交流電化でのエアセクションの停電で、エアコンは連続運転できるのかどうか?
瞬時停電による休止時間は何分か?という動作仕様をご存じありませんか?
 新幹線300系で、切り替えセクションごとに冷房が休止してしまい大変な冷房能力不足になったと!
N700A系の今はどう??

 詳しく述べますと交流電化である新幹線の変電所間隔は最大50km〜30km程度で、
変電所ごとに(切り替え)セクションが有り、さらに当初は変電所間の区分饋電所にも切り替え
セクションがあって、切り替えセクションごとに0.3秒間の瞬時停電をしていました。
 東京−新大阪間の約500kmに変電所は仮に目の子で16箇所(500/30)、区分饋電所が15箇所と
31箇所ほどで瞬時停電します。その瞬停の度にエアコンは何分間か休止していたというのです!
エアコン休止時間を仮に3分間と考えると、東京大阪間で31回休止して、93分停まります。
運転時間が300系で2時間半=150分、0系で3時間10分=190分ですから、
エアコンが動いてる時間は300系で57分(38%)、0系で97分(51%)で、これでは冷房は効きません。

後日、基本的に同相饋電である区分饋電所のエアセクション切換を重複にして瞬時停電を無くす
改良が行われて、0.3秒瞬時停電回数が16回に半減して、エアコン休止時間が48分(300系で32%
休止、0系で25%休止)、となって、冷房能力低下を改善したのだとか。
(休止時間数値は「仮」∵休止時間3分を仮定)(続)