んだところに、うきうきっぷりというか精いっぱいの背伸びを感じて、微笑ましい。
>店を出た後、私達は遠回りして バス停まで向かった。
何故、遠回りしたのか、少しでも老人と長く一緒にいたいから、二人の時間が貴重なものに変わっている。というのを匂わせる描写が素敵。
そうした文章の隙間から感じるヒロインの老人との時間が大切なものになっていく過程と、ヒロイン自身が捉える毎日からの逃避などといったマイナス思考とのギャップ。
冷静になろうとする語り口から覗く、感情と思考のラグに、読者はもどかしく思い。
それが最後の桜が連れた心変わりで、かすかに触れ合うのに、春の温かさを覚える。 4音
一人で考え事をしているシーンでメルヘンな音楽を使う。
>なんか次の約束しちゃったよ
>どうしよう……
と困らせながらも、それが楽しい悩み事であることを伝える。
反対に転部の二番目のデート場面。切ない曲を使う。
普通にデート場面へと続くと思うだけに、何気ない文章の連続なのに、どきどきとするし。
>(……十五分まで、まだ、ある)
の希望的な観測が、裏切られるのが、切なく感じる。
音はさり気なくも効果的にストーリーを補強している。
5インタラクティブ
拘束時間が長いようには思う。
Flashなので一気見せねばならず、クリック後10分近く画面を見つめ続ける。
うーん。
受ける層は限られるけれど、言ってみれば、他には滅多にない醍醐味にもなってはいる。 6歴史
第三回Flash紅白で発表された。
が、作者は大作をこれ以外には出さないこともあって、余り話題になることはなく立ち消える。
いい作品だと思うんだけどなー。
新宿御苑で年の離れた男女の密会。
と言うと映画「言の葉の庭」が連想されるが。
本作はなんとその8年以上も前。
7文化、社会
現実世界を舞台にし、その登場人物も現実的にリアルに描いている。
例えば、女性の口調は必要以上に女っぽくしないし、老人のセリフも誇張されていない。「じゃよ」とか「ほっほっほ」とかそういう記号っぽさ。
だけに、現実へと帰ってくる余韻のふくらみも大きい。
今年は新宿御苑に行こうとか、花見にいこうとか、春が待ち遠しくなったとか。
そういうweb上の創作物が、現実社会への行動動機になる。というのも、なかなかに在りかと。
アイテム的にも微妙な当時性がある。ネットサーフィンはする、だけど歩きスマホで黄色い桜をリアルタイム検索は時代的に不可能。とか。 1ギャップ(落差)がある
老人と社会歴の浅い女性とのギャップ。
老人の年齢を若くすれば、月9的なラブロマンスにはなりそうだが、この年齢差と距離があるから出る味が好きだ。
2反権威的、背徳感がある
毎日へのささやかな反乱。
逢引きには満たない密会の、微妙な振幅よ。
3ストーリーに予想を上回る飛躍がある。
転部には驚いた。
伏線おきーの、整合性計算シーのの、そういうのに慣れすぎちゃいかんっすよね。
4それでも努力している
その転部を不快なものにしないのは、それまで丁寧にストーリーを運んでいるのがわかるから。
この分量で誤字脱字がない。むしろ書き映した自分のテキストには、いぱーい。のは長いスパンで推敲を繰りかえしているから。 ☆【PSP】FFT獅子戦争 ムービー
https://www.youtube.com/watch?v=sctVIyOx6Vo
鮮やかなライティングと水彩画のような塗りがマッチ。
ただ、ゲーム本編だと、チョコボ騎乗兵って使わないんだよなー。 ☆[JSRF]Funky Dealer[KineticTypography]
https://www.youtube.com/watch?v=NPwou2geTbw
映像で緩急をつけて、最後まで疾走した。 わかった。
俺も俺の中のマイトLーヤを探しに、旅を続けるよ☆!
はじめよーか、変態観測、二分後にきみが 映画クレヨンしんちゃん バカうまっ! B級グルメサバイバル ソング
https://www.youtube.com/watch?v=uP8miFZGQoA
楽しく作って、楽しく食べて。美味しさが匂ってくる。 ☆Japan beijing olympics art amazing
https://www.youtube.com/watch?v=fx9B80GxdAo
各シーンの繋ぎに、唸るものがある。 ☆【巡音ルカ】ダブルラリアットに合わせてチャーハンつくるよ!【炒飯】
https://www.youtube.com/watch?v=4ZO3G255V-U
∧,,∧
(;`・ω・) 。・゚・⌒) チャーハン作るよ!!
