決定の遅延の目的はシンプルで明確だよ
システム開発において「依存元に着手する時期 <= 依存先が解決する時期」という不等式は必ずしも成立しない
むしろ社内政治の都合で不等式が成立しないことの方が圧倒的に多い
これはコーディングフェーズだけの問題ではなく企画から運用まで様々なフェーズで起こりうる問題
依存関係木の葉から順番に問題を解決するやり方ではとてもじゃないが納期には間に合わない
なので依存先の解決を待たずに依存元の解決を可能にして並列に処理しなければならない
そのためには決定の遅延を導入する必要がある