警備員は、マークしていても「あなたをマークしています」とは言わない。
駅員も、特定の客をマークしていても「あなたをマークしています」とは言わない。
真実は一つであり、「絶対そんなことはしていない」と言ったからといって、
その事実がなくなるわけではない。「絶対そんなことはしていない」という言葉の内容よりも、
語気を強めて言っているかなどを観察し、嘘か本当かを探ることに意味がある。

西武線の駅で、電車を降り、出口に向かって歩いて行くと特定の場所で、
駅事務室の扉が開いて駅員が出てくる現象が毎日のように続いた。
到着する電車の時刻が違っても、同じ現象が起きた。
駅員がカメラの映像でマークしている人が特定の場所に来たときに、
駅事務室の扉を開けて出て、マークしている人とすれ違い、牽制していたと見られる。
乗換駅となっているJRからの連絡で、マークするようになったのでないかとみている。
JRからの連絡でこういうことをしているのかと問うと「絶対そんなことはない」と
やたらと語気を強めていた。語気を強めて言うから事実である可能性がある。