/ o━ヽニニフ))
しー-J >>235
の逢魔ヶパレヱドが中々に忘れがたい。
実際に夢にまで出てきた。
見返してみて、広がりを感じたのはここ。
視点を女の子に絞って、女の子にも怪物に対してアニメらしいリアクションをさせず、パレードに介入することもなく、無言でこれによってどのような影響を受けたのかもわからずじまい。
これでドラクエの主人公みたいに、キャラに読者自身の視点を投射させている。
語りも母からの「ほら、帰るよ」以外なく、抑えられている。
自己主張が少なく、読者のイメージに任せていて、それが決して薄味にならないのは、個性的な妖怪と街の情景にパワーがあるから。
世界観にトリップする、というのはこういうことか。
妖怪は確かにモダンすぎて、赤ちょうちんの居酒屋とは余りマッチしないのだけど、風景は時折、都会的なものを感じさせてハイカラモダンを狙っていそう。
逆に見たくなったのが、殆ど近現代のビルディングだったら、今を舞台にこの背景技術でどのような絵を描くのか。とか。
そう思えるのも、作品が押し付けず、イメージだけポンとおいて、解釈を読者にゆだねている広がりがあるから。自己厨解釈のレビューなのは、作品の力だと思ってくれ。 ☆aiko-『三国駅』music video short version
https://www.youtube.com/watch?v=fdP9DqRT9i8
引っ張って引っ張って……
はよ歌わんかい! ☆Coldplay - Yellow Flash
https://www.youtube.com/watch?v=OpAmQegLxAg
二人は熟すことなく甘くなることなく、関係を終える。
それが何ともフレッシュな余韻を与える。 3℃グリル。音の響きだけの強引な空耳がいいなー。昔は風刺もあっけらかんだよね。
北朝鮮。近くて遠い国。国民が見えてこないっつーか、一般の人の声や姿がここまで映らないってのもなんだかな。 Nintendo Labo 紹介映像
https://www.youtube.com/watch?v=GAhjrhJx9IU
コントローラを工作で作るというアナログな入口から、トイコンガレージみたいなプログラミング(こうした専門用語を使わないで、親しみやすさを前面に出している)的な応用まで出来て、意外と奥行きがありそう?
子供を主体に映像を出してきたけど、こういうのは夏休みの自由工作的な、親も一緒になって作って、みたいな場面も浮かぶ。ツールの選別からして、釣りにバイクに大人向け、親父向けなチョイスだし。
親子での参加に限定した今週末の体験会で、よりはっきりとその遊び方が明らかになる?
一定の存在感を出せるか、技術デモ的なロンチタイトルでゼルダに話題を譲ったワンツーswitchみたいになるか。(同時期にカービィ本編が出るし)
予想が立たず、興味あり。
段ボールだから壊れやすい。的な意見が多いようだけど、
肝心の電子機器な筈のゲーム機本体が壊れるという危惧は聞かれない。
ゲームボーイからの丈夫神話と、トイ(おもちゃ)コンというネーミングの妙、それにCDからカートリッジへの転換など、ハードの強みがここにも出ている。 ホラーFlashについて。
時事ネタの多くにも当てはまるのだが、旬が過ぎた流行ネタって資料的価値はあるけれど、怖さは大きく目減りする。
何でかと考えてみたけど、「驚き→恐怖」「現実との親和性→見ているこちらにまで降りかかるのではないかという恐れ」みたいなのがあって。
つまり殺人とか幽霊とか非現実のものを怖がるのだけど、怖がる媒体としての日常、現実がしっかり土台にあるのが前提となっている。
>>109
の赤い部屋。
当時は氾濫していたポップアップ広告。ネットで見るたびにウザいと思っていたそれを、閲覧後に出くわしたときにすっと寒い予感がよぎった。
海賊版では実際に「赤い部屋」のポップアップ広告を出す、的なメタな演出を取り入れていた。
けど、今だと、あ、一昔前にあったなこういうこと、って他人事になってしまい、恐怖感は薄い。
映画「リング」が爆発的に流行ったのも、呪いのビデオというアイテムがあって、その映画を実際にビデオで見るからこそメタ的な恐怖を身近に起こし……
今じゃあ、DVD、ネット動画、そういう魔力は薄れた。
じゃあ、そういうノスタルジーと恐怖は、相いれない水と油なのかと言うと、トラウマという言葉もあるように一概には言えない。
廃校になった校舎が、魔力を待つように。
かごめかごめの歌が、怪しく響くように。(人面犬はギャグになっちゃったすね)
スティーブン・キングの小説「IT」が大人から振り返った少年時代の記憶に、生々しい引力があるように。
