>>379
1スレッドで同時に実行されるタスクが1つというのは正しい

従来のスレッドでの並列化(1スレッド1タスク)の場合、IO処理を呼び出すと処理完了するまでの間はスレッドはsleep状態になってしまっていた
sleepしている間に他のタスクを実行させるためには、実行するタスクと同じ数だけのスレッドを生成する必要があるが
スレッド生成で消費するリソースが多いため数万タスクを同時に捌くことは難しかった

async-awaitではIO処理完了までの間スレッドをsleep状態にするのではなく別のタスクを実行する
これによりスレッドあたりの処理可能タスク数が増えるため、アプリケーション全体で同時に捌けるタスク数も増える

従来の手法でもスレッドをsleepさせないようなプログラミングは可能だけどプログラムの構造を大きく書き換えないといけなかった
普通のスレッド並列のプログラムと同じ書き味でより多くのタスクを捌けるプログラムが書けるというのがasync-awaitの一番のメリット

ただし常にasync-awaitが望ましいわけでもない
async-awaitで効率的に実行できるのはIO待ちが発生するタスクの場合で、CPUをぶんまわす処理には向いていない
適材適所で従来のスレッドによる並列化手法と組み合わせて使うことになる