次回 | 4月9日(日) 14:00~14:55
ザ・ノンフィクション
ボクらの丁稚物語 2023 前編~泣き虫同期の6年~
語り 大島優子

2022年春…職人を目指す新人がやってくるはずの日。毎年、自己紹介の大きな声が聞こえてくる秋山木工だが様子が違っていた。
10年前には、毎年10人以上いた職人希望者も、年々その数は減り、この年はゼロに…1年前に入社した2人も1年持たずに辞め、残っている“丁稚”は3人だけ。

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2017年に入社、京都で8代続く造園会社の後継ぎとして職人たちを率いるリーダーを目指す加藤(27)。入社同期の内藤(28)は、京都大学を中退し、実家の家具会社を継ぐために修業中。唯一の後輩は、2019年入社の山田(21)だ。
本来ならば、2017年入社で6年目となる加藤と内藤は、5年の丁稚修業期間を終え、「職人」に昇格しているはず…しかし、「職人としての技術や人間性も足りない」と、秋山利輝社長(79)は2人の職人昇格に「待った」を掛けていた。

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「職人希望の若者がいない」「丁稚が次々と辞めてしまう」という現実。令和の時代の丁稚制度は果たして存続できるのか…一流の家具職人を目指し、“丁稚”の道を選んだ2人の若者の6年を追った…

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