>>298
例えばテキスト・エディタを作っている場合、ある一点Aに50文字を挿入する
というようなことがおきる。
この場合、50文字を挿入する前に、Aの場所のノードのポインタ値を求める。
カーソルの位置に挿入する場合には、最初からポインタ値を持っているようにしていれば「求める」必要は無い。
一度ポインタ値が分かった後は、50文字追加する際に挿入場所として必要なポインタ値は長々と最初から「たどる」ことなく分かる。

たどる場合も、各行の先頭のポインタ値をすべて保持するようにしておけば、まず行Yの先頭のポインタ値を見つけて、あとは、そこから列Xのポイント値を求めるための計算量は余り多くは無い。

このような場合、全てのデータをstd::vectorのような動的配列で保持しようとするのは基本的に速度が遅くなることが多いが、リンクリストは速度的に安定する。