時代によって古びていくもの、普遍性を持っていくもの、その境界線はわからない。
何なんだろう。
今の恐怖物語の最先端はVR? スマホで取れたり、インスタやtwitterなどから、心霊写真や心霊ビデオが流行るんじゃないかと予想。 ありがと。
何だかわかりにくレビューばっかで、ごめんよん。 チ・チ・チャット
https://www.youtube.com/watch?v=q8HrwpMDLMI
料理の作り方とか書いちゃう、雑談な軽さが、転部を印象深くしている。
ネットの軽さ、匿名性、インターネットで世界に配信しつつ隣近所さえも知らない社会のアンバランスさ。
びっくり恐怖系でありつつ、軽い語り口でありつつ、社会派。
音楽の使い方は効果的。
しかしチャットってマストアイテムになると思ってたのに、うーん、時代の変遷を感じる。 ☆ここはどーこの箱庭じゃ?
http://www.geocities.jp/usyhr00/hakoniwa/
インタラクティブ。
最初の敷居はどうしても高くなるが、それ故にはまった時の没入感は凄い。
ネット初心者っぽい感じは出ているし、最初はまなみは脇役でJUNとのトラブルで話が進むと見せかける構成も良。
自由に介在できる、それが一つ余裕になって、好奇心をそそるが、最後の最後、マウスが動かなくなって、強制的に襲ってくる臨場感。
自由だったゆえに、不自由が故の恐怖感に捕らわれる。 ☆Another YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=eXHDTjqA0nM
最初に気軽に戻れるように思わせておいて。
徐々に浸食されていき、引き返せないとこまでに至る。
びっくり映像的だけど、youtubeに求める暇潰し探求って、こんな感じなのかもしれない。
恐れつつも、入ってしまいそうな。 うん。
安心感、大事だよね。
型を綺麗に決めつつ、どう崩すのか、みたいな。 人は自由を求めるが、自由すぎると不安に陥る。なぜならば、自分にとって他人は、自由になるための障害物であると同時に、他人がいないと寂しくなるから。 恐怖のライブ配信
https://www.youtube.com/watch?v=yXERPLLwVjA
これにはびっくりしたなー。
コメントが、凄くあるあるで。
一度見終わってしまえば、あははーなんだけどね。 時には手をつなぎ、時にはその手を離し、束縛されることもあれば、繋ぎとめようと必死にもなり、そうして望む自己と環境を形作っていく。
それがフリーダムなのさ! ポイズン。 くわがたツマミOP
https://www.youtube.com/watch?v=DIfXtgk5zCk
ツマミにツマメヌものはなーい!
っていうフレーズがキャッチ―で、今でも覚えてた。 リトルロケットマンがこのスレに興味を持ちました
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ヽ.X、- 、 ,ノi ハ
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入 ´// ノ } ,..,.._',.-ァ
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∨ ヽ _,,..-'" `ヽ
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ヽ リ /′ ノ
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{ ! ,ノ ,/′
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! ,/ ゙ー''' ー---'
', /
{ }
゙Y `ヽ、
゙ー--‐' ☆「片道切符の夢」
https://www.youtube.com/watch?v=TezgxQ1p5wg
この映像作品を
>>46
の朱の路を比較してみようという。
チキンラーメンと北京ダックを食べ比べて、チキチキバンバンを歌うくらいに、意味不明な試みです。 「片道切符の夢」のストーリー
演出先行気味の物語。
自転車で通るのをミラー越しに映す。(見た目が鮮やか以外に特に意味はない演出、いやアニメにおいてその見た目こそが最重要なのだ?)
異世界の荒廃したブランコ(無理やりこじつければ、幼児への退行が出来ないことを象徴?)、謎の外敵っぽい生き物(敵として立ちはだかるわけでも、怖いわけでもない、謎っぽい異世界感を演出?)
