NHK甲府

25日、富士急行の河口湖駅で車いすの利用者が電車から降りるために駅員がホームとの間に掛けた携帯用のスロープを中国人の親子が誤って渡り、足を踏み外しけがをする事故がありました。

富士急行によりますと、25日午後2時前、河口湖駅に到着した下りの特急列車「富士回遊93号」の5両目の扉から車いすの乗客が降りるために駅員がホームとの間に携帯用のスロープを掛けました。
その際に車いすの乗客がすぐに見つからなかったため駅員が探していたところ、車いすではない乗客の一部が誤ってスロープを渡り始めたということです。
このうち、中国人の5歳の男の子と40代から50代と見られる母親の女性が歩いたところ、スロープがずれ、2人は足を踏み外してしまい、男の子は胸に女性は足に軽いけがをしました。
2人は病院に搬送されましたが、治療を受けて帰ったということです。
スロープは幅が74センチ、長さが66センチのアルミ製で、電車とホームの隙間は30センチ程度空いていたということです。
富士急行では「車いすの利用者が使うスロープの取り扱いについて社員教育を徹底して再発防止に努めたい」としています。

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