玉袋スナック、売り上げ4割に

 オフィス街として知られる東京・赤坂には高級料亭から居酒屋、レストランまで約3000の飲食店が軒を連ねる。その一つで平成29年2月オープンの「スナック玉ちゃん赤坂本店」は漫才コンビ「浅草キッド」の玉袋筋太郎さんがオーナーを務める店として知られ、芸能関係者だけでなくビジネスマンも多く利用する。

 昨年は新型コロナ感染拡大による東京都の営業自粛要請を受け、3月31日から6月18日まで休業。その後、営業を再開したが、感染防止対策のため、カウンターやテーブルには透明なアクリル板を設置した。

 最大30人は入れる広さがあるが、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を確保するため店内に入れる客数の上限も9人に制限。カラオケも中止にした結果、売上高はコロナ前の約4割に減った。店は緊急事態宣言再発令前日の1月7日から再び休業しており、玉袋さんは「悔しいけど今は我慢しかない」と話す。