Cの場合のリンクリストのポインタを介してのアクセスは、
mov ebx,ptr
mov eax,[ebx]
ので済む。配列の場合は、
mov ebx,index ;添え字番号
mov eax,[ebp+ebx+32] ;32はスタックの中での位置
だから、配列とポインタで速度が変わらない。むしろこの例だとリンクリスト
の方が僅かに速いくらい。
Rustの場合、借用規則で禁止されてしまうため、以下のようになってしまう。
このスレである人が実装を示した独自Cursorをrustcでマシン語に直したものを
アセンブリ言語で書いた場合、次のように成る:
mov ebx,pseudo_ptr ;Cursorの中味はポインタの変わりに配列の番号になってしまう。
cmp ebx,配列要素数 ;safeモードの配列の境界チェック(これと次の命令はオプションで外せるかも)
jae 境界チェックエラーのラベル ;条件ジャンプ命令は遅くなる原因になりやすい。
imul ebx,要素のバイト数 ;13〜35クロック位。CPUによってこの限りではない。
add ebx,配列の先頭アドレス ;Cursorの実装の内部で用いられていた配列の先頭アドレス
mov eax,[ebx] ;間接アドレッシングによって実際にアドレスebxにアクセスする。
これは、O(1)ではあるが、20〜50クロック位かかり、先に示したCの場合とは
雲泥の差である。
C++ vs Rust
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493デフォルトの名無しさん
2021/11/28(日) 21:40:43.94ID:tN4i8A7m■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
