NHK福島より

13日午前、郡山市のJR磐越西線の踏切で列車と軽トラックが衝突する事故があり、磐越西線は郡山駅と会津若松駅の間の上下線で一時、運転を見合わせました。
列車の乗客乗員と軽トラックを運転していた70代の男性にけがはありませんでした。
13日午前9時50分ごろ、福島県と新潟県を結ぶJR磐越西線の、郡山市喜久田町にある踏切で、止まっていた軽トラックに会津若松市方面に向かっていた下りの列車が衝突しました。
JRによりますと乗客乗員およそ100人にけがはなく、軽トラックの運転手で近くに住む70代の男性も衝突する直前に車の外に逃げ出したため、けがはありませんでした。
現場の近くで農作業をしていた85歳の男性は、「電車からの長い警報音とドンという音が聞こえたので、踏切に近づいたら軽トラックの後ろの部分が壊れていてとてもびっくりしました」と話していました。
この事故の影響でJR磐越西線は郡山駅と会津若松駅の間の上下線で一時、運転を見合わせましたが、線路や車両の安全が確認できたとして、午前11時に運転を再開しました。
JRによりますと、事故が起きた現場は遮断機や警報器がない道幅が狭い踏切で、通行は農作業で使うトラクターなどに限られ、本来、軽トラックの通行は禁止されているということです。
警察によりますと、軽トラックの運転手の男性は列車の接近に気がつかずに進入したなどと話しているということで、さらに事故の原因を詳しく調べることにしています。
軽トラックを運転していた72歳の男性は、「通ってはいけない踏切だと分かっていたが、う回するのが面倒で通ってしまった。電車はまったく見えなかった。反省しています」と話していました。

ttp://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6053890401.html