認可システムを取り除いた状態のシステムを考えて欲しい
ゲストユーザーも一般ユーザーも特権ユーザーも存在しない
誰であっても全てのサービスを実行することができる

ならばこのシステムは全てのデータを自由に書き換えられるのか?
そうではないだろう
認可処理が全くないからと言ってなんの統制もなくデータを書き換えればすぐにデータは矛盾して壊れてしまうはずだ

認可とは別次元で「こういう場合にはこういう処理はできない」といった条件が存在しなければシステムが崩壊してしまう
この条件のことを我々の業界では不変条件などと呼んでいる

不変条件と認可は全く関係なく分離して扱える2つの世界だ
これを一緒くたにジョブなどと曖昧な名前をつけて管理してはいけない
不変条件は不変条件、認可は認可
これらは分けて管理しないとすぐに混乱してしまう