>>538
君は、乗車券の根本的な考え方を誤解しているようなので、長文になるが説明するよ。
JRの乗車券は、発駅・経路・着駅の3つが必ずセットになっている。
金沢→北陸新幹線経由→富山とか、高松→予讃線・土讃線経由→高知とか、
そこが、羽田→伊丹みたいに経路がなく発着だけの航空券との違い。

では近郊区間ならどうなるかというと、そもそも近郊区間とは
発駅と着駅は券面に従う(金額式の場合その運賃が適用される着駅を選べる)が、
経路を近郊区間から出ないかつ片道乗車券のルールを満たすように自由に選べる、というルール。
その中には、当然6の字となるものも含まれるわけだ。

例えば、東京→東北線経由→秋葉原の乗車券を用いて、
東海道・山手・東北経由(いわゆる山手線外回り)とか、
東海道・山手・中央東・総武(山手外・総武線経由)とか、
他にも無数にある「経路」を自由に選んでいいというわけだ。
その「経路」には、当然「東北・山手・中央東・総武経由」(山手内・新宿・総武線経由)みたいな6の字も含まれる。
旅客営業規則が一本道と6の字と一周を明示的に区別せず同一の「片道乗車券」と定義している以上、
6の字を排除する理由はまったくない。
一方で、片道乗車券とならない9の字や折り返しは排除される。