>>500
「昔話は無視して寝てしまえばいいけど(現に宮脇氏の担当編集者たちはそうしてた)」
とのご指摘だが、もし自分のクラスメイトや職場の同僚が、
自分の話を聞きたくなくて寝てしまったら、どうだろうか?
普通に考えて辛いだろう。

宮脇クンは編集者に寝られてしまい、どう思っていたのだろうか?
そして晩年は親友の北杜夫氏までもが、寝はしなかったものの、
宮脇クンの話を聞こうとしなかった。
宮脇クンだって、当然辛かっただろう。だからアル中になってしまった。

だがここでの問題は、宮脇クンがなぜ自分の話を聞いてもらえないのか、
その理由を考えようとせず、それどころか
「時代が変わってしまったのが良くない。昔は良かった」と開き直ったことだ。

他人に話を聞いてもらえない人間が、
他人の心をつかむ作品を書けるわけない。
これほど分かりやすい例はないだろうとコメントしておく。