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 逆に、ハングルには、日本人には「ウ、エ、オ」と聞こえる音が2つずつ、「ン」が3つあって、これをカナで区別して書くことはできない。
 『「2つずつある」と日本人は発想するが、韓国人は、一つ一つ全く別の音と認識している』。
 つまり、日本語よりハングルの方が、音の種類がかなり豊富。

 確かに、日本人が聞くと、ある時は「カ」に近くて、ある時は「ガ」っぽい、という法則があるにはあるが、
あくまでも日本語の発想「日本人訛り」(発音のカナ変換)で勝手にカテゴライズ(区別)しているだけで、
『明確に清濁の発音を使い分けているわけではない』。
 「語頭では濁らない/語中では濁る/語中でも、前の音のパッチムに影響されて、自然と発音が濁らない場合がある」
「言葉の初めに濁音が来ることはなく、言葉の途中や最後では、カ行、タ行、パ行、チャ行の音のみ濁音に変化」
 これは、『発音上の効率を能くするための、自然な変化にすぎない』。
『日本語で、「所々」を、「ところ“と”ころ」ではなく「ところ“ど”ころ」と濁音にした方が言い易いように』。
 それよりも、「激音」や「濃音」の区別をしっかりつけないといけない。
 ハングルの発音は、口の開け方や息の出し方(平音・激音・濃音)を決まり通りに発音して、初めて「言葉」になるので、「大げさに」やっても足りないくらい。