商取引用の積算電力計にはフツー「逆止機構」が付いていて、電力を返されても、金は戻さないようになってるはず。
国鉄が回生制動に消極的だったのは、運転に不安定要因が増えて、余計な設備費が掛かるのに、
回生電力を買い取って貰えなかったから、瀬野八など車両外部に回生電力吸収部を設けるような特殊な場所以外、放置された。

値段半分、目方半分、寿命半分の方針がJR東から実施されて、電力消費が大幅に減り、
回生制動電力も列車相互に使いまわすようになって、初めて大きな効果が認識されて、標準仕様となった。
私鉄系は「界磁チョッパー方式」とか言って、エネルギーの大きい高速領域での回生制動を早くから利用していた。
それを追ったとは見えない回生制動採用の試みが「界磁添加制御」。
それは直巻界磁巻線を外部電源で駆動して、実質分巻として高速時からの回生制動を実現。
分巻界磁による私鉄方式より応答が著しく速い点は優れてるが、回生制動有効利用の私鉄を直にはマネしたくなかったのかもしれない。