サッカーダイジェストWeb編集部

英紙記者が五輪男子サッカー不要論を力説した。
まずはロンドン五輪の際の象徴的な出来事を回想し、イギリスではその序列がいかに低いものであるかを訴えている。
目下開催中の東京五輪においても、いたずらに選手を疲れさせるだけだと切り捨てている。
「同様に、最近のオリンピック男子サッカーが基本的に無意味であることを理解するのに、
必ずしもイギリスという狭いフィルターを通して東京での出来事を見る必要はない。
確かに面白い瞬間もいくつかあった。
リシャルリソンがドイツ戦でハットトリックを達成したブラジル、この大会が本当に重要だと思われる数少ない国(ホンジュラス、韓国、開催国)の献身と情熱。
だが、これらのことに何の意味があるのだろうか?
遠く離れた様々なサテライト会場で、すでにパンパンのオリンピックプログラムを膨らませること以外に、何をもたらすのだろうか?
ただでさえぎっしり詰まっているサッカーのカレンダーに、さらにいくつかの試合を詰め込むだけだ。
オリンピックサッカーが何なのかは、誰もよく分かっていない」
欧州諸国のプレシーズンの真っ只中に行なわれ、招集を巡っては毎度、代表とクラブ側と衝突。
そうした状況を見かね、リュ―氏は「カレンダーに専用の枠の設置や、オーバーエイジの廃止」といった具体的な改革案も挙げているが…。