現実世界に向かう際に見られるスカートはらはら(太ももフェチを満足させる趣向?)
どれも見栄えはするが、意味なしの物が多い。(のは自分がパッケージを余り重視しない為じゃないか?)
ドラマの無い展開。
異世界からの脱出、過去ではなく未来を選択する場面のようだが。
ここに至るまでに、
何故か異世界に→逃げよう→逃げたらそのまま分岐点に→決断しよう
なんて、登場人物が凄く受動的で、未来を切り開く意思を感じない。説明不足もあって、ジェットコースター的な展開。平たく言えばご都合主義と紙一重?
じゃあ、何でストーリーがわかるの?
余りにも、説明的な、言いたいことやテーマを直接的に代弁するような台詞があるから。
「この世には大人の世界、子供の世界がある。
しかしながらその間には明確な線引きはなく……
なあ過去か未来、行けるならどっち行きたい?」
「え?わかんない。未来はちょっと怖いかも」
もうダイレクト。しかも超視野が狭く電波がかっている。こう言うのはむず痒くなるが、声優の名演技で、すっと流れていく。が。こんなテキストでいいのか?
説明不足で無駄の多いアニメ面の描写に、言いたいことダイレクトな台詞回しを掛け合わせて、ストーリーが成立しているように思わせている。なんて稚拙!
と言うのはジョークで、
行間のある余裕と遊び心のあるアニメ描写に、ストレートで青春な若者らしい台詞を組み合わせている、見事な配合なのである。あるのである。 >>46 の朱の路のストーリー
冒頭。陰鬱に車窓を眺める男。
ここでストレスを感じるのだが、ここは終盤で浄化作用を産むために用意された負荷。ここの暗さがあるから朱の光が際立つ。
また、他の乗客を映したり、網棚の上に荷物を置いたり、空間を演出しようとする配慮がある。(片道切符では何かメカメカしい蒸気機関を演出したが、空間はおざなり)
異世界、閉鎖空間から突然光あふれる空間へ。しかし降り続ける雨と雨音。空中を泳ぐ魚。水牛。これだけで異世界感は出てくる。
(取り立てて変わり種で演出しなくてもね。雨は心の雨ともとれるし、牛のゆったりした歩みはそのまま。と比喩的なイメージの膨らみも自然と導かれていく)
ここからのストーリーラインが丁寧。
ピアノを閉じる。幼子が弾く。手がうずうずする。回想。時間を置く。ここでピアノを弾く決心をする。幼子が何かつぶやく。ピアノを弾くという山場。
とドラマが展開されていく。
特に幼子が指でぽつぽつとピアノを鳴らすのは、音とともに印象に残るとともにフレッシュで、却ってその初々しさがゆえにピアノ弾きの心に響いたようにも思える。
自分の娘の死の際の、悲しげな表情。しかし決して涙を見せない、その健気さ。粋さ。(片道切符はあっさり泣いとったよ)
何で男がピアノをまた弾きたくなったのか、その決意の過程は語らない。映像の文脈、細かな表情の移り変わり、ピアノを愛おしそうに眺めるそのカメラワークなどから、察してくださいの、奥ゆかしさ。
わかる、直接的にテーマを語られると、作品世界から「伝わる」の間には何か微妙で、決定的な壁があるように思うのだ。 つづき
物語の構造は、「片道切符の夢」でいう過去への拘泥から未来を選択する、と似たようなものかもしれない。
けれど、そこに至る心の動き、愛娘を失う深い悲しみ、そこからの停滞、そして焦点の当てられるそこからの再生。
つまり心の動きを、丁寧に丁寧に、映像からも音からも、ストーリーからも、こちら側に伝えてくる。
心なんですよね。結局は。ストーリーを説得されると言う、より、人物の心に寄り添う、という体験の方が、観ているこちらの心にも動くものがある。とか、いう個人的好み。
最後もイメージが続いていくよね。
片道切符の夢が、自転車で駅まで行って電車に乗ってたってことは、結局は買えり切符を買って帰ってくんじゃん。
的なものに対し、こちらは本当に、片道でこのまま列車のように旅をしながらピアノ弾きは路を進んでいく。しかしピアノと共に誰かを喜ばせながら。
とか、使いっきりの男の子に対し、ベタだけどあの女の子は何処かに居るんじゃん的な足跡を残すのも、好きだし。
まー、好みですよね。ほんと自己弁護の多い比較論だ。
多分、「片道切符の夢」の方がネットでの影響は大きいと思うけど。それでも自分にとっての本作の影響で最も大きかったのは、これを通して、「朱の路」の魅力を再発見したことだったりするんだ。 夏と冬のオリオン
https://ncode.syosetu.com/n4030cb/
短編小説。
痛く、温かく、優しい。
アイデアも個性的で、エピソードにもリアリティと説得力が備わっていて、文章も流れるように波を立て、品がある。
こーゆーのが、私的な涙腺を誘う。 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be20a4887bc3d3353f527d3636c44e3) ☆ぼくのポピー
https://www.youtube.com/watch?v=b3DxW_i6uOI
驚きがあって、曲調と展開が同期し、丁寧に纏まっている。
なんとなく、表面をなぞって通り過ぎていく感。
その軽さも持ち味か。 ☆ニュースステーションOP(春夏秋冬)
https://www.youtube.com/watch?v=M3l3L0y8Q-w
緑あるビル群、都会の澄んだ川、映像が動くジグゾーパズル。
どれもが未来的で、そして、こうなって欲しいと願ってしまうような未来。
だからこそ叶わない甘い夢物語になるのだけど、世知辛いニュース番組の助走として清涼。 ☆【ルパン三世】カッコイイの概念を擬人化してると言っていいだろう!!!
https://www.youtube.com/watch?v=t2fosuxkm1M
海と空の青に、赤が生々しく映える。
ダンディ。 American Ninja Warrior - It's Never Too Late to Be a Ninja
https://www.youtube.com/watch?v=mLhtl-HZmWo
81歳、おじいちゃんのニンジャウォリア(アメリカ版sasuke)への挑戦。
エンタテイメントとスポーツが融合するsasukeの面白みが出ている。
競技者の裾野、賞金(日本は完全制覇100万円に対し、アメリカは100万ドル)、何よりも観客の熱気が、本家sasukeより、すんごい。
なんだろう。日本がベースだったけど、よほどアメリカの気質とあったのか、もはや米国の物と言った、ローカライズ。
日本では波は去った感のsasukeだけど、海外各国では、けっこー高視聴率を叩き出しているそうな。 ☆世界一の花火
https://www.youtube.com/watch?v=ALEZaLhrBBc
実直な文章と淡いイラストと音楽の妙。
ただ、写真加工だろう花火そのものの実在感、特に前半部での花火が、全体に漂わせようとする幻想っぽさを減らしている。
花火は、魅せるところを絞り、イラスト重視で表現していたら、かなり自分好みだったろうに。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん ☆The Human Sushi - Nigiri
https://www.youtube.com/watch?v=TCww8Z9pHfY
ノルウェー水産物審議会がサーモンのPRに作った。
アイディア自体は他のCM銀のさらでも使われているが、その本気さと固さが良。 ☆手まり寿司
https://www.youtube.com/watch?v=MIF4Imp92OM
寿司の美しさと美味しさを合わせるのには、こうしたアプローチも。
音の同期、カメラの構図、包丁さばきなど、料理解説には留まらないものを感じる。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん ハルモニア feat. Makoto
https://www.youtube.com/watch?v=a2Akf2vUjds
円のような曲線の動きが、滑らかに心地よく展開する。
抽象性の高いシンボルに、女性が瑞々しさと芯を提供する。が、後半はちょっと主張し過ぎに感じたかなー。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん ☆最終回のうた
https://www.youtube.com/watch?v=kcdiUx2QV8w&feature=youtu.be
いい感じに寂しさと希望が混じってんじゃないかな。 ☆スプラトゥーン2 ハイカライブ
https://www.youtube.com/watch?v=znmmejSNEYA
初音ミク系譜のライブ技術。
途中の緩は、けっこう心揺さぶる。
ゲーム音楽もここまで来たかー。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん ペルソナ5 オープニングアニメーション
https://www.youtube.com/watch?v=lswcZg7BH2M
心地よい滑っていく感触。
赤を多用しながら、決してけばけばしいわけではなく、シックな印象に纏めてきた。 SEKAI NO OWARI「プレゼント」
https://www.youtube.com/watch?v=q6Ylz-EhtDo
感動作と呼ばれるものににふれる時に、傷つくことがある。
作中に込められた作者の情熱、思慮の大きさや、そこに配される表現や演出の巧みさに、凄い。
一方どーでもいい自分はほんとくだんねーな、的に傷つくこともある。
或いは作中の登場人物の、苦難や辛い環境に、自分をある程度重ね合わせて、同時に鬱になったり傷ついたり。
作中に受ける傷は、しかし最終的に印象のスパイスや、最終的なカタルシスなどになって、かさぶたになって記憶に残り、思い出深いものになる。
そーゆーのを、感動作、と呼びたくなる。
>>7の「12月16日」、>>8の「夏宵」、>>20の「さよなら、青い鳥」がパッと傷つくタイプの感動作にあげられる。
例えば、兄弟のできた時の子供心の寂しさ、恋愛や人生で取り返せない過去など、作中に沈んでしまう部分がある。
それがあるから好きなんだけど。
だけど、他人が勧める感動作の中には、何故か無暗に傷ついて、その傷のつけ方が不快だったり、フォローの仕方に腹がたったりして、最終的に納得しないものもある。
自分の場合、>>134のチルリがそれに当たる。
主人公は辛い環境で、泣いてしまって、同じく悲しくなるんだけど、だからどーした。的な。
もちろん感動作をそう思う自分は少数派で、むしろ先に挙げた「さよなら青い鳥」に似非感動作的な不快感を持つ人の方が、多いような気もする。
だけど、それが自分の好みなのだから仕方がない。
つづく。 前置きが長くなりました。
この作品も感動作、と呼びたい。
けど、不思議と傷つかない作品だ。
歌詞は辛らつなことを言っているのだけど、セカイノオワリなんて厨なネーミングをつける的なバンドへの先行イメージと、終始優しく肯定的な歌い方があって。
アニメは丁寧に作っているのだけど、パラパラ漫画、お笑い芸人の鉄拳の作というのが、親しみやすい絵柄と相まって、「凄い」の圧倒を中和してくれる。
ストレスと言うか、驚くほどに傷がつかない。
そして終盤のメロディーが絵に飛び出すという仕掛けと、合唱と、主人公の号泣に、柔らかいカタストロフを受ける。
かんどーとなる。
この傷つかない。ある程度ゆるーく見れて、爽やかに感動。というのが良くできていて。
それは軽いのだけど。
底が浅いというのとはまた違う。
むしろ底が浅い、と思う自称感動作って、無駄にうじうじと重かったり、ずけずけと無遠慮にこちら側を傷つけたりするんだよなー。
なんだろう。
軽い、重い、という印象の差はあれど。
個人的には傷つくタイプの方が好みなのだけど。
傷つけないで、心を動かす。的な試みには、やはり拍手を送りたい。
そういう良くできたPVでした。まる。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん おお、この頻度で続いとる。
何というか、オートマタなのか、こういう趣味の方なんでしょか。
うー、見返りナッシングで申し訳ない。
とりあえず、フレーフレー。
↓いつもの あはははは。
なんか最近になって書き込んでると、その日のうちにおティンティンのコピペがはられるんすよ。
だから、コピペ来るかなーって。
しかし、まあ。
作者のためのFlashの批評はもう限界かもしれんね。
何かが音を立てて壊れていく感覚。
4月1日も近いし、もうそろそろ。
げんかい……か? ゲームレビュー今昔物語
テレビゲームって普及して、五十年も満たない。
だから時間は浅い。
その間、ゲームレビューは大きく変わったと思う。
素人の視点、amazonやゲームレビューサイト、メタスコアと言った口コミ系は増えたし。
ゲーム実況もゲームの側面もある。
それだけじゃなく、だけじゃなく。
力の入った、傑作を前にして語りたくて短文では留まらないレビュー。
みたいなものも、けっこう増えていて、専門化してきている。
観ていて楽しいレビューってのが出てきたと思うのは、ゼルダのブレスオブザワイルドから。
このゲームはゲームの転換点となるような作って評価だけど、一連のレビューを読むことで、
また思考的にそれを咀嚼する楽しさがある。
って実際に遊ぶのが一番の楽しみ方なんだろうけど。
遊ぶための導入になりそうなレビューもあれば、読み物として面白いものもある。
参考)
およそ二十年前の、これも歴史的名作ゼルダの伝説、時のオカリナ評。
>>59 の、風のように永田によるレビュー。
もひとつ海外からの。
http://gyanko.seesaa.net/article/121629554.html レビューとしての魅力を持つには、それが正確無比なものであったりすると言うよりも、レビュアー独自の視点の切り込み方や、その探求の深さに、感じ入った時。
これはレビューに限らずに、創作物全般に当てはめられそうだけど。
自分は量はこなせたけど、一つ一つへの熱量、独自性は足りないなって思う。
ネット動画は、これはテレビゲームよりももっと新しい現象で、したがってレビューもまだ成熟どころか確立していないけど。
どうなるんだろう?
一時期のFlashはFlash板のアンチスレや感想スレなどで、長文のレビューがあったけど。
今、他の個人サイトやblogなどでコーユーのやってる人、どれだけいるんだろ?
今はyoutubeやニコニコやtwitterなどで、口コミのようなレビューが集積しやすい。
とレビューの量が増えたように思うけど。
何だろう、文字数制限がネックっすよね。
独自の切り口にしても、文の長さが無いと出にくいし、熱量はそのまま書き込みの量に反映されていくだろうし。
長文レビューみたいなのが生まれにくいし、まだ求められていない?
ネット動画は明らかに量も熱も時間も凄い勢いで拡大しているのに、レビューは量が無尽蔵に増えつつ、読み応えのあるレビューに余り巡り合えないのが、
個人的に不満だと思う点です。
大抵は紹介文に留まっている。
ネット動画のレビューを投稿できるサイトとか、出来ないかなーって思ったり。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
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. | ./ l ”'、 .゙ゝ........ん コピペきたね
まあそれはそうと、このレビュー集楽しんでたんだけどね
やめてほしくはないかな ゲームレビューに触発されて、2ch系AA系Flashゲームのレビューをしてみるよ。
ゲームの鬼ってほど腕前が無いので、てきとーに見て遊んでやってみた感じ。
2ch系Flashゲームで最も成功したのは?
となると1ジャンルを築き、1000以上の派生作品を生み出し、今も大会が開かれている、これだろう。
>>394
☆dancing おにぎり
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/4358/do.html
こんなフレンドリーで、てきとーな元素材から、これ程までに極み方向にアレンジされ制作され、そしてそれを楽しむマニアが一定数いる。
https://www.youtube.com/watch?v=ruiMN9F1l58
音ゲーの深さですよね。
それがこのシンプルな画面構成、ゲームシステムに、映えている。
添加物の無さが、純粋な音に乗る楽しみを与えているのが、こちらにまでイメージされてきます。
つまり元のコナミの音ゲーの良さと、既存の市販や初音ミクの楽曲に応用できる懐の深さ、難易度や譜面を工夫することで楽しみ方まで変わる広がり。
が絶妙にミックスした、そーゆー奇跡的なセンスの賜物。
これは元ゲーのダンスダンスレボリューション系列の楽しみもあるのだろうけど、これを単純に海賊コピーとして捉える。
だけでは、足りない部分がある。
https://dic.pixiv.net/a/BEMANI
今年の夏まで期限のあるコナミの取った特許によって、他社は音ゲーでも、縦スクロール形式のゲームを出せなかった。
既にオチモノパズルゲーで一般ユーザーもなじんでいて、直感的に音を捉えれるシステムなのに、一社に独占されていた。
そこを著作権違反のおにぎりが、何の衒いもなく盗用していく、その楽しさ第一主義的な大胆さ、颯爽さ。
淀んでいた商業音ゲーへの強烈なアンチテーゼ。ネットの隙間産業。
そーゆー側面もあったんじゃないかしら。ららら。 ふふふふ。コピペ君はシャイなのか厚顔無恥なのか、自己主張が激しいのか陰湿なのか、よくわからんのう。
何も言ってこないということは、こちらは想像し放題。ここでは書けない素敵な妄想によってあんなこんなな人物像に仕立て上げとります。
ふふふ。
こちらは、4月のはじめにアクションをしようと思ってたり。
ふふ。
それにしても作者のために、スレッドのために、過疎と化した板の希望のために、メインストリームから外れていく5chの為に、曳いてはAA文化Flash文化、ネット文化発展の礎のために、
ネット文化から豊かな日本国のために、技術大国日本からグローバルな地球のために、掛け替えのない地球から銀河宇宙のために、銀河宇宙から果てしない世界のために、
粉骨砕身して走り続けるのは、疲れたよ。疲れたんだよ